仮面ライダーのバイクがウマ娘になったら   作:疾風の警備員

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どうも、疾風の警備員です。

遅くなってしまいスミマセン…長らくスランプってました…

今回でシングレ風味の話は終わりです。

それでは、どうぞ。


第8話 大阪杯(後編)

ビートside

 

「ふぅ~…よしッ!!」

 

ターフへと続く地下道…そこで私は1度深呼吸して気合いを入れ直す。何せ今回の相手は【デュアルクリムゾン】…マルゼン先輩とトライ先輩だ。負けてもいいだなんて腑抜けた状態で挑んで、勝てる相手じゃない。

 

(集中力は特訓のお陰で、前よりも高くはなってる…【領域(ゾーン)】には届かなかったけど、今の感じならイケる!!)

 

改めて気合いを入れた私は、地下道を歩きターフに出ると、雲1つ無い青空と眩しい太陽……そして満員の観客 席が私の視界に飛び込んできた。

 

『さあ、次に出てきましたのは本日の3番人気!! トリプルティアラのウマ娘・ビートチェイサーッ!! 昨年の秋華賞のような走りで、見事勝利を掴めるのかッ!?』

 

(いや…3番人気になるのは分かってたけど……そうはっきり言わないでよ…あ、皆だ!! スピカの皆もいる……けど、何で全員でかめ◯め波してるんだろう?)

 

観客の人達に笑顔で手を振りつつ、私は実況の人の言葉に微妙に凹んだが、すぐにカペラやスピカのメンバーを見つけて手を振りつつ、スピカメンバーがか◯はめ波してるのに苦笑してると…

 

ワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!

 

「ッ!?」

 

私の耳に大歓声が響いた。その理由を察した私が振り返ると、そこには真紅の勝負服を着た2人のウマ娘…マルゼンスキーとトライドロンが立っていた。2人はその歓声の大きさに動じず、笑顔で手を振っていた。

 

『ここで入って来たのは本日の1番人気と2番人気!! マルゼンスキーとトライドロンだぁッ!! 今回もこの2人がターフを真紅に染め上げるのかッ!!』

 

(はえ~…やっぱり2人は凄いんだなぁ…)

 

そんな2人を見ていたら、手を振るのを止めて私の方へと歩いてくる……ってなんでこっち来るのッ!?

 

「ハァ~イ♪ 元気だった? ビートちゃん」

 

「えッ!? は、はい!!」

 

「うんうん、確かにgood conditionみたいだね」

 

2人は親しげに話し掛けに来てくれたんだろうけど……体から溢れてるプレッシャーがスゴいのなんの…

 

「それで……【領域】には至れたのかな?」

 

「………………いえ、ですが今できる全力でお二人を越えてみせます。私を信じて鍛えてくれた、トレーナーの為にも!!」

 

「そうか……楽しみにしてるよ」

 

「また後でね」

 

私の返答に、2人は何故か少し残念そうな顔をしながら去っていった。

 

まぁ、期待に応えられなかったんだからしょうがないかな? だからって、簡単に負けるつもりなんてないけど。

 

「さて…私もゲートに行こうかな」

 

その場で1度思い切り背伸びをし、気分を切り替えた私はゲートへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあ、ついに始まります春シニア三冠の一冠目【大阪杯】!! この一戦を勝ち抜くのはどのウマ娘かッ!?』

 

「遂に始まったか…」

 

実況の声と共に鳴り響くファンファーレ。それを聞いた俺の心拍が上がり始める。相手は今までにない強敵…それに俺の浅知恵がどこまで通用するのか…俺は心配で堪らなかった。

 

『各ウマ娘、ゲートに入って体勢整いました』

 

そして数瞬の沈黙の後……ゲートが開いた。

 

『スタートです!! ここで先頭に立ったのは……ビートチェイサーだ!! デュアルクリムゾンすら置き去りにして走る走るッ!! まさかの大逃げだぁッ!!』

 

スタート序盤、ビートは俺の作戦通りに一気に加速して先頭を取り、2番手から5バ身以上の差を着けて走っていた。

 

「なるほど、大逃げか…」

 

「これなら、マルゼンスキーとトライドロンのスパートに合わせる必要がないどころか、逆にこちらのスパートに合わさせる事もできるからな…」

 

沖野の呟きに俺は答える。コレが俺の考えた案……大逃げで先頭を確保し、後はビートのタイミングでスパートをかけるという大雑把すぎる、作戦ともいえないものだ。

 

「けど、彼女のスタミナが持つのか?」

 

「だから、勝率1%未満だって言ったろ?」

 

