祝福の歌声~コナン世界でライスは頑張って生きてみるよお姉さま!~   作:クレナイハルハ

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勇気の歌

 

 

どんな時でも、勇気は必要になる。

 

親と話す時、ゲームのラスボスに挑む時

 

ネットの友達と初めて通話する時

 

クラスの人と友達になる時、家出をする時

 

大きなステージに立つ時、先生と話す時

 

大切な人と別れる時。

 

どんなに下らないと思うことでも、些細な事だとしても。

 

みんなが行動に起こすとき、必ずみんな勇気を出して1歩を踏み出している。

 

だから私は人々は生まれ関り合い、発展し今の文化を、世界を作り上げている。

 

そんな人々が思いを言葉と音にした歌、それが私は好き。

 

だから、歌で貴方に勇気を与えたい。

 

みんなにも、彼女にも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カノンside

 

初めてライブ施設を借りてのライブから数日、何時もと同じようにストリートライブを行いがらお兄様であるジンから貰ったお金を出来るだけ使いきる形で大きなライブ施設を借りた。

 

あの日から、ライスシャワーは少しづつ前向きに成り始めた。

 

青い鳥のアプリでの広告もすませ、次回のライブまでの日々を過ごす。

 

最近はライスシャワーが私からギターを習っている。部屋でライスシャワーが自身の意思でギターを弾く練習を始めた。なんでも私の演奏やライブの思い出して、自身も音楽に触れてみたくなったらしい。嬉しい、音楽はいい、全てを教えてくれる。

 

私は、ゆっくり基本から教えた。ギターの弾き方、発声の仕方。ライスはすぐに覚えて、ギターを弾きながら歌うことが出来るようになっていた。

 

そろそろ、私は彼女に全てを語ろう。

 

私は瞳を閉じてホテルのベットへと倒れ込み、意識をライスシャワーの心へと繋げる。

 

すると目の前にはライスシャワーが立っており、嬉しそうに此方を見つめている。

 

「ライス、カノンは貴方に大事な話がある」

 

「?なに、天使様」

 

「ライスの心は、あと数日で完全な物になる。」

 

「え?」

 

「カノンが貴方に憑依したのは貴方の体と心を癒すため。これは説明したよね?」

 

「う、うん。」

 

「貴方の元いた世界へ返す。」

 

「え?」

 

そう言うとライスシャワーは驚愕の表情を浮かべた。

 

「なにも、今すぐじゃない。あと二回、大きなLIVEを開いて、最後のライブを終えたらこの世界から帰る。だからライスにも教えておいた」

 

「元の世界、に……」

 

ライスは過去のウイニングライブを思い出したのか、顔をしかめていた。

 

「そして、ライスにもう一つ。大事な話がある、カノンはライスを元の世界に返したらライスから離れる。」

 

「そ、そんな…天使様と一緒じゃないと、ライスは……嫌だよ!お願い、これからもずっと一緒にいてよ!天使様!」

 

「ごめん、ライス。天使としての決まりで、カノンはずっとに一緒にいる事は出来ない。」

 

懇願するライス、でも天使としての決まりがある。憑依者が完全になったらば、元の世界へと帰還させ憑依した天使は天界へと帰還する。

 

そうしなければならない。

 

ライスは両目から涙を流して、座り込む。なんども手で涙を拭うが涙が止まらない、そんなライスをそっと抱き締める。優しく頭を撫でる。

 

「ごめんね、ライス。数日後のライブでカノンはライスに歌を贈る。歌で、ライスはカノンと離れてウマ娘の世界に帰る覚悟、勇気を持って貰いたい」

 

そう言い、暫くそのままの状態が続きライスは静かに頷いた。

 

告知された日となった。今回は200人が入れる施設だったが、前と同じく満員であり会場からは沢山の声が聞こえる。

 

聞いていてライス、私の歌を。

 

私は会場のステージの中央に設置された椅子へと向かう。それだけで会場からは私達を呼ぶ声が飛び交う。

 

軽く手を振りながら椅子へと座り、ギターを構える。

 

「みんな、今日もライスのライブに来てくれてありがとう。今日は最初に新曲を発表しようと思います。聞いてください、BRAVE HEART」

 

その声と共にギターを弾き始める、今回は本家よりと言うよりは弾き語りのような感じだ。

 

「逃げたりあきらめるコトは誰も

    一瞬あればできるから歩き続けよう」

 

どんなに苦しくても悲しくても、諦めないで欲しい。

 

「君にしかできないコトが

    ある青い星に光が失くせぬように」

 

ライスシャワーと言う、個にしか出来ない事。

 

「掴め!描いた夢を、守れ!大事な友を

   たくましい自分になれるさ」

 

元のウマ娘の世界に帰って、ライスシャワーの夢である幸せの青い薔薇となる夢を叶えて欲しい。

 

貴方の好きな走る事で、走り続けていつか祝福されるその日へ、1歩を踏み出して欲しい。

 

「知らないパワーが宿るハートに火がついたら

  どんな願いも 嘘じゃないきっと叶うから...

         show me your brave heart(貴方の勇気をみせて)

 

会場の人達はゆっくりペンライトを揺らす、すすり泣く声も聞こえたような気がした。最初に歌う歌ではない気もするが、今日は許して欲しい。

 

「晴れの日ばかりじゃないから

    たまに、冷たい雨も降るけれど」

 

ライスが元の世界に帰って走るとしたら、恐らくは暗い心をもつ人間は彼女へと嫌がらせや、悪質な報道をする者も現れるだろう。

 

「傘ひろげよう、生き方に地図なんかないけどだから自由、どこへだって行ける君も」

 

そんな嫌がらせにも負けず、ライスには走って欲しい。

 

「走れ! 風より速く、目指せ! 空より遠く」

 

そうして走り続けたら、きっとライスは前よりも強くなる。罵倒に負けず、夢へと駆け抜けたら。

 

「新しい自分に逢えるさ知らない

  勇気が眠る ハートに気がついたら」

 

きっとライスは自信が着いて、沢山の人が走ることを望んで、見たら笑顔になる。

 

そんなウマ娘になれる。

 

「胸の中のどしゃ降りも きっと止むから...

       show me your brave heart」

 

ここで少しだけギターを早く奏で最後の歌詞に繋げる。

 

だからね、ライス。

 

「掴め!眩しい明日を!守れ!愛する人を!

たくましい自分になれるさ!

壊せ!弱気な君を!崩せ! ぶつかる壁を!

熱い鼓動、武器になるから」

 

ウマ娘の世界に帰る前に壊して、弱い自分を。

 

私と離れていても、きっとライスならもう大丈夫だから。カノンと別れるのを受け入れて、ライスはきっと強い心で進んでいけるよ。

 

believe in your heart(貴女の心を信じてる)

 

その歌詞と共に歌い終える、会場からはゆっくりと沢山の拍手が広がっていった。

 

『天使様、ライスは頑張るね……最後のライブまでに天使様と別れても大丈夫だと言えるようになる。だから、それまでは』

 

うん、一緒にいるよ。

 

それが、カノンの仕事で……私の願いだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ライスシャワー@BlueRose,Riseshower

#LIVEのお知らせ

 

皆さん、今日はライブに来てくれてありがとうございました。

 

次回のライブで、重要な発表があります。

 

ライブは■月├日、沢山の人が来ても大丈夫なように大きな会場を借りました。

 

いつも動画をみて下さる方々も是非、来てくださいね。

 


 






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