祝福の歌声~コナン世界でライスは頑張って生きてみるよお姉さま!~ 作:クレナイハルハ
先ほどまでは正午であったはずの辺りは気がつけば月の出た夜へと変化していた
何故ライスは時間も場所も違う場所にいるの?さっきから走ってたら、ずっと変な所にいる気がするよ………。
そう思いながら取り敢えず廃墟と思わしき建物の中を歩く、取り敢えず今日はここで寝ようかな………ここなら雨と風はしのげそうだし
そんなことを考えていると、ふたりの男性が言い争っているのが遠目に見えた。こんなところで言い争う?喧嘩………もしかしてヤが付く人だったりする?でももしかしたらここが何処か聞けるかも?
取り敢えずそう思いながら彼らのもとに走る。すいませーん、ライスに道を教えて下さーい
「っ!?」
「誰だ!」
そう言いながらお兄さんは振り向きながら、チャキと言う音と共に私の方へと拳銃を向けてきた。みただけでそれはオモチャではなく本物の拳銃であることが分かった。
ライス、やっぱり不幸かも………
つきだされた拳銃に体が震え、地面へと座り込みそうになるのを耐える
「あ、あの………ここは何処ですか?」
そう口を開くとふたりの男性は私を見て不思議そうに、そしてありえないといった顔で此方を見てくる。
「まさか、組織の人間じゃないのか?」
へ?組織?えっと、特撮か何かですか?そんな事を思いながら首を傾げる。
「えっと、その………な、何をしてるんですか?」
「お前には関係ないことだ。ここから……!」
その時、カンカンと遠くから誰かが歩いてくる。思わず耳がピクリと動く。両手で外套の上からウマミミに被せて意識を集中する。
「なにか、聞こえる……」
荒い息遣い、廃工場の地面を蹴る足音。慌ててる、それに心配、焦り。時折聞こえる『ヒロ』と言う単語
「誰か、近くまで来てる……」
「ッ!」
「追ってか!?」
「ヒロ?誰のことを言ってるの?もしかしてお兄さん達の知り合いですか?」
「あ、あぁ………」
「俺たちには全く聞こえないが………っ!?」
だいぶ足音が近付いてくる、それに応じて聞こえる音も大きくなる。たぶん、一人かな?
足音が重なって聞こえないし、息遣いも1つだけ
「聞こえる足音は、一人だけか?」
「は、はい。そうです………」
そうこうしているうちに足音はすぐそこまで来ていた。
「ライ!スコッチ!」
聞こえてきた方をチラリと見ると金髪に褐色の肌の男の人が慌てた様子で此方へと来ていた。
え?ライにスコッチ?この人たちすごいキラキラネーム………ライスもそうだったわ
「ゼロ!違うんだ、ライは俺を逃がそうとしてくれて………俺たちと同じNOCなんだ!」
「本当、なんですか?」
取り敢えず、なんかさっきから嫌な予感がする………ハッ!?これはウマ娘としての直感!
なら即座に、逃ーげるんだよーう!
その場から即座に走り出し、夜の道を駆け抜ける、なんか後ろから声が聞こえるけど気のせいだよね
そうして走り続け、一瞬の浮遊感。またかと気が付けば私は雪の降る道路に佇んでいた。
ぶるりと体が震え、羽織っている外套を握りしめる。うん、取り敢えずまた知らない所に、しかもさっきまで夜だったのにお昼ぐらいの時間帯になってる……どういうこと?
取り敢えず暖かい所を探そう………勝負服ってドレスだから寒いと思ってたけど、思ったより暖かいんだね……
ライ(赤井秀一)side
スコッチに自身がNOCだと告げ、それを疑い自決しようとするスコッチをリボルバーのシリンダーを掴み、どうにか止めていた時だった。
背後から足音が聞こえ、急いで振り返りながら持っていた拳銃を向ける。そこには外套を羽織っている小さな少女らしき人物がそこに立っていた。
まさか、こんな子も組織の一員なのか?
「あ、あの………ここは何処ですか?」
体が震えながらもそう弱々しく口を開いた彼女の声から出たのは、道を聞くただの質問だった。
「まさか、組織の人間じゃないのか?」
その言葉に首を傾げる少女
「えっと、その………な、何をしてるんですか?」
「お前には関係ないことだ。ここから……!」
去れ、そう言おうとした言葉は突如として少女が見せたの驚きの表情で止められた。両手で頭を押さえるようにし、目を瞑る少女
「なにか、聞こえる……誰か、近くまで来てる……」
「ッ!」
その声に思わず耳を済まし気配を感じ取れるように周囲を見るが何も聞こえない。俺たちの気を引く嘘かそう思った、その瞬間
遠くからカン!カン!と此方へと走ってくる何者かの足音。が俺たちの耳に聞こえた
ありえない、この足音を俺たちよりはるかに前から気付くなど
「追っ手か!?」
俺の声に顔を険しそうに変えたスコッチ、このままでは彼を助けることは……
だが、そんな予想を覆す答えを少女が放った
「……ヒロ?誰のことを言ってるの?もしかしてお兄さん達の知り合いですか?」
「あ、あぁ………」
ヒロ、その単語にスコッチの表情が僅かに綻ぶ
恐らくは今から来る奴は俺らと同じように組織に潜入しているスコッチの同僚か?
