【完結】もしもウマ娘がブラコンお姉ちゃんだったら最高だよね杯 作:藤原ロングウェイ
トーセンジョーダン(姉)実装!
まさかジョーダンお姉ちゃんを書くことになるとは自分でも思っていなかったので自分で驚いてます。
俺の名はアスカ。
中学卒業後すぐにトレーナーなった、いわゆる天才?というやつである。フハハハ!
まぁ同期に飛び級でトレーナー受かった最年少ちびっこトレーナーとかいて仰天したけどね。
(本物の)天才はいる、悔しいが……
それでもかなりの若さでトレーナーになったということでそれなりに有名人である俺。
しかし……
『あー! てんさいのアスカトレーナーだー! 100点満点のテストで105点取ったんでしょ!? すごいねー!』
「……」
『アスカトレーナー、【芋やネギなどの地面の下になる野菜は好きだが、トマトやナスなどの地面の上になる野菜は嫌い】とはどういう理屈なのでしょうか。ステータス【困惑】です』
「…………」
『アスカトレーナー! お化けを退治しようとしてガチでお化けに遭遇してビビリ倒したというアスカトレーナーじゃないですか! そんなあなたにこの霊験あらたかなお守りを──』
「………………」
『アスカトレーナーはトレーナーになるために毎日8時間も勉強したんじゃってねぇ。偉いわねぇ』
「……………………」
「アスカトレーナー……マックスコーヒーはコーヒーではありません。別の飲み物です……。好きなコーヒーは?と聞かれて答えていい飲み物ではありません。気をつけましょう……」
「…………………………」
一つ、言わせてくれ。
「俺の個人情報だだ漏れすぎだろ!!!」
情報の漏洩源に心当たりはある、というか確信しかない。
ここまで俺の黒歴史を知っているのは一人しかいない。
そんなわけでズンズンと漏洩源の元に向かう。
……あ、いた。
「つーわけでさぁ、うちのアスカはガチですげーんだって。チョー頭いいの! マジヤバくね!?」
「あー確かに頭良いのは間違いないよね。IQとか高そう」
「あいきゅー? 計ったことねーけど絶対100っしょ! むしろ10000くらいあるかも!」
IQ100って普通の人だから! 100点満点を基準で考えるな!
あと『なんであれ10000あればすげー』みたいな小学生理論はやめろ!
「ジョーねぇさぁ……」
「お、アスカ! どしたん休憩時間にー! もしかしてわざわざお姉ちゃんに会いにきたん? お姉ちゃん大好きかよー!」
「ちげぇよ」
「恥ずかしがんなしー! 」
めっちゃ笑顔で俺の肩をバンバン叩くギャルウマ娘こそ俺の個人情報の漏洩源にして姉、担当ウマ娘でもあるトーセンジョーダン、通称ジョーねぇであった。
「つーか背伸びすぎじゃね? 頭撫でられねーんだけど。ウケる。屈め屈め!」
「俺トレーナー! あんた担当ウマ娘!」
「は? そんなん知ってるけど?」
頼むから行間を読んでくれ……
どこの世界に担当ウマ娘の前で屈んで頭撫でられるトレーナーがいるんだよ!
そんなやついるわけねーだろ!(います)
俺の名誉とか威厳とか尊厳とかさぁ! あるじゃん!
その時、ジョーねぇと話をしていたウマ娘からため息が漏れる。
「はぁ……あんたは相変わらずブラコンなんだから」
「あははは、まぁ仲良しなのはいいことじゃん」
呆れた顔をしているウマ娘がゴールドシチーで、笑っているのがメジロパーマー。
ジョーねぇの友人たちであり、これにヘリオスを加えた四人がよくつるんでいる親友というか悪友チームである。
シチーさんは現役のスーパーモデルではあるが反骨心バリバリのギャルっ子でもあるので親交があるのはまだ納得できる。
パーマーさんはあのメジロのお嬢様だぞ? 話が合う合わないの前にどうやって知り合ったのかってレベル。
まぁパーマーさんは
「シチー! アスカがハンコーキなんだけどー! どーすりゃいーのこれ!? 」
「いや、弟くんだって思春期だしこんなもんでしょ。つーかあんたが距離感バグってるんじゃない?」
「うっそマジ? 姉弟はこんなもんだって! パーマーなら姉妹っぽいの多いしわかるっしょ?」
「う、うーん……どうだろ?
モデルやってるシチーさんに思春期扱いされるのはめちゃくちゃ恥ずかしいです。やめちくり。
そんなことを思っていると、あることに気づく。
「そういやこのメンバーでヘリオスがいないのは珍しいね」
「あーあいつテストの件で先生から呼び出しくらってる」
「え、マジ?」
この前ジョーねぇたちが率いるトレセンギャル軍団に頼まれてテスト前に勉強教えたんだが、あんま意味なかったか。
俺もだけど、みんな頑張ってたんだけどな。
「ごめん、俺の力不足のせいで……」
「ん? ……あははは! ちゃうちゃう! あいつ名前書き忘れて0点だっただけ! マジバクショーなんだけど!」
爆笑するジョーねぇと苦笑いのシチーさんとパーマーさん。
あいつ小学生かよ……
「でもすごいよね弟くん。あたしらの仲間なんて『補習じゃなかったら頭いい』とか『赤点0なら天才』みたいなレベルだったのに、今回ヘリオス以外はみんな補習逃れられたし」
「うん、アスカトレーナー自信持って。親友だって名前書き忘れなければ赤点回避だったみたいだよ?」
「そ、そう?」
スーパーモデルと名家のお嬢様に褒められる俺。
す、すごい嬉しい……! 顔がにやけそうでやばい!