しかし沖野の言うとおり、この作戦は穴だらけだ。今のビートのスタミナでは足りないだろうし、デュアルクリムゾンの2人の力は圧倒的だ。たぶん…最後の直線で、ビートは失速して2人に抜かされる…

 

「後は……土壇場の奇跡に賭けるしかない」

 

そんなトレーナーらしからぬ事を祈りながら、俺は第一コーナーに差し掛かるビートの走りに視線を戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(思ったより、体力使っちゃったな…)

 

ビートは走りながら自身の残り体力を確認しつつ、なおも速度を落とさず走る。

 

彼女がトレーナーから託された作戦プランB…それは、最初から一気に先頭を取り、そのまま突き放してゴールするというもの。簡単に言えば【最初からクライマックス】だ。しかし、今回は相手が最強の一角という事もあり、突き放すのに想定以上の体力を消耗してしまっていた。

 

(それでも、絶対に勝つんだから!!)

 

しかし、彼女は簡単に諦めずトレーナーの作戦を信じて走り続ける……その背後で、虎視眈々とタイミングを見計らっている者達のプレッシャーを背に感じながら…

 

(あの走り……どうやら、本当に領域には到達してないみたいね)

 

そんな彼女の4バ身後方、マルゼンスキーは落ち着いた表情でビートを観察していた。今はまだ様子見としているが、油断はしない。その油断が、慢心が敗北に繋がる事を痛感してるからだ。だからこそ、今はまだ力を蓄える。すぐ傍を走る親友兼ライバル(トライドロン)に勝つために…

 

(あの作戦……推理が合っていれば、ビートチェイサーは…でも、万が一を考えて…そうすればマルゼンは…だから……)

 

そしてトライドロンは、ビートの事を念頭に入れつつマルゼンスキーへの対策も考える。常に思考し、最適解を導きだす…それが、彼女が家族から教わったものだからだ。だから彼女は考える。自らの勝利の為の答えを導く為に…

 

『第2コーナーを抜けた直線、先頭は依然ビートチェイサー!! どうでしょうこの展開?』

 

『掛かっているかもしれません。一息つけるといいのですが…』

 

『2番手マルゼンスキーと3番手トライドロン、ジリジリとビートチェイサーへと迫っています!! 4番手以外に大差をつけ、このレースはもはや、この3人による頂上決戦だぁッ!!』

 

「オッシャア!! そのまま行けーッ!!」

 

「頑張れ、ビート先輩!!」

 

「ファイトです~!!」

 

「……マズイわね」

 

シグ達が声援を送る中、イルと一条はその顔に焦りを浮かべていた。

 

「何がマズイの?」

 

「…ビートの体力、もう殆んど残ってないわ」

 

「……え?」

 

その呟きを聞いたバジンからの問いに、イルは顔をしかめながら答えた。

 

「ビートはスタートダッシュからここまで、1度もマルゼンスキーとトライドロンを抜かせずに走ってる。大阪杯は芝2000m……それを格上相手に逃げるには、どうすれば良いと思う?」

 

「それは……………………ッ!?」

 

「そう……全力で走り続けるしかないのよ」

 

イルの問題を理解した瞬間、バジンは彼女のやっている事がどれだけ無茶苦茶な事をしてるのかと恐怖した。

 

彼女の考え通り、ビートチェイサーは【1度も一呼吸置かず全力で走り続けている】のだ。だけど、そんな走りをすれば後半にスパートを仕掛ける体力が残る訳がない。

 

「このままだと……最後の直線でビートは失速する」

 

「ビート先輩…」

 

「それでも、俺はアイツを信じる」

 

「…トレーナー?」

 

そんな2人の話を聞いてた一条は、それでも彼女が勝つことを信じていた。

 

「アイツはそんなに諦めがいい方じゃない。だから、最後までアイツを信じる。それにアッチを見てみろ」

 

「「?」」

 

その彼が指差す先には…

 

「「「「「「「勝て~!! 勝て~!!」」」」」」」

 

「お前ら、それいい加減に止めろ…さっきから注目の的だぞ…」

 

かめ◯め波の姿勢で、念を送っているスピカのメンバーがいた。

 

「他のチームが応援してくれてるのに、俺達が応援しないのはおかしいだろ?」

 

「…それもそうね。私達が諦めてたら、ビートに悪いもの!!」

 

「なら、アタシ達も念でも送ります?」

 

「いいわね!! 早速スピカの子達と一緒にやるわよ!!」

 

「え? アタシは別に「いいから来なさい」ってイヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」

 

バジンの案にイルは彼女の襟首を掴み、そのままスピカの方へと走っていった。

 

