本作主人公である、“めぐねえ”こと佐倉 恵の氏名についてなのですが、誤字報告にて「“恵”ではなく“慈”では?」というご指摘を頂きました。
結論から言いますと、これは誤字ではなく“恵”で合っています。
『がっこうぐらし!』のめぐねえであるならば“慈”なのですが、本作主人公である佐倉 恵は、『がっこうぐらし!』の佐倉 慈とは似て非なる人物である───という設定になっております。
いやまあ最初からそういう設定だったわけでもないので読者兄貴達に誤解を与えてしまうのも当然なのですが。とりあえず弊めぐねえは原作めぐねえとは別物として考えていただけると幸いです。長々と失礼しました。
あと今回は致命的にドンパチ成分が少ないです(作品の強みを自ら潰していく作者の屑)
10/30 誤字修正しました。太陽のガリ茶兄貴ご報告ありがとナス!
1:一般モブ警察官
はい
2:名無しの転生者
はいじゃないが
3:名無しの転生者
どゆこと???
4:名無しの転生者
お前は何を言っているんだ
5:名無しの転生者
あーそーゆーことね、完全に理解した
6:名無しの転生者
↑わかってない
7:名無しの転生者
スレ民誰も理解できてなくて草
ワイもやが
8:名無しの転生者
ほら、早く3行解説するんだよ義務でしょ
9:一般モブ警察官
いやですね、3行解説するまでもないんですよ。スレタイそのまんまなんです、新進気鋭の女怪盗に喧嘩売られたんです。
10:名無しの転生者
いや分からんが
11:名無しの転生者
字面は理解できる、ただ、何がどういうわけでそうなったのかがさっぱり分からん
12:名無しの転生者
それな
13:名無しの転生者
OKめぐねえ、1つ確認させてくれ。
君の所属は捜査一課だよな?
14:一般モブ警察官
そうですね
15:名無しの転生者
捜査一課の業務って大まかに言うと殺人とか強盗とかの危なっかしい案件の捜査だよな?
16:一般モブ警察官
そうですね
17:名無しの転生者
確かそういう怪盗(知能犯)の取締って捜査二課の仕事だったよな
18:一般モブ警察官
そうですね
19:名無しの転生者
なんであくまで捜査一課所属刑事であるめぐねえが怪盗に喧嘩売られるの???
20:一般モブ警察官
なんでですかね‥‥???
21:名無しの転生者
ダメだ、これはめぐねえも分かってないパターンだ
22:名無しの転生者
つまりいつもの事だな!
23:名無しの転生者
めぐねえ、めぐねえ、とりあえず直近で思い当たる節はないかよく思い出すんだ。そこが分からない事にはこちらも知恵の出しようがない
24:名無しの転生者
予告状かなんかあったらプリーズ
25:一般モブ警察官
>>23
いや、本当に身に覚えがないんですよ。最近は大きい事件もなくて久しぶりに平和だったので。
>>24
おかのした!
────────────────────────
予告状
今夜、黒河 権三氏が所有する『紅い涙』を頂戴しに参上致します。
怪盗ヴィオレット
────────────────────────
で、これの他に私宛に来たショートメッセージがこっちですね。
────────────────────────
首の皮洗って待ってろ
────────────────────────
26:名無しの転生者
???
27:名無しの転生者
???
28:名無しの転生者
???
29:名無しの転生者
???
30:名無しの転生者
‥‥1つずついこうか。
まず黒河 権三って誰?
31:一般モブ警察官
や た ら 黒い噂の多い資産家です。貴金属を収集するのが趣味らしくて、今回の騒動の中心にある『紅い涙』もそれの一環みたいですね。
32:名無しの転生者
知ってた
33:名無しの転生者
いかにも悪そうな名前してるもんな
34:名無しの転生者
その『紅い涙』ってのは?
35:一般モブ警察官
私も貴金属に詳しいわけじゃないのでよく分かりませんけど、資料を見たらなんか赤いダイヤモンドみたいな宝石でした。べらぼうに高価だったのは印象に残りましたね。
36:名無しの転生者
赤いダイヤモンド‥‥?
