【完結】もしもウマ娘がブラコンお姉ちゃんだったら最高だよね杯 作:藤原ロングウェイ
アプリ版とアニメ版を混ぜつつ、家族相手だったらこんな感じだろうなっていう妄想で仕上げました。
あとテイオーぶりの双子設定です。ヴ三姉妹の学年設定をよく考えたら宇宙猫状態になった結果こうなりました(笑)
まぁうまあねは元々不思議時空のお話ですからね!ご照覧あれい!
「あちぃ……トレーニングってレベルじゃねぇぞ……」
どうもこんにちは、新人トレーナーのアスカです。
トレーニング場で担当を待っていますが暑すぎて死にそうです。
こんな暑い中でウマ娘を走らせるとか虐待に近いのでは?と思ったりしてます。
「しかしなぁ……予約取れなかったしなぁ……」
もちろん室内プールも室内練習場も満員。人が多すぎて予約すら抽選になる始末ですよ。
楽しそうにプール場に駆けていくウマ娘がいれば、ゾンビのような顔と格好でフラフラとトレーニング場へ向かうウマ娘もいる。諸行無常の響きあり。
「……プール。プールか」
今日のトレーニングは中止して、姉妹三人誘って市民プールにでもいくか。暑いし。
でも理由はどうしようか……『暑いからトレーニングやめてプールいかない?』とか言ったらナーねぇに怒られるかな?
もういっそのこと『もうやめましょうよ!! もうこれ以上炎天下でトレーニングするの!! やめましょうよ!! 命がも゛ったいだいっ!!!』って泣きながら言おうか。
シスコンでブラコンのナーねぇなら100
「アスカー!」
俺がそんなことを考えているとかわいらしい感じの小走りでこっちに向かってくる、帽子がチャーミングでキュートなお顔をしたウマ娘がいた。
「アスカ、お待たせ……って、どうしたの?」
そのウマ娘こそ我が双子の姉であり、担当ウマ娘でもあるシュヴァルグラン。通称ランねぇであった。
「いや、ランねぇは今日もかわいいなと思って」
「か、かわっ!? だ、だから! そういうの学園ではやめてっていってるだろ! 誰かに聞かれたらどうするのさ!」
顔を赤くしながらアワアワしてるランねぇ。かわいい。
「他に人いないからええやん。つーか別に聞かれてもよくない? よくなくなくない?」
「ボ、ボクが恥ずかしいの!」
「俺は恥ずかしくない!!」
「えぇ~……」
俺の宣言にゲッソリしているランねぇ。
上の姉と下の妹は女の子女の子してるのもあってかわいい!ってよく言われるけど、ランねぇはちょっと見た目ボーイッシュなせいかあまりかわいいかわいい言われないんだよね。
なので俺が言います()
「まぁそれは置いておいて。ちょっと遅かったけど何かあった?」
「お、置いておかなくていいんだけど……えっとね。今日のトレーニングなんだけど……」
なぜかモジモジしだすランねぇ。
もしやこれは『今日は暑いからトレーニングやめてプールにいかない?』ってデートのお誘いかな?
俺らはいつも以心伝心で離れていても気持ちはわかるからしょうがないね! 間違いない!
「じ、実は……キタサンから一緒にトレーニングしないかって誘われてて……」
違いましたね。
しかしなるほど、キタサンブラックか。
力強い走りと周りを元気づける明るさで評価をグングン伸ばしているウマ娘だ。
まだトレーナーはついていないみたいだが、それも時間の問題だろう。
人見知りが激しく、軽く陰キャ気味なランねぇがああいう子と仲良くなれたら私生活でもトレーニングでも色んな意味で良いことだ。
「良かったじゃん。いってきないってきな。なんなら俺が監督してもいいし」
「う、うん……でも、その……ボクが参加してもいいのかな?」
そう言って俯くランねぇ。
何いってんだこいつ。(宇宙ブルボンの顔)
「え、キタサンブラックから誘ってくれたんでしょ?」
「う、うん」
「……それでなんでダメなの?」
「だって……その……ボク
はぁ~~~(クソデカため息)
好きじゃないやつに一緒に遊ぼう!って誘うやついるはずないやろ。
どう思い知らせてやろうか……ふむ。
「すぅぅぅ……シュヴァルグランのぉー!! いいところぉー!!」
「……はぁ!?」
「そのいちー!! めっちゃ努力家でストイックなところー!!」
「え、なに!? なんで!?」
「そのにー!! 何があっても諦めない強さをもってるとこー!!」
「わー!? 待って待って待って待って! 何を言い出すんだよ!?」
俺の絶叫に顔を赤くしたり青くしたりしてテンパりまくるランねぇ。
例え本人であろうと、シュヴァルグランガチ勢の俺の前で『ボクなんか』とかランねぇを下に見る発言をされて黙っていられるのか?
