《前回の誤字報告者兄貴姉貴》(敬称略)
⭐︎ぎん⭐︎、Simca V、でぃせんと、天の川(・・?)
ありがとナス!
護衛艦ながと 応接室
「ふぇぇ……」
か細い声で鳴いているのは、先程までとは打って変わって青い顔をしためぐねえである。
「あの……佐倉巡査部長? どうか、されましたか?」
「さっきから随分顔色が悪いじゃないか。船酔いかい?」
「ふ、船酔いは事前に薬飲んできたのでまだマシなんですけど、ちょっとさっきからお腹がParty Night…」
「本当にどういうことですか」(困惑)
と、ふと神郷警部が何か思いついたのか、めぐねえが口をつけていたペットボトルのお茶に目をやった。そして、蓋を開けてスンスンと匂いを嗅ぐ。
顔を
「……これ腐ってないかい?」
「えぇ……? ここで貰ってさっき開けた奴ですよぉ……?」
「ああ、確かにこれは腐ってる匂いですね」
防衛大臣も匂いを嗅ぎ、顰めっ面になる。
「アンタねぇ、こんだけ臭いしてたら普通飲む時分かるだろうに」
「そういう匂いのお茶なのかと思ってェ……あの、護衛中で大変非常に誠に申し訳ないんですけど、トイレ行ってきても良いですか……?」
「ダメだ」
「んほ^〜!!!(発狂)」
「……と言いたいところだが、漏らされてもアレだしな、仕方ない。行って来な。トイレの場所は?」
「ここに来る途中で見かけたのでそこ行って来ますぅ!」
お腹を押さえためぐねえは慌てて廊下に飛び出した。
装備していたHK416C*1も置いて。
護衛艦ながと CIC
「応接室区画封鎖完了」
「ランデヴーポイントまでおよそ30分!」
「間もなく日没です」
「……よし、作戦を開始する。対水上戦闘用ー意!」
「アイアイサー!対水上戦闘!」
「目標、後方の護衛艦むらさめ!アマテラス、
《了解しました、ECM照射スタンバイ》
「Fu○k……」
一方のめぐねえは、やはりトイレの個室で呻いていた。
先ほどよりはだいぶマシになったが、やはり腹痛がひどい。一服盛られたのではと疑いたくなる程だ。
《佐倉、大丈夫かい》
「大丈夫じゃないです……」
《ああ……まあ、うん、頑張れ》
「うぉぉん」
《ECM照射開始》
「回頭、取り舵いっぱい」
「取り舵いっぱい、アイ!」
急激な転舵で艦が大きく傾く。
「おお? おっとっと、おおお?」
「浮遊物でもかわしてるんでしょうか……?」
「主砲撃ち方用意、目標、むらさめ主砲」
「主砲撃ち方用意、目標、むらさめ主砲!」
「……撃ちぃ方ぁ始め!」
「Fire!」
突然僚艦からECMを照射され、混乱の極致に陥った護衛艦むらさめを、120mm徹甲弾が襲う。
そもそも、敵艦艇を穴あきチーズにする事を目的としたレールガン。護衛艦を正面から叩き割る事など、造作もない。
寸分の狂いもなく主砲を貫き艦橋前のCIWS下に着弾した120mm徹甲弾は、そのまま艦橋下区画、艦の重要区画を食い破り、機関室を役立たずにしたところで炸裂した。
そして、そのレールガンの特徴的な発砲音は艦内でも聞こえるわけで。
「……何だい今の音」
「私の記憶が間違ってなければ───ながと主砲の発砲音、です」
「ながとの主砲っていうと……あれか、レールガン。レールガン⁉︎」
「訓練海域にはまだ早過ぎます。何かあったみたいですね。ついてきていただけますか?」
「仰せのままに。佐倉、聞こえてるかい。アタシらはこれから艦橋に向かう。アンタも出て来れたらすぐ来い!」
──────
───
「───そんな事言われてもぉ……」
:草
:臭
:なんや下剤でも盛られたかね
「ですかねぇ……あっでもちょっと落ち着いてきたかも」
:胃腸強すぎん?
:下剤の克服が早すぎる
:にしても護衛艦ながとで何かあるとは踏んでたが、まさか下剤が盛られるとはこの李白の目をもってしても(ry
:ところでめぐねえ
「ん? なんですか?」
:視界にちょろっと見えてる髪の毛の色が普段と違うけど、染めたりしてるの?
:ん???
