一般やられ役警官に転生した転生者の憂鬱   作:運輸省

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今回ちょっと短いんですが、キリが良かったのでこうなりました。
投稿時点での調子が続けば多分週末には出せるかな?いや途中でワクワクチンチン挟むから分からんわ、取り下げるわ。


【悲報】新人刑事ワイ、新進気鋭の女怪盗に喧嘩を売られる (3)

「(待って待って待ってなんでバレたの)」

 

 

女怪盗ヴィオレットは、今まで生きてきた中で最大級に焦っていた。

馬鹿みたいな数いる黒服の1人に変装し、現場の最終下見をしていた時に、いたのである。奴が。憎き淫乱ピンクが。

 

いや、屋敷に仕掛けた盗聴器によって、警察が屋敷に介入しない代わりに連絡係として刑事を1人派遣するというのは知っていた。それはいい。

だがなぜ奴なんだ。あいつ捜査一課の刑事だろなんで二課の縄張りにいるんだよあああああああああ!!!!!!

 

 

ふう(冷静)

 

 

さて、状況を振り返ろう。

少し早歩きで屋敷内を歩き回る私と、そのすぐ後ろをついてくる淫乱ピンク。尾行もへったくれもない。明らかにバレてる。だってなんかさっきから独り言でも言ってるのか「歩き方が〜」とか「サラシが〜」とか聞こえてくるんだもん!歩き方はしょうがないとしてなんでサラシがバレたの⁉︎(困惑) *1

 

屋敷の様子から、黒河とか他の黒服にバレた様子はなさそうだが、淫乱ピンクに気付かれているという事は、そちらの方に伝わるのも時間の問題か。

 

というか、以前、付き合いのある同業者に淫乱ピンクの事を聞いたのだが、

 

 

────────────────────────

 

 

「お前は多分大丈夫だろうが、一応気をつけろよ」

 

「お前は大丈夫、ってどういう事?私の腕を信頼してるって認識で良いのかしら?ん?」

 

「言ってろ‥‥お前は女だろ?つまりそういうことだ」

 

「‥‥どういうこと?」

 

「お前が言う淫乱ピンク、本名は佐倉 恵。階級は巡査部長。数ヶ月前に警視庁の第三自動車警ら隊に任官したその当日に武装強盗に出くわした。ほらいただろ、あの防爆スーツ野郎」

 

「ああ、あの機関銃キチ」

 

「そう、そいつ。佐倉刑事‥‥その時はまだ巡査か。あのピンクの悪魔はそいつの股間をツルハシで叩き割った」

 

「‥‥‥はあ?」

 

「あと、いつだったかお前に襲いかかったサイコパスがいただろ?」

 

「‥‥心当たりが多過ぎてどれか分かんないんだけど」

 

「お前やけにそういう系統の奴らから好かれてるもんな。あれだ、白い仮面をつけたキザったい言葉遣いの奴だ」

 

「‥‥ああ、いたいた。レイピア使ってた奴ね?」

 

「そうだそいつだ。そいつは股間に.44マグナムを叩き込まれた」

 

「‥‥‥うわあ」

 

「あと最近幅を利かせてた軍人崩れの傭兵団は1人を残して壊滅した。まあこれはピンク1人というか、妙な所で本気を出した日本警察を舐めてかかった傭兵団の方が悪いんだが」

 

「‥‥‥待って、私は大丈夫って‥‥もしかしてそういう事♂?」

 

「そういう事♂だ。無ければ潰しようがないだろ?」

 

「セクハラって知ってるアンタ???????」

 

 

────────────────────────

 

 

あんな事を言われて警戒しない筈が無かったのに‥!なんでこんな所で出くわs

 

 

ゴッ

 

 

「あ痛っ」

 

 

 

 

何かにぶつかり、ようやく思考の海から浮上する。

 

 

「‥‥‥」

 

 

目の前、壁。

右側、本棚。

左側、本棚。

後ろ、淫乱ピンク。

 

「(これって‥袋小路‥ってコト⁉︎)」(現実逃避)

 

 

───

──────

 

 

───なんか自分から袋小路に追い込まれたんですけど。あの黒服っぽいの。

 

 

:えぇ‥?(困惑)

:気のせいだろとか思ってたら本当に自分から行ってて草

:いや、流石に無いだろ‥‥なんかほら、考えがあってとか

:お前、あの慌て様を見てもそう言えるか‥?