37:名無しの転生者
まあ、確かに宝石付けてるのって想像できねえな。原作めぐねえもイッチも
38:名無しの転生者
それな
39:名無しの転生者
ほえー、赤いダイヤモンドか。綺麗なんやろなぁ
40:名無しの転生者
>>36
なんか知っとるんか?
41:>>36
いや、なんか前世でそんな名前の宝石聞いた覚えがあってな。なんやったっけ‥‥すげえそのまんまな名前だったと思うんやが‥‥
42:名無しの転生者
宝石とかよう知らんなぁ
43:名無しの転生者
そのまんま、ね。レッドダイヤモンドとかか
44:名無しの転生者
それはそのまんま過ぎるのでは‥‥?
45:>>43
あっそれだぁ!!!!
46:名無しの転生者
草
47:名無しの転生者
草
48:名無しの転生者
一発で見つかったじゃねえかwww
49:名無しの転生者
>>36は一体何を悩んでたんや‥‥
50:名無しの転生者
じゃあよイッチ、そのやけに怨嗟の篭ったショートメッセージに心当たりは?
51:一般モブ警察官
あったらスレ開いてませんよ‥‥
52:名無しの転生者
草
───
──────
レッドダイヤモンド。
それは世界で最も貴重、高価とされる宝石。
現在までに見つかったのはたった30個。
しかし、1カラットあたりの金額は100万ドル、日本円にしておよそ1億2,000万円にもなる。*1
現状存在するレッドダイヤモンドの中で最大級なのは、1989年にブラジルで発見された『ムサイエフ・レッド』。そのカラット数は、驚異の5.11カラット。2011年に800万ドル、日本円でおよそ9億8,000万円で購入されたとか。
しかし最近、31個目のレッドダイヤモンドが見つかった。
その名は『ティアーズ・レッド』、通称『紅い涙』。カラット数は、ムサイエフ・レッドを大きく超える8.10カラット。
‥‥‥投稿者は宝石よりも近所の弁当屋の期間限定メニューの方が気になる“花より団子”タイプなので、詳しく調べたとしてもこれ以上の描写ができない(ぶっちゃけ)
要はすげえデカくて綺麗でべらぼうに高価な赤いダイヤモンドである。
当初、それを発掘したのはあるブラジル人男性だった。
しかし、発掘からしばらくして突然そのレッドダイヤモンドが別の人物に譲渡されたのである。
“売却”ではなく、“譲渡”。
その譲渡先の人物が、黒河 権三。
様々な分野に手を伸ばす企業家であり資産家、そして、何かと悪い噂が絶えない小太りのハゲたおっさん。
極め付けに、『ティアーズ・レッド』譲渡の数日後、ブラジル人男性はブラジル国内のサンパウロ近郊、コンゴーニャス国際空港*2近くで死体で発見された。死体には、複数の暴行の痕が残っていたという。
スレが開かれる数週間前
その日、私こと佐倉 恵は警視庁内の書類の整理に駆り出されていた。
四係の日常の1つである雑用の1つ。
つい最近の警視庁襲撃事件*3の影響で事務方の手が圧倒的に足りておらず、荒事も少なく暇を持て余していた四係がお呼ばれしたというわけである。
ちなみに、相棒の三好 絵里警部補は左腕の銃創の経過観察の為ここ数日休養中。かすり傷1つ無かった私は資料室で1人寂しく散らかった書類の片付け。
あの傭兵連中、警察に恨みでもあったのか襲撃時にありとあらゆる書類を燃やしたりひっくり返したりしやがった。キレそう。
「1人で片付け楽しいわーっと」
ここ数日はずーーーーーーっと書類を仕分ける作業だけしかやっていない。1日8時間ずっとである。昨日はコピー用紙が夢に出てきた。一昨日はファイルだ。早くペーパーレス化しろ警視庁。
「すみません」
射撃教官から、「拳銃の代わりに押収品からお前に合った銃を見繕ってやるから時間が空いたら来い」と言われているのだが、これでは行く暇もない。
「あのー?」
終わらねえ‥終わらねえ‥
5枚綴りの書類が1まーい、2まーい、3まーい、4まーい‥‥1枚足りなーい‥‥この山の中から探すしかなーい‥‥お排泄物喰らえですわ!!!!*4
「すみませーん!!!」
「あっはい、何でしょう」
突然背後から声をかけられ、慌てて振り返る。そこにいたのは、警察おなじみの水色のシャツを着た女性職員。
手には何かの資料だろうか、丸められた模造紙を幾つか持っている。
「ここに黒河権三氏の屋敷の青写真*5ってありませんか?二課長に頼まれたんですが」
「‥‥青写真ですか?」
いや、確かに先程そんな物を仕分けた記憶がある。
過去に黒河家が所有する屋敷で爆弾騒ぎが起こった時に入手されたのがそのまま保管されていた、と、資料室に残っていたメモ書きには確かそんな事が書いてあった。それは法的に大丈夫なのか‥?
