月の少年の降るFULL BLOOMING!   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第3話 ちょっと心配・・・

後日。昼休みの羽丘女子学園(はねおかじょしがくえん)廊下にて。

 

「新しいメッセージはなしか。はぁ~、大丈夫かなあ」

「あはは~……彩さんと松原さんなら大丈夫ですよ……きっと……多分……悠里さんもいますし……恐らく……」

「だんだん声小さくなってるし」

「あれ……リサさんと、麻弥さん?」

 

新しいメッセージが来てない事に心配なリサと麻弥。すると2人を見つけた蘭が声をかけてきた。

 

「あ、蘭。やっほー、これからお昼?」

「はい。その前に飲み物買いに行こうと思って。ていうか、2人で深刻そうな顔してましたけど、なんかありました?」

 

少し気になった蘭がリサと麻弥に訊く。

 

「あー、あはは~、見られちゃった? 実はお花見の事がちょっとだけ心配になっちゃって。蘭も昨日のメッセージ見たよね?」

「お弁当の画像のやつ……ですよね?」

「そう、それ」

 

確かに昨日のメッセージにお弁当の画像が送られてきた。

 

「あと『お花見のしおり』を作り始めた、って書いてありましたね……」

「『お花見のしおり』ねぇ……あの3人らしいと言えばらしいけど、持ち物の準備とかは大丈夫なのかな……?」

 

麻弥の言葉を聞いて、持ち物の準備等が気になったリサ。

 

「今まで連絡があった事は……次の日曜日に、近くの公園でお花見をする、って事だけだよね? 集合時間とかも聞いてなくない?」

「それに、あたし達の持ち物とか……? どうしたらいいんでしょう?」

「それなんだよね……そういう具体的な話は、まだ何も聞いてないっていうか……」

 

実を言うとリサ、何度か彩に連絡してるのだが、結局いつも、お花見楽しみだねーって話になって終わってしまうのである。

 

「彩さん、お花見を本当に楽しみにしてますからね」

「まー、3人とも責任感強いし、実際にちょっとずつ準備は進んでると思うんだけど……あんまりのんびりしてもいられないじゃん?」

「確かに……そろそろ桜の見納めの時期ですもんね」

「あ、そう言われれば……」

「このままだと、桜が全部散っちゃいそうだなー、とか思ってさ」

 

だからこそなんか余計に心配なのである。

 

「……実はあたし、この前Afterglowのみんなとお花見に行ったんですけど、その時既に散り始めてました」

「それってかなりやばくない!?」

「今、ちょっとスマホで調べてみますね! えっと……」

 

そう言うと麻弥はスマホで調べる。しかもどこか苦々しい表情……

 

「どうだった?」

「この辺りの桜は、だいたい今週いっぱいで見納めになるみたいですね……」

 

多少のズレはあるかもしれないが、流石に来週には散ってしまっているかもと麻弥は2人に言った。

 

「てことは……次の日曜日を逃したら、アウトって事だよね? ……本当に大丈夫なのかな?」

「どう……ですかね」

「「「……」」」

 

ちょうどその時、リサのスマホがピロンと鳴った。

 

「今度は何……って悠里じゃん。なになに……『リサちゃー、お花見楽しみだね~。()()()()()()()()()()()()。あと桜肉とか。あとは~……桜餅とか~?』」

 

悠里からメールが入ってきたので、読み上げるリサ。それを読み終わった後、あちゃー……と呟く。

 

ぽやほわ状態になってるなと思いながら。

 

「……アタシ、悠里のこのメールを見て余計に心配になってきたんだけど」

「い……今更ですが、ジブンも不安になってきてしまいました」

「幹事とはいえ……任せっきりにしてるの、あんまり良くないかもですね」

「そうだよね~……よしっ。今日の放課後、みんなで様子見に行こう!」

 

悠里からのメールが決定打になったのか、リサは今日の放課後に様子を見に行こうと提案した。

 

「予定通りにいけばまだセーフなんだからさ。何より、手伝える事があるなら手伝いたいし!」

「そうですね。美竹さんはどうしますか?」

「あたしも行きます。一応参加させてもらうわけだし。今日は特に用事もないんで」

「オッケー。それじゃ、放課後に校門前で待ち合わせね」

「了解ですっ! それじゃあまた放課後に!」

「はい。それじゃあ……また後で」

 

とりあえず放課後に校門前で待ち合わせという事になったのであった。

 

そしてリサが教室に戻る途中、再び彼女のスマホがピロンと鳴った。

 

「あ、また悠里からだ。なになに……『桜餅を崇めよ~、敬え~、リサにゃんリサにゃんにゃ~ん』ちょっ……!?」

 

その内容を読み上げたリサは、顔を真っ赤にしながら、その場で悶えてしまうのであった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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