大人気バンドの人見知りなキーボード担当と俺の秘密の日常~冬真と燐子のシークレットカップルライフ~ 作:小説家やっさん
急いで書いたのでグダグダかもしれません。許して
それでは本編スタート
番外編 燐子の誕生日
俺と燐子ちゃんが恋人となって早数ヶ月ついにこの日がやって来た。それは何かって?もちろん俺の可愛い可愛い燐子ちゃんの誕生日に決まってるじゃないか。俺はこの日のために燐子ちゃん断ちをして必死にバイトに励んでプレゼントを買うための資金を貯めていたという訳だ。
というわけで俺は今、市内の大型ショッピングモールに来ている。
「とは言ってもどんな物がいいんだろうか.....」
何せ女の子にプレゼントを渡すなんて初めてのこと。何が好きなのかもよく分からないのだ。
「千春の時はスイーツ買ってくるだけで済ませてたからなぁ.....あー!もうわからん!」
頭を抱えていたその時だった。
「あっれ~?トーマじゃ~ん☆女の子向けのショップに来てどうしたの?」
「何か探しているんですか?」
後ろを振り向くとそこにはリサと紗夜の姿があった。
「2人とも~助けてくれ~」
「?とりあえず事情を話してくれませんか?」
俺は2人にここまでの事情を説明した。
「白金さんの誕生日プレゼントを選ぶというなら何故私達に相談してくれなかったんですかトーマくん?怒りますよ?」
怒る紗夜の目は正に鬼のような目をしていた。ごめんなさい許してください。ポテト奢るから。奢らせていただきますから。
「まぁまぁ紗夜ってば落ち着きなって~☆そういうことならあたし達と探す?あたし達も燐子に渡すプレゼント探してたんだ~☆ね~紗夜?」
「え、えぇ白金さんにはRoseliaでも生徒会でもお世話になっていますからね。」
2人ともホントにありがとう.....嬉しくて涙が出そうだ。
ということで俺達3人は燐子ちゃんのプレゼントを探すためにまずは俺のいた女の子向けの雑貨が並ぶショップでプレゼントを探すことに。俺はぬいぐるみコーナーを、2人は文房具やマグカップ等といった小物系のコーナーを見ることに。
「とは言っても燐子ちゃんってぬいぐるみとか好きかなぁ....あ、このキャラクター燐子ちゃんに似合うかも。」
手に取ったのは魔術師の格好をした猫のぬいぐるみ。『NFO』では魔術師の装備をしている彼女のイメージにピッタリだった。
「まぁプレゼントは何個あってもいいだろうしとりあえずこれ買ってみるか」
ラッピングを頼むと店員さんに「あ、彼女さんにかな?可愛いのにしておきますね?」みたいな顔をされた。そうです。彼女にです。
会計を済ませると2人も気に入った物が買えたようで次の店に行くことに。
次にやって来たのは限定出店していた「NFO」のポップアップショップ。「NFO」の世界観に合わせた品物が沢山並んでいた。
「白金さんの誕生日会までもう時間もありませんしここで最後ですかね。準備をしなければなりませんし」
「そうなの?ごめんね?忙しいのに付き合わせちゃって」
「別に構いませんよ。さ、早く決めて『CIRCLE』に向かいましょう。」
ショップには回復アイテム風のお菓子やパーカーなど様々な商品が置いてあった。元々買うものは決めてあったのでそれを購入し、店を出た後、俺はまだ1つ買いたいものがあったため、誕生日会の準備をしなければならない紗夜とリサとは別れた。その買いたいものなんとか購入できたため、俺もショッピングモールを後にした。
その日の夜、俺は近くのファストフード店にいた。買い物の間、紗夜とリサの提案で誕生日会が終わった後燐子ちゃんを近くの公園に呼び出してプレゼントを渡すための時間潰しをしているという訳だ。
いいなぁ....俺も混ざりてぇよ。っていかんいかん。そんなことを考えちゃダメだ。この後俺には誕生日会以上の幸せな時間が待っているんだ!そうだよ!
2時間後、リサから連絡が入り、ファストフード店を後にした俺は公園に向かった。公園に着いた後、俺は燐子ちゃんを呼び出す。
『燐子ちゃん、今から公園の方に来れる?誕生日まだ祝えてなかったし、渡したいものがあるからさ』
『うんわかった♪すぐ向かうね?』
「ごめんね?トーマくん待った?」
「あー、いや、全然待ってないよ?ごめんね?こんな夜遅くに」
「ううん、全然大丈夫。家には遅くなるって伝えあるから。それより渡したいものって?」
「あぁこれだよ」
と、俺は燐子ちゃんの目の前に隠しておいた紙袋を出す。
「誕生日おめでとう燐子ちゃん。これ、俺からのプレゼント。といっても大したものは入ってないけどね」
「....ありがとう!開けてみてもいいかな?」
「もちろん。」
「うわぁ...!可愛いぬいぐるみ!それに『NFO』のパーカーに.....嬉しい」
「喜んでくれてよかったよ。あ、最後のだけは帰ってから開けてくれるかな?」
「どうして?」
「いや....ここでは開けて欲しくない大事な物があるんだ」
「そっか....じゃあ最後のプレゼント楽しみにしてるね♪」
「じゃあプレゼントも渡せたし、帰ろっか。」
そう歩き出そうとした途端、燐子ちゃんが呼び止める。
「待って!」
燐子ちゃんの声につられ振り向くと、燐子ちゃんは俺の唇に自分の唇を合わせてきた。つまり、俺にキスをしたのだ。
突然のことに理解できない俺に燐子ちゃんは答える。
「えへへ、私からのお礼...喜んで貰えた?」
「もちろんだよ!」
「そうだ。トーマくん。1つ約束してくれる?」
「約束?」
「そう、来年はRoseliaの皆とトーマくんと一緒にお祝いして欲しいな♪」
「...わかった!絶対叶えるよ!その約束!」
「ふふっ、じゃあ楽しみにしてるね?」
そう微笑む燐子ちゃんの笑顔はとても眩しかった。また来年も、その先も絶対に祝おう。そんな決意を固めた燐子ちゃんの誕生日は幕を閉じたのだった。
いかがでしたでしょうか誕生日回
急ピッチだったけど、作者的には書いてて楽しかった回となりました。
本編中、主人公とリサ姉、紗夜さんが主人公を知っていてかつりんりんとの恋人関係であることを知っている口ぶりでしたが、そこら辺はおいおい本編で描くつもりです。
次回更新は第四話になると思います。
それでは次回をお楽しみに。