皆過保護すぎない?嫌じゃないんだけどさ   作:狼黒

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遅れて申し訳ない
それではどうぞ!


第三十五話

どうも皆さん、現在ロドスの皆さんとシエスタに遊びに来ているグローサー・クルフュストです

まぁたまには羽目を外すべきだというドクターさんの判断により、シエスタに来ています

流石に前回のように熱中症にはなりたくないので、今回はきちんと対策をして遊びに来ています

まぁそれはそれとして、チェンさんは新しい水着を買ったんですね‥

因みに私はパラソルの下に座って皆さんの様子を眺めてます

本当に似合うなぁ‥私と違って出るところは出てるし‥

「どうかしたのか?グローサー?」

「あ、テキサスさん」

そんなことを思っていると、テキサスさんが近くに来て隣に座ってきました

手にはペットボトルを持っていることから、買ってきてくれたんですかね

「どうかしたのか?何か物憂げな感じだったが」

「いや‥ちょっと現実がですね‥アハハ」

そう言って誤魔化そうとしたんですけど

「大方、自分のスタイルに自信が無くなったというところか?」

だからなんで私が思っている事を的確に当ててくるんですかね

「安心しろ、お前も十分可愛いさ」

頭を撫でてくれながらそう言ってくるテキサスさん

あぁ、気持ちいいんじゃ‥

「それにしても皆さん楽しそうですよね」

「まぁな、ドクターは少しはしゃぎすぎだと思うが」

テキサスさんがそう言うドクターさんは、滅茶苦茶ノリノリで海ではしゃいでいます

まぁ最近ずっと書類仕事に忙殺されていたのでしょうがないんじゃないんですかね‥

「そう言えば他の皆さんはどうしたんですか?」

「エクシアとブレイズはホテルの下見、Wはホテルの周りの偵察、モスティマとラップランドは買い出しに行く途中で女にナンパされているらしい、そして私はお前の護衛だ」

「えぇ‥ナンパ‥?」

ホテルの下見や周りの偵察はまだ分かりますけど、ナンパ‥?

「あの二人まともな状態ならそれなりにカッコいいからな、お前が絡むと途端にそれが無くなるが」

「あぁ、なる程‥」

確かにあの二人イケメンですからねぇ‥

「まぁそのうち帰ってくるだろう」

「だと良いんですけど‥ナンパですか‥」

「何だ、嫉妬か?」

「嫉妬‥何ですかね‥?」

モスティマさんとラップランドさんがナンパされていると聞いた時、何かこう、モヤモヤしたのが沸き上がって来たんですけどね‥?

「まぁ良いさ、今は私といちゃつこうじゃないか」

「あ、はいってにゃあ~‥」

そのまま皆さんが戻ってくるまでイチャイチャしていました

 

「第一回!シエスタ水着コンテストー!」

『いぇーい!』

場所と時は移り、私は今とあるステージの裏に居ます

まぁ何でなのかと言われますと、どうも司会の人が言ったように水着コンテストをやるみたいだったのですが、それにドクターさんが応募したらしくて

で、結局テキサスさん達や色々な人が出ることになったそうなので、私は観客として見るつもりだったのですが

「グローサーも出場だよ?」

というドクターさんの言葉で私も出場することになりました

いや、何で?

スタイルがそこまで良いわけでもない私を出しても仕方がないと思うのですが‥

それに登場が最後って‥緊張するなぁ‥

「それでは登場していただきましょう!まずはエントリーNo.1、◯◯さんからです!」

始まっちゃったよ‥大丈夫かな‥?

 

「それでは最後です!エントリーNo.52番!グローサー・クルフュストさんです!」

あぁ、遂に私の出番来ちゃったよ‥嫌だなぁ‥

因みに皆さんの様子ですが、テキサスさんとラップランドさん、それとモスティマさんにブレイズさん、それにチェンさんは女性から黄色い声援が飛んできていて、Wさんとエクシアさんは男性からの声援が多かったです

まぁテキサスさん達はイケメンでクールですからね‥

「それでは、どうぞ!」

そう言われたので恥ずかしさに身を焦がしながらもステージに立つ

まぁ無難に挨拶ぐらいにしておきましょうか‥

「ど、どうも、グローサー・クルフュストです、よろしくお願いします‥///」

そう言って頭を下げると途端に静かになる会場

何かやらかしてしまったのかと思った次の瞬間

『うぉぉぉぉぉ!!可愛いぃぃぃぃぃぃぃ!!』

「にゃあ!?」

海水浴場全体に響き渡る程の声が響き渡り、思わず変な声を出してしまいました

「なんだあれ!滅茶苦茶可愛いじゃねえか!」

「スタイルとかは普通だが何だあの破壊力!」

「凄く世話を焼きたくなるよね!」

『わかる!』

何かあちこちで騒ぎ始める観客の皆さん

司会の方も収集をつけようとしているけど一向に収まる気配がない

どうしようかなと思っていると

 

パァン!

