前回の後書きで、めぐねえ銃器アンケートについて「装甲車両とか出ちゃってるのでもう何でもいいです」とかまたその場のノリで口走った投稿者がいるようですが、その結果、多数のネタ武器、分類に困る武器、遂にはみんな大好き『空飛ぶトーチカ』までもが投票されました。どうしろと。
言っちゃったのは投稿者なので今更引き下げたりはしませんが、なんかここまで来たらどこまで行けるのか気になってきたのでもっと頑張ってみましょう。(一転攻勢)あ、真面目に武器考えてくれたりする兄貴も嬉しいっすありがとナス!
みんなも副作用に備えて食料(ゼリー系もあると良いぞ!)と飲み物(ポカリがオヌヌメ)と薬(投稿者はバファリン派)を用意しておこう!38.9℃まで熱が上がって死にかけた(過言)投稿者との約束だぞ!!!
11/29 誤字修正しました。kuzuchi兄貴ご報告ありがとナス!
354:名無しの転生者
あれからどんぐらい経った?
355:名無しの転生者
多分2時間ぐらいやないか
356:名無しの転生者
未だめぐねえは応答無しか
357:名無しの転生者
まさか階段転げ落ちたせいで死んだって事はないよな?
358:名無しの転生者
アレが死ぬと思うか?
359:名無しの転生者
>>358
いや、割と危ない時あったやろ。サイコパス戦とか
360:名無しの転生者
>>359
そういやそうやったわ‥‥スマソ
361:変態糞戦車長
なんかちょっと目離してたら何があったこれ。
362:名無しの転生者
お、Ⅱ号兄貴やんけ。なんか見ないと思ったらおらんかったんか
363:名無しの転生者
誰かⅡ号兄貴に3行解説をして差し上げろ
364:名無しの転生者
おかのした!
➀ポンコツ紫、変態ソムリエ達に変装を一瞬で見破られる。
➁逆ギレしたポンコツ紫と煽り耐性0淫乱ピンクがるろ剣顔負けの斬り殴り合い。
➂唐突な床抜け
365:変態糞戦車長
????
366:名無しの転生者
分かって頂けてねーじゃねえか!このタコ!
367:名無しの転生者
ワイらだってよく分かってねえのにどう説明しろと⁉︎
368:変態糞戦車長
よし、とりあえず状況が混乱している事は分かった
369:名無しの転生者
>>368
優秀
370:名無しの転生者
>>368
えらい
371:名無しの転生者
>>368
そこに気づくとは‥‥貴官は天才か?
372:変態糞戦車長
もしかしてバカにされてる?
373:名無しの転生者
草
374:一般モブ警察官
多分されてると思いますよ
375:名無しの転生者
⁉︎
376:名無しの転生者
⁉︎
377:名無しの転生者
突然出てくんなwww
378:名無しの転生者
生きとったんかワレェ!!!(歓喜)
379:一般モブ警察官
生きてた
380:変態糞戦車長
とりあえず生きてて良かったわ
381:名無しの転生者
めぐねえ今どんな状況?
382:一般モブ警察官
なんか気絶してる間に捕まったみたいで多分ポンコツ紫共々縛られて放られてますね。目隠しされてるからよく分からんけど
383:名無しの転生者
⁉︎
384:名無しの転生者
⁉︎
385:名無しの転生者
えぇ‥?(困惑)
386:名無しの転生者
いや、まあなんとなくそんな気はしてた
387:名無しの転生者
悪い噂いっぱいおっぱいなハゲの屋敷の隠し地下とか絶対見ちゃいけない奴だよなぁ?
388:一般モブ警察官
階段転げ落ちてそのまま気絶したんで部屋の中身とか一切見てないんですがそれは‥‥
389:名無しの転生者
後から来た奴らからしたら見たか見てないかなんて判別できるわけないし多少はね?
390:名無しの転生者
薄い本クルー?
