ひょんなことから別のガンダム世界に飛ばされてしまう はたして生き延びることができるのか(1st感) 作:クロシオ
ルートに、
悩んでたら、
凄く時間が、
進んでいたマル
これは何かのマゾ向けイベントですかねぇ…(負けすなわち地球が壊れちゃう)
地球、やぁ( ´ ▽ ` )ノ 巨大隕石、3/5程度掘削機で分解済み 戦闘、激戦区かな? 射撃武器、あってないようなものだよ
うん…これはマゾだわ、十人中九人はこれをマゾ向けって答えるわ。お父さん、お母さん、どうやら僕はマゾだったようです……(;_ゞ)ゴシゴシ
はぁ、現実逃避はこのへんにしとこう。できるだけ目立たないように動いて掘削機を使って削る作業を手伝ってやっと4割近く削ったんだから最後まで完遂しないとな…さすがにどっかの
「っとまた一つ掘削機が削っていったな、このまま行けばかなり小さく出来そうだが、ただ恐らく大気圏の強力な加熱でもまだ燃え尽きてくれると思えないんだよなぁ…」
最初の一機以上の操縦技術を持った敵とはまだ接敵していないためジェガンは今のところ左脚部の表面塗装が剥げただけでそれ以上の被害は一切なく時々流れ弾が飛んでくること以外はそこまで危険な状態に陥ることはなかった。だが予想以上の速さで削ることができているにもかかわらず、それでも間に合わないと思われるために彼は大気圏内でも破壊作業を続けることを決意する。
ここで自分の命を賭けて大気圏内でも地球に落下するのを阻止しようとする辺りは、やはり彼もロンド・ベルの一員としての覚悟というものがあるこのだろう。何せロンド・ベルのエースであるMS隊長アムロ・レイ大尉が命を賭けて地球を守ろうとしたのを見たばかりなのだ。それを見てしまった以上彼、シズキにも意地でも地球を守ろうとするだろう。彼は正義感が強い故、生きる英雄であったアムロ・レイと同じように地球を守ろうと思えるほど、彼にとってロンド・ベルというのはかけがえのない象徴のようなものだったのだから…
少しして、友軍のジンやザクの数十機が大気圏に突入する前だからか撤退を初めたのだが敵のジンと一部のザクとジン、友軍のガンダムタイプは一つの掘削機を巡って戦闘を行っていた。
それを横目に彼は残弾の少ないシールド付属二連装ミサイルを全て撃ちきってへこみができた場所にビームサーベルを使い、少しでも被害を減らすために高熱で少しずつ溶かしていく。爆発物を持たない彼はもうこれしか方法がないと判断した故の行動であった。
「……………っ!?なんで急に割れた?うわっ!あっぶな!」
彼が内部から少しずつ破壊作業をしていたらいきなり複数に割れたのだった。もし本当にもう少し前にいたら岩に挟まれたかもしれない。ちょうどギリギリのところではあったがすんでの所で内部から脱出した彼だが、一難去ってはまた一難、既に地球の引力に引かれていて何も対策をしなければ機体ごと燃え尽きてしまうだろう。
「考えろ…考えろ…クールになるんだ…………まだ何かできるはずなんだ…」
(ここで死ぬわけにはいかない。何か、何かないのか?何か!)
そして偶然にも同じように地球の引力に引かれているザクを見つける。そのザクは盾を機体の前にしっかりと向けて大気圏突破を試みていることがわかる…ガンダムならともかくザクが大気圏突破できるとは思えないのに……っ!?
(そうか!本機が燃えないように熱を少しでも逃がせばいいんだ!なぜそんなことに気付けなかったんだ!)
「たのむ。……ジェガンだけでは無理でも…割れた破片も盾のようにして本機に対する熱を少しでも減らせればこの機体だっていけるかもしれないんだ!」
彼は祈るように機体より一回りも二回りも大きな割れた岩の破片に盾を押し付け、ぴったりと張り付いて大気圏突破を試みる。そのときにふとザクが気になってそちらに目を向ける。そこそこ距離があるのできっと地球に降りたらかなりの距離が生じるだろう。だが、ザクが燃え尽きてしまうような点は見受けられなかった。
それを確認して、恐らくあちらは大丈夫だろうと判断し、自身のことに集中する。既に壁にしていた岩はなくなっていたがもう少しで突破できる所まで来ていた。正直今ばかりは武器がなくてよかったと思う。きっとバズーカやミサイルは熱で爆発していただろう。ビームサーベルは位置的にも大丈夫だがビームライフルは燃え尽きてしまうだろう。まあジェガンだけで地球に降りたら何も残らず御陀仏だったと思われるので岩がなかったらどっちにしろ変わらないが…
そんなことがあったりして何とか大気圏突破に成功してようやく一息ついた彼だった。
悩んでいたルートというのは
・戦艦ミネルバとかいうやべぇ修羅の道を進む戦艦に回収してもらうルート
・大気圏突入せず地球連合軍の(不可能を可能にする)仮面の人の戦艦に回収してもらうルート
・いっそ自分だけで突破して見せるとかいう頭のイカれたルート
の3つのどれにするか悩んだ結果、改造するなら軍に縛られるのはいあ(いや)!いあ(いや)!と感じたためにイカれたルートになったという壮絶な脳内会議のもと決められました。