それを苦笑しながら見送り、レースへと視線を戻す。ビートチェイサーは第4コーナーを走っている。

 

「負けるな、ビート…!!」

 

 

 

 

 

 

場所は変わりVIP室…

 

「あーこらアカン、ビートチェイサーはここで終わりやな…」

 

レースを見ていたタマモクロスは、ビートの走りからもう結果は見えたとばかりに、視線を外した。

 

「う~ん…確かにこれはダメかな?」

 

それに同意したのはサクラハリケーン。彼女も既にレースを見てはいなかった。

 

「バカか、お前らは」

 

「ああん!?」

 

しかし、そんな2人を鼻で笑ったのはマシンディケイダーだ。

 

「レースは最後まで分からない。それにアイツの目…まだ、勝負を諦めてない」

 

「ほんならアンタは、こないな状況でビートチェイサーが勝つ言うんかッ!?」

 

「いうんかッ!!」

 

「ああ」

 

バカと言われた事に腹を立て、怒鳴るタマモクロスと同調するサクラハリケーン。しかし、マシンディケイダーはそれを気にする素振りもなく、当たり前とばかりに答えた。

 

「この…!! オグリはどうや!? どう見てもビートチェイサーの負けやと思うやろ!?」

 

「いや、私はディケに賛成だ」

 

「はあッ!? まさかルドルフとシービーも…?」

 

「そうだね、これはディケに一票かな♪」

 

「私もディケと同意見だ」

 

「えっと……エクスちゃんとストラちゃんも?」

 

「ビートちゃん、なんかイケそうな感じがするんだよね」

 

「勝敗を決めるのは…まだ早い」

 

「「なんでやァァァァァァァァッ!?」」

 

圧倒的な意見差に吠えるタマモとハリケーン。そんな2人にイラッとしつつ、マシンディケイダーはレース場へと自前の2眼レフカメラを向ける。

 

「さて…お前の全力、見せてもらうぞ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビートside

 

「ハァ…!! ハァ…!! ハァ…!!」

 

『先頭を走るビートチェイサー、間も無く第4コーナーを抜けて最後の直線に入ります!!』

 

実況の声が聞こえてくるけど、酸素不足でそれを理解出来るほど私の頭は既に回ってなかった。

 

(肺が痛い…呼吸したくても、痛みでうまくできない。それに足も重い…視界もぼやけてきた…)

 

自分の目に映るもの全てがブレて見え、真っ直ぐ走っているのかさえ分からない…

 

(なんでこんな苦しい思いして走ってるんだっけ…? えっと……確かに、マルゼン先輩とトライ先輩と走ることになったからで…)

 

そんな頭で思い返すのは、こうなっている理由だった。

 

(勝つために色々特訓したけど……ここまでできたら充分じゃない? 負けたってきっと誰も責めないし、トレーナーだって笑顔で…)

 

―信じてるぞ、ビート!!―

 

「ッ!?」

 

思考が諦めの方に向いた瞬間、トレーナーの声が聞こえた。そして情けない自分を叱咤する。

 

(何を諦めてるんだッ!! 私が見たいのはそんな笑顔じゃない!! 私が見たいのは…私がレースに勝って浮かべる…トレーナーの笑顔が見たいんだッ!!)

 

私は一気に回復した意識で自分を奮い立たせ、前を見据える。その時、視界の端にひび割れみたいなものが映るが、それを気にしないほどに意識を集中させてく。

 

(最強がなんだッ!! 限界がなんだッ!! そんな理由で諦めたら、私をここまで信じて導いてくれたトレーナーに合わせる顔がないッ!!)

 

そのひび割れはどんどん広がり、私の視界を埋めていく。

 

(最後まで諦めずに走れッ!! 走って走って勝って…)

 

そしてひびが全体に広がりきり…

 

(大好きなトレーナーの顔を…!!)

 

「笑顔にするんだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

 

―ガシャァァァァァァァァン!!―

 

視界が砕け散り、景色が一変した。

 

(何これ…? すごい静か…他に気配も感じない…まるで、世界に一人になった気分…でも、すごい力が湧いてくる…)

 

あまりに突然だったから、この状態がなんなのか理解できなかったけど…

 

(今はこの力を使って走るだけッ!!)

 

このチャンスを逃さない為に、私は再び脚に力を入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終コーナーを抜け、最後の直線に入ったビートチェイサー・マルゼンスキー・トライドロンの3人。そして失速を始めたビートを見て、ここで2人が本気のスパートを掛けた。

 

「これが私の…フルスロットルよッ!」

 

「OK! Start My ENGINE!」

 

ほぼ同じタイミングで2人は意識を極限まで研ぎ澄ませる。すると、彼女達の瞳から赤い電流が迸る。もちろん、これは彼女達にのみ見えているもので、本当に電気が流れている訳ではない。それに合わせて、2人の速度が急激に上がる。

 

彼女達のこの状態こそが【領域】に入った証だ。

 

((ここでビートチェイサーを抜き去るッ!!))