……黙ってられるわけねぇよなぁ!?
「俺は! 君が! 『ボクなんか』の発言を取り消すまで! ランねぇの良いところを叫ぶのをやめない! そのさ──「わかったからぁー!!」
ランねぇが大声を上げて
「もう言わない! 言わないからお願いだから黙って!!」
「よろしい。今後は言葉に気をつけたまえ、君はシュヴァルグランガチ勢王の前にいるのだ」
「意味がわからないよぉ~……」
しゃがみこんで頭を抱えるランねぇ。
ふっ、勝ったな。
なお、勝ってどうするのかは不明の模様。
俺たち姉弟がそんなアホなやりとりをしていると。
「そのさ~ん! めっちゃかわいいとこ~♡」
「わぁ!?」
突然抱きしめられて大声をあげるランねぇ。
この甘ったるくてかわいい声は……
「スーちゃんおっすー」
「アスにぃおっすー! シュヴァちもおっす~♡」
「ヴィ、ヴィブロス! 急に抱きつくな! あとそれもやめて!」
「は~い」
そこにいたのは俺のかわいい妹のヴィブロスであった。
「スーちゃん俺にもハートくださーい!」
「しょーがないにゃー……アスにぃ~♡」
「ヒュー! 最高にかわいいぜ!」
「えへへ、ありがとー!」
ぶいぶい!と言いながらダブルピースするスーちゃん。クソカワ。尊死確定。
と、その時。ふと気になったことを聞いてみる。
「あれ、ナーねぇは? 一緒じゃないの?」
「お姉ちゃん? さっきまで一緒だったんだけど、途中で太い木の枝で片手懸垂してるじぇんちる先輩に会っちゃってー」
うちのお姉ちゃん、野生の
「それで『ヴィブロス、ここは私に任せて先に行きなさい。心配しないで、すぐに追いつくわ』って」
「な、なんて勇敢な……!」
「あと『この戦いが終わったら、今度行こうって約束してたカフェに四人で一緒にいきましょう』って」
「フラグを二本も……無茶しやがって……!」
きっと最後は『こんなゴリラと一緒の空間になんていられないわ! 私は一人で戻ります!』って言って一人で部屋を出ていく展開になるんだよね……
「……あれ? で、何の話してたっけ?」
「だから! キタサンとの合同トレーニングの話!」
俺の言葉にプンプンしているランねぇ。
かわいいね。しまっちゃいたいね。
「参加すればいいじゃない」
「するよ!! ……あれ?」
大声で叫んでから『なんかおかしいな?』みたいな顔をするランねぇ。
そこへ……
「シュヴァルちゃん!! 一緒にトレーニングしてくれるんだ! ありがとー!」
「キ、キタサン!?」
話題のキタサンブラック本人のご登場です。
「戻ってくるのが遅いから、ダメかな~って思ってたんだ! トレーナーさんに許可とれたんだねシュヴァルちゃん!!」
「え、えっと、その──「許可出したよー! もう出しまくっちゃったよ! うちのランねぇをよろしくね!」
「はい!! よろしくお願いされました!!」
胸をドン!と叩くキタサン。
「私も参加してもいーい?」
「シュヴァルちゃんの妹さんだよね! いいよいいよ! みんなでやろー!」
「は、話が勝手に進んでる……」
そんな感じで皆でトレーニング場へと向かうのだった。
余談。
「よーし、このお祭り娘のキタサンブラックが合同トレーニングを盛り上げる一言をさせていただきます! シュヴァルちゃんのいいところそのさぁーん! せーのぉ!!」
「「「かわいいとこー!!!」」」
「やめろぉぉぉー!!!」
聞かれてたみたいですね。
仲良きかな仲良きかな。
感想、高評価、ここすきありがとうございます。
久々の投稿なので「これ、自分は楽しいけど読者さんは面白いのか?」とか「そもそも読む人いるの……?」とか不安だったので嬉しかったです(苦笑)
というわけでシュヴァちの双子の弟でシュヴァルグランガチ勢で素直デレで姉をイジるのが好きなアスカくんでした。
あとこの作品はうまあねだが、ウマ娘の妹が出てこないとは一言も言っていない……!
そしてヴ三姉妹の呼び名は全部最後の文字で統一。ナーねぇランねぇスーちゃん。
しかしヴ三姉妹最高ですね。早くヴィルシーナさんも本実装してくれサイゲぇ!
昨日の更新で『新規お姉ちゃんが三人実装される』と書きましたが、嘘です。四人に増えました(白目)
だって昨日お風呂に入ってたら突然姉神様から『ロングウェイ、聞こえますか。弟が大好きなブラコンギャルお姉ちゃんを書くのです』って神託が降りたので……
というわけで次回!
こ、このゴルシに背中を蹴られそうなブラコンギャルお姉ちゃんなシルエットは……!?