:‥‥コイツはポンコツ、ハッキリわかんだね

 

 

変態ソムリエ達の嗅覚によって暴かれた不審者を追跡する事数分。なぜか不審者は自分から袋小路に入って行った。

なんで‥‥え、本当になんで?

 

 

:と、とりあえず職質掛けたらいいんじゃない?

 

 

そ、そうしますか‥‥

 

 

「あのー、すいません。少しお話を聞きたいんですけど、宜しいですか」

ふ、ふふふ‥‥‥

「え?」

 

 

あーっはっはっはっはぁ!!!!!!

 

 

「⁉︎」

 

 

黒服(?)は突然狂った様に高らかに笑うと、自分の顔に手をかけ、まるで皮を剥ぐ様にベリベリと───あ、怪盗の変装でよく見るタイプのやつだ(冷静)

 

 

「ふぅ‥バレてしまっては仕方ないわね。流石私の認めたライバル」

 

 

そのマスクを剥がした先に現れたのは、紫色の髪をポニーテールにまとめた若い女性。あー、素顔初めて見たけど多分この人が怪盗ヴィオレットなんだろうな?

 

 

:草

:えぇ‥?

:めぐねえ勝手にライバル宣言されてて草

 

 

───どういう事なの????

 

 

「いや、あの、もう少し粘りましょうよ。そんなすぐ正体明かされても私困るんですけど」

はーーーー?こっちがまだ本番じゃないってのに目ざとく気づいたのはアンタでしょうが!アンタのせいでリカバリープラン全部吹っ飛んだわよバーカ!!!この淫乱ピンク!」

「い、淫乱ピンクぅ⁉︎」

 

 

:淫ww乱wwピwwンwwク

:紫思ってた以上にポンコツで草

 

 

「なんですかなんで貴女にそこまで言われなきゃならないんですか⁉︎まだ2回しか顔合わせて無いでしょう⁉︎」

「そこよそこ!!!警視庁で私の変装見破った上に違う資料渡しやがって!」

はーーーー????あれ単純に私が渡す資料間違えただけですしーーーー???そもそも黒河権三氏の屋敷の青写真なんて警視庁にあるわけないでしょうが頭弱々ですかあああああ?????wwww」

「あーもうアッタマ来たTöten(ぶっ殺す)!」

Your head would look good at the end of a pole!!!(貴公の首は柱に吊るされるのがお似合いだ!!!)

 

 

:めぐねえ、めぐねえ、それ自分のおっちょこちょいぶりも言っちゃってる

:自爆すんなwww

:めぐねえって煽り耐性低かったんやな‥‥

:パパパパパウワードドン

 

 

ヴィオレットが腰から棒状の何かを抜いて殴りかかってきたのでこちらも特殊警棒を抜き、それを弾く。よーし待ってろその顔面前が見えねェにしてやるからな!!!

 

 

:あーもう滅茶苦茶だよ。

:これどっちが何の得物使ってんだ?動き早過ぎて見えねえんだけど。

:えーと‥‥‥アカン、軌跡しか見えへん。なんか紫の方は光ってるっぽいから電気系?

:電気系って事はスタンガンとかか?

:振り回してるって事はあの突き出すタイプじゃねえだろ。あれか?メタルギアで出てきたスタンロッドみたいな奴か?

:ああ、ピースウォーカーの。

:めぐねえのは前のサイコパスの事件の時に使ってたな、伸縮式の特殊警棒だ。

:‥‥前から思ってたんだけどめぐねえの警棒捌きって普通にすげえよな

:それな。ここだけ『るろうに剣心』みてえだもんな

:めぐねえに逆刃刀持たせたらすげえ様になりそう(小並感)

:袴着ためぐねえに逆刃刀持たせて多対一の斬り合いか‥‥アリだな

:そこまで言ってねえ

:でも原作めぐねえって十字架持ち歩いてたし、シスター服に無骨なロングソードとかも似合いそうじゃね?

:そこまで言って‥‥‥確かにアリだな?

