転生して原作キャラと仲良くなりたい。@異世界から問題児がくるそうですよ?   作:冬月雪乃

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セリフ過多につき


第12話

翌日。

私たちは白夜叉の元へと向かった。

面子は異世界組と黒ウサギの五人。

“サウザンドアイズ”の門前に到着した私達をあの店員が歓迎する。

なんでも、既に両方共居る上、私達を待って居るのだとか。

店内、中庭と通過し、離れの家屋に入る。

私達を歓迎したのは男の声だった。

 

「うわぉ、ウサギじゃん!うわー実物初めて見た!噂には聞いてたけど本当に東側にウサギがいるとは思わなかった!つーかミニスカにガータソックスって随分エロいな!ねー君、うちのコミュニティにこいよ。三食首輪付きで毎晩可愛がるぜ?」

 

男--“ペルセウス”のリーダー、ルイオスは地の性格を隠す素振りもなく、黒ウサギの全身を舐め回す様に視姦し、はしゃぐ。

私と飛鳥で黒ウサギを背後に隠すように前に出る。

 

「これはこれは。分かり易い外道だね飛鳥。いつかの虎男を思い出す」

「まったくね。先に断っておくけど、この美脚は私達のものよ」

「そうですそうです……って違いますよ飛鳥さん!!」

 

漫才を繰り広げはじめた私を除いた異世界組を放置して私は一人準備を始める。

ルイオスが笑い、黒ウサギがルイオスを袖にし、十六夜が白夜叉と親交を深め、やがて私たちは店内の客間に移動した。

 

「さて。では黒ウサギ。前座を頼むよ」

「いきなりの前座扱いですか!?……えと、こほん。まずコミュニティの土地に無断で侵入、破壊行為を行い、あまつさえ警告を無視して私達に危害を加えかけた事。最後に私達に対する侮辱。--“ペルセウス”が私達に対する無礼を振るったのは以上です。ご理解いただけたでしょうか」

「う、うむ。“ペルセウス”の行った数々の無礼、確かに受け取った。謝罪を望むのであれば後日」

「結構です。我々の怒りはそれだけでは済みません“ペルセウス”に受けた屈辱は両コミュニティの決闘で決着をつけるべきかと」

 

原作通りの流れで安心したよ。

 

「“サウザンドアイズ”には仲介をお願いしたくて参りました。もし“ペルセウス”が拒むのであれば--」

「いやだ」

 

静かに視姦していたルイオスが唐突に口を開いた。

 

「…………はい?」

「い・や・だ。決闘?冗談じゃない。吸血鬼が暴れまわった証拠でもあるの?」

「さて、ここから本番といこう。ところでルイオス君。私達は一度も吸血鬼などと口にしていないよ。--暴れまわったのは、彼らだ」

 

背後、音を立てて全裸緊縛(モザイク処理済)された“ペルセウス”の騎士達が降ってくる。

 

「警告に応じないので一時的に武装解除の後拘禁させて頂いた。ルイオス君。彼らは君のコミュニティ所属であると言い張っているが、どうだろうか」

「そんなやつら知らないね」

「そうかね。では彼らは私の兵器作成の糧となって頂こう。構わないね?」

「あぁ」

 

ゲオルギウスや本家式武神や機竜のパーツにでもしようかね。

さて、次が本番だ。

 

「ならばこの“ゴーゴンの威光”も私達が接収させて頂こう」

「……な……」

「そしてルイオス君。この“ゴーゴンの威光”とレティシアを交換しないかね?」

「な、にをふざけた事を!それは俺のものだ!」

 

やはりか。

石化ギフトなど幾つもあってはたまらないが。

 

「おかしなことを言う。彼らとは関係無いがこのギフトは自分のものだと?」

「少し前に盗まれたんだ!」

「では拾得し、善意から君に返そう。金はいらんよ。感謝の言葉もいらん。--レティシアを寄越せ」

「アレはすでに売却が決まって--」

「ふむ。では返さん。白夜叉にでも売却するとしよう」

「な……!」

 

信じられないという顔でルイオスが私を睨むが、何故だろうか。

というか白夜叉含め引き気味な顔をしないで欲しい。

 

「善意なら無償が普通--」

「ならば悪意で構わないよ。さぁ、レティシアを寄越せ」

「お前に自分の意思はないのか!」

「誠に的外れな意見だね。私は最初から主張しているよ。“レティシアを寄越せ”とね」

 

さて、そろそろだろうか。

 

「ふむ。ならばこうしよう。『“ペルセウス”が“ノーネーム”に負けたのでレティシアは奪われました』--実に完璧なシナリオだね?」

「そんなのは認められない!」

「白夜叉、このギフトと主催者権限を物々交換といこう」

「なにを言っておるのか!?」

 

いきなり振ったらかなり驚かれた。

 

「いやね、四つほどゲームを思い付いてね。とはいえ万人向けでも無いし、ならば主催者権限で私が選んだ人と遊びたいな、とおもっているのだよ」

「ゲームの内容を聞いても?」

「探しものと名前当てゲーム、あとは戦闘色が強いものが一つと私のかつてを再現したゲームが一つ。これも戦闘色が強いが」

「ふむ。よかろ--」

「待て!許さんぞ!」

「ではどうする?」

「“ペルセウス”は“ノーネーム”にゲームを仕掛ける!ただし“ノーネーム”は下層のコミュニティな為、参加資格を取得してもらう。無事参加資格を取得し、“ペルセウス”が負けた場合、君の言う通りに威光と吸血鬼を交換する。しかし、“ノーネーム”が負けた場合、黒ウサギと威光、君の兵器とやら……とにかく、“ノーネーム”の利用価値のあるあらゆる全てをもらう!」

「断る。レティシアは……仕方ない、力尽くで売買先から奪うとするよ」

 

ハイリスク過ぎる。

負ける気は一切ないが。

 

「くっ……な、なら黒ウサギと威光でいい!」

黒ウサギは外さないのだね。

「詩織もそれで良かろう?」

「無論だよ」

 

交渉がまとまったところで、肉体労働は十六夜に任せて女性陣はのんびりと待とう。

 

「では頼んだよ、十六夜」

「おーけー」

 

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