皆過保護すぎない?嫌じゃないんだけどさ   作:狼黒

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十九話

「な、何でここが‥」

「恋の力、ってやつかな」

マジか、恋の力ってすげぇ

「まあ本当の事を言うと、君の過去を知ったからかな」

あぁ‥私の過去知ったんだ‥

失望したよね‥

「‥気持ち悪いですよね、こんな殺人鬼が近くにいたんですから」

「グローサー」

モスティマさんが私の肩を掴んでくる

「君の過去は確かに酷いものだったのかもしれない、実際私たちがこの話を聞いたときも絶句したし」

「‥当然ですよね、おまけに生き残ってしま」

「だけどね」

私の言葉を遮るようにモスティマさんが言う

「それは君のせいじゃないんだよ」

「‥私のせいですよ、私が殺したんだ、何の罪も無かったのに‥」

「違う」

モスティマさんは私の言葉に被せるように言う

「悪いのは君じゃない、君に殺しをさせていた連中だよ」

「‥違う!!」

私はそう言うとモスティマさんの手を振り払う

「私が殺したんだ!何の罪もない人達を!私が生きたいっていうためだけに!」

「‥」

モスティマさんはなにも言わない

ただ私の顔をずっと見てくる

「あの日だってそうだ!火災に呑まれていく人達を見捨てて私は逃げたんだ!助けることだって出来た!けど助けずに逃げたんだ!私が殺したも同然だ!だから‥!」

私はそこまで言うと顔を覆う

言っている間に涙が出てきていた

「何で‥泣いてるの‥そんな資格ないのに‥!」

「そんなことはないよ」

モスティマさんはそう言うと、私の顔を両手で優しく包み込んでくる

「生きたいから殺したっていうけど、それは違う」

「え‥?」

「君に殺させてたんだよ、実験と称してね」

そのままモスティマさんは言う

「君はあの連中にとっては一番の成功作だったらしい、君が打たれた薬はそれまで何人にも打たれていたらしいんだけど、大体が納得のいくものではないようなものになるだけだったんだってさ」

「そんな中、唯一納得いくものになったのが君だけだったらしい、連中は喜んだらしいけど、そこで問題が起きた、今まで失敗しになった人達はどうするのかってね、そんな中連中が目を付けたのが君さ」

「実験と称して殺させてしまえば、楽に処分できるし実験も出来る、その事に気づいて始めたんだとさ、だから」

モスティマさんはそこで一旦言葉を止めると、私を優しく抱き締める

「君は悪くないんだ、グローサー、罪だと思ってるならそれは違う」

「‥」

そんなこと言われても‥私が殺したんだから‥

「それにね、君が殺してしまったと思ってる人達の親類も君を恨んでなんかいない、寧ろ感謝してたよ」

「え‥?」

感謝‥?恨まれこそすれ感謝‥?

混乱している私を見ながら私の頭を撫でているモスティマさん

「君が出ていった後にね、ロドスに訪ねてきた人がいたんだ」

その人は、とある人の妹らしくて、私がいるときいて、ロドドスを訪れたらしい

その人から伝言もあった、それは、

「兄を救ってくれてありがとう」

そのお兄さんは薬の副作用のせいで毎日激しい痛みに襲われていたらしくて、徐々に正気も失っていたらしい

そうして正気が僅かに残っている時に、「俺を殺してくれ」と言っていたらしい

だから、ありがとうって‥

それとこうも言っていたらしい

「兄を殺したことを罪と思わないでください、私も、兄も、貴女が生きることを願ってます」

「だから、罪だと思うことはない、君のせいじゃないんだ」

「‥良いんですか‥?生きてて‥?」

私はまだ不安に思っている

こんな人殺しが生きてていいのかと

「‥グローサー、こっち向いて」

「はい‥?んっ!?」

モスティマさんが呼んできたので、顔を向けると、モスティマさんが、私の唇を奪ってきた

「‥ぷはっ、ど、どうし「グローサー」は、はい」

モスティマさんが真剣な顔で私を見てくる

「さっき言った妹さんだけじゃない、私も、ドクターも、ロドスの皆も君が生きていて欲しいと願ってるんだ、だから」

そこで一旦区切ると

「生きてよ、グローサー、君がもう悩むことはないんだよ」

「‥うあ‥うあぁ」

私はそこで胸に残っていた何かが決壊したような気がした

「うわぁぁぁぁぁ!!」

私はモスティマさんの胸で思いっきり泣いた

モスティマさんはそんな私の背中を撫でながら何も言わなかった

 

