【完結】もしもウマ娘がブラコンお姉ちゃんだったら最高だよね杯   作:藤原ロングウェイ

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私の中のメジロマックイーン(姉)は外では常に優雅、ただし弟といる時はポンコツってイメージです。


メジロマックイーン(ブラコン度:A)の日常の場合

【メジロマックイーンとモブ娘とそれって結局『(アスカ)は私のものですわー!』って言ってるのと同じなのでは?】

 

 私はトレセン学園に所属している以外はごく普通のウマ娘。

 そんな私ですが、最近あるウマ娘と仲良くなってお話する機会が増えました。

 その名はメジロマックイーン。名門メジロ家のお嬢様です。

 ひょんなことからお互いに弟がいるという話でちょっと盛り上がり、それからは顔を合わせるとお話するようになりました。

 

 今日もそんな感じでお話しているのですが……

 

「それでですね! (わたくし)がメロンマックス2を食べられない絶望に悲しみの嗚咽をあげていたら、なんと! なんとですわ! アスカがメロンマックス2を用意してくれていたのです! わかりますか、その時の私の気持ちが!」

 

 手をぶんぶん回しながら興奮気味に話すマックイーンさん。

 あはは、今日もマックイーンさんはフルスロットルだなぁ。

 

「しかもアスカは私のためにシェフに頭を下げてまでレシピを教わってくれたのです! そして素材を集めるために朝早くから色んなお店を回ったと聞きました……」

 

 少し申し訳なさそうな顔をするマックイーンさん。

 でも次の瞬間に恍惚そうな表情に変わる。

 

「アスカが作ってくれたメロンマックス2はとても、とても美味しかったですわ。さすがの私もパクパク食べてしまいましたわ。でもそれ以上にアスカの心が私は嬉しくて嬉しくて……アスカのような素敵な弟を持てて、私は世界で一番幸せなウマ娘ですわ!!」

 

 両手を腰にあててのドヤ顔。顔は全然似てないのにサクラバクシンオーさんとちょっと被る。

 しかし本当に嬉しそうに弟さん(アスカトレーナー)の話をするなぁマックイーンさん。

 まぁいつものことなんだけど。

 というよりいつもアスカトレーナーの話をするけど、同じ話題が一つもないことがすごい。

 私も弟いるけど、そこまで弟の話出てこないなぁ……

 

「あら、ごめんなさい。つい興奮してしまいましたわ」

「いいよいいよ。マックイーンさんの話聞くの楽しいし」

「そうですか? そう言っていただけると私も嬉しいですわ」

 

 にっこり笑うマックイーンさん。

 はぁ……いつも優雅なのに、アスカトレーナーの話をする時はすごいかわいいのほんとずるい。

 これが名門と庶民の格差か。

 いや、名門だからとかじゃなくて、マックイーンさんが速さとかかわいさとか色んな意味ですごいだけか。

 ……ちょっとからかっちゃおうかな。

 

「でもマックイーンさんてほんとアスカトレーナーのこと好きだよね。ブラコンだぁ♪」

 

 私がそう言うと、今まで考えたこともなかったかのようなキョトンとした顔をするマックイーンさん。

 そして……

 

「……ブラコンかどうかはわかりませんが、私はアスカが世界で一番大切ですし、大好きですし、幸せになってほしいと思ってますわ。それがブラコンということなら喜んでブラコンの称号を掲げましょう」

 

 にっこにこ笑顔のマックイーンさん。

 ま、眩しい! 眩しすぎるぜマックイーンさん……これはメジロ王国のクイーンですわ……

 なんか聞いたこっちが恥ずかしくなってくるレベル。

 ……なんか悔しいので最後に一太刀!

 

「じゃあもし誰かがアスカトレーナーのこと大好きで告白しようと思ってるってなったらどうする?」

 

 さぁどうでるクイーン!

 やっぱり『ダメですわー! アスカは渡しませんわー!』とか言うのかな?

 そう考えていた私の反応とは異なり、ふむ……と言いながら顎に手を置き何かを考えるマックイーンさん。

 

「…………アスカが選んだ方ならきっと大丈夫ですわ。アスカが幸せになってくれるなら、それが私の幸せですわ」

 

 グハァッッッ!!(精神的吐血)

 菩薩のような笑顔を見せるマックイーンさんに思わず心の中で吐血してしまった。

 なんなのこのウマ娘……尊すぎるでしょ……

 GⅠキングオブシスターズ(姉)杯があったら三連覇達成不可避ですわ。

 

「逆に相手方のウマ娘さんのほうが心配ですわ。良い方がいらっしゃるかどうか……」

「へっ? なんで?」

 

 困り顔のマックイーンさんの言葉に困惑する私。

 アスカトレーナーだったら引く手あまたっていうか、正直私でもワンチャンありそうならいきたい感じはあるけど……

 

「アスカはメジロ家でも久々の男性トレーナーですし、能力の高さもあって私同様に期待されています。ですからその相手ともなれば言葉遣い、礼儀作法、立ち振る舞い、テーブルマナーから始まってダンスなども完璧にこなしてもらいませんといけませんわ。もちろんダンスはライブでするようなダンスだけでなく社交ダンスもです」

「お、おぅ……」

 

 左手を腰に手をやり、右手の人差し指をピン!と立てながら説明するマックイーンさん。

 

「他にもメジロ家の人間は色んな分野で活躍してますし、名門故に立場や影響力なども関係します。なので最低でも数十人、できれば百名程度は名前・顔・生年月日・職業・生まれ・育ち・好き嫌い・メジロ家内での立場などを完璧に覚えなければいけませんから大変ですわ」

「せ、せやな……」

「それにメジロ家は名門とはいえ、血統と同じかそれ以上に実力・実績も重視されます。アスカの相手ならG1で入賞するくらいの結果は出せないと周囲から認められない可能性もありますわ」

「ヒェ……」

 

 マックイーンさんとアスカトレーナーが想像以上に気さくだったから気にしてなかったけど、やっぱそういうのあるんだ。

 ドラマの中だけの話かと思ってた。

 これがリアルお嬢様……

 

「……というわけで、これらの条件を突破でき、かつ、アスカのことを本当に好きな方でしたら姉として喜んで祝福しますわ!」

「……そんな女性が現れなかったらどうするの?」

「私のアスカに限ってそんなことはないと思いますが、その時は私がアスカのそばにずっといるから問題ないですわ!!」

 

 今日一番のすごいドヤっぷりを見せるマックイーンさん。

 あまりのドヤ顔っぷりに苦笑を隠せない私。

 とりあえずアスカトレーナーと私の線は未来永劫交わらないだろうという事実に半分残念、半分ホッとしたり。

 とはいえ、マックイーンさんもアスカトレーナーさんも好きなので今後もいい友人として付き合っていけたらいいなーと思う私なのでした。

 

 ……それって結局『(アスカ)は私のものですわー!』って言ってるのと同じなのでは?と思ったのはナイショ。

 




新しいお姉ちゃんを増やすか既存お姉ちゃんの日常シリーズを増やすかでちょっと迷ってます。先に降りてきたネタを書くだけなんですが(苦笑)
なので更新が少し遅れるかもしれません。
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