魔法科高校の神殺し   作:ビー玉

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すみません!!部活や体育祭が忙しくて更新するの忘れてました!!。


入学編①

『あなたみたいな子供、産まなきゃよかった』

 

『お前みたいな人間、一族の恥だ。さっさと死ねばいいのに』

 

『あんたなんかお兄ちゃんじゃない。二度と近寄らないで!!』

 

『力がなかったのは自分の責任だ。恨むなら想子量の少なかった自分を恨め。さあ、さっさと出ていけ』

 

少年はなにも見えないただただ暗い世界で、けして消えることのない炎に身を焼かれながらその言葉を聞く。

なぜ、自分がこんなことにならなくてはいけないのか、何度考えても答えはでない。

かつての母、兄、妹、父が周りに現れ同じ言葉を繰り返していく。

 

『あなたみたいな子供、産まなきゃよかった』

 

『お前みたいな人間一族の恥だ、さっさと死ねばいいのに』

 

『あんたなんかお兄ちゃんじゃない。二度と近寄らないで!!』

 

『力がなかったのは自分の責任だ。恨むなら想子量の少なかった自分を恨め。さあ、さっさと出ていけ』

 

永遠と繰り返されるこの言葉、身を焼く炎、なにも見えない暗い世界、常人なら間違いなく発狂するであろう環境だ。

だが、少年は耐える。

この地獄の先に希望があると信じて。

少年の祈りが通じたのか、暗い世界は明るくなり、身を焼く炎は消え、永遠と繰り返される言葉とかつての家族も消え、目の前には美しい女性が現れる。

 

『人が生きる意味は必ずあるわ。人間はそれを見つけるために挑戦を続けるのよ』

 

目の前の女性がそう言う。

その言葉にすがるように少年は手をのばす。弱々しくて少しずつではあるが確実に目の前の女性に近づいていく。女性に手が触れそうになったとき、女性の身体中から炎が溢れでた。

その炎は、周りを赤く、そして紅く染めていき、やがて少年の体も炎で焼かれる。

少年が焼かれ始めると前に男性がやって来てこう言う。

 

『お前は死ぬまで苦しみ続ける。それが神を殺した人間の罪であり罰だ』

 

少年の意識は消える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「夢・・・・か」

 

命は体を起こしながら呟く。

神を殺してから定期的にやってくるこの夢、最初の頃は気が狂いきそうになった命も今ではちょっとした悪夢程度の認識になっている。

最初に住んでからかなり変わってしまったこの家、今ではほとんど見かけないほどの日本家屋は変わっていないのだが、家の中は必要最低限の物しか置いていなかった部屋も今ではスポーツ道具がところ狭しと置いてある。そして何時もより一時間ほど遅れて表示されている目覚まし時計もある。

 

「あ、・・・・・・やば」

 

命が焦るのも当然だろう。

何故なら今日は命が入学する国立魔法大学付属第一高校の入学式なのだから。

その事に気づいた命の行動は迅速だった、最低限の物と最低限の身だしなみを整え出発した。

その時の命の表情がこれまでに見ないほど必至だったり、途中で忘れ物に気付き一度家に戻らなくてはいけなくなったのは完全に余談である。

 

 

 

 

 

 

 

 

「間に合わなかった・・・・・・だと・・・・・・!!」

 

魔法科高校の校門前でorzの格好で倒れている少年———命は絶望していた。たまに通りかかる人に奇異の視線を向けられながら、けして越えられない壁を目の前にし己の弱さに嘆き絶望する。そのカンピオーネですら越えられない壁とは————

 

「魔法科高校に門限があるなんて!今日は入学式なんだから開けてたっていいのに!」

 

————そう、この閉められた校門である。少し考えればわかるはずだ、まずこの魔法科高校の入学式に親は来ないし、ここは魔法大学付属の高校である、中には取られたら不味い物や見られたら不味いデータがある筈であり、侵入者対策としては閉めない方が当然なのだ。それに気付かない命はどこかぬけているのだろう。だが、カンピオーネは逆境になればなるほど頭が冴える、ゆえに命はひらめいた。

 

 

    門が開かなければ、違うところから入ればいいじゃないっ!と

 

 

かくして作戦は実行される、まずは近くを探り足場になりそうなものを探していく、さらには神との戦闘で培った経験と今まで習った全ての武術をもとに四メートル程の壁をかけ上がったその先には

 

「風紀委員長の渡辺摩利だ。学校への電話で学校の前に不審者がいると情報を貰って来てみたが・・・新入生だったか、まあとにかく不法侵入は不法侵入だついてきてもらうぞ?」

 

そんな声と共に目の笑っていない笑顔を向けられた命は、断れずに登校一日目にして風紀委員に捕まるという名誉?を手にしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在生徒会室に連れてこられた命は、目の前で座っている三人の前で正座をしていた。

中央に座るのは生徒会長の七草真由美、右に座っているのがが部活連会頭の十文字克人、左に座っているのが命をここに連れてきた風紀委員長の渡辺摩利であり学園三巨頭とも呼ばれる三人を前にして命は堂々と————開き直ったとも言う————していた。

 

「捕まえたとしても俺は四天王の中で最弱、それに倒したとしても第二第三の俺が!・・・・嫌ですねぇそんなに見つめないでくださいよ照れちゃうじゃないですか」

 

摩利はそんな命に呆れながら溜め息をつき話を始める。

 

「八重樫命1ーA所属で実技は学年次席、テストは学年八位の総合五位でついでに言えばレッグボールUー16の世代別日本代表で『野獣』と呼ばれている、か。文武両道でスポーツ万能だからどんなやつが入って来るかと思えばこんなやつだったとわな。今回は厳重注意だけで勘弁してやるが次遅刻したらただじゃ置かないぞ?」

 

「はい、すんませんでした」

 

摩利からの厳重注意をうけていかにも反省しました、と言う顔で退室するとネクタイを緩めてから言った。

 

「あー、腹減った。どこで食おうかなー」

 

まったく反省していない命であった

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