モスティマside

 

「すう‥すう‥」

「かわいい寝顔してるね、全く‥」

あれから数十分後、泣き疲れたのか私の胸で崩れるように寝たグローサーを、私の背中におぶって歩いている

正直私も始めグローサーの過去を知ったときは皆唖然としたけど、詳しい話を聞いているとやがて怒りが沸き上がってきた

何て酷いことをさせたのかと

因みにその話は妹さんが来る前に、ロドスに殴り込んで来た男に聞いた

その男は、グローサーに人殺しをさせていた張本人であり、グローサーは自分の作品だと、だから返せと

え?その男はどうなったのかって?

知らなくていいことがあるんだよ?

まあそれはさておき、私は私が許せなかった

彼女を守ると誓ったのに、彼女の悩みに気づいてあげれなかった、その事に

だから、私は再度誓った

彼女を絶対に守ると

 

 

私が目覚めると、最初に映ったのは心配そうな顔をしたロドスの皆さんがいた

距離が近かったものですから、お互いにびっくりしましたね

で、ケルシーさんの検診が終わると、待っていたのは皆さんからの説教だった

皆さん泣きながら私に説教してきたけど、私も私で

「あぁ、ここに居て良いんだ」

という安心感が汲み上げてきて、お互い泣きながらのお説教となりました

で、皆さんのお説教が終わると、今度はお付き合いさせていただいてる人達からのお説教でした

今までも何回かお説教をされているのですが、今回はその比じゃありませんでした

まあ何も言わずにいきなり出ていったので、しょうがないのですが‥

で、その夜は‥その‥まぁ‥激しかったです‥

 

「グローサー、あーん」

「あ~む、あむあむ‥」

翌日、私は食堂でラップランドさんにあーんされています

あんなことがあっても、皆さんいつもと変わらずに接してくれています

因みに今日は何時も通りドクターさんの書類仕事を手伝ってました

相変わらず書類の量が多いですけど‥

それとですが、お付き合いさせていただいてる皆さんからのスキンシップが激しくなってきてますね

他の皆さんからは、いつもと変わりないように見えるかもしれませんが、夜の時間のスキンシップが激しくなっているんですよね

まあ嫌じゃないですし‥寧ろ‥その‥嬉しいんですけども‥

だけど腰が痛いです‥

それと昨日寝ている間に、殺してしまった人達の顔が出てきたんですよね

いつものかなと思ったんですけど

「やっと気づいてくれましたか」

「ごめんなさい、今まで苦しめてしまって」

と言ってきたんですよね

私の方こそ申し訳ないと思ってたんですけど、あちらの方々のリーダーっぽい方が

「良いんだ、やっと気づいてくれたんだ、謝らなくていい、寧ろ俺達が謝らないといけないからな」

と言ってきたから、私の考えが読めているのかと思ったよ

「死んでるからな」

あ、そうですか

「まあ、恋人さん達と仲良くやれよ」

「‥はい、ありがとうごさいました」

「それとな、可愛い反応しながら「止めてください」と言うのは余計激しくするだけだからな、気を付けろよ」

「わ、分かってます!///」

「はっはっはっ!じゃあな!」

「はい、あなた達の分まで生きます」

「だからそう抱え込むなと言うのに‥まあいいか、じゃあな!」

そう言ってその人は消えていったよ

 

今、私には一つ目標がある

それは

「グローサー?どうしたの?」

「あ、いえいえ!何でもないですよ!」

「そう?まあいいや、あーん」

「あ~む、あむあむ‥」

あの人達の分まで必ず生きるというものだ




モスティマ
こんな闇を抱えていたなんて‥
絶対に守って見せる

ロドスの皆さん
無事で良かった‥

ラップランド
あむあむする顔が可愛い‥

他の恋人
心配した‥
可愛い反応見せてね、グローサー?
夜の営みの時間が増えた

リーダー
あいつなら大丈夫だろう

如何でしたか?
やはり私はシリアスが苦手です、こんな感じになってしまいます、お許しください
まだ続きます
まああまり期待せずに見てください
それではまた次回!

この中で誰が一番好き?

  • モスティマ
  • エクシア
  • ブレイズ
  • W
  • テキサス
  • ラップランド
  • チェン
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