 

そう決めて走る2人。しかし、ここでマルゼンにとって予想外の事が起きた。

 

(あら…? ビートチェイサーの位置が動かない!?)

 

彼女は今、確かに全力で走っている……なのに、視界の端に映るビートの位置が変わらないのだ。

 

(なんでッ!? あれだけの疲労状態でどうして………ッ!!)

 

その理由が解らず困惑してると、彼女の顔……詳しくいうなら眼の辺りから【金色の電流】が迸るが見えた。それだけではない。彼女の腕や脚からも金色の電流が迸っていた。

 

(まさか……この土壇場で()()()()()()っていうの!?)

 

それはビートが領域に至った事を示していた。この状態を想定してなかったマルゼンスキーは、一瞬でも強烈な動揺のせいで動きが少しだけ鈍る。

 

(まさに奇跡…!! だけど、まさかここまで速くなるなんて…もし、万全の状態で使われてたら…!!)

 

そしてそれを予想していたトライドロンは、彼女の走る速さが想定を越えていた事に驚愕するが、それを何とか押し留めて走り続ける。しかし、ビートチェイサーの位置はやはり変わらない。

 

その走りに、カペラメンバーも驚きを隠せない。

 

「ちょッ!? なんなのあの速さッ!?」

 

「イル先輩…ビート先輩の体力、無いんじゃなかったんですか?」

 

「私が聞きたいわよッ!?」

 

「スゲーぞ、ビート!!」

 

「先輩、カッコいいです!!」

 

「スゴい末脚…」

 

そんな感想を叫ぶ中で、一条だけがビートの加速の理由を理解した。

 

「まさか……領域に入った…?」

 

『なんという事だッ!! なんという事だッ!! あのデュアルクリムゾンがッ!! マルゼンスキーとトライドロンがッ!! 並べない並べないッ!! ビートチェイサーが並ばせないッ!! とてつもない加速で2人の前を行くぅッ!!』

 

ワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!

 

そのあり得ない光景に、観客達のボルテージもどんどん上がっていく。

 

「「「「「「「いっけぇぇぇぇッ!!!!」」」」」」」

 

そんな彼女にスピカメンバーの応援が…

 

「「「「「走れぇぇぇぇぇッ!!!!」」」」」

 

カペラメンバーの応援が…

 

「思いきりやれッ!! ビートォォォォォォォォォォッ!!!!」

 

そして一条の雄叫びにも似た声援が送られ…

 

「ハアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!」

 

彼女は渾身の力で突き進み、そしてゴール版を通過した。

 

『脚色は衰えないッ!! ビートチェイサー!! トライドロンに1バ身の差をつけ、今ゴォォォォォォォォォォォルッ!!!! スーパーカーとスーパービークルを振り切り!! 漆黒の(いかずち)がターフに迸ったッ!!』

 

ゴールへと1番乗りしたビートだが、領域が終わると疲労から仰向けに倒れた。

 

「ビートッ!?」

 

それを見た一条とカペラメンバーがターフへと入り、ビートの元へと駆け寄った。

 

「ゲホッ!! ガホッ!! ハァ…!! ハァ…!! ガハッ!!」

 

「落ち着いて、ゆっくり深呼吸しろ。ゆっくりとだぞ?」

 

呼吸は大きく乱れていて、酸素が上手く取り込めていないのか咳き込む彼女を一条は抱き抱え、深呼吸を促す。

 

「スゥー!! ハァ…!! スゥー!! ハァ…!! スゥー!! ハァ…!! スゥー!! ハァ…!! スゥー!! ハァ…!! スゥー!! ハァ…!! スゥー!! ハァ…!! スゥー!! ハァ………トレーナー…?」

 

それを数度繰り返したら呼吸が落ち着いてきたのか、ビートが一条を見る。

 

「どうした?」

 

「えへへ……勝ったよ♪」

 

「ああ…おめでとう」

 

限界を越えて走っていた為、ぎこちない笑顔だったが、一条もそれに答えるように笑顔で彼女を褒めた。

 

「凄かったです、ビート先輩!!」

 

「強敵を撃破ッ!! まさしくアオハルだな!!」

 

「良かったですよ~!!」

 

「まったく…心配させんじゃないわよ」

 

「えっと…おめでとう、ございます」

 

「皆も、応援ありがとね」

 

