魔法を使って人気者になりたいっ! 作:いちごみるく
所為で作者は
濡れ鼠
折り畳み傘
小さすぎるの
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16時30分、改札前。服は母親が選んだもので、白いシャツに深緑のフード付きジャンパー、ジーンズ生地のショートパンツに黒のハイソックスにベージュのブーツを履いている。太腿が外気に晒されていてとても寒い。これはなんという名前の苦行だろうか……
そうこう考えているうちに人が増えてきた。集合15分前になった今は、既にクラスメイト38人中20人は集まっている気がする。欠席が10人いるとすると、既に3分の2の人数が集まっているのかな?
辺りを見渡していると、打ち上げに誘ってくれた女と目が合った。
「山野さん、こんばんは」
「こんばんはです」
挨拶してくれた。いい人かな?
「山野さん、良かったら向こうのお店で同じテーブルにしない?」
挨拶だけじゃなくてボッチの私を同じ席に誘ってくれるとは……絶対にいい人だ(確信)。
勿論、断る理由はない……騙してる負い目以外にはないので誘いを受ける、と笑ってくれた。かわいい。
名前を知らないなと思ったので、聞くことにする。
「ところで、名前教えてくれませんか?」
「あれま、クラス同じだから名前知ってるのかと思ってた」
んぇ?こっちの性別を知らなかったくせによく言うぜっ!…………もし知ってたらどうしよう。反応的にないと思いたいけど、内心キモがられてたら立ち直れない気がするや……過去の私、影を薄くしたのグッジョブ
「私の名前は
「アッ、ハイ」
凄い名前だと思う。なんで苗字と同じ音の名前を付けたのかな?いいとは思うけど一般的じゃない発想なんじゃないかなぁ。
ユウユウと話しているうちに時間は過ぎて行き、打ち上げを行う居酒屋兼焼肉屋に向かうことになった。
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「かんぱーい!」
17時5分。打ち上げが始まった。
参加人数は32人、1つのテーブルにつき3〜4人、全部で9つのテーブルを使っている。
吾のテーブルは、吾とユウユウと他に2人の女──
くだらない冗談は置いておいて、とりあえずお肉を食べることにする。
この体に作り変わってからも成長期は続いているのか、とてもお腹が減っているのだ。
お肉を焼きながらユウユウ達の話に耳を傾けると、どうやら3人は修学旅行の部屋班が同じだったらしい。夜遅くまでトランプで遊んでたそうな。
「そういえば、ノアちんは修学旅行どこ廻ったの?」
「浅草寺とかスカイツリーとかですかね……定番のところを廻ったあとは食べ歩きをしてました。あと、4日目の遊園地では絶叫系に時間いっぱいまで乗りましたね」
「おぉー……うちの所と殆ど同じかぁ」
修学旅行は3泊4日で神奈川・東京に行ったのだが、1日目は到着後横浜観光で、2日目は班別行動で有名どころ、3日目は……
「あ、3日目の完全個人行動の時には高校の外観を見てまわってました」
「おょ?東京の高校?」
「はい。高校から上京して一人暮らしをするつもりだったんですよ」
「ほぇー凄いねぇー……ってことは、高校に行ったら余り会えないのかぁ」
「そうなりますね……あ、お肉焦げてるぅ!?」
どうやら少し話しすぎていたらしい。こんがりと焼けて黒くなってしまったお肉を口に入れると、苦かった。
この後、90分間の食べ放題の時間を終えて、二次会を併設のカラオケ屋さんで1時間歌った後、家に帰った。
以下、作者が書くまでの思考回路
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TS系を書いてみたい
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どうせなら学園モノがいい
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TSするとか設定的にどうやったら?
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魔法を出せばいいじゃない
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魔法を出すならスパイスで戦闘も
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バトルメインにならないように主人公最強にしよう
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TSするタイミングはどうしよう
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高校では元男だと言うことを知っている人が居ない方が良くね?
(元男だと知ってると、距離が出来たり、百合の花が咲く精神的ハードルが下がってしまう)
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主人公を上京させよう
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方言キャラもつけるべき?(後に却下)
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TSっ娘だし、魔法あるし、主人公最強だし、学園要素もあるし、もう闇鍋だ!ネット配信者要素も追加してしまおう。(勘違い・方言は却下。コミュ障は部分採用)
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同年代の同業者・学校の同級生との日常生活をメインの話にしよう
ちなみに、主人公の目標は魔法使いとして有名になること……でも、人口の1%が魔法使いなら、強くてもすぐには人気は出ない。精々、掲示板の新人発掘板とかに名前が出る程度。
目標は遠い。