「えーと、ちょっと待ってくださいね。確かこのあたりに‥‥あー、あったあった」
丸められた資料などを1ヶ所に纏めたスペースをガサゴソと探す。『黒河邸 青写真』と
「‥‥ところで、これ何に使うんですか?何か大きな事件が起こったとかも聞いてないんですけど」
「え?あ、あー、私も持ってこいって言われただけで何に使うかまでは聞いてないんですよね」
「あー、そうですか。はい、終わったら返却して下さいね」
「ありがとうございます」
女性職員は青写真を受け取ると、パタパタと資料室を出て行った。
青写真からぴらりと何かが取れた。
何かと思いそれを手に取る。
「‥‥さっきの青写真に付いてた付箋?」
見た感じ古い付箋のようなので、粘着力が落ちていたのだろう。
ふと気になり、折られていた端の方を開いてみる。
そこには、『旧』の一文字。
「‥‥‥なんかやっちゃった気がする」
背中に嫌なものを感じながら先ほどの青写真に関するメモ書きを手に取る。
────────────────────────
1978年の都内連続爆破予告事件時に入手された、黒河 鷹介氏が所有する屋敷(所在地:奥多摩町寝水)の青写真。事件は無事に解決したが、黒河 鷹介氏が殺害された事(爆破予告事件とは無関係)や、同年に発生した日本赤軍警視庁襲撃事件の影響で返却がされないまま屋敷は老朽化などの理由から解体された。
多分捨ててもいいと思う(ぶっちゃけ)
────────────────────────
ダメでしょ(マジレス)
ちゃんと調べたところ、あの女性職員が言っていた『黒河権三氏が所有する屋敷』の青写真は見つからなかった。
まあ
と、いうわけで二課長の元に確認に行ったのだが。
「‥‥‥青写真?何の話だ?」
‥‥‥‥('ω')?
───
──────
某所
「やられた‥‥」
薄暗いデスクライトが照らすダイニングテーブルの上で、紫色の髪をうなじで纏めた若い女性が頭を抱えていた。
彼女の名前は、アグネス・マリア・ツェーリンゲン。最近世を騒がせている女怪盗『ヴィオレット』、その人である。
彼女の視線の先には、テーブルの上に広げられた青写真。
今回の仕事で侵入する屋敷の青写真‥‥‥の筈だった、というか、アグネスはそのつもりでこれを自ら日本警察の本拠地まで行って入手した。
その結果が、これである。
「まさかこんなものをつかまされるなんて‥‥」
実際の屋敷の青写真ととてもよく似た、既に解体されている屋敷の青写真。あの桜色の髪をした刑事は、迷いなくそれを渡して来たのだ。あの変装を見破った上で違う物を渡したのか、向こうも勘違いしていたのかは定かではないが。
まあ、裏の業界で仕事をしている以上、情報収集段階での失敗なんてよくある話だし、まだリカバリーは効く。むしろ怪盗としての腕は本番で試されると言っても過言ではない。(投稿者個人の意見)
「ふー‥‥‥絶っっっっっっっっ対許さないあの淫乱ピンク」
しかし、この紫は根っからの負けず嫌いだった。
ここに、これから長い間裏業界で語られることになる、女怪盗ヴィオレットとピンクの悪魔の因縁が出来上がった訳である。
これ以上国内でドンパチすると日本警察の人員損耗が大変なことになりそうなのでしばらくドンパチ成分少なめです、多分、きっと、恐らく。
これが終わったら頑張ってドンパチするから見とけよ見とけよ〜
あと活動報告の方でアンケート的な何かをやっているので、もし良ければ覗いてみて下さいください