投稿者、ハーメルンを常にブラックモードで使用してるので色のどうこうが分かりづらいんですよね。みんなは何色が見やすいかな?(露骨なコメ稼ぎ)
《前回の誤字報告者兄貴姉貴》(敬称略)
太陽のガリ茶、一升生水、リア10爆発46
ありがとナス!
さて、ここで時間を少し巻き戻そう。
襲撃事件発生前の、
「……ラジコン?」
警視庁から歩いて数分の距離にある日比谷公園にいるのは、めぐねえと源田捜査一課長、あとは何かしらの機械を弄っている捜査員が数名。
そして、小型のUAV*1が何機か。
「あの、一課長、何ですかこれ?」
たまらずめぐねえが口を開いた。
「ん? 見ての通りUAVだが」
「いやそれは分かりますけど、こんなのどこから持ってきたんです? 押収したって話も一課に配備されたって話も聞いた事ないんですけど」
「そりゃあそうだろ。こいつは首都高の交機の装備品だからな」
「えっ」
「前、ウチで押収したAC-130を引き渡した時にな、まあ、色々()経緯があって交換したってわけだ」
「……それ色々とマズいのでは? あと私も詳しくないですけど都内上空飛ばすのに航空法とか」
「扱い的には『修理目的の為の一時的な配置転換』だからセーフだセーフ。航空法は……アレだ、いざとなったら刑事部長が腹切ってくれるさ」
「うわぁ……」
「一課長、セッティング終了しました」
「よし。監視班、公安連中の様子はどうだ」
《こちら監視班。今、公安の車両が地下駐車場を出ました。合わせて15台、全部防弾仕様です》
「随分集めたな? 火力の低さは人数で対抗ってか」
《あっ、いや待ってください。何班かに別れるみたいです! えーと……1班3台で全部で5班に別れました!》
「……あー、そう来たか。まあ流石に無策じゃねえよな」
「5分の4はダミー、と?」
「順当に行けばそうだが、たまにどの車列にもいなくて後からこっそり出てくるってパターンもあるぞ。覚えておくといい。念の為にUAVを多めに持ってきてて良かったぜ。よし、飛ばせ!」
一課長の合図に合わせて、捜査員が次々にUAVを飛ばす。合わせて5機。
「さて、何も起こらなければそれが一番良いんだが」
一課長の呟きは、日比谷公園の揺られる枝のざわめきの中に消えた。
数十分後。
「……マズイな」
ところ変わって、というよりかは戻って警視庁。
UAVの操作員が入る会議室の中で、テーブルに広げられた東京都内の地図を見てうんうん唸る源田一課長の姿があった。
唸る原因は、公安車列の動き。
5班それぞれバラバラに動くのは想定の範囲内なのだが、その距離が離れに離れまくっているのだ。それぞれ、船橋方面、つくば方面、春日部方面、八王子方面、藤沢方面に向かって走っている状況である。
当初の予定は、何か事件が発生した場合は江東飛行センター*2に待機中のSATがヘリでいち早く急行し、のちに応援の警官隊が到着する───というような物だったのだが、やはり予定というのはうまくいかない。
ここまで距離が離れてしまうと、応援の警官隊の到着が遅れ、SATにもいらない被害が及ぶ可能性がある。ただでさえ消耗率の激しいSATだ、言い方は悪いが、無駄遣いは避けたい……というのが、SATの“上”である警備部の考えである。
一応、刑事部所属のSITも出動準備はしているが、やはり数が足りない。
周辺の所轄署に応援を要請するという手もあるが、残念ながら想定外の事態ゆえに一切話が通っていない。今から通達して果たして間に合うだろうか。一応やってはみるが。
「ただいま戻りましたー」
そこへ、SATとのブリーフィングを行っていた四係の2名が戻ってきた。
「ああ、丁度いいところに戻ってきたな。少し意見を仰ぎたい」
「え、何ですか?」
「これなんだが───」
〜イケおじ説明中〜
「なるほど?」
「こういうのはお前の十八番だろ。何かないか?」
「オフィサーへの信頼が凄いですね、一課長」
「なんとでも言え。俺は使えるものは何でも使う主義だからな」
「うーん、要は何かあった場合、応援の警官隊が到着するまでSATの被害が減らせれば良いんですよね」
「言っちまえばそうだな。公安連中がうまいこと対応してくれりゃ何も考えずに済むんだが」
「……ああ、良いこと思いつきましたよ」
「なんだ?」
