仮面ライダーのバイクがウマ娘になったら   作:疾風の警備員

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どうも、疾風の警備員です。

今回から、他のウマ娘達も出てくるようになります。先ずはアニメでの主要メンバーである、チームスピカの面々です。

良ければどうぞ。


第3話

「ウチと合同練習?」

 

「ああ、頼めないか?」

 

ライズのメイクデビューに向けて、カペラのメンバー一丸となって頑張ってるある日、俺はトレーナー室にやって来た【チームスピカ】を率いる同期のトレーナーである【沖野】から合同練習の誘いを受けていた。

 

「ウチにも新入りやリギルから移籍した奴とか増えたからよ…ここらで一回、強豪と一緒に練習してモチベーションを上げたりしてぇんだ」

 

「それはこちらも願ったり叶ったりだけど…」

 

俺としても他チームとの練習はいい刺激になるし、ライズの仕上がりを見るのに丁度良いとも思ってる。ただ…

 

「けど、なんでウチなんだ? 沖野なら東条トレーナーとも顔見知りなんだから、そっちに頼むとかできたろ?」

 

そう、この男は以外と顔が広い。あの最強とも言われているチームリギルを率いる東条トレーナーとも知り合いだ。だったらそっちに頼んだ方が色々といいだろうに…

 

「いやぁ…おハナさんには、色々と借りを作っちまっててな…?」

 

「ああ、そういう…」

 

けど、それをしない理由は簡単なものだった。

 

コイツ、また給料使い果たして東条トレーナーに酒を奢ってもらったな? まぁ、コイツの場合自分の私欲じゃなくて、担当ウマ娘達の為に使ってるから俺も強くは言えんが…

 

「合同練習の件は了解した。今日からか?」

 

「できれば今日から3日くらい頼みたいんだが…」

 

「OK、ウチの娘達にも通しておくよ」

 

「スマン、今度奢るよ」

 

「ハハッ、期待しないでおくよ」

 

それからある程度内容を詰めてから沖野は部屋を出ていき、入れ替わりにイルがやって来た。

 

「おはようトレーナー。今、スピカのトレーナーとすれ違ったのだけど…何かあったの?」

 

「ああ、スピカのメンバーと合同練習しないか誘われてね。さっきまで内容を詰めてたんだ」

 

「あら、そうなの?」

 

「今日から3日ほどの日程になるから、できたらイルから皆に伝えておいてくれ」

 

「わかったわ」

 

俺の頼みに頷くと、イルはトレーナー室にあったノートを手にして部屋を出ていった。そのノートに俺は見覚えがあった。

 

(アイツ…ここで宿題やって、そのまま忘れていったな?)

 

そんなハードボイルドになりきれないハーフボイルドな担当ウマ娘に、俺はため息を吐きながら合同練習のメニュー作りに勤しむのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

-Clock Up!!-

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時間が進み、放課後…

 

「♪~♪~♪~ 楽しみだな~、スピカとの合同練習♪」

 

トレーナー室で1度集合してから、俺達は練習場へと向かっていた。ビートは先ほどからさっきから鼻歌混じりに歩き…

 

「うう…友達できるかな…」

 

ライズはスピカの面々と仲良くなれるか心配していて…

 

「ほらデン、あまり動かないで」

 

「あ、ありがとうイルさん…」

 

イルはデンの髪に付いた葉っぱ(転けて植え込みに顔面から突っ込んだ為)を落としていて…

 

「くぅ~!! ライバルとの特訓からの熱い友情!! これは立派なアオハルねッ!!」

 

シグにいたっては、いつものアオハル病を発症していた。

 

「お前達、はしゃぎ過ぎて向こうに迷惑掛けるなよ?」

 

「「「「「はーい♪」」」」」

 

「……ホントに分かってんのかね…」

 

テンションの高いビート達に一抹の不安を感じていると練習場にたどり着き、そこには沖野と7人のウマ娘がいた。

 

最近まで3人だったのに、一気に増えたな。

 

「おーい、沖野!!」

 

「おう、こっちだ一条!!……って、おいゴルシ!?」

 

「ッ!!」

 

「あ、シグッ!?」

 

俺が呼び掛けると沖野も答えてくれるが、何故か1人のウマ娘がこっちに向かって走ってきた。腰まで届く長い芦毛にモデル並みの体型と女性にとって理想的な見た目だが、中身はトレセンの奇行種やウマ娘界のハジケリスト等といった、突拍子もない事をない事を起こしてきた超問題児なウマ娘…ゴルシこと【ゴールドシップ】だ。そしてそれと同時にシグまで走り出した。

 

おいお前ら、一体何をやる気だッ!?

