ウマ娘 プリティーダービー リバイバルダービー   作:果てなき狂喜

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第六話~デビューの後の功績

ライスシャワーがデビュー戦を制し、学園内では、短距離で1着を取ったと出され、意外にも過大評価されていた。

 

「(…あのライスが、短距離で1着か…でも…やっぱり適性を考えて、中長距離だな…一応マイルはギリギリぐらいか…とにかくは、方針を皐月、ダービーに向けて調整かな…ただ、その前哨戦として、少なくとも、オープンとGⅢとGⅡは出させてあげないとな…ただ…スペシャルウィークを筆頭に、セイウンスカイやキングヘイローがいる…今は出さず、来年はテイオーやナイスネイチャが目指す…なら、それ相応のトレーニングを積ませた方が良いか…)」

 

そして、ようやく方針を決めて、ライスシャワーにこれからは、2年後まで、レースには出さず、トレーニングを続けようと決め、主に、スタミナやスピード、パワーといった基礎的な所を鍛え始めた。そんなある日、偶々、どんなウマ娘達がいるか、調べていると、実績がなく、トレーナーがいないウマ娘を見つけた。そのウマ娘は、昨日、ライスを見つけてくれたウマ娘、ハルウララ。小柄な体格で、桜色の髪型に赤井鉢巻を締めている。尻尾も桜色で、活発なウマ娘と書かれている。ハルウララの評価が低く、トレーナーが誰も指名してくれていないという。ならば、自分が彼女の元へと寄り添い、レースで活躍しようと決めて、早速ハルウララのいるトレーニングトラックへと行った。芝のコースを見渡していたが、ハルウララの姿はなかった。ハルウララをダートで見つける前に、ライスには、ある程度の軽いメニューをこなすよう指示した。芝のコースにいないのなら、ダートだと思い、その場所へ行くと、ハルウララの姿が見えた。

 

「あ…(ハルウララ、いた…そうか…評価が低かったのは、芝の適正で見ていたからか…だから、担当トレーナーがいないんだ…それに、ダートでも伸び悩んでいるとなると…相当…悪かったんだろうね…)」

 

なぜだか、不意にライスと同様に、気付いたら、ハルウララにも近づいていた。

 

「あれ~!!桑原さんだぁ~!!!どうしたの~?」

「やぁ、ハルウララ、こんにちは。」

「こんにちは~!!!あれ?ライスちゃんとは一緒じゃないの~?」

「えっとね?ライスは今、トレーニングしているんだよ。芝の方でね。きちんとトレーニングメニューを言い渡してあるんだ。」

「そうなんだ~!!そういえば、ライスちゃんのレースもライブもすごかったね~!!ウララ、わくわくしちゃった~!!」

「そっか、レースもライブも見に来てくれてたんだね?」

「うん!きらっきらでぴっかぴかで、ライスちゃんも笑顔でとっても楽しそうだった!!あぁ…ウララも、いつか出てみたいなぁ…ウイニングライブ…」

「そっか…(…うん…この子も、担当してみたい…心からそうしたいって気持ちが溢れてくる…)あのさ、ハルウララ…実は、話しておきたいことがあってね…」

「どうしたの?桑原さん。」

「えっとね…君を…僕の担当ウマ娘にしてほしいんだ。」

「……え、も、もしかして…ス、スカウトしたいってこと…?」

「まぁ…簡単に言えばそうかな?」

「ほ、ほんとにウララをスカウトしてくれるの…?」

「もちろん!大歓迎さ!!」

「やった~!!!ついにスカウトされた~!!!わ~い!!」

「よかったね?ハルウララ。(…多分だけど…この子は強くなる…それは、僕の育成次第…だけど…でも…きっと強くなる…そう確信できる気がする…)」

 

この出会いがなければ、ウララは未だに勝つことができず、入着しか記録がないまま、ウマ娘人生を終えるところを、桑原が、スカウトし、これから、レコード勝利やダートGⅠを勝つこともできることになろうとは、この時、まだ彼もハルウララにも分からなかった。

 

そして、ハルウララのスカウトが成功した事により、2人の担当ウマ娘が付くことになり、早速そのことを秋川やよい事理事長へと伝えた。

 

「は、ハルウララさんをスカウトするんですか!?」

「え、えぇ…そうですが…」

「あの…確かに、ライスシャワーさんのスカウトに関しては、大丈夫だとは思いますが…その…彼女はあまり…成績がよろしくなく、あまり成長するとは思えないような…」

「でも、それはトレーナーである僕の育成次第では、大きく成長する可能性があります。」

「そ、それはそうなのですが…でも…」

「いいえ、心配いりません。それに、約束しました。ライスにはクラシック三冠を含め、あらゆるレースで1着を取ると…」

「…感激ッ!!そこまでの信念と覚悟があるのなら、君の意思を尊重し、ハルウララも担当ウマ娘として登録する!!」

「り、理事長!!よ、よろしいのですか?」

「確認ッ!何か、不明な点等あるのか?たづなよ。」

「い、いえ…それはありませんが…」

「ならばよいではないか!!」

「…はぁ…分かりました…私も別の担当ウマ娘にするっていうのでしたら、抗議しましたが…いいです…ですが、それなりにサポートはさせていただきます。」

「はい。ありがとうございます。」

 

ハルウララも正式に担当ウマ娘として登録することになり、これからはライス、ハルウララの二人を主に育成していこうという目標になった。それから数分後、桑原は、ライスシャワーにハルウララが新たに加わることを伝えに芝のコースへと移動した。

 

「あっ!ライスちゃんだ~!!!やっほ~!!ライスちゃ~ん!!!」

「う、ウララちゃん!?ど、どうして芝のコースに…」

「やぁ、ライス、お疲れ。」

「お、お兄様…な、なんでウララちゃんが…」

「それはね?ハルウララも今日から担当することにしたんだ。」

「ふぇっ!?そ、そうなんだ…でも、ウララちゃんと一緒にトレーニングできると思うと…なんだか、嬉しいねっ…!」

「うん!!ウララも、ライスちゃんとトレーニングできるの嬉しい!今日から頑張ろうね!!ライスちゃん!」

「うん、よろしくね?ウララちゃん。」

「あっ!それと桑原さん、ウララの事は、ウララって呼んでね!なんか、たにんきょうぎ?っていうのかな?なんかそれっぽい!」

「あぁ~…そうか…うん、分かった…これからもよろしく。ウララ。」

 

こうして、ライス、ウララを含め二人の育成に力を入れていくことを決意した。桑原だった。

 

 

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