:あ、言われてみれば確かに茶色っぽいな
:いや分かるかァ⁉︎ 見えてんのたった数本だぞ⁉︎
:また変態が現れやがった……
:名を名乗れぃ!
:ふふふ……僕の名は“視力4.0の転生者”!これ以上でも以下でもないからコテハンにはしないよ!この程度じゃあ、コテハンにしても他のソムリエ達の個性に埋もれてしまうからね!
:し、シンプルだぁ……
:やたら潔くて草
「これですか? ウィッグですよウィッグ。諸々の事情でこれ被らないといけなくて。要はピンク色が目立ちすぎるって話で───」
ここで、二度目のバァン!!と艦内に響く轟音。
:……さっき感覚共有した直後も聞こえてたけど、これなんの音?
「さあ……? 何か警報が鳴った訳でもないので異常事態とかではないと思うんですけど」
:うーん、なんか機械の音って訳でもないやろ?
:でも、さっき神郷警部らが艦橋に行くって無線があったろ? あの声色からして何かあったのは確かだと思うぞ
:なんか焦ってたっぽいのはワイでも分かったで
バァン!!
:あっ、また鳴った
:マジでなんだ?
:…………なあ、ワイの勘違いやったらええんやが、一つええか?
:どしたん?
:ワイ氏科学者なんやけど、つい先日新型兵器の発射実験に成功したんよ
:ほう、そりゃめでたい
「へえ、おめでとうございます。その新型兵器ってのは?」
:開発番号、XEML-410。日本語に直すとな、410mm電磁投射砲、要はレールガンなんだわ
:41cm⁉︎
:はえーおっきい……
:大艦巨砲主義かな?
:これ積むの二足歩行兵器だから、言うなれば『巨人巨砲主義』やな。いや違うくて。その発射実験の時の発砲音が、ちょうど今みたいな音だったんだわ
:ほーう……ほう?
:それはつまり……アレか?
「そのー、えっと、ながとが、主砲のレールガンを連続して発砲してるって事ですよね?」
:ええと、かれこれ3発?
バァン!!
:……今4発になったな
:うん、間違いない。これはレールガンの発射音やで。ワイは詳しいんや!
:この忍殺語録で話者が本当に詳しい事あるんだ
:これ忍殺語録だったの⁉︎*2
:じゃあ主砲の発射訓練とかかね
「……いや、それはない筈です。訓練海域までまだ距離がだいぶあった筈ですから」
:……じゃあ、なんだ、予期せぬ発砲って事になるな
:ミサイルでも飛んできたか?
:万和日本だと割とありそうなのが怖いな……
「いや、流石に万和日本でも自衛隊が他国部隊と交戦した事案は流石に無いですから……」
:まあ流石にないか
:……興味本位で聞くんだけどさ、『自衛隊』が他国と交戦した事ないんなら、『警察』はどうなん?
:いやお前、いくら万和日本警察でもな
「……よいしょっと、ちょっとブツを流すので共有一旦切りますね」
:え?
:あっ(察し)ふーん……
:どこだ⁉︎どこと戦った⁉︎
:言えオラ!
質問を無視して感覚共有を遮断する。
「ふー、やっと腹痛も治ったし───」
《───》
ふと、無線機がノイズを発している事に気づいた。
何だろ、と耳を傾ける。
《どなたとお話しされていたのでしょうか?》
イヤホンから聞こえるのは、女性の声を模した合成音声。勿論、この無線───正しくは周波数を使うのは、今この場では、めぐねえと神郷警部の2人だけである。
首筋にヒヤリとしたものを感じながら、慎重に言葉を選ぶ。
「……誰ですかあなた?」
ごめん嘘、全然慎重じゃなかった。
《これは失礼、申し遅れました》
《私、多用途情報支援システム『アマテラス』と申します。以後お見知り置きを》
と、いうわけでお待たせしました。
3月の末に会社を辞めまして、そこからの色々とやらなければいけない事を片付けていて、気づいたら4月中旬。早すぎるッピ!
心を癒しながら再就職活動もしながらという感じなので、更新速度は今までと変わらず亀よりものんびり屋な本作品ですが、エタらせる事はない(断言)のでこれからもよろしくお願いします。
Tips:最近の『組織』関連事件の影響で、警察と海上保安庁は多大な戦力強化を果たしたぞ!政府からしたら国軍が2つ増えた気分だ!!!
そしてその戦力強化には“大型艦艇”も含まれるぞ!!!