 

2人はある程度距離を詰めると同時に飛び上がり、シグは右腕を後ろに引きながら左足を突き出し、ゴルシは両足を突き出す、いわゆるドロップキックを繰り出して空中でぶつかり合った。

 

「アオハルロケットキィィィィィィィック!!」

 

「ドリャアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

ードゴォン!!―

 

そのぶつかり合いは一瞬で終わり、2人とも跳んだ位置まで戻った。

 

「へッ!! まさかアタシの【ゴルシスマッシュ】と互角なんてな?」

 

「そっちこそ、アオハルロケットキックを防ぐなんて、やるじゃねぇか」

 

突然の展開に全くついていけない俺。更にいきなりシグが中国拳法っぽい構えをとり、ゴルシも同じような構えをとった。

 

「問う!! 数多の星に心はあるや!?」

 

「応!! それ大いなる輪の如し!!」

 

「「その心、拳で知るのみ!!」」

 

そして一気に距離を詰め、拳をぶつけ合わせた。

 

「なんだ、同門だったのか!!」

 

「こんな身近に同門がいたなんてな!!」

 

「「アハハハハハハハハハハッ!!!!」」

 

最後には2人仲良く肩を組んで笑い合う。俺はそれを見て呆れるしかなかった…

 

「なにやってんだ、シグは…」

 

「ちょっとお仕置きしてくるわね」

 

頭を抱える俺を見て、イルがシグを懲らしめる為に動き出す。それと同時にスピカの方からもゴルシとは違う芦毛の女の子が出てきた。

 

「シグ? アンタ、トレーナーの言ってた事…忘れたの?」

 

「貴女もですわよ、ゴールドシップ?」

 

「うおッ!? ちょイル? 笑顔が恐ぇんだけど…」

 

「ん? どしたマックちゃん? そんなとある女閻魔のせいで45億円の借金を背負わされた、元ブラック企業の社員みてーな顔して…」

 

シグ達に声を掛けたイル達は、素早く2人の背後に回って鳩尾の辺りで手を組んで抱え込み…

 

「「ちょっとは反省してきなさぁぁぁぁぁぁい!!」」

 

「「あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!」」

 

そのまま天高く放り投げた。

 

おお~、すげぇ飛んだな…

 

「手伝いなさい!! アタシが下で…」

 

「私が上ですわね!!」

 

更にイル達は何か役割を決め、イルが腰を屈めて両手を組んで構え、そこに芦毛の娘が片足を乗せるとイルが思いっきり上に打ち上げた。その娘はそのままゴルシを捕まえると、彼女の頭を右肩に乗せ両手で脚を掴んで開脚状態で捕らえ、続けて跳んだイルが逆さまになってるシグの両腋に足を乗せ、足首を掴んで押さえ込んだ。そして芦毛の娘がイルに肩車する形でドッキングする。

 

「ちょッ!? イルッ!! これはシャレにならねぇぞ!?」

 

「いやぁ~…マックちゃんよぉ? さすがにゴルシちゃんでも、これはヤバめだぜ? だから今すぐ止めて、海王神界に一狩り行こうぜ?」

 

「「だが断るッ!! これで決まり(よ/です)!!」」

 

抵抗しようとするシグとゴルシ。しかし、2人の拘束から逃れる事は出来ず、そのまま地面に叩きつけられた。

 

その技は、とある超人が仲間と一緒に戦うなかで編み出され、数多くの強敵を撃破した最強技。その名も…

 

