【完結】もしもウマ娘がブラコンお姉ちゃんだったら最高だよね杯   作:藤原ロングウェイ

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高評価、感想、ここすきありがとうございます!
タイミングぴったりのマチタン回で多くの感想をいただきありがたいです。

ちょっと短めですがもしも結婚シリーズのカレンチャンです。
そろそろ日常シリーズがないお姉ちゃんに新エピソードを追加したいところですが、ネタ追加には姉神様の脳内降臨を待つしかないのも事実……頑張って姉神様!

キタちゃん実装おめでとう!
あと無料10連の初日でマチタン来てくれてめっちゃ嬉しかったです(笑)


【番外編】もしもウマ娘法が改正され姉弟間の結婚が可能になったら(カレン編)

 ~カレンチャン姉弟の反応~

 

『……というわけでウマ娘法改正によりウマ娘に限り兄弟との結婚が可能になったわけですが──』

 

 カフェテリアでレンねぇとカレーを食べていると、とんでもないニュースが設置されている大型モニターから飛び込んでくる。

 は? 姉と弟で結婚できんの? じゃあ俺とレンねぇも結婚できるってこと?

 つまり……どういうことだってばよ??

 

「ねぇねぇアスカちゃん。聞いた? 今のニュース」

「…………ええ」

「どう思う?」

 

 そう言ってレンねぇの目が妖しく光る。

 まずい! いつのまにか【魔性の姉に絶対負けないステークス(G1)】がスタートしてしまった!?

 落ち着け、これは軍師カレンの罠だ……焦ってはいかん。

 冷静な先行型の俺はまずはお茶を飲んで落ち着いて出走するのだ。

 

「どう思うと言われても……そうですか、としか」バチャバチャ

「あれ、もしかして動揺してる?」

「動揺? カレンさんが何を言ってるのか理解しかねます」バチャバチャ

 

 これは引っ掛けだ、ここで掛かってしまったら最終直線前にスタミナ切れで後続に落ちていく哀れなヒトミミとなってしまう。

 我慢、我慢だ……ビークール!

 そんな俺をあざ笑うかのようにレンねぇから追撃が入る。

 

「ふーん。さっきからアスカちゃんの手が盛大に震えてコップから中身がすごい溢れてるから、お姉ちゃんてっきりアスカちゃんが意識しちゃってるのかなって」

 

 レンねぇに指摘されよく見ると、俺が飲むはずだったお茶がコップから溢れまくってテーブルの上が大変な惨事になっていた。

 

「…………失敬」

「いえいえ。お姉ちゃんは何も気にしてないよ♡」

 

 すごい嬉しそうなニコニコ笑顔のレンねぇを横目にテーブルを拭く。

 大丈夫、まだ挽回できる。【魔性の姉に絶対負けないステークス(G1)】はまだ始まったばかりだ。

 それに俺は実は先行型よりも賢い差し型だし。

 

「カレンさん。カレーは熱いうちに食えとインドの方も仰ってます。お話は食べ終わってからにしましょう」

「ふふふ、はーい」

 

 ふぅ、なんとか話を逸らすことに成功したな。

 ……このカレー、量は少ないけど美味いな。どこのルー使ってるんだ?

 レンねぇに美味しいものを食べてもらいたい身としてはこの味を我がものにしたいな。

 

「……ねぇねぇアスカちゃん」

「……なんでしょう?」

「そのカレーの食べ方、食べにくくない?」

「いえ、特には」

 

 食べ方も何も普通にカレー食ってるだけだが……何かの謎掛けか?

 この謎を解かない限り絶対にディオには勝てないのか?

 

「だってそれ、スプーンじゃなくてフォークだよ?」

「……いえ、ゴールドシップさんが『本場インドのカレーはフォークで食うんだぜ!』と言っていたのでそれを真似てみました」

「へぇ~そうなんだ~」

「そうなんです」

「でもそれ、フォークの切っ先部分を手で持って柄尻で食べてるから、カレーもルーも全然掬えてないけど?」

 

 そう言われて俺の右手を見てみる。

 本来刺す方を持って、反対側のめっちゃ小さい柄尻でカレーを掬っていた。

 頭のヤバさは完全に上位ですね。貫禄すら感じてしまいます!(実況風)

 

「…………ゴールドシップさんが『本場インドのカレーはフォークの先端を持って柄尻で食うんだぜ!』と言っていたのでそれを真似てみました」

「へぇ~そうなんだ~」

「そうなんです」

「ゴルシさんに聞いてみてもい~い?」

「………………ドうぞ」

 

 まずい、ドがめっちゃソプラノレベルに高くなってしまった!

 ま、まだ挽回できるはずだし……! 俺は実は差し型よりど根性を見せる追い込み型だし……!

 

「これでも動揺してないんだ~?」

「ええ、全く、これっぽっちも意識も動揺もしていませんね。私を動揺させられたら大したもんですよ」

「へぇ~……」

 

 蠱惑的な笑みを浮かべたレンねぇが手を伸ばして俺の唇に触れる。

 

「な、何を!?」

「カレー、口についてたよ?」

「……あ、ありがとうございます」

「ペロッ♡」

「!?」

 

 レンねぇが俺の口から指で拭ったカレーを舐める。

 そしてレンねぇの瞳がより一層妖しく輝く!

 

「フフッ、この味は『嘘をついてる味』かなー?」

「あ、あばばばばば!!」

 

 俺の 理性が 乱れる !(BGM:FF5/最後の戦い)

 

 な、なんてことを……!?

 こんなのスキャンダルじゃん!? 大炎上じゃん!!

 クッ、しかし……こんなところで負けてたまるかぁぁぁ!

 

「神よ! 我に魔性に打ち克つ勇気を与え給え!」

「でも神様って姉弟とか兄妹で結婚するインモラルな人(?)多いよね?」

「ノォォォォォォ!」

 

 神、即落ち2コマ!

 

「……火気、金に克ち、地を覆え! 臨・兵・闘・者・皆・陣・列・前・行ぉぉっ!!」

 

 俺は全力で魔性のエリアと化したカフェテリアから脱出し、学園内の片隅にある大樹の切り株を目指す。

 

「ウフフ、そんなに我慢することないのに。ほんとにアスカちゃんはかわいいな~。大好き♡」

 

 そしてレンねぇはいつものように聖母のような笑顔で俺を見送るのであった。

 




カレーを舐めるシーン、どこまで書いていいのかちょっと迷った結果マイルドな感じで落ち着きました。
ほんとはもっと、こう……ね? でも仕方ないね。

謎の新キャラの帽子被ってるウマ娘の外見がストライクなのでどんな性格になるのか楽しみです。
軍人口調のクールぽんこつとかだったら歓喜するんですが(妄想)
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