エヴァのエヴァオタによるチルドレンのための改変(漫画版ベースです)   作:さつまいもキング

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アンケートをしているのですが、アスカとのツンイチャ展開がなかなか思いつかないのでレイとの甘イチャ展開になる可能性があります。投票してくださった方々、申し訳ございません。今回は約2話分を書きましたのでどうかお許しください。あと、今回で主人公機が分かります。(登場は次回だけど…)


STAGE.2出会い…

長い廊下をミサトがシンジとケンを案内しながら歩く。

「葛城さん。」

「なーに?」

「さっきから随分歩いてますけど…まだ父の所へ着かないんですか?」

「え?」

シンジの言う通り到着して随分歩いたが、まだ目的地には着かない。

そう、迷ったのだ。

「う…うるさいわね。あなた達は黙って着いてくればいいのっ」

(迷ったんだな。)

(おっかしいわね。確かこっちでいいハズなんだけどナ…)

(まぁこの頃のミサトはこっち来たばっかだし、仕方ないよな。)

後ろのエレベーターから金髪の女性が出てくる。

「どこへ行くの?あなた達。」

その声を聞いて、ミサトがビクつく。

「遅かったわね葛城一尉!」

「あ、リツコ……」

「あんまり遅いから迎えに来たわ。人手も時間もないんだから…グズグズしてる暇ないのよ。」

「ごめ~~ん、迷っちゃったのョまだ不慣れでさ。」

リツコはケンとシンジに視線を向ける。

「その子達ね。例のサードチルドレンとアナザーチルドレンって。」

「初めまして、大和ケンです。(アナザーチルドレン?俺のことか?だとしてもここにはまだ、シンジの初号機とレイの零号機しかないはず…俺の知らないエヴァがあるのか?)」

「碇シンジです。」

「あたしは技術一課E計画担当博士、赤木リツコ。よろしく。いらっしゃい。シンジ君のお父さんに会わせる前に見せたいものがあるの……」

「見せたいもの……?ですか。」

(生エヴァキター!やばい!口元めっちゃ緩みそう!もうサイコー!)

困惑するシンジとは逆に、ケンは疑問を忘れ興奮していた。

もちろん、そんな素振りは見せずに心の中ではしゃいでいた。

 

 

 

移動した4人は、警報が鳴り響く中ボートに乗り込み、リツコが運転する。

『対地迎撃戦、初号機及び、無号機起動用意!!』

「ちょっとどういうこと?!」

アナウンスにミサトが疑問をぶつけ、それにリツコが答える。

「初号機はB型装備のまま現在冷却中!無号機も最終調整がさっき終了!いつでも起動できるわ!」

(無号機!?どういうことだ?確か、無号機の番号はanotherNo.……なるほど、つまり俺も無号機も死海文書にない可能性があるな。だと、ネルフ単独で建造した可能性が高いな。ここで出すということはゼーレへの意思表示か、あるいは警戒か。)

ケンが考えてる間に目的地に着いていた。

「着いたわ、ここよ。暗いから気を付けて。」

リツコに案内され、暗い道を進んでいく。

リツコが明かりを付けると、目の前に初号機の顔があった。

「わっ!これは………さっき僕らを助けてくれたロボット!?」

「これが…」

シンジは驚き、ケンは喜びのあまり言葉を失う。

「厳密に言うとロボットじゃないわ。人の造り出した究極の汎用決戦兵器!人造人間エヴァンゲリオン!我々人類の最後の切り札、これはその初号機よ.………」

リツコがシンジの質問に答える。

「これも、父の仕事ですか。」

「そうだ。」

「!?」

格納庫の上からゲンドウが答える。

「久しぶりだな。」

「父さん!」

「シンジ、私が今から言うことをよく聞け。これにはおまえが乗るのだ、そして使徒と戦うのだ。」

「な…」

「親子の再会に割って入って悪いが、なぜもっと早く俺達を呼ばなかった?」

ケンが突然シンジとゲンドウの会話に入る。

「エヴァを用意しているなら、使徒が来ることを知っていたということだ 。ならば俺達をすぐ呼んで、訓練させるべきなんじゃないか?来たばっかの俺達にどうしろと!ええ!?」

「そ…それは…」

予想外の言葉にゲンドウは戸惑い、ミサトとリツコは言葉を失う。

「だが俺も死ぬ訳にはいかないからな。条件付きで乗ってもいい。」

「そうか、条件はなんだ。」

ゲンドウは落ち着きを取り戻し、ケンに答える。

「1つ、作戦は俺が担当する。2つ、エヴァとチルドレン、使徒に関する情報の提供。3つ、こちらの希望する武装の開発。こんなところだな。」

「ちょっと!!そんなのダメよ!作戦は私達に従ってもらうわ!」

ケンの条件にミサトが反発する。

「変な写真送ってきて待ち合わせに遅れるやつは黙ってろ!」

「うっ…」

ケンの言葉にミサトは反論出来ず、言葉に詰まる。

「分かった。条件を飲もう。」

「碇司令!」

「今は使徒殲滅が最優先だ。異論はあるか?葛城一尉。」

「いえ…分かりました…」

ゲンドウはケンの条件を飲んだ。

「シンジ、お前はどうする?」

「え?」

突然ケンに質問されたシンジは一瞬驚く。

「さっき俺達を助けてたエヴァのパイロットは怪我をしている。今初号機に乗れるのはお前だけだ、シンジ。」

「分かった。僕も乗るよ。」

「ありがとな、頼りにしてるぞ。」

シンジはエヴァに乗ると決意した。

「よく言ったわ。さ…こっちよ。簡単に操縦システムをレクチュアするわネ。」

冷静さを取り戻したリツコが、シンジとケンを連れて行く。




次回、STAGE3.無号機、リフトオフ
さぁて次回も〜、サービスサービス!
来週はテストがあるので投稿出来ません。ごめんなさい。

大和ケンはどちらと付き合う?

  • レイと甘イチャ
  • アスカとツンイチャ
  • 最後まで1人

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