:はいはい皆さん、現実逃避してないでこのカオスな状況に目を向けましょうねー

:はーい

:はーい

:はーい

 

 

めぐねえの別衣装談義に花を咲かせていたスレ民達が現実に戻って来て最初に見た光景は、地下階段の様な場所で、互いに絡み合った様な状態で倒れ込むめぐねえと怪盗ヴィオレットの姿だった。

めぐねえが気絶したのか、感覚共有モードも切断されてしまう。

 

 

 

 

───

──────

 

 

 

214:名無しの転生者

‥‥‥

 

215:名無しの転生者

‥‥‥

 

216:名無しの転生者

‥‥‥

 

217:名無しの転生者

‥‥‥OK、何があった?

 

218:名無しの転生者

殴り合いの中でなんか変なスイッチでも押したのか知らんけど、急に床が抜けて階段転がってあの状況よ

 

219:名無しの転生者

簡潔な説明サンクス

 

220:名無しの転生者

‥‥どうする?

 

221:名無しの転生者

どうするったって、なあ?

 

222:名無しの転生者

基本掲示板から各世界への干渉ってのはできないからなあ。めぐねえが無事な事を祈るしかねえ

 

223:名無しの転生者

ちょっと仏様拝んで来るわ

 

224:名無しの転生者

ウチもちょっと神に祈祷を‥‥

 

225:名無しの転生者

アタシ神とか信じない系のシスターなんだけど聞いてくれっかね

 

226:名無しの転生者

うちのフクキタルが三冠取った運をちょっと分けたるわ

 

227:名無しの転生者

⁉︎

 

228:名無しの転生者

何だコイツら⁉︎

 

229:名無しの転生者

い、いつぞやの宗教関係者‘s⁉︎

 

230:名無しの転生者

>>225

せめて信じるフリをしろwww

 

231:名無しの転生者

>>226

フクキタル三冠おめでとう*2

 

232:名無しの転生者

よりにもよって運キチのフクキタルから運をお裾分けとかシラオキ様なかなかやる事ドSで芝

 

233:名無しの転生者

芝生やすなウララが走れないだろ

 

234:名無しの転生者

>>232

フクの運勢は無尽蔵なのでセーフ

 

235:名無しの転生者

どこからか奇声が聞こえて来たな‥‥*3

 

 

 

───

──────

 

 

「クソ、クソクソクソ!なんだってこんな面倒な事に‥!」

 

 

やあみんな(気さくな挨拶)、さっきぶりだね。

ハゲ(黒河権三)の側近だ。

今目の前でただでさえ少ない髪の毛をかきむしっているウチのハゲだが、なぜあんな自分の髪を虐めるような真似をしていると思う?

 

 

「なあおい!なぜ数億円かけて作った隠し地下がこうもすぐバレる⁉︎ええ⁉︎」

「で、ですから私に聞かれましても‥!」

 

 

そう、このハゲの悪行の数々の証拠が詰まった隠し地下が怪盗ヴィオレットと佐倉刑事にバレたんだ。馬鹿みたいだね。なぜか知らないけど2人とも気絶した状態で発見されたから実際に見たかどうかは定かではないけども。

 

今はこのハゲの命令で2人ともふん縛ってその隠し地下に監禁している。

そう、怪盗ヴィオレットの方はまだしも、()()()()()()()()()だ。しかもこのハゲ、佐倉刑事が連絡係って事と、近くに警官隊が待機してるって事を忘れてる。もう面倒だから言わないけどな!

 

 

ん?前に出て来た時と随分キャラが違くないかって?

 

 

 

こんな数え役満みてえな状況でキャラを維持できるわけねえだろクソが!!!

 

 

 

 

あーもう、どうやって逃げよう‥‥‥

*1
サラシソムリエが一瞬でやってくれました

*2
なお投稿者はまだ取れてない模様

*3
イヤーッ!ゴムタイナァ-!




多分次くらいには終わるかな?(曖昧)
怪盗編が終わったら活動報告でやってるアンケートの方を作品内に出すので、弊めぐねえに持たせたい銃器とかがあればお急ぎくだせえ。まあ装甲車両とか出てきちゃったんでもう何でもいいです(ぶっちゃけ)
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