月の少年の降るFULL BLOOMING!   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第2話 予行練習

松原家のリビングにて。

昨日の打ち合わせで、花音の家でお弁当の作る練習になった3人。

 

「食材準備よしっ! エプロンよしっ! 気合い十分!」

「ふふっ。それじゃ始めようか」

「それで結局何を作る事にしたの? 当日まで秘密みたいな感じだったけど……」

 

そう。昨日の夜に彩から、メニュー決定! という連絡があったのだ。当人は当日まで内緒と言っていたのだが。

 

「今回はね、サンドイッチを作ろうと思ってるんだ!」

「サンドイッチかあ。確かに、サンドイッチは手軽につまめるし、お花見にはぴったりのメニューだよね」

「…種類も意外と豊富だから、作り甲斐はあるね。サンドイッチが嫌いな人、あんまりいないと思うし……いいと思うよ?」

 

サンドイッチは挟める具材によって、千差万別の料理に変わるので、けっこう奥深い料理でもある。

 

「それに、挟むものとか盛り付けを工夫すれば見た目も華やかになって、SNS映えも完璧だと思うんだ!」

「SNS映え? あ、それならちょうどいい物があるよ!」

「なになに、いい物って?」

 

そう言うと花音は、引き出しからある道具を取り出した。

 

その正体は、抜き型だった。

 

「…星と……これは花?」

「こっちは兎かな? たくさん種類があって可愛いね」

 

種類も星型や花型等……様々な抜き型があった。

 

「うん。この前お母さんと一緒にお買い物してた時に見つけて買ってもらったんだ。これで型抜きした食パンでサンドイッチを作れば、凄く可愛いのができるかなって」

「わあ……うん! いいと思うっ!」

「型抜きサンドイッチかぁ……うん。僕もいいと思う」

「実はね、私も1ついいやり方を知ってるんだ! それを見てお弁当はサンドイッチにしたいって思ったの」

 

それを聞いた花音が興味深そうに訊くが、それはやってみてからのお楽しみ~と彩は言った。

 

「それじゃあ、SNS映えするサンドイッチ作り、スタート!」

「おー!」

「お、おー……」

 

3人は早速サンドイッチ作りに取り掛かるのだった。

 

 

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「そうしたら、お花の形のサンドイッチをこの辺に盛り付けて……と」

「これで、完成……だよね?」

「見た目もかなり可愛くできてるし……いいんじゃない?」

 

作業開始から30分後。それぞれのサンドイッチが完成した。

 

「彩ちゃんが作った、ロールケーキみたいなサンドイッチ! これすっごい可愛いね」

「良かった~! 可愛いお弁当を色々調べてたら、このサンドイッチをブログに上げてる人がいて、参考にさせてもらっちゃった」

「ラップで包んでくるくる巻くだけだから簡単だし、見た目もすっごい華やかになるね」

「…ひ、ひとつだけなら……食べても……」

「「あっ、だ、ダメだよ!」」

 

彩と花音が完成したサンドイッチについて話してると、魔が差したのか悠里が食べようとしてたので、慌てて2人で止める。

 

「……もう! このお弁当の写真、SNSにあげちゃおうかな? どう思う?」

「私はいいと思うよ。こんなに良くできたらみんなに見てもらいたくなるもん」

「…可愛いし、美味しそう……」

 

サンドイッチを記念に撮る彩。写真の撮影の邪魔にならないように、ひょっこりと顔を出しサンドイッチを食べたそうに唸ってる悠里。花音がつまみ食いはダメだよ?と宥めていたが。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「はぁ~、やり遂げた後の紅茶は格別って感じ」

「おかわりあるから遠慮なく言ってね」

「…クッキーも多めに焼いてきたから、彩ちゃんも花音ちゃんも遠慮なく食べてね」

「うん、ありがと!」

「えっと……じゃあ、もうひとつだけもらおうかな……(ふえぇ~、悠里くんが作ったクッキー、美味しくて手が止まらないよお~!)」

 

片付けを終えて30分後。3人は休憩がてら、花音おすすめの紅茶を飲んでいた。ちなみにお茶請けは悠里の手作りクッキー。あまりの美味しさに手が止まらなくなる花音。

 

「けどさ、これでお弁当もバッチリだし、お花見の準備、かなり順調に進んでるよね?」

「やっぱりそう思う? 私も今、ちょうど思ってたんだ」

「僕も同じく」

 

自分達があまりにも順調に進んでいるので、さっきの画像を見てみんな驚いてるかもね♪と彩は楽しそうに言った。

 

「…時間が余っちゃったけど、他にも何か前もって準備しておくものって……彩ちゃんと花音ちゃんは何かある?」

「そうだね、けど何があるかな……?」

「うーん。私は、お花見の当日に、みんなが喜んでくれそうな事を準備しておきたいな」

 

その提案に花音が何かを思いついたようだ。

 

「あれはどうかな!? みんながお花見を楽しめるように、『お花見のしおり』を作るのは?」

「「お花見の、しおり……?」」

「うん。そういう冊子みたいのがあると遠足みたいできっとワクワクすると思うし、注意事項とか持ち物も前もって伝えられるんじゃないかな……?」

 

その内容を聞いた2人は大賛成。

 

「しおりにはどんな事を載せようか? 注意事項と持ち物でしょ? 後は……」

「私的には、桜の種類の違いとか分かると面白いかな?」

「わ~、それいいいね! ひと口に桜って言ってもいろんな種類があるもんね! 私、調べてみるね!」

「…それじゃあ僕は、何かキャラクターでも描いてみよっかな」

 

次に準備する事が決まった3人は、早速取り掛かるのであった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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