【完結】もしもウマ娘がブラコンお姉ちゃんだったら最高だよね杯 作:藤原ロングウェイ
【ビワハヤヒデと弟と担当ウマ娘】
スカウトが失敗し続けている。なぜだ。
なのでカフェテリアでハヤねぇと二人で作戦会議をしている。
「なんでみんな逃げちゃうんだろうなぁ~」
「まぁ逃げ出すということは、申し訳ないが根性や覚悟が足りないということだろう。アスカに相応しくなかったということだ」
ハヤねぇのジャッジは厳しいからなぁ。
どんなウマ娘ならOK出すんだろう。聞いてみるか。
「ねぇねぇハヤねぇ。ハヤねぇはどんな子だったらOKなの?」
「そうだな……強く、努力家であり、どんな困難があっても常に前を向いて走り続けるようなウマ娘ならばいいと思うぞ」
すげぇ優秀なウマ娘ですねそれ。
そこまでいくともうゲームとか漫画の主人公じゃね?
「うーん、いまフリーのウマ娘でそんな子いたかなぁ?」
「いるぞ」
「え、誰」
「エアグルーヴだ」
ここでエアグルーヴが上がってきたぁぁぁ! (実況風)
「いやいやいやいや、おかしいでしょ。新人トレーナーの担当が女帝とか。つーかあの人専属トレーナーついてなかった?」
「先日契約解除したそうだぞ。方向性の違いらしい」
バンドかよ……
「さすがに女帝殿はちょっと……荷が重いですよ。向こうも俺なんかじゃ嫌でしょ」
「そんなことはない。お前の実力は私とブライアンが保証するし、私達がアスカの話をよくするからエアグルーヴも全く知らん人物でもないしな。声をかけてみるか?」
「勘弁してください……」
エアグルーヴだって友人の弟とか紹介されても断りにくいし、もし仮に担当になったとしても、その後契約解除とかなったら関係者全員気まずすぎるでしょ……
「ふむ。ならアスカはどんなウマ娘をスカウトしたいんだ? 例えば新入生でこれはと思った者はいなかったのか?」
「そうだね……新入生だとサイレンススズカとメジロマックイーンはスカウトしたかったね」
「あっはっはっはっは!」
ハヤねぇ大爆笑。
なぜだ。
「なかなかおもしろい冗談だったぞ。つい笑ってしまった」
「え、本気だったんだけど。あの二人はすごいもの持ってると思うよ」
「それはそうだが……そもそも前提条件から外れるだろう?」
「前提条件?」
前提条件ってなんだ。なんだそれ初耳だぞ。
「……ごめんハヤねぇ。マジで全くわからない。どういうこと?」
「ん? だってお前、大きい胸が好きだろう?」
「「「「「ブッッッッッ!!」」」」」
俺だけでなく、周囲にいたウマ娘たちも盛大に吹く。
そうだよね、カフェテリアだからウマ娘多いし聞き耳立ててることもあるよね!
そんなことより。
「……ちょっと待ってハヤねぇ。何それどこ情報?」
「どこ情報もなにも……アスカがスカウトしようとして声をかけたウマ娘は全員胸が大きかったじゃないか」
「たたたたたまたまだし! 偶然だし!!」
確かに大きい胸大好きだけれども!
確かに俺が声かけた子は
ぎゃぁぁぁぁぁ……!!周囲から『うわぁ……』とか『ひくわ~……』とか聞こえるぅぅぅ!
「それに子供の頃から風呂上がりの私やブライアンの胸を時にはチラチラ、時にはじっと見ているから『ああ、こいつは大きな胸が好きなのだな』と」
「待ってぇぇぇぇぇ!! それ以上言わないでぇぇぇぇぇ!!」
だって見ちゃうに決まってんじゃんよそんなのぉぉぉぉぉ!!
自慢だけど、俺の姉ちゃん二人とも美人でスタイル抜群なんだぞ!!
それが風呂上がり、バスタオル一枚の姿で室内をウロウロ歩き回ってたら見ちゃうでしょ!!
ハヤねぇたちが悪いと思う!! 俺は悪くない!!
『実の姉の胸を凝視とか……』
『キモいよりもまず先に恐怖を感じるわ……』
『ドトウちゃん! 理由は後で話すから今はカフェテリアに入っちゃダメ! いますぐ逃げて!』
ウマ娘のざわめきが耳に入る。
やめてくれ……俺のライフはもう0よ……
救いはないのですか……?
こうして、俺のスカウト率0.00%は更新され続けるのであった。
チーン……