リアルの方が課題地獄に飲み込まれてしまっていましたので。
なぜ一週間の内に四つもレポート課題が出た。(;ω;)
訓練風景。
「スバルー、そこで歯を食いしばっとかないと、追撃受けたら意識とぶぞー」
「はい!」
「ティアナー、策を練るときは予めゆとりとか余裕を持っておけよー」
「分かってるわよ!」
「エリオー、鑓で無理に突こうとすんなよー。本来はぶん回して、頭蓋砕くための武器なんだからなー」
「そうなんですか!?」
「キャロー、は、うん」
「私にはないんですか?!」
いや、しょうがないじゃん。
リアルなサポート職とか、喧嘩にはなかったんだから。
なのはとの戦いから三日後、俺ははやてから正式に依頼を受けて教導の真似事をしていた。
俺に何が教えられるというのか。
まったくもって分からん。
訓練の様子とか見て、それらしいことは言っているけど。
しかし、ティアナことオレンジツインテの反発が酷い。
年が近いとか、根本的に気に入らないとかあるんだろうが、もっと部活の先輩的に思ってくれればいいのに。
女好きとして、非常に悲しい。
あ、ちょっとスバルの戦い方で思いついた。
訓練用のガジェットをどつきまわしているスバルに声をかけ、こっちに呼ぶ。
「なんですか?」
「スバル、お前ちょっとプロレスって分かるか?」
「え?お父さんが家でお風呂上りにビール片手のパンツ一丁でよく見てるから分かるけど?」
親父さん、とりあえず娘の前でパンツ一丁は止めようや。
年頃だよ?
思春期だよ?
その内「お父さんの入った後のお風呂には入らない」って言われるよ?
俺の友達に、12歳で子持ちになった奴がいたけど、子供が四歳の時に「もうパパとはお風呂に入らないっ」て言われて自殺手前まで追い込まれたぞ。
まあ、それはいいか。
「そのプロレスなわけだが、基本的に俺たちが戦うのはコンクリートジャングルなわけだ」
「はい」
「想像しろ。硬いコンクリートに、『ジャーマンスープレックス』で叩き込まれるところを」
「言いたいことは分かりましたけど、死んじゃいますよね?それ」
あ。
「じゃあ、『ナックルアロー』」
「コンクリート関係ないじゃないですか」
あ。
「『ココナッツクラッシュ』」
「それもですよね」
あ。
「『卍固め』」
「コンクリートどこに行ったんですか?」
「すまない。俺のプロレス最盛期は馬場と猪木なんだ」
「六禄さん、年いくつなんですか?」
とりあえずスバルの身長を考えて、腕がクッションになる『河津落とし』で手を打った。
スバルとプロレス談義をした後、自分の訓練をする。
今日は補助魔法をやってみる。
というわけで、
「キャロー」
「はい?」
「教えてくんない?」
「いいですよ」
補助魔法の先輩、キャロに教えてもらうことにした。
「へぇ?フリードって、大きくなるんだ」
「はい。………でも、そうなったら私が未熟なせいでコントロールできなくなるんです」
「キュクルー………」
「俺の鶏よりマシだ」
俺はあいつのせいで、『希少技能保持に関する登録及び制約に関する契約』とかいう紙束を書かされまくったんだからな。
俺はああいう契約の用紙とかは、自分に不利じゃないように全部見る人間なんだぞ。
腹いせに契約書に『この用紙に記入するにあたり、一枚毎に管理局は甲(俺のこと)に250万円相当のミッドチルダの通貨を支払わなくてはいけない』って書いてしまったじゃないか。
それを全部で20枚に。
あの後はやてに怒られて、全部書き直させられたのは良い思い出だ。
そんなこんなで訓練をしていると、
「皆!整列して!」
「「「「はい!」」」」
「ういうい」
なのはが全員に号令をかける。
いったいなんだというのか。
「じゃあ、本日の早朝訓練のラスト一本。皆、まだ頑張れる?」
「「「「はい!」」」」
「今晩は頑張れそうだ」
「『ディバインシューター』!」
「メフッ?!」
顔面に魔力弾を中てられた。
『十二の試練』でダメージはないが、ドッヂボールで顔面に球を中てられたみたいにヒリヒリする。
「すまない。頑張れる」
「じゃあ、『シュートイベーション』をやるよ。レイジングハート!」
「【All right.(了解)『Axel Shooter(アクセルシューター)』】」
レイジングハートの機械音声と共に、宙に浮かぶなのはの足元に桃色の魔方陣が浮かび、11個の魔力弾が出現して高速で動き出す。
ふむ。
今日もスパッツか。
「私の攻撃を5分間回避しきるか、攻撃を私にクリーンヒットさせたら終了。ただし、誰か1人でも被弾したら最初からやり直しだよ」
「「「「はい!」」」」
「どうでもいいが、スカートの中見えてるぞ」
「スパッツ穿いてるから大丈夫なの」
ふむ。
見えちゃ不味いと思ってるもんだとばかり思っていた。
そうでもないようだが。
流石のスパッツだな。
………ん?
「エリオ、下向いてどうした?」
「い、いえ、ちょっと」
………お前が恥ずかしがってどうする。
エリオは純情な男の子。
下ネタなんて、とてもとても。