 

突然銃声が響き渡り、辺りが静かになる

銃声がした方向を見ると、顔は笑っているエクシアさんが何処から取り出したのか分からない銃器を天に向けていた

「グローサーコワガッテルデショ‥?シズカニシテ?」

『はい!』

顔は笑ってはいるが目のハイライトが消えているエクシアさんがそう言うと、途端に会場が静かになりました

というかその銃器はいったい何処から取り出したのでしょうか‥

 

「き、緊張しました‥」

あの後、何事もなかったかのように投票が行われ、まさかの私が優勝してしまいました

そのときも騒がしくなったんですけど、今度はWさんが爆弾で静かにさせました

というか大丈夫なんですかね、実力行使で黙らせるの‥ 

因みにその皆さんはドクターさんに呼び出されて、今現在は別行動です

「待ちなさいよ」

今日あった出来事を思い出しながら、泊まる予定のホテルへ向かっていると目の前にいかにもチンピラですと言わんばかりの人達と女性数人が立ち塞がってきた

後ろにも同じような人達が現れたので退路も絶たれる

「え、えっと‥?」

「一位になっいい気になってんじゃないわよ?」

「え?え?」

混乱しているとその内の一人がこう言ってくる

「本当なら私達が優勝する筈だったのに‥それを貴女がずるして一位になったせいで優勝できなくなったの、だから痛い目を見て貰うわ」

「大体、そんな顔と体で優勝できるわけないでしょ、あれだってどうせ演技でしょうし」

「ち、違いま」

「もう良いわ、やっちゃってちょうだい」

説明しようとしたらチンピラ達に腕を捕まれた

「へへへ、精々楽しませてくれよ?」

「い、いや、離して!」

涎を滴しながら私を路地裏に連れ込む

その様子を女性達はいい気味だと言わんばかりの笑みで見てくる

抵抗しようにも複数人に体を押さえつけられているのでどうにもならない

「た、助けて‥」

「ギャハハ、助けなんか来ねぇよ!」

そう言って思いっきり笑い飛ばしてくるチンピラ

「んじゃ、頂きま~す♪」

そう言って強引に唇を奪われそうになったその時

 

ドゴォ!

 

「かへ?」

その言葉と共に目の前にいたチンピラが吹き飛んで壁に突き刺さった

何事かと思えば、次の瞬間には私の体を押さえつけていたチンピラ達が次々と吹き飛んで、同じく壁に突き刺さっていた

「な、何が「黙れ」ぐほっ!?」

混乱していたチンピラも同じような末路を辿ると、次の瞬間誰かに抱き抱えられていた

「大丈夫か、グローサー?」

「ち、チェンさん‥うわぁぁぁ‥」

「よしよし、もう大丈夫だからな」

そう言って私の頭を撫でてくるチェンさん

助けにきてくれたということが分かり、思わず泣いてしまう

「怖かった‥怖かったです‥うぅ‥」

「悪かった、助けにくるのが遅れて」

そう言って優しく抱き締めてくるチェンさん

「私はグローサーをホテルに運ぶ、後は任せたぞ」

「了解した」

そう言うとチェンさんはそのまま私をお姫様抱っこしてくる

普段なら恥ずかしがっていたんだろうけど、今は安心する

「じゃあ、行くか?」

「はい‥」

そう言って私はチェンさんと一緒にホテルへ向かった

 

 

その後、何事もなくホテルについた後はチェンさんにひたすら慰められていて、皆さんが帰ってきた頃には泣き疲れて眠ってしまっていたそうです

あと、あのチンピラ達と女性はどうなったのかと聞いたところ

「警察に引き渡した、問題ない」

と言っていたので大丈夫だろうと判断しました

まぁこんなことがあったので、シエスタにいる間は誰かが必ず着いていてくれていて心強かったです

にゃんにゃんもしましたけど‥///

まぁそんなこともありましたが、シエスタでの休暇は楽しく過ごす事が出来ました




チェン
水着実装おめでとう 
なお最初に壁に突き刺したのはこの人

エクシア
騒いでいた観客を銃器で黙らせたサンクタ
グローサーが怖がってるでしょ?(ニッコリ)

W
同じく爆弾で黙らせたサルガス
黙らないと爆殺するわよ?(ニッコリ)

他の皆さん
チンピラと女性は再起不能まで叩きのめした後、警察に引き渡した

チンピラ、女性
二度と陽の目を見ることが出来なくなり、何も出来なくなった(物理的にも社会的にも)

ドクター
コンテストに応募した本人


如何でしたか?
チェンさんの水着が実装したときいてこの話を思い付きました
おかしなところあるかもしれませんがご了承下さい
あと、最近アズレンを始めました
「ラクネート」という名前で軍港はキールです
よろしければフレンド申請よろしくお願いします
それではまた次回!

この中で誰が一番好き?

  • モスティマ
  • エクシア
  • ブレイズ
  • W
  • テキサス
  • ラップランド
  • チェン

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