霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!   作:みけさんわーきゃっと

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なさちら様、OUDON様、tukue様、みょ〜ん様、おっさん魂様。感想どうもありがとうございます。
エロいは誉め言葉です!ありがとう!

誤字脱字報告者のすかたず様、satake様、SERIO様。
ありがとうございます。

評価くださった方、特に一言、10点頂いた方、本当にありがとうございます。

今回限界までエモいです。
ダムの放流とか決壊とかエモいですよね。
そんな感じです。


↓魔よけ
挿入れてない!出してない!ヨシ!(現場猫)
直接的な表現はない!ヨシ!
周囲の安全ヨシ!運営の安全ヨシ!
ToLOVEるは全年齢向け!ToLOVEるは全年齢向け!ToLOVEるは全年齢向け!
今日も一日ご安全に!




さとりちゃんを人魚にした話

勇儀ちゃんとの楽しい宴会も終わり(ちょっと酔ったかもしれない)地霊殿へと向かう。

お燐がちょうどいて(橙にマタタビやってたらたまに遭遇するので顔見知りだ)さとりさまにもあいさつしておかないとだめだよーと言っていたのでしょうがない。

 

「さとりは覚。心を読むせいで嫌われているの。わたしも中まではいかないわよ」

 

「心配してくれてるの?パルスィちゃんは優しいなあ」

 

「あなたのその能天気さが妬ましいわ。そもそも鬼と殴り合いするなんて何考えてるの?しかも、勝ってしまうし、本当に妬ましい」

 

今朝であったばかりではあるが、パルスィちゃん可愛すぎる。

妬ましい妬ましいと言いつつ、何かにつけて気にかけてくれるところが、懐かないけど寂しがりやな猫みたいで俺のツボにはまる。

 

「妬ましい、パルスィちゃんが可愛すぎて妬ましい。履いている若草色のパンツになりたい、ああ妬ましい、パンツが妬ましい」

 

「あなたはっ!いったい!往来でっ!何を!言っているの!?」

 

一言ごとに俺をビシビシ叩きながらパルスィちゃんが激しくツッコんでくる。

意外に幻想郷では物理的にツッコんでくる人間(?)は少ない。

俺の知ってる限りでは早苗ちゃんとマミゾウ。それにネムノさんぐらいか。

多分だが身体スペックの差が個々人でありすぎて「ぐしゃ」とかなる恐れがあるからかもしれない。

パルスィちゃんのはちょっと強めだが、なかなかいい感じだ。

ベストは「ぽかぽか」な感じだな、イチャついてる感が出るから。

 

「はっはー。パルスィちゃんが可愛いのが悪い」

 

「まったく聞く気がないわね、妬ましい。往来で助平なこと言える胆力も妬ま……しくはないか。恥だもの」

 

パルスィちゃんとイチャついている(俺の主観)とやがて巨大な館が見えてきた。

 

「でっけーな……」

 

「そうね、妬ましいわ」

 

「雑な妬み具合だな」

 

「あなたのそういうところ、鬱陶しいわ」

 

「酷っ!?」

 

妬ましい以外で酷評されると、めっちゃ心に刺さるな!

あれだギャップ萌えという奴か(萌えではない)

 

「わたしはここまでよ。あとはあなただけで行くことね」

 

「おう、ありがとなパルスィちゃん」

 

「別にいいわ、あなたは私がどれだけ妬ましいと言っても態度変えなくて、少し……楽しかったから」

 

「パルスィちゃん超かわいい」

 

デレた!?やっべ可愛くて可愛いんですけど!?(語彙消)

 

「あなたのそういうところ、本当に妬ましいわね。……博麗の巫女も妬ましい」

 

「なんで霊夢ちゃんに飛び火したの!?」

 

「それがわからないところがまた妬ましいわ。このままだと妬ましくて死にそうだから、帰るわ。気が向いたら、声をかけて。私はいつもあの場所にいるから」

 

そういうとパルスィちゃんは「おお、妬ましい妬ましい」とつぶやきながら来た道を帰っていった。

 

……正直パルスィちゃんの妬ましいは「~でやんす」とか「~にゃ」とか語尾系キャラ付の一種みたいな感じでまったく気にしてなかったわ。

 

まあ、おかげで可愛い子と仲良くなれたから良しとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそ地霊殿へ、要件は何かしら?」

 

地霊殿に入るとピンクがかった薄紫の髪色をした(髪がすごいことになってる、霖之助以上のワイルドヘアー初めて見たぞ)可愛い女の子が出迎えてくれた。

 

幻想郷では珍しくシンプルにかわいらしい女の子の格好だ。

普通に現代の街中にいても違和感がないだろう。

まあ、なんか謎の目がすごい主張かましているけども……

 

女の子の目も半眼ではあるがジト目ではない独特の澄み切った眼をしている。

うん、俺は好きだな。

 

「ああ、こ――」

 

用件を伝えようとすると

 

「なるほど、別に私に許可をとる必要はないのですが……ああ、皆がそう言ったと」

 

「あ、ああ……もしかしてさとりちゃんか?」

 

「これは失礼しました。私はこの地霊殿の主。古明地さとりです。あなたは……あなたと呼んだ方がよさそうですね、一応妖怪らしく勝負に負けたら許可を出すという風にはなっているんですけど」

 

あのクソ猫( お燐め)許可いらねえじゃねえかよ。

 

「ああ、お燐は少々悪戯好きですから……」

 

さっきから話が早いな……これが覚の能力か、確か物語だと……

 

「はい、はじけた薪で撃退しましたね」

 

話が早いな!?しかし、確かにこれは気味悪がられるな。

 

「みなさんそのようですね」

 

こういういらんことまで読まれるのは確かに恐怖だろうな。

 

「そうですね、だんだん怯えてしまいますね、皆さんは」

 

さとりちゃんは平気なのかね、ちなみに俺さっきから会話の思考のほかにも「ピンクの髪って淫乱だっていうけど、さとりちゃんは微妙な髪色してるけどどっちなんだろう」とか益体もないこと考えてるけどそれも?

 

「ええ、まあ若い女性の姿ですし、欲望を向けられることも多いです。そして、そういうのも含めて、平気です」

 

いや、違う違う、そうじゃない。確かに平気かどうかは心配すべきかもしれんが、普段から使ってるってことは平気だと思う。いやなら使わないかなんかしそうだしな。

俺の聞きたいのは「どっちなんだろう?」だ。えっちなのかどうかだな。

 

「あなたは……そうですね、淫乱ではないとは思いますが、欲望をぶつけられても特には……」

 

まじで?たとえばさとりちゃんのパンツはどんなんだろうとか想像したりしても?こんなんとか。

 

「いえ、さすがに映像が見えたりはしないので……」

 

そうか、ちなみに今想像したのは黒だ。ウエスト部分のみ濃い黒で残りの部分はレース地のスケスケだ。

全部が透けているんじゃなくて肝心な部分に刺繍が施されており「邪魔だ、その刺繍消せ!」と叫びたくなるような感じになっている。

下の毛は髪色と同じなら、なかなかにいやらしい感じになると思う。

 

「なるほど、流石に少しどうかと思いますが、特には」

 

さとりちゃん、つええな!?

まあ、それぐらい図太