非術師ですので!   作:かりん2022

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結婚式と浮気(2回目)

 上層部から呼ばれた。

 非術師ですが。非術師ですが。非術師ですが!!

 後、他の御三家から正妻なら披露宴とかしろやオラァ! などと言われているらしい。

 

 外に出ると試されている感覚がめっちゃする。

 呪霊とかけしかけられたりしてるけど、今の所は翼が守ってくれるので大丈夫。

 情けない母ですまない……。あと護衛はもっと仕事して。

 

 五条家の人にはなんとか認めて貰っているのだが、外部には舐められまくっているっぽい。とにかく、3人目が産まれたら祝言をあげることとなった。

 

 3人目。呪喰(しゅくい)。なんとなく病みそうやな。

 流石にこの名前は悟さんも難色示してたけど、神聖なAFOの名付けにいちゃもんつけるきかと押し通した。

 すっごく心配したけど、なんだか普通に呪霊をハムハムしているようだ。歯も生えていないくせに。っていうか赤子に呪霊近づけんなし。特にまずくはない……どころかお気に入りの味らしい。呪霊操術と比べたらカスみたいな個性だけど(だって術式を得ても、一回使えばそれで終了だ)、デメリットも低いみたいだから良いか。

 

 さて、子供が産まれたから祝言ですよ。

 

「君が悟くんのええ人? なんや非術師な上に弱そうやなぁ。ザ・平凡って感じや」

「禪院さん」

 

 甚爾さんの限界オタクが来ましたよ!

 

「子供に隠れて、情けなくないの? なんや翼くんに守ってもらってるそうやん」

「ちがう! ママつよいから、ぼくでゆるしてあげてるの」

「へー。せやったら是非手合わせしてほしいなぁ」

「ママ めっしたら にーちゃ しんじゃうよ?」

「ふーん」

 

 まさか、翼がそんな事を考えているとは思わなかった。

 

「翼。ママはヨワヨワなんだよ」

「ママ みえないだけで つよいもん!」

「残穢は感じないし、呪力があるようには見えへんけど」

「悟くーん! 手合わせしてええ?」

「ん。直哉なら相性いいし良いんじゃない」

「「はあ!?」」

「選里舐められすぎて雑魚がうじゃうじゃ来ててうざいじゃん。ちょっと教えてあげなよ。呪力だけが全部じゃないって」

「はぁ? 尚更狙われる未来しか見えませんが?」

「……悟くんは僕がこの女に負けるって思ってる?」

「まあね」

「ええよ。勝負しよか。手加減抜きでな」

 

 やんややんやと呪術師達が騒ぎ出し、あっという間に勝負することとなってしまった。

 

「ええ……」

 

 私はため息を付き、子供を預ける。

 

「AFO、お相手します」

 

 それから、私は霧になった。直後に直哉さんの攻撃が私を貫いていた。

 霧になってなかったら怪我してたね! ふざけんな手加減しろよ。

 

「は? はああああ!? 非術師ゆうたやん!」

 

 直哉さんは驚いている。

 

「正真正銘非術師ですよ。呪力も見えません。あっ 特別なのは自分達だけって考えてました?」

 

 翼を出し、羽を抜き取って剣にして振り下ろす。

 すぐに脇差で応戦される。

 

「こんなん、呪術以外にありえへんやろ!」

 

 問いかけに答えたな?

 

「はい、刀を捨てて動くな」

 

 剣を喉元に突きつける。

 

「直哉、もっと頑張りなよ」

「うおおおおおおおおおおお!」

 

 無理矢理体を動かして猛スピードで突っ込んでくるから、崩壊を使ってしまった。

 直哉さんの腕が崩壊する。私の中に全てを壊したいという欲が渦巻き、私は直哉さんにのしかかろうとして……悟さんに腕を切り落とされ、即座に再生し、我に帰った。

 

「やっば。でもまあ私の勝ちでいいですね?」

「なんやこれ! 化け物……!」

 

 喚く直哉さんの髪を引っ掴み、キスをする。超再生貸してやる。

 

「!!?」

 

 腕が生えるのを待って、もう一度キス。超再生返せ。

 

「やめっ 浮気はあかんてっ あ、腕が生えとる」

「直哉頑張ったじゃん。逆に選里はサボり過ぎ。一歩間違えたら直哉殺してたよ? 特訓したら?」

「妊娠しなくていいなら付き合ってあげるけど?」

「じゃーいいや。4人目つくろ♡」

「異形系が出たらどうしようと思うと、そろそろやめておいたほうがいいと思うのよね」

「表に出せなくなるかもしれないけど、大事にするし、責任持って五条家で育てるよ」

 

 腕を拾って崩壊させて処分する。

 

「それより、直哉。僕の奥さん、化け物って言った?」

「あ、悟くんごめん……」

「そーなの。僕の奥さんバケモンなの♡ AFOって言うんだって♡ でも見ての通り、呪力も術式もない一般人ちゃんだから呪術界には何も言わせねーから♡」

 

 ベタベタと抱きついてくる悟さん。強請るようにキスされたので、透明人間にしておいた。でも悟さん、私の腕ぶった斬ったよな? 助かったといえば助かったけど、しばらく透明人間の刑な。

 

「お腹空きません? 何かお腹に入れた方がいいですよ。むちゃな回復しましたし」

 

 そう言って、私はモーゼのように割れる人混みを通り、料理のある場所に突撃した。

 

「ママ、格好いい!」

「ママー! はなびもばくさつしゅゆ!」

「うーん、やっぱり華火の個性は爆発か。華火の教育、自信ないわー」

「是非とも私にお任せください!」

「危ないからやめときな。上の子と下の子は任せたから」

「はいっ お任せください!」

 

「悟さま! 脱いではダメです! 悟さま!」

 

 後ろで服を着た透明人間が自由へと羽ばたこうとしていたので、服を着せて個性を剥奪しておいた。

 

 

 もりもりご飯を食べていると、直毘人さんがやってきた。

 

「察するに、能力を人に移せるのか?」

「呪霊相手には役立たない能力ですよ」

「悟に飽きたら禪院家に来い。歓迎する」

「ないから!」

「禪院家で手を回して呪術師の等級を渡してもいい」

 

 悟さんが私を後ろから抱きしめるが、なおも勧誘は続く。

 

「見えないもんに興味はないですね。まー、見ようと思えばどうにかなる程度の問題ですけど。悟さんを捨てるとしたら、次の人は非術師を選びますよ。呪術師ばっかり肩入れすんのもなって思いますし、世界征服とか面白そうだし」

「それしたら殺すから」

 

 おっと口調がマジだ。

 

「……呪術師規定は?」

「やだなぁ。家庭内のゴタゴタに口は出させないって」

「私の個性は悟さんの術式に引けを取らないとは思いますが。いかんせん、私の練度が低すぎるんですよね」

「わかってるじゃん」

「悟さんが生きてるうちは世界征服はやめといてあげます」

「良かったぁ♡ だーいじょうぶ! 僕最強だから!」

 

 式が終わると、仲良くしたいというお手紙がたくさんきた。

 なんだか受け入れられたようだ。

 

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  • AFO,呪専勧誘ルート先生世代
  • 悪の組織AFOと呪術界
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