「一課長って結構顔広いですよね。航空隊にも何かコネあったりしますか? 具体的には、立川飛行センターに」
「あー……あるな。そこの管理官とは同期だ。そいつがどうか───いや、待った。言わなくていい。お前の言いたい事はよく分かった」
「えへへ、流石一課長。どうです?」
「……お前って奴は本当にイカれてるな。任官してまだ1年経ってないのが信じられん」
「褒めても何も出ませんよ〜」
「褒めてないが」
一課長は深く息を吸い、葉巻を口から離して煙を勢いよく吐き出した。
「よし、ケツ持ちは任せろ。お前らは完全武装の上、江東飛行センターに向かってSATと共に待機。何かあったらすっ飛んでこいよ」
「了解しました!」
四係の面々が会議室から出ていったのを見送った源田一課長は電話を取った。打ち込む番号は、立川飛行センターの物。
「……ああ、悪いな横山。俺だ。突然で悪いんだが、お前のとこのゆりかもめ*3。アレをよ、何も言わずにスクランブル待機させといてくれないか───何、何もなければ何もないでいいんだ。……すまんな、恩に着る」
「一課長! 来ました!」
「どこだ」
「八王子方面に向かっていた班です。ロケットの攻撃を受けました。あと───うわ、ビルが⁉︎」
「と、とんでもねえ奴らだなおい⁉︎ 他の班は⁉︎」
「今のところ異常ありません!」
「……本命に戦力突っ込んできたか、立川と江東に連絡!」
「はっ!」
源田に命じられた捜査員が警察無線に走る。
「……てっきり同時攻撃でもしてくるかと思ってたんだが、既に特定が済んでるのか、はたまた当てずっぽうか……」
───
──────
569:一般モブ警察官
───という感じの流れだったんですね
570:名無しの転生者
よし、どこから突っ込めばいい?
571:名無しの転生者
全部では
572:名無しの転生者
ツッコミどころ纏めたわ
・堂々と航空法を無視するな
・他部署の装備品を(合意の上とはいえ)横領するな
・警察航空隊のスクランブル待機ってなんだよ
・なんでA-10Cがいるんですか? どうせ押収品なんだろ分かるぞ、俺は詳しいんだ。
・人口密集地ってご存知?
573:名無しの転生者
>>572
有能
574:名無しの転生者
>>572
助かる
575:名無しの転生者
んで、警視庁としてはこれからどう動くん?
576:一般モブ警察官
下手に動かすよりは要塞化された警視庁に置いてた方がいいだろう、って事になってウチで取り調べが行われてますよ
577:名無しの転生者
要塞化された警視庁ってなんだよ(困惑)
578:一般通過現人神
私も取り調べ参加してるけど、すごい素直に話してくれるんだよね。情報の量で公安の人がドタバタしてたよ
579:名無しの転生者
素直なん?
580:名無しの転生者
意外だな、もっと黙りを決め込んでるのかと思ってたが
581:名無しの転生者
こう言っちゃアレだけど、末端の殺し屋やろ? 情報の信憑性とかどうなん?
582:一般通過現人神
私もそこ気になって聞いてみたんだけど
────────────────────────
「……いつ“捨てられても”いいように、外部の情報屋と協力して集めた。信憑性は高い、はず」
────────────────────────
583:一般通過現人神
だってさ
584:名無しの転生者
“捨てられても”か
585:一般特戦歩兵
胸糞悪い話だ。ケッ
586:名無しの転生者
自分の事を捨てる可能性が高い組織vs扱いはどうあれ保護してくれる警察
どちらが、上かな?
587:一般通過現人神
保護どころか司法取引を行う話も出てきてるんだよね
588:名無しの転生者
ファッ⁉︎
589:名無しの転生者
はえ^〜……万和日本で司法取引って普通なん?
590:一般モブ警察官
まあこんな治安ですからね
591:名無しの転生者
こ ん な 治 安
592:一般通過現人神
組織を潰した後は新しく戸籍とか発行して公安の保護監視下で生活、みたいなことになるんじゃないかな
593:名無しの転生者
証人保護みたいな感じなんや
594:名無しの転生者
ところでアネゴ、ちょいと気になってたんやけど
595:一般通過現人神
なんだい?
596:名無しの転生者
いやホラ、公安って何班かに分けて護送してたんやろ? にも関わらず一発でバレたわけやん? それの原因とかって分かったん?
