魔法を使って人気者になりたいっ!   作:いちごみるく

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入学式前-2

 魔物が出たのは、自宅から走って1分くらいの所。

 現場に到着したらすぐに対魔物領域魔法を発動したけど、魔物が出てからだいたい2分。 誰も襲われていなければ良いけど……今は魔物を早くぶち転がす事を優先しなきゃ……

 

 対魔物領域魔法からの反応では、今回の魔物も圧倒的に格下だけど前回よりは少し強いかな?ってくらい。

 魔物の形状は牛?みたいな形の頭に八本の手?脚?が付いている、兎に角気持ち悪い奴。

 なんで魔物ってのはこうもきしょい見た目な奴が多いのだろうか……異世界人の感性は理解し難い……

 

 場所は……赤い屋根の二階建てで新しめの家の中……家の中に魔物が出現した場合、高確率で怪我人が出ちゃうらしいから、早く倒して救急車呼ばなきゃ

 

 『物質生成魔法』で鉄球を次々と生成して家の外から投げまくる……が、魔物が壁の向こうに居るため、全然当たらない

 

「ああ、もう!壁が邪魔で狙いが付けにくい……そうだ、壁が邪魔なら外に出てきてもらえば良いのか!やっぱり、私って天才」

 

 相手に『幻覚魔法』で人間の姿を見させて、壁に空いた穴から外に出てきて貰えるように誘導する。

 目論見は上手く行き、壁から魔物の頭が見えた瞬間……ここだっ!粉砕してやるぜ!という気持ちで、毒付き鉄球を振りかぶる

 

「ピッチャー投げました!ストライク!真っ直ぐ飛んで行ったボールは魔物の頭を見事粉砕しました!」

 

 次の球の準備をしていたが、どうやら必要なかったようだ。 魔物が魔石に変わったのが対魔物領域魔法から伝わってくる。

 

「あ、やべ……怪我人居るかもしれないから早くしなきゃ……家の中に入って対魔物領域魔法を解除すれば、家の中に戻れるはず……救助活動だから合法……合法侵入失礼しまーす」

 

 対魔物領域魔法を解除したら、そこはピンクの壁紙の子供部屋らしき場所。

 要救助者は……居ないみたいだね。うん。

 怪我人が居ないのは良い事だ。

 大怪我している子供とかを発見した時には絶対取り乱す自信がある……何時か来ると思うし、ある程度の覚悟はしておかなきゃいけないんだろうけど……

 まあ、そんな時は早々来ないだろうし、取り敢えず今回の後処理として、警察と協会に連絡して私がこの家から出た後の警備をしてもらえば完璧かな。

 

「対魔物領域魔法を使って外に出れば良いじゃん」って思うかもしれないけど、魔法の濫用は禁止されてるし、魔力痕とかが残っちゃうからNGだ。

 こういうのは公的な組織に任せるに限る……ってことを脳内で言い訳しているうちに警備引き継ぎは終わった。

 

 家に帰って今回の動画を流して寝ますかね

 

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