そんなチームカペラを、マルゼンスキーとトライドロンは少し離れたところで見ていた。

 

「あ~あ、油断しちゃった…今回の私、チョベリバだわ……」

 

「私も推理が甘かったよ。自分を越える可能性を想定しなかったなんて…まだまだだなぁ…」

 

「それなら、お互いにもっと精進しましょ♪」

 

「だね。マルゼンとなら出来そうだよ」

 

2人はお互いの顔を見て、微笑みあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「……………………」」(ポカーン)

 

そして、このレース結果にVIP室にいたタマモクロスとサクラハリケーンは口をあんぐりと開けて、呆然と立っていた。

 

「フ…皆はどう感じた? 私は間違いなく、ビートチェイサーは領域に入っていたと確信しているが?」

 

そしてルドルフの問いかけに、残りのメンバー全員が頷いた。

 

「なら先ずは、優勝おめでとう…ビートチェイサー。そして……ようこそ、【領域(ゾーン)】の世界へ」

 

賛同を得られたルドルフは、ターフにいるビートへ賛辞を送る。勝者を称え、新たな同士を歓迎する意味を込めて…

 

「おいルドルフ……来週、空いてる練習場はあるか?」

 

そこに、ディケイダーがそんな質問をしてきた。

 

「ん? それなら第1練習場が空いてるが……何をする気だ?」

 

今度は逆に問い返すルドルフに、ディケイダーはフッと笑い1枚の写真を取り出し、彼女に見せる。

 

「決まってるだろ? こんな面白いレースを見せてくれた奴には…」

 

その写真に写っていたのは…

 

「ご褒美をあげないとな?」

 

秋華賞のゴール版を通過する、勝負服姿のトライチェイサーだった。




いかがでしたか?

トライドロンの勝負服は、仮面ライダードライブのタイプトライドロンを元にしていて白のラインが入った赤のスラックス、赤いシャツの上に左腕だけ黒い白のラインが入った赤のジャケットを羽織っていて、頭にはドライブのライダークレストのマークが入った赤いスポーツキャップを被ってる感じです。

そして今回紹介するのは、無数の仮面を持ち、あらゆる適性をもってレースの常識とウマ娘の心を破壊してきた最強のウマ娘……【マシンディケイダー】です。




自己紹介

オレはマシンディケイダー。【レースの破壊者】なんて言われてるが、そんなのはどうでもいい。オレはこの世界にウマ娘として生まれたんだから、その役割を果たすだけだ。だから、オレのトレーナーになるなら、アンタもその役割を果たしてくれよ?


学年:高等部


所属寮:栗東寮


バ場適正
芝:A ダート:A

脚質適正
逃げ:A 先行:A 差し:A 追込:A

距離適正
短距離:A マイル:A 中距離:A 長距離:A

スキル
コーナー加速・良バ場の鬼・直線回復・全身全霊


身長:161cm

体重:完璧に決まってるだろ?

誕生日:1月25日


好きな事:写真を撮る事

嫌いな事:ツボ押しマッサージされる事


耳の事:一般のウマ娘よりも地獄耳

尻尾の事:良い写真が撮れると、ゆらゆら揺れる


足のサイズ:左右共に22.0cm


家族の事:インドア派の妹がいて、どうやって外に出そうか色んな案を考えてる。


マシンディケイダーの秘密
実は、コスプレが趣味でその画像をウマスタに上げている


外見
背中まで伸びる黒鹿毛に白とマゼンタのメッシュがあり、黄色の瞳のつり目


マシンディケイダーの固有スキル
【その瞳が見据える先は…】

能力
レース終盤、常識を破壊する程の才能を発揮し、持久力の減る量が少し増えるが速度がすごく上がる

カットイン
2眼レフカメラで写真を取る→カメラから顔を上げる→沢山の黒い異形に囲まれる→拳を握って正面を見据える

台詞
「へぇ……大体わかった。オレの邪魔をするなら…全部破壊してやる!!」

専用楽曲
【Journey through the DECADE】

特殊能力
【カメンライド】

今までに出会った、全てのウマ娘の走りを完璧に模倣する事ができる。やる時は「カメンライド・◯◯◯(真似るウマ娘の名前)」と口にする。尚、走ってる時にも使い、走り方を変えたりしている。

どの組み合わせが見たい?

  • タキオン&ビルダー
  • マルゼンスキー&トライドロン
  • ゼンノロブロイ&ゴーストライカー
  • ドーベル&ディアゴスピーディー
  • アルダン&ブロンブースター
  • ライドチェイサー&ミホノブルボン
  • できたら全部見たい!!
  • 全部書け♪(威圧)
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