上層部から呼ばれた。
非術師ですが。非術師ですが。非術師ですが!!
後、他の御三家から正妻なら披露宴とかしろやオラァ! などと言われているらしい。
外に出ると試されている感覚がめっちゃする。
呪霊とかけしかけられたりしてるけど、今の所は翼が守ってくれるので大丈夫。
情けない母ですまない……。あと護衛はもっと仕事して。
五条家の人にはなんとか認めて貰っているのだが、外部には舐められまくっているっぽい。とにかく、3人目が産まれたら祝言をあげることとなった。
3人目。呪喰(しゅくい)。なんとなく病みそうやな。
流石にこの名前は悟さんも難色示してたけど、神聖なAFOの名付けにいちゃもんつけるきかと押し通した。
すっごく心配したけど、なんだか普通に呪霊をハムハムしているようだ。歯も生えていないくせに。っていうか赤子に呪霊近づけんなし。特にまずくはない……どころかお気に入りの味らしい。呪霊操術と比べたらカスみたいな個性だけど(だって術式を得ても、一回使えばそれで終了だ)、デメリットも低いみたいだから良いか。
さて、子供が産まれたから祝言ですよ。
「君が悟くんのええ人? なんや非術師な上に弱そうやなぁ。ザ・平凡って感じや」
「禪院さん」
甚爾さんの限界オタクが来ましたよ!
「子供に隠れて、情けなくないの? なんや翼くんに守ってもらってるそうやん」
「ちがう! ママつよいから、ぼくでゆるしてあげてるの」
「へー。せやったら是非手合わせしてほしいなぁ」
「ママ めっしたら にーちゃ しんじゃうよ?」
「ふーん」
まさか、翼がそんな事を考えているとは思わなかった。
「翼。ママはヨワヨワなんだよ」
「ママ みえないだけで つよいもん!」
「残穢は感じないし、呪力があるようには見えへんけど」
「悟くーん! 手合わせしてええ?」
「ん。直哉なら相性いいし良いんじゃない」
「「はあ!?」」
「選里舐められすぎて雑魚がうじゃうじゃ来ててうざいじゃん。ちょっと教えてあげなよ。呪力だけが全部じゃないって」
「はぁ? 尚更狙われる未来しか見えませんが?」
「……悟くんは僕がこの女に負けるって思ってる?」
「まあね」
「ええよ。勝負しよか。手加減抜きでな」
やんややんやと呪術師達が騒ぎ出し、あっという間に勝負することとなってしまった。
「ええ……」
私はため息を付き、子供を預ける。
「AFO、お相手します」
それから、私は霧になった。直後に直哉さんの攻撃が私を貫いていた。
霧になってなかったら怪我してたね! ふざけんな手加減しろよ。
「は? はああああ!? 非術師ゆうたやん!」
直哉さんは驚いている。
「正真正銘非術師ですよ。呪力も見えません。あっ 特別なのは自分達だけって考えてました?」
翼を出し、羽を抜き取って剣にして振り下ろす。
すぐに脇差で応戦される。
「こんなん、呪術以外にありえへんやろ!」
問いかけに答えたな?
「はい、刀を捨てて動くな」
剣を喉元に突きつける。
「直哉、もっと頑張りなよ」
「うおおおおおおおおおおお!」
無理矢理体を動かして猛スピードで突っ込んでくるから、崩壊を使ってしまった。
直哉さんの腕が崩壊する。私の中に全てを壊したいという欲が渦巻き、私は直哉さんにのしかかろうとして……悟さんに腕を切り落とされ、即座に再生し、我に帰った。
「やっば。でもまあ私の勝ちでいいですね?」
「なんやこれ! 化け物……!」
喚く直哉さんの髪を引っ掴み、キスをする。超再生貸してやる。
「!!?」
腕が生えるのを待って、もう一度キス。超再生返せ。
「やめっ 浮気はあかんてっ あ、腕が生えとる」
「直哉頑張ったじゃん。逆に選里はサボり過ぎ。一歩間違えたら直哉殺してたよ? 特訓したら?」
「妊娠しなくていいなら付き合ってあげるけど?」
「じゃーいいや。4人目つくろ♡」
「異形系が出たらどうしようと思うと、そろそろやめておいたほうがいいと思うのよね」
「表に出せなくなるかもしれないけど、大事にするし、責任持って五条家で育てるよ」
腕を拾って崩壊させて処分する。
「それより、直哉。僕の奥さん、化け物って言った?」
「あ、悟くんごめん……」
「そーなの。僕の奥さんバケモンなの♡ AFOって言うんだって♡ でも見ての通り、呪力も術式もない一般人ちゃんだから呪術界には何も言わせねーから♡」
ベタベタと抱きついてくる悟さん。強請るようにキスされたので、透明人間にしておいた。でも悟さん、私の腕ぶった斬ったよな? 助かったといえば助かったけど、しばらく透明人間の刑な。
「お腹空きません? 何かお腹に入れた方がいいですよ。むちゃな回復しましたし」
そう言って、私はモーゼのように割れる人混みを通り、料理のある場所に突撃した。
「ママ、格好いい!」
「ママー! はなびもばくさつしゅゆ!」
「うーん、やっぱり華火の個性は爆発か。華火の教育、自信ないわー」
「是非とも私にお任せください!」
「危ないからやめときな。上の子と下の子は任せたから」
「はいっ お任せください!」
「悟さま! 脱いではダメです! 悟さま!」
後ろで服を着た透明人間が自由へと羽ばたこうとしていたので、服を着せて個性を剥奪しておいた。
もりもりご飯を食べていると、直毘人さんがやってきた。
「察するに、能力を人に移せるのか?」
「呪霊相手には役立たない能力ですよ」
「悟に飽きたら禪院家に来い。歓迎する」
「ないから!」
「禪院家で手を回して呪術師の等級を渡してもいい」
悟さんが私を後ろから抱きしめるが、なおも勧誘は続く。
「見えないもんに興味はないですね。まー、見ようと思えばどうにかなる程度の問題ですけど。悟さんを捨てるとしたら、次の人は非術師を選びますよ。呪術師ばっかり肩入れすんのもなって思いますし、世界征服とか面白そうだし」
「それしたら殺すから」
おっと口調がマジだ。
「……呪術師規定は?」
「やだなぁ。家庭内のゴタゴタに口は出させないって」
「私の個性は悟さんの術式に引けを取らないとは思いますが。いかんせん、私の練度が低すぎるんですよね」
「わかってるじゃん」
「悟さんが生きてるうちは世界征服はやめといてあげます」
「良かったぁ♡ だーいじょうぶ! 僕最強だから!」
式が終わると、仲良くしたいというお手紙がたくさんきた。
なんだか受け入れられたようだ。
読みたいのはどれですか
-
AFO,呪専勧誘ルート先生世代
-
悪の組織AFOと呪術界
-
善の組織AFOと呪術界
-
その他ネタがあれば