391:一般モブ警察官
来ません!!!(迫真)
───
──────
ヴィオレットが目を覚ました時には、既に両手両足をダクトテープで縛られていた。体を揺すっても、ギチギチとテープが鳴るだけで切れる気配は微塵もない。
「(クッソ、やられた‥‥)」
周囲を見回せば、いくつかのキャビネットとネットワークサーバー、天井近くについた採光用と思われる小窓、そして階段がある。見たところ隠し部屋だろうか。
「(‥‥あー、思い出した)」
そこまで考えついたところでこうなった経緯を思い出した。原因の7割はあの淫乱ピンクのせいである(責任転嫁)
‥‥‥そうだ。その淫乱ピンクはどこに行った。あいつだけ逃げおおせたとかだったら向こう数年は呪うぞ。
「んむー?」
すると、背後からくぐもった声と、後ろ手に拘束された手の平を突っつく感触。
可動域ギリギリまで後ろを向くと、あの憎きピンク色の髪が視界に入った。どうも淫乱ピンク共々縛られた上でさらに2人の体をダクトテープで纏めているらしい。業界用語で言えば“連縛”というやつだ。‥‥最悪。
ああもうなんかコイツの髪からいい匂いするし‥‥!
というか、なぜくぐもった声をしているのだろうか、ともう一度淫乱ピンクの方を向いてみる。
「‥‥‥なに、アンタ口塞がれてるの?」
「んむん。んーっ」
「何よ‥‥あぁ、目も?」
「んむん」
ヴィオレットは目も口も塞がれていないのだが、ぐいーっとこちらを向いた淫乱ピンクを見てみると、目口両方にダクトテープが貼られていた。あのハゲが淫乱ピンクを恐れているというのは知っていたが、そこまでするか。‥‥‥いや、むしろまだ足りないのでは?(疑念)
「ま、アンタも裏業界じゃ有名人って事ね」
「んむー‥‥ん、んーむ」
「今度は何?」
淫乱ピンクがやけに手を突っついてくる。正直くすぐったいからやめて欲しいのだ。構ってちゃんか?
「んー!!」
「何よもう!くすぐったいのよ!」
「んむぉ‥‥んむん、んん!」
淫乱ピンクは手を突っつくのをやめると、今度は床をトントンと叩き始めた。
‥‥いや、待った、やけに決まったリズムで叩いてるわね。
‥‥‥
ーーーーー・ー・・・・・
「モールス符号?」
「んむん」
今度は『YES』と来た。器用だなこの刑事、今時モールスなんて専門的な職業か趣味でしか使わないと思うのだが。しかも欧文符号だし。
いや、この淫乱ピンク妙に万能なところ*1あるから知っていてもおかしくないか‥?
そして続けてトンツートンと。
『WHAT TIME IS IT NOW ?』
「今何時かって?えーと、ちょっと待ちなさいな‥」
腕時計は付けているが流石に見れないので、何かないかと再度部屋を見回す。
──────あった、高価そうな置き時計(血痕付き)。犯行の凶器か何か?せめて拭けよ‥‥
で、今がちょうど24時になったところ‥‥‥予告した時間じゃない!!!
「うわ、あーもう最悪‥‥今ちょうど24時よクソが‥‥」
「んむ?むー‥‥」
トントントン。
『WAIT A MOMENT』
この刑事、なぜか少し待てと言う。悠長に待ってられる状況でもないと思うのだが。下手したら2人揃ってJapanese “
『POLICE IS COMING』
は?‥‥‥あっ(察し)
顔を青くするヴィオレットを横目に、拘束された際に取り上げられた無線機がキャビネットの上で鳴っていた。
───
──────
同時刻
黒河の屋敷からほど近い道の駅の駐車場。
電灯に照らされただだっ広い駐車場には、数多くの警察車両が停車していた。いずれの車両も、車体には『警視庁』とある。
ここにいるほとんどの警官は、怪盗ヴィオレット逮捕のために待機していた捜査二課の捜査員達だ。彼らは、出動の時を今か今かと待ち構えている。
その車両群の中にある、マイクロバスタイプの指揮車。
中では、捜査二課長:海田 瀬次郎と、二課の捜査員2人が無線機に張り付いていた。
「‥‥応答は?」
「‥‥ダメですね、ありません」
無線機を操作していた捜査員がヘッドセットを外しながら言った。
「張り込み中の城之内は、屋敷にこれといった動きはないと言ってます」
「予告時間を過ぎたにもかかわらず、か」
「どうしますか?」
捜査員からの問いに、海田は腕組みをして、壁に寄りかかりながら答える。