「「マッスルドッキング!!!!」」

 

「「ゴギャッブ!?」」

 

「おおーっと!! 遂に決まった最強タッグ技【マッスルドッキング】ッ!! これにはゴールドシップとマシンマッシグラーのコンビも耐えられずダウーン!! レフェリーがカウントを始めます!!」

 

その光景にスピカの新メンバーらしき三日月型の白いメッシュの入った前髪にポニーテールのウマ娘が実況を初め、俺が知ってるスピカメンバーでボーイッシュなウマ娘の【ウオッカ】がカウントを取り出す。

 

「ワン!! ツー!! スリー!! フォー!! ファイブ!! シックス!! セブン!! エイト!! ナイン!! テンッ!!!!」

 

―カンカンカンカーン!!―

 

しかしシグとゴルシは動かず、ボリュームのあるツインテールにティアラを頭に乗せたウマ娘【ダイワスカーレット】がゴングを鳴らして終わりを告げ、イルとタッグを組んでいたウマ娘は揃って拳を突き上げた。

 

「けっちゃーくッ!! 勝者はハードボイルダーとメジロマックイーンのタッグだぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」

 

「「さあ、貴女の罪を数えなさい…」」

 

「いや、気絶してるから数えられねぇって……」

 

普段ツッコミ役のイルまでボケに近い行動に走り、俺は頭痛のする頭を押さえる。ライズとデンは目の前の光景にあたふたしていて、ビートにいたっては…

 

「~~~~~~~~~~~ッ!!!!!!」(バシバシッ)

 

一連の出来事がツボにはまったのか、蹲って地面を叩きながら小刻みに体を震わせて笑っていた。おい、あまり芝を強く叩くなターフが抉れる。

 

「すみません、ゴールドシップがご迷惑を…」

 

「こっちもバカがいたからお相子よ。それより貴女、中々の腕前ね。名前は?」

 

「申し遅れました。私は【メジロマックイーン】と申します。そういう貴女は【トレセンの名探偵】さんですよね?」

 

「まだ名探偵には程遠いけどね…私はハードボイルダーよ。気軽にイルって呼んでちょうだい」

 

「わかりました、イルさん。ところで……イルさんは、プロレスを嗜んでますの? 先程の技は見事な完成度でしたが…」

 

「ああ、それはトレーナーがね…」

 

イルが芦毛の娘と楽しそうに話している間に、俺は気絶しているシグをチョークスリーパーで、強制的に叩き起こす。

 

「フンッ!!」

 

―コキッ―

 

「くぺッ!?……あれ? アタシはなにして…」

 

「ようやく起きたか…ほら、さっさと立って挨拶するぞ」

 

「あ、おう!!」

 

それからゴルシも起き、全員を何とか並べさせて自己紹介を始める。スピカに新しく入ったのは、イルとマッスルドッキングを決めた芦毛のウマ娘【メジロマックイーン】、実況していたポニーテールのウマ娘【トウカイテイオー】、リギルから移籍した栗毛に緑のイヤーカフが特徴の【サイレンススズカ】、そして北海道から編入してきた【スペシャルウィーク】の4人だ。

 

こちらも紹介を済ませ、俺と沖野が両チームの間に立つ。

 

「いいかお前達!! 今日から3日間、俺達は仲間でありライバルだ!!」

 

「お互い、相手を助ける心もライバルを倒すという思いも忘れず、切磋琢磨してくれ!!」

 

『『『『『『はいッ!!!!』』』』』』

 

「それじゃ、何か悩みや聞きたい事があれば、いつでも遠慮せず聞いてくれ」

 

「あの、いいでしょうか!!」

 

俺達の激励に元気よく皆が答え、俺が最後にこう告げるとスペシャルウィークが早速手を上げた。

 

「どうしたスペ?」

 

「あ、トレーナーさんじゃなくて一条トレーナーさんに聞きたいんですけど…」

 

「俺か? 何かな?」

 

スピカの娘から質問が来るとは思わず、一瞬驚くけどその質問を聞いて…

 

「一条トレーナーさんも……いきなり私たちのトモを触ったりするんですか?」

 