「教え方も丁寧でわかりやすかったし、授業も工夫されてて面白かったし」
「弟くんの予想問題集とかすごかったよね。テストでほんとに同じ問題出てびっくりしたもん。『これ弟くんの問題集でやったやつだ!』って。進研ゼミかよ!ってテスト中に笑いそうになっちゃった」
「だっしょ!? うちのアスカすごいっしょ!? ふふーん、どうよ!」
2人の褒め殺しに胸を張りドヤ顔のジョーねぇ。
「なぜあんたが自慢げなんだ……」
「おねーちゃんだし!」
「あははは……そういえばアスカトレーナーはどうしたの?」
苦笑いをしつつ話を振ってくれるパーマーさん。
ナイスパス! ここから俺の地を這うイーグルショット!
「ジョーねぇさ、俺の個人情報漏えいさせるのやめてくんない?」
「こじんじょーほーろーえー? よくわかんないけどあたしじゃねーし!」
俺の言葉に眉を釣り上げるジョーねぇ。
今の絶対ひらがなで『こじんじょーほーろーえー』って言ってた気がする。
あまりにも昏い……
「俺の野菜の話とかコーヒーの話とかを他の人に話したでしょ」
「それはあたしだわ。え、ダメだった?」
「ダメっつーか恥ずかしいのよ俺が」
「えーめっちゃかわいいエピソードじゃん! もっとアスカの良さ広めていこーぜ!」
両手を持ち上げてブンブン振り回すジョーねぇ。
広めるならもっとかっこいいエピソードとか頭いいエピソードとかにしてクレメンス……
「あー、弟くん。多分いまさらっていうか、もう遅いっていうか……」
「アスカトレーナーの身長とか体重とか足の大きさから好きなもの、嫌いなもの、得意なこと、苦手なこととか全部知ってるし」
「なんで!?」
シチーさんとパーマーさんの言葉に衝撃を受ける俺。
俺の個人情報広まりすぎでしょ。
もしかして俺の個人情報はいらすとやレベルのフリー素材だったのか……?
「なんでって……」
「ねぇ……」
一斉にジョーねぇを見る二人。
「ん? どしたん?」
「……なんでもない。今後は気をつけてね」
「りょ!」
キメ顔で敬礼するジョーねぇ。
絶対わかってないよこれ。
「でもさ、ジョーダンもさすがにそろそろ弟離れしたら?」
「はぁ? 意味わかんねーし。姉弟に離れるとか離れないとかねーし」
「……じゃあさ、アスカトレーナーに彼女とかできたらどうするの?」
シチーさんの言葉にちょっとムッとするジョーねぇ。
そこにパーマーさんが質問を投げかけた。
俺に彼女……想像できんけど、ジョーねぇはどうすんだろ。
「アスカに彼女? うーん……いんじゃね別に。ゴルシみたいのじゃなければ」
「え、いいんだ」
「なんでダメなん?」
パーマーさんの返しに不思議そうな顔をするジョーねぇ
やっぱゴルシはダメなんだな。いや、俺もゴルシみたいなのを彼女とか『いやーきついでしょ』って感じだけど。
「だって彼女出来たらそっちに夢中になって今日みたいにあんたに会いにきたりしなくなるし、一緒に出かけたりもしなくなるよ?」
「……は!? そんなんありえないんだけど?? つーか絶対無理!!」
シチーさんの言葉に『意味わからん』とか『アスカどういうことだ』とか喚き出すジョーねぇ。
俺にどういうことだとか言われても困りますお客様!
「ジョーダンさぁ、弟くんにだってプライベートってものはあるんだよ? 弟くん的にはそこらへんどうなの?」
「ど、どうなのと言われても……」
シチーさんの言葉に悩む俺。
うーん、正直彼女とか特にいらんしなぁ。
それにジョーねぇは一人でほっぽっといたら何をするか、何に巻き込まれるかわからんからなぁ。
「信頼してジョーねぇを任せるに足る人物が出てくるまでは別にこのままでいいのでは?」
「だべ!? っぱアスカよ! アスカしか勝たん!」
「……はぁ、姉がブラコンなら弟もシスコンなのね。りょーかい、あたしがわるーございました」
俺とジョーねぇのその言葉に、シチーさんは呆れたようにそう言うのだった。
このアスカくんはシチーとパーマーは『さん』付けだけど、ヘリオスは呼び捨て。
姉と似た雰囲気があるので異性を感じないから。
昨日「お姉ちゃんが四人増えます」と言いましたがそれも嘘です。五人になりました(白目)
昨日の夜に姉神様が『追加でライバルと仲良しな弟にグヌヌってる一番のお姉ちゃんを書くのです』って……
明日はハフバ!
昼、夕、夜の三回更新になります!
宜しくお願いします!
次回!
こ、この力こそパワー!のプリンセス系お姉ちゃんなシルエットは……!?