祝福の歌声~コナン世界でライスは頑張って生きてみるよお姉さま!~ 作:クレナイハルハ
また、あの浮遊感を感じまさかと思いながら目を開く。目の前に広がるのは沢山の人々や車が行き来していて、周囲には沢山のビル等の建物が立っている。そんな町に
車の排気ガスや時折聞こえるクラクションに鼻やウマミミが少し苦しいけど、そこまでヤバい訳ではない。取り敢えず、また別の場所にいたんだし、まずは近くの公園でもさがそうかな。この昼ぐらいの時間帯に暖かい気温なら公園に人はいるだろうし。少し歩きながら思った
そう思いながら周囲を見回すと、優しそうな男性とガタイが良く高身長の男の人が並んで交差点の信号を待っているのが見えた。あの人たちなら大丈夫そう
私は信号が変わらないうちに聞こうと思い軽く走り、口を開く
「あの、すいません。少し、良いですか?」
そう言うと二人が振り向き私を見たとたんに眉がピクリと動く。あれ?そう言えば私どんな格好してた?
こんな沢山の人がいる街中で怪しげな外套を被ってギターケースを肩に背負っている少女。考えてみれば
「近くに、公園ってありますか?ら、
「そ、そうなんだ、公園なら近くにあるよ。そこの道を右に曲がって少し歩けば公園だよ」
「ありがとうございます!」
よし、これでやっとストリートライブでお金を稼げる。出来れば早くに有名にならないと
「だけど、警察の僕たちだからよかったけど、あまり知らない人に道を聞いちゃ駄目だよ?怪しい人だったりしたら大変だったらね」
そう言う優しそうな男の人、確かにそうかも。たまたまこの人たちが警察だったから良かったものの………警察?
「えっと、お兄さんたち警察官なんだ」
あれ?ヤバくない?だって
そう思いながら先程教えて貰った場所へと向かうために一歩を踏み出して、私とお兄さん達の目の前をすごいスピードで車が通り過ぎ、電柱にぶつかった。
「高木!救急車を!」
「は、はい!」
そう言ってお兄さん達が車へと駆け出していくのを見てから私も公園へとお兄さん達から逃げるように駆け出し、またも一瞬の浮遊感を感じ気が付けば
ま、またなの?そう思いながら今の過ごしやすい気温や天気を確認する。暖かい気温、天気は晴れで時間帯は午後。うん、大丈夫そう
それに公園に居たのは良いかな?、そう思いながらベンチにギターケースを置いてケースを開けてギターを取り出す。そしてギターケースの中に着ていた外套を脱いで入れる。こっちの勝負服姿の方が可愛いから客引き出来るだろうし、ウマミミと尻尾はアクセサリーだと思うよね?
肩に掛けたギターを持って構え、軽く弦を弾きながらギターを調整する。ギターの音がなった瞬間に公園で遊んでいた子供たちは私の方を向き、公園の入り口近くにいた人達が私へと視線を向けてくる。
ストリートライブは掴みが大事、なら私はこの曲で勝負してみる。
「
歌詞に込めた思い「諦めないで」「不可能なんてない」「もう一度歩んでみよう」「そしたらきっと、夢は叶うはず」「だから進もう」「少しずつでも良いから」「まっすぐに、夢へと歩んでみよう」
さすがに掴みには少し難しい曲だったかな?
そう思った瞬間に見てくれた人達が手を重ね拍手してくれた。可愛い、声が綺麗、良い歌といった声も耳に入る。どうやら掴みは良いみたい、こっからはどんどん歌うよ。もしかしたら“おひねり”も貰えるかもしれないよね!
そんな事を考えながら私は次の曲を引くため、指をギターへと伸ばす
「ありがとうございます!
そう言って私はまた歌い出す、前世で聞いた沢山の歌を。
歌を歌い終えた頃には沢山の人が少しだけどおひねりをギターケースに入れていってくれた。
まぁ、合計で二千円と少しだけど稼げたのは大きな一歩だよね。アハハ、これじゃ今日の晩御飯でなくなっちゃうよね………確かライスって大食いだったし
そう思いながら、外套を羽織ろうとしたそのときだった
「おい」
「は、はい!?」
後ろから聞こえてきた怖い声に思わずピクリと反応する。だ、大丈夫だよね?ウマ耳が動いたの見られてないよね?
そう思いながら恐る恐る振り替えるとそこには全身真っ黒な服装をした銀髪の男の人が立っていた。あれ?どこかでみたことがあるような………
もしかして、この公園でのストリートライブって禁止だったとか!?
「いつも、ここで歌うのか?」
「は、はい。毎日かはわからないですけど、少しでも稼がないと、生きられないですから」
「そうか」
私と男の人の間に沈黙が続く、少し気まずい
「さっきの歌」
「は、はい!」
「良い歌声だった、また来る。じゃあな」
そう言いながら男の人は茶色い封筒をギターケースに放ると、公園の出口へと歩いて行きやがて見えなくなった。取り敢えず先程の封筒を確認すると1万円札が大量に入っていた。
「………へ!?」
い、一気に今日の稼ぎが増えちゃった……取り敢えず近くの泊まれそうな場所を探そうかな。せっかく貰ったんだし、大事に使わせて貰おう。
そう思いながら、私は外套を羽織りギターケースを持って公園を出た。
………なんだろう、この声。
■■■を呼んでる?なんで?
■■■は回りを不幸にする駄目な子なのに……
あれ?なんだか、すっごく眠い……
おやすみ、なさ、い…
皆様、本作をご愛読ありがとうございます。突然ですが、今後の今作品の投稿に関して、悩んでいます。
皆様の中でもご存じの方はいるかも知れませんが、感想にアンチと思われるコメントが付きました。
一応、反論はしたのですがそれから改めて考えまして、ウマ娘は公式が二次創作を許していない、と友人から言われ自身のこの作品は大丈夫だろうか?訴えられたりしないだろうか?消した方かよいのだろうか?
このまま、考えていた通りに執筆して投稿すれば良いのか、それとも早めに終わらせればよいのか、作品を消去するべきかわからないのです。
そしてウマ娘の死は酷く厳しい判定のあると聞き、そしてアンチからのコメントも読んで考え、先に皆様に今作のネタバレを書き込もうと決意しました。先に伝えていれば運営からも消される可能性が少しでも無くなると考えたからです。
もし、ネタバレは知りたくない。と言う方はブラウザバックを推奨します。
────────ネタバレ─────────
実は本作のライスシャワーは生きている。
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もしかしたら今回の話を読んで、そう考えた人もいるでしょう。その通りでございます。
主人公の秘密、何故憑依したのか等は今後の展開をお楽しみに頂ければ嬉しいです。
本来ならばもっと先にてライスの生存を匂わせる文を少しずつ出していく予定だったのですが、小説を消去されるのではないかと言う恐怖などに囚われた結果、今後の話を本来予定していたものよりも早くライスの生存の匂わせを書きました。
ついでですが、今作品でライスの歌った『いつか、叶う夢へ』は作者が考えた歌です。一応、歌詞は現在書いています。
改めまして皆様、今回もご愛読ありがとうございます
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よろしくお願いいたします
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コナン世界にて
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いらない