「………………………………はい?」

 

いきなり後悔した。

 

「えっと、何でそんな質問を…?」

 

「え? だってトレーナーさんは出会い頭に私のトモを触ったりしてきたので…」

 

「……おい、沖野?」

 

それでこの質問の意味を察した俺が沖野を睨むと、冷や汗を大量に流しながら慌て出した。

 

「いや、目の前に立派なトモをしたウマ娘がいたから……つい…」

 

ほお…? そんな理由で俺にまであらぬ疑いが掛けられたのか……

 

「お前さぁ…前にも言ったよな? いきなりウマ娘達のトモを触るのは止めとけって。なのに、まだ懲りてなかったのか…!!」

 

「いや、それについては謝るから!! スマン!!」

 

そう言って両手を合わせて謝る沖野だけど、俺はそれで許すつもりはない。

 

「スマンで済んだら…」

 

俺はウマ娘達にも見えない速度で沖野の鳩尾に拳を叩き込む。

 

「グハァッ!?」

 

そして前のめりになったところで背後に回って背中に股がり、両腕を後ろで伸ばした状態で締め上げる【パロスペシャル】をお見舞いしてやった。

 

「警察はいらねぇんじゃ!! バカヤローがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!」

 

「アァァァァァァァァァァァァァァダダダダダダダダダダダダダダダダダダダイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイイダイッ!?!?!?!?!?!?」

 

「これは…!! なんて見事なパロスペシャルですの!?」

 

激痛に叫ぶ沖野だが、それでも俺は力を緩めない。

 

俺はッ!! お前がッ!! 反省するまでッ!! パロスペシャルをッ!!止めねぇッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに沖野を折檻した後、マッスルドッキングを喰らった2人にマッサージ等で痛みを和らげていたところ、ゴルシが…

 

「サンキュー!! お陰で肩こりが取れたぜ!! やっぱ胸がが大きいと大変「セヤァッ!!」マソップ!?」

 

そう言って自身の胸を触っていたら、どこからか現れたスズカにシャイニングウィザードを叩き込まれたのは、どうでもいい話だ。




いかがでしたか?


今回はアオハル大好きロケットウマ娘【マシンマッシグラー】の紹介です。

自己紹介:よッ!! アタシはマシンマッシグラー!! トレセン学園の全員とアオハルを体験するウマ娘だ!! 最近は、ターフを全力で駆け抜けてる時が、1番アオハルを感じてるぜ!!

学年:高等部

所属寮:美浦寮


バ場適正
芝:A ダート:E

脚質適正
逃げ:B 先行:A 差し:D 追込:G

距離適正
短距離:A マイル:B 中距離:E 長距離:G

スキル
先行のコツ・スプリントターボ・栄養補給・プランX


身長:168cm

体重:微減(アオハルだ!!)

誕生日:9月11日


好きな事:アオハルを体験する事

嫌いな事:勉強をする事


耳の事:楽しい事には耳ざとい

尻尾の事:アオハルを体験してる時は、激しく動く


足のサイズ:左右共に24.5cm


家族の事:祖父の影響で、バイクに詳しい


マシンマッシグラーの秘密
実は、月に1回はプラネタリウムに通っている。


外見
肩までの長さの葦毛に前髪には黒のメッシュ、少しつり目にオレンジの瞳


マシンマッシグラーの固有スキル
【アオハル銀河大爆発】

能力
最終コーナーで相手を抜くと、アオハルに対する思いが爆発し、ロケットのごときダッシュで速度が上がる。

カットイン
目の前にロケットが現れる→それに股がりロケットが打ち上がる→宇宙に到着→両手を上げて喜ぶ

台詞
「よーし、行っくぜぇッ!! スゲーッ!! 宇宙…キターッ!!」

専用楽曲
【Switch on】



これでチームカペラの現メンバー紹介は終わりとなり、次回は新しく入るライダーバイクウマ娘の紹介になります。そのメンバー決定のアンケートは10月31日までになります。良ければ、皆様の投票を(感想も)お願いします。
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