貯金を監視という鬼の所業を受けて、懐が寂しい選里ちゃんです。
「ということで、翼を授ける事業をしたいと思うの。宗教団体だったら、なんかやっててもおかしく思われないでしょ」
「呪術規定の秘密に……」
「反するわけないでしょ。私は非術師よ? 鳥人系の個性は50くらいあるし、個性を世の中に浸透させる実験ってことで。個性譲渡に100万、回収は10万ってことでどうにかならない?」
「もしもし悟? 上層部に聞いて欲しいことがあるんだけど」
「恭順するって言ったじゃない! この上層部と悟さんの犬!! 爆速で裏切んな!」
ぺろっと舌を出す夏油さん。くっ 顔がいいからって図に乗るなよ!
カエルの個性でぺろんちょするぞ!
ミミナナガード入ってるけど!
「まあまあ。上層部は会議するそうだから、それまで呪霊退治でもしててって。任務来たよ」
「やーよ、非術師だもん」
「出来ないの?」
「首筋に噛み付いていい?」
「悟に怒られそうだね。血が欲しいって言ってたっけ。はい」
準備よく試験官に入った血。
「依頼用とお試し用と二本欲しい」
「はい」
準備いいな。蓋を取って、血を飲み干す。
私が盛大に服を脱ぎ捨てたので、3人がめちゃくちゃ慌てる。
そして、私は夏油さんになった。お坊さんスタイルである。
「夏油様が2人……」
「すごい」
「多分、術式か姿のコピー系統だと思ったけど、服まで再現するんだ?」
「そ。この個性の欠点は血が欲しくて欲しくてどうしようも無くなること。好きな人を切り刻んで血を吸って同じ姿を望むようになること。そして、一旦全裸にならないといけないこと。服までコピーするからね。姿、声、服の模倣なんだけど、暴走させれば持ち主の個性の模倣も出来る。まー、負担掛かるからあんまりやりたくないんだけどね。呪霊出して」
「もう出してるよ。見えない?」
「そうみたい。暴走させるわ」
私は強く思う。夏油さんになりたい!!!!!
そして、呪霊が見えた。よしよし。
今の私、夏油さんのコピーだし、呪霊奪えるかな?
「うわっ ちょっ!? そっちこそいきなり噛みつくなよ!」
「貴様から呪霊を全て引き摺り出して支配を奪って成り代わってやる」
「待ってって! うわあ」
30分ほどで、私は頭がクラクラしてきてダウンしてしまった。
ぐったり寝ていると、悟さんが迎えにきてくれた。
「君、個性が関わると性格凶暴になるよね」
「穏やかな個性を使えば穏やかよ。個性は新しい本能を植え付けるから、仕方ないの」
「そういえば、回復系や予知系の個性を使った時はもうちょっと優しかったね」
「あれ、あげちゃった」
「でも、すぐばてるんなら呪霊退治無理じゃない? まー。これで腐った蜜柑もちょっとは安心するだろうけどさ。血を使った術式コピーはだいぶ難ありって」
「呪霊を見る方法は他にないの?」
「見えはしないけど、感知できるようになって攻撃も出来て試し打ちも済んでる丁度いいのが一つあるけど、あんまり気が進まないかな。ま、呪霊見える呪具と武器系の呪具は貰ったし、それでなんとかするわ」
「今更だけど殺せる?」
「凶暴な本能の付随する個性を発動させれば余裕」
「「なるほど!!」」
「ちなみに、華火の個性と崩壊の個性はかなりやばい性格になる。華火は自分の衝動と上手く付き合う訓練をしないとダメでしょうね」
「あー。で。その一つの方法って?」
「翼から呪翼を奪うの。私、個性なら呪力混じりでも奪えるし使えるから」
「あ‘‘?」
「本当は、六眼みたいな個性を持った子供が生まれた方が助かるのだけれど。だからまあ、本来は個性を呪術師にばら撒くのは悪いことじゃないわ。その上で子作りして貰って、個性が遺伝すれば……私の奪える個性が増える。寿命はどうとでもなるしね」
「……本当に世界征服するつもりなの? まー。本当にやろうとした時点で僕、ぶっ潰すけど」
「やだ怖い。流石に多少は自重するわよ。個性と術式との最大の違いはね。個性が凶悪なほど、本能も凶悪なものになりやすいこと。そんな人が真っ当に生きるのはとても大変なのよ。流石に不幸な子供を悪戯に増やす気はないわ」
「一応。呪具と翼と、両方どんな感じか見せてもらおうかな」
その後、いくら術式が便利だろうと頭が鳥になるのはダメに決まっているだろうと怒られて個性を返しに来た直哉さんにエンジンの術式を進呈し、お偉方の見ている前で呪霊を倒した。
どっちも楽勝でした。
後、性格が優しくて泣く泣く呪術師を諦めた術師達に、性格を変えたいからと個性を強請られた。
うーん、どうしようかな。
上層部からも「お願い」されたし、ちょっとお試しでしてみるか。
勢い余って呪詛師にならないでね?
マシュマロありがとうございます!
すごく嬉しいです、やる気出ました!
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AFO,呪専勧誘ルート先生世代
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悪の組織AFOと呪術界
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