597:名無しの転生者
そういやそうだな
598:名無しの転生者
A-10の衝撃ですっかり忘れてたわ
599:一般通過現人神
……それがねえ、どうもきな臭いんだ
600:名無しの転生者
きな臭いとな
601:名無しの転生者
きな臭いの『きな』って(ry
602:一般モブ警察官
さっき公安がドタバタしてるって言ったじゃないですか。
なんか動きが不自然なんですよね
603:名無しの転生者
不自然?
604:一般モブ警察官
なんでしょう、情報を与える人員を絞ってるというか、何かを探してるというかぁああああああああああああ!!!??????
605:名無しの転生者
⁉︎
606:名無しの転生者
⁉︎
607:サラシソムリエ
なんだなんだ
608:変態糞戦車長
あっ、ふーん……
609:一般通過現人神
待って何今の爆発⁉︎ 大丈夫オフィサー⁉︎ オフィサー⁉︎
610:名無しの転生者
これは……襲撃じゃな?
611:名無しの転生者
また警視庁くんが襲撃を受けておられるぞ、誰か対応して差し上げろ
612:名無しの転生者
警視庁くん壊るる^〜
613:名無しの転生者
お労わしや警視庁上……
───
──────
その時、三好警部補は“ユリア”と名乗った女殺し屋の取り調べの立ち会いに、めぐねえは捜査一課のオフィスにいた。
「どうしたんですか間暮さん、そんな貧乏ゆすりなんかして。また奥さんに三行半でも突きつけられました?」
先ほどから落ち着きのない間暮警部補にお茶を差し出しながらめぐねえが言った。
捜査一課は今朝発生した複数の強盗事件の捜査に駆り出されており、人があまりいない。他の課も同様に発生した何かしらの事件に出動していて、捜査員があまり残っていないような状態だ。
実際、今捜査一課のオフィスに残っているのは、この前源田捜査一課長と殴り合いをした罰として始末書を書かされている間暮警部補と、今日の事件現場に呼ばれなかっためぐねえだけである。一応あと何人かが報告書作成やらで残っているのだが、今このタイミングでは、全員タバコ休憩かトイレ休憩に出ている。
「そう何回も突きつけられるもんじゃねえからアレ。いや、なんだ、今朝からどうも落ち着かなくてなぁ」
「はあ」
「……あぁ、クソ。俺もちょっとタバコ吸ってくらぁ」
「いや、私1人になるんですけど」
「留守番頼むわ」
「えー(´•ω•`)」
間暮がオフィスを出て行くのを見送って、めぐねえは捜査一課のオフィスを見渡す。
誰もいないオフィスはどこか寂しげだ。
「……まあいいや、とりあえず掃除でも───」
次の瞬間、その寂しげなオフィスが突然吹き飛んだ。
「ファッ⁉︎」
爆発、爆発、爆発、だんだん爆発がこちらへ迫ってきているではないか。
「待って待って待ってわああああああああああ!!!???」
慌てて床に這いつくばって頭を守る。
爆風と壁の破片やら机の破片やらが頭上を飛び抜けていくのが感じられる。
:待って何今の爆発⁉︎ 大丈夫オフィサー⁉︎ オフィサー⁉︎
起動していた掲示板で三好警部補が慌てている。
───耳いたい……
:あ、生きてた
:大丈夫?
───生きてまーす……鼓膜無いなった
:大丈夫そうだな!ヨシ!
:感覚共有できる?
───どうぞぉ……
:うわあ
:見晴らしが良くなったな!()
:なんか聞こえん?
───私今耳キーンなってるんで何も聞こえないですゥ!
:なんかヘリのローターの音みたいなん聞こえるで
:むぅ……これはクリーモフ TV3-117の音じゃな?
:エンジン音ソムリエ⁉︎
:人 選 適 正
:来た! ソムリエ来た! これで勝つる!
:そのクリなんとかって何や?