「聞こえる足音は、一人だけか?」
「は、はい。そうです………」
俺の問いに即座に返す少女の情報が確かなら、そう思いスコッチの胸元から拳銃を放す
やがて足音が俺たちの目の前まで迫り、この場に現れたのは金髪に褐色の肌を持つ組織の探り屋、バーボンだった
「ライ!スコッチ!」
バーボンは俺を睨み、此方へと駆け出す。構えているのを見るに俺から彼を助けようと考えているのだろう
だが、その前にスコッチが俺の前に出た。
「ゼロ!違うんだ、ライは俺を逃がそうとしてくれて………俺たちと同じNOCなんだ!」
「本当、なんですか?」
「あぁ、俺はFBIの赤井秀一。お前らと同じだ」
その後、バーボンとスコッチで話し取り敢えずバーボンの持つセーフハウスに彼を匿うこととなった。恐らく、スコッチは警察の方から裏切られた、いや見捨てられた可能性がある。
暫くは家から出ない方が良いだろう
取り敢えずバーボンがスコッチを連れていくのを見届け、スコッチの死体を偽装しようとした。そのときだった、先ほどまでは俺に道を聞いてきた少女がその場から消えていることに気付いた。家に帰ったのだろうか?取り敢えず彼女が無事に家へと帰ることを祈り俺はスコッチの死体を偽装するためその場に証拠を作り組織へと報告した。
それにしても、彼女の異常な程高い気配察知……いや聴力か?いったい、どうすればあのような聴覚が身に付くのだろうか
ライスシャワーside
またもや変わった目の前の風景に温度に目を見開きつつ歩く。おかしい、さっきまで夏か秋みたいな感じで暖かかったのになぁ
さすがに1日で雪が積もることなんて東北じゃないとありえないし、いったい、何が起こってるの……
そう考えながら歩き、同じ疑問を何度も考える。それにしても、本当に外套があってよかったなぁ。外套のおかげで耳や尻尾は隠せるし、雪で体や服が濡れなくて助かる。
ん?
その時、何処からか少し変な匂いがして思わず足を止める。なんだろう?そう思いながら匂いを追いかけていくと少し暗い路地裏のような場所の入り口へとたどり着いた。見れば近くの建物に座り込むように全身真っ黒な服を来た綺麗な銀髪の男性が倒れている。お酒の飲みすぎで倒れたのかな?
そう思いながら近付くと、男の人の近くに赤い何かが擦れて地面が赤く染まっていた。もしかして、死んじゃってるのかな?
そう思いながらさらに近付いていく
もし、死んでたらあの人には悪いけど財布からお金を少しだけ頂いちゃおうかな?ライス、この身とギター以外はなにもないから、ご飯食べたり、何処かに泊まらせて貰うのにもお金がないから何も出来ないどころかこのまま餓死endすはあり得る
故に、お金が必要だ。
もし、生きてたら心配して近付いた事に出来るし。そう思いながら私は男の人に近付いてしゃがむ
「あ、あの……大丈夫ですか?」
「あ?」
声を掛けるとその声とともに男の人の鋭い目が私を睨み付ける。い、生きてたんだ……
「よかった、倒れていたから心配だったんです。あの、大丈夫ですか?血が……」
「問題ねぇ、さっさと行け」
「は、はい…………」
そう言いながら路地裏から出る、ううお金も手に入らない。ストリートミュージシャンするとしてもこんな雪じゃ公園なんて誰もいないよね………
はぁ、どうやって寒い冬を越そうかな………
そう思いながら歩いていると、何処か慌てた様子で辺りをキョロキョロと見回しながら走るガタイの良い真っ黒な服を来てグラサンを着けている人がいた。時折、男の人の口から『兄貴』と言う単語が聞こえたので、なんとなくさっき倒れてた男の人の場所を教えたら、すぐに走っていった。
なんだったんだろ、あの人たち。そう思いながらまた一歩を踏み出しあの浮遊感を感じた
あぁ、またなの?私の目、鏡が無いから見えないけどレイプ目になっているような気がするよ。ねぇお姉さま、そろそろ私普通に歌って稼がないとヤバいです。どうか転移しないで暫くは暮らせて歌える場所に目を開いたらいることを願い私は瞳を閉じた
ご愛読ありがとうですわ!
そろそろライスさんが死神のいる時代に次々と近付いているようで楽しみですわ!
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お待ちしておりますわ!
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