大人気バンドの人見知りなキーボード担当と俺の秘密の日常~冬真と燐子のシークレットカップルライフ~   作:小説家やっさん

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新作です。
今回は前回のモカちゃんとはうって変わってりんりんヒロインの作品です
よろしくお願いいたします


プロローグ編
第1話 出会い


「好き....です....私と付き合って頂けますか...?」

それは突然だった。俺、柊木冬真は今まさにラブコメ漫画や少女漫画でよくあるヒロインが主人公に告白されるという重大な場面に直面している。しかも普通の女の子ではない。あのRoseliaのキーボード担当白金燐子ちゃんにだ。

俺自身、こんなことになってしまったことに頭の整理が追い付いていない。しかし、皆は疑問に思っているだろう。どうして俺が燐子ちゃんと知り合いになり、プロポーズされることになったのかを。

話はほんの数日前に遡るのだが....

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ冬真~お前ガールズバンドに興味ある?」

そう俺に話しかけてきたこいつの名は須藤優。学校一のガールズバンドオタクとして有名な奴で俺の1番の親友でもある男だ。

「ガールズバンド?まぁ、大ガールズバンド時代っていうくらいだから多少は....」

「なら話が早い。今度の日曜日に『CIRCLE』ってライブハウスでライブがあるんだけどさ、冬真一緒に行かね?」

「日曜?予定も特にないから別にいいけど....」

「よっしゃ。じゃあ日曜な!絶対来いよ!」

うーむ。優の勢いに流されて承諾してしまった。まぁいいや予定ないのはホントだし家で一日中ゴロゴロしてるよりはマシだろう。

 

 

 

日曜日。俺は優と一緒にライブハウス「CIRCLE」に行くため駅前で集合となった。日曜日の昼間だけあって駅前の商店街などは多くの人で賑わっている。

「いたいた。おーい冬真~お待たせ~」

「遅ぇよ優。どれだけ待たされたと思ってんだ。」

「すまんすまん。ライブに必要なもの準備してたら遅くなった。」

「ならいいんだけど。まぁいい。早く行くぞ。」

「わかったわかった」

「CIRCLE」に着くと俺達と同じライブを観にきたのであろう客でフロアがいっぱいになっていた。受付の方では若そうな女性スタッフがバイトらしき子達数名と一緒にチケットの確認を行っていた。

「素人のライブだっていうのにすげぇ人だかりだな。そんなに今日出るバンドは人気なのか?」

「当たり前だろ!今日出るバンドはなぁ!芸能事務所にスカウトされてメジャーデビューも近いとされるロックバンド『Roselia』なんだぞ!メジャーデビューしたらこんなところではもう歌えなくなるかもしれないからってめ皆一目見ようと来てんだよ!チケット取るの大変だったんだからな!」

「はいはい。わかったよ。早く中入らないと姿見られなくなっちゃうぜ?」

「そうだよ!行くぞ冬真!」

 優に連れられて会場に入ると、ロビーとは比べ物ならない人で会場は溢れていた。すげぇ...これ全員が近いうちにメジャーデビューするバンドのファンなのか...

 自分の思っていた以上のガールバンドという存在の人気の高さに驚いていると、会場の証明が消え、ステージの照明がつくと、俺と対して年齢の違わなさそうな少女たちが衣装を身にまとい、ステージの上に立っていた。

「あれが『Roselia』だ。演奏をよく聴いておけよ?」

優のアドバイスを聞くのと同時に彼女達の最初の演奏が始まった。

 

「みんな、今日は来てくれてありがとう。でも、これが最後の曲になるわ。聴いて頂戴。『FIRE BIRD』」

ボーカル担当の子、湊友希那さんがそう告げると、 このライブ最後の曲の演奏が始まった。隣の優が言うにはこの曲はライブの定番でRoseliaの曲の中でも1、2位を争う人気曲だそうだ。

最後の演奏に圧倒され、聞き惚れているとあっという間にライブは終わってしまった。

ライブからの帰り道、俺と優は「CIRCLE」近くのファミレスで晩飯兼ライブの感想を話していた。

「で?どうだった?初めての生のガールズバンドの演奏を見た感想は」

「マジで良かったよ.....今までなんで避けてきたのかが俺にも分からないくらいだ。」

「だろぉ?俺もハマるまでは半信半疑だったんだけどさぁ姉貴に連れてこられたら見事にハマっちゃってさぁ!で?お前としては誰が好みなんだよ?」

「好み?なんの?」

「Roseliaのメンバーに決まってるだろ?ちなみに俺はギター担当の氷川紗夜さんだな!クールな女性ってなんか惹かれるんだよな~」

「まぁ....初めてだし誰が好みかはよくわかんねぇけど、演奏聴いて惹かれたのはキーボードの子かなぁ?」

「あぁ白金燐子ちゃんか。お前あの子みたいなのが好みなのか意外だな」

「うるせぇ別にいいだろ。それとRoseliaってCDとかって出してないのか。他の曲も聴いてみたいんだ。」

「出してないな~彼女達の曲を聴くにはやっぱりライブに通うのが1番だろ」

「そっか....」

晩飯を済ませ、ファミレスを出た後、俺達は帰る方向がお互い違うため、別れることになった。

「じゃあな優。今日はありがとうな」

「おう。お前も気を付けて帰れよ~」

家に帰ると俺はパソコンを起動し、「NFO」というゲームにログインした。何時もならクエスト周回をしてる頃だが、今日はライブに行っていたこともあって少し遅れてしまった。いつも一緒にクエストを回ってくれる「rinrin」さんも今日は遅いログインだったようだ。

『こんばんはrinrinさん。rinrinさんも今日は遅いログインなんですね?」

『トーマさんこんばんは(*´▽`*)今日はちょっと用事がありまして( ̄∇ ̄*)ゞ』

『奇遇です。僕も今日は用事があったんですよ~』

『わぁお疲れさまですΣ( ゚Д゚)これ飲んで疲れを癒してください(´・ω・)っ 』

 

『rinrinからポーションをもらった』

 

rinrinさんってこういう面白い所があるんだよな~そういえばrinrinさんに誘おうと思ってたことがあったんだった。

 

『rinrinさん、今度NFOのコラボカフェありますよね?良かったらなんですけど一緒行きませんか?』

『わぁー!ありがとうございます!友達もNFOをやっているんですけど、友達も連れて来ていいですか?』

 

『もちろんです!』

『じゃあ当日楽しみにしてますね♪』

 

 

そして、rinrinさんとコラボカフェに行く約束の日がやって来た。カフェ近くの最寄駅で待ち合わせということになり、俺は一足早く着き、rinrinさんを待っていた。

「rinrinさんどんな人なのかなぁ.....」

「あ、あの....トーマさんですか?」

もしかしてrinrinさん?そう思って振り返ると俺の目の前にとある少女が立っていた。何を隠そう、Roseliaのキーボード担当白金燐子その人である。

 

これが俺と彼女の出会いだった。

 

 




さて始まりました。
今回はまだタイトルが決まっていないため、仮タイトルでお送りさせて頂きました。
次回までにはタイトルは決めるつもりです。
次回の更新を気長にお待ちください。
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