:ソ連で開発されたターボシャフトエンジンやね。
:ターボシャフトエンジンつーと、アレか。ヘリコプターとかか
:ソ連……ヘリコプター……あっ(察し)
スレ民の察しは正解であった。
ロケット弾で捜査一課のオフィスを吹き飛ばした、Mi-24P ハインドが今度は高度を上げ、警視庁本部庁舎の屋上に聳え立つ赤と白の通信塔を吹き飛ばしたのである。
ゆっくりと傾いた鋼鉄の塔は警視庁本部庁舎の北側を巻き込みながら倒壊し、国道20号線をめちゃくちゃに叩き割ってから皇居の桜田壕に突き刺さった。
大惨事。
「佐倉ァ! 無事かぁ⁉︎」
爆発音やら建物の悲鳴のような音を聞きながら呆然としていると、歪んだドアを蹴飛ばして間暮警部補が飛び込んできた。手を挙げて答えると慌てて駆け寄ってくる。
「こりゃ一体何があった? 怪我は?」
「五体満足でピンピンしてますよぅ……多分ですけどハインドです。誰もいなかったのが幸いですね……」
「ハインドっていやぁ、ロシア野郎のヘリか。なんだ、いつから東京は東側兵器が我が物顔で居座るようになったんだ。おら、立てるか?」
「ちょっと腰抜けて無理そうなので肩貸してもらっていいですか……」
「ったく、しゃあねえ奴だ」
間暮警部補に肩を貸してもらいどうにか立ち上がる。廊下に出ると、スプリンクラーが作動して色々と水浸しになっていた。
「とりあえず武器保管庫に行きましょう。あのヘリの狙いが分からない以上、身を守れるようにしないと」
「そりゃあ大賛成だが、あのヘリは結局のとこどうにかしなきゃいけねえだろ。なんか策はあんのか? 俺ァヘリの落とし方なんて知らねえぞ」
「策って言ったって…………」
助けになるかと思い掲示板を覗いてみるが、
:押収品に重機関銃とか対戦車ライフルとかあったやろ。アレで落とせんのちゃうか?
:普通のヘリとかハインドの初期型だったら可能性はあったけど、ハインドって殆どの型ヘリの中でも脆めのローターでさえ12.7mm弾を防ぐ重装甲っぷりだぞ。M82 バレットとかPTRDとかじゃ太刀打ちできねえ。もちろんみんな大好きブローニングもな
:RPGでも使ってみるとか?
:お、ブラックホークダウンの再現かな?
:あれ確か警視庁に1門しかなかったろ
:(空飛んでるヘリにRPG直撃させんのは)いやー、キツいっス!
:待て待て、確かソマリアの方々は信管調整してすぐ爆発するようにして対空砲みたく使ってたはずだぞ。それならワンチャンある
:ねえよ。どっちにせよ1門じゃ足んねえんだワ
:これ終わった後いろんな組織のトップの首が飛びそう(小並感)
この通り、議論の真っ最中であった。
───打つ手無しですね参考になりまーす!!!!
「…………どうしましょうね。自衛隊でも要請しますか?」
「マジで自衛隊があのクソヘリコプター野郎を叩き落としたら俺ァ嫁さんに数十年振りに愛の告白してやらぁ」
「『愛してる』ぐらい言ってあげてくださいよ……うん、もう大丈夫です。ありがとうございます」
「回復が早えんだよなぁ……」
───オフィサー! 今どこにいる⁉︎
掲示板の方から、三好の焦る声が聞こえてきた。珍し……くはないな、割と聞くか。
───今武器保管庫に向かってるとこですけど……何かありましたか
:いや、マジでやべえ
:公安くんさぁ……
:情報を調べる側が逆に蝕まれてるのホント草
───えっ
:公安内部に内通者がいるみたい。人数は不明
:ユリアと一緒にいたアネゴが取り調べ室で襲われてるんだよぉ! 早よ来んかい!
:(I)<ミヨシは勇猛果敢ですね
───えっ
“公安警察内部に複数の裏切り者”
突然の情報にめぐねえが困惑していると、間暮警部補が何かに気が付いたように後ろを振り返った。
「ありゃあ公安の奴か。丁度いい、合流すりゃ多少は楽になる。おい! アンタ大丈夫か!」
間暮警部補が右手を挙げながら公安警察官に近づく。
公安警察官も左手を挙げて答えている。
が。
「───ッ! 間暮さん!!!」
めぐねえが間暮警部補を押し除けて、お守りがわりのベレッタ M9をホルスターから抜くのと、公安警察官が右手に隠し持っていたトカレフ TT-33を発砲するのはほぼ同時であった。
めぐねえ
三好
オフィサー? オフィサー⁉︎
ハインド
うお……ちょっとやり過ぎたかな?
紫
セーフハウスに使ってるマンションの地下のライブハウスにてギターピンクと再遭遇。ビビる
ぼっちちゃん (本作品出演予定今のところ無し)
なんか前会った外国人のお姉さんから凄い避けられてる……私何かしたっけ……