「‥‥怪盗ヴィオレットは盗みの腕だけ見るとそこらの下着泥棒より劣るが、予告時間を厳守する事と、我々の前で姿を晒すというその大胆な行動だけはやめた事がなかった。そいつが予告時間を誤魔化したとも思えん。武藤、屋敷に直接電話をかけてみろ」
「了解」
武藤と呼ばれたツンツン頭の若い刑事が電話を掛けた。
それを固唾を呑んで見守る捜査員と海田。
数分後。
「‥‥はい、失礼します」
「どうだった」
「ダメです。『怪盗は来なかった』『佐倉刑事は帰った』『お前らも早く帰れ』の繰り返しですよ」
「怪しいな」
「怪しいですね」
「佐倉刑事のGPSはどうだ?」
「まだ屋敷の中です。無線の応答もありません」
「なんらかの理由で拘束されたとかですかね」
「だろうな。さて‥‥無線を貸せ」
ところで読者諸氏、先程の駐車場の描写を覚えているだろうか。
【ここにいるほとんどの警官は、怪盗ヴィオレット逮捕のために待機していた捜査二課の捜査員達だ。】
【ここにいるほとんどの警官は、】
【ほとんどの警官は】
【ほ と ん ど の】
そう、あの場にいた警察官全員が二課所属だった訳ではない。
海田が無線のチャンネルを変更した。
「ブルーアイズよりサクラ、満月は墓穴を掘った、繰り返す、満月は墓穴を掘った」
どこかで、エンジンが始動する音がした。
───
──────
24:28
夜の山は静かだ、と屋敷の門の見張りに立っている一般警備員は思った。
屋敷の中の方は一般警備員が所属する会社ではなく、屋敷の主人の部下‥言い方は悪いが私兵が直々に担当しているため、現在進行形で起こっている騒ぎをこの一般警備員が感じ取る事はない。門から屋敷まで無駄に遠いものだから情報がなかなか伝わって来ないのだ。無線?あるにはあるが妙に騒がしいだけだ、呼びかけは一切来ない。何してんだろうね。
もうすぐ秋という事もあり、満月に照らされた山々は若干色づいているように見える。
ああ、今すぐにでも月を肴に一杯やりたい。
今度の休みは遠出して温泉にでも行こうか───と考えていたその時である。
──────ォォォォォォォォォォ──────
「‥‥‥‥?」
風の音に紛れてそんな音が聞こえてきた。山の中で野良犬が遠吠えでもしているのだろうか。まさか狼という事も無いだろうし。
‥‥いや、違う。遠吠えにしちゃ音が低い。
人間、暇な時に気になることがあるとそればかり考えてしまうものである。目を閉じ、耳を澄ませる。
───ゴォォォォォォォォォォ
うん、やはり違う。遠吠えでは無い。
これはもっと‥そう、近い例を挙げるなら、昔自衛隊の記念行事だったかを見に行った時に聞いた、装甲車とか戦車のエンジン音だ。
装甲車とか戦車???
目を開けると、満月に照らされた道路の先に、パッ‥‥パッ‥‥と光が増えていくのが見えた。
あれは、ヘッドライト?
だとしたら複数台、今見えるだけでも‥‥‥多分7台以上はいる。
なんとなく嫌な予感がして、脇に置いてあった突入防止バリヤー*2を慌てて引っ張り出した。
あと、詰所に置きっぱなしにしていた誘導棒*3を取り、電源をつける。
その間にもヘッドライトの列はどんどん近づいてきている。‥‥いや、列なんて物じゃない。行列だ。
待った待った待った、何台いるんだあれ???
「停まれーーーーーーー!!!!!!停まれーーーーーーーーー!!!!!!」
誘導棒を振り、車列に停止を促す。
‥‥おっかしいな、停まる気配がないぞ。
「退けえええええええええええ!!!!!!!!!」
ヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!(迫真)
「ぎゃあ⁉︎」
空気を震わせるほどの怒声と警笛にビビり散らかし、慌てて左車線から飛び退く。
次の瞬間、車列先頭の車両が、突入防止バリヤーを高々と吹っ飛ばし、正門を突破した。
後続の車両が次々とそれに続く。
尻餅をついたままポカンとしていると、車列最後尾の車両だけがゆっくりと速度を落とし、ついでに方向を変えて、門を半分塞ぐような形で停車した。
白黒の車体に、赤い警告灯。そして車体横にプリントされた[警視庁]の文字。
「いやあ、お怪我はありませんか」
パトカーから降りてきた警官が、気まずそうな顔をしながら手を差し伸べてきた。
そういえば、あの先頭車両はなんで突入防止バリヤーを易々と突破できたのだろうか…
次は確実にドンパチ&怪盗編終結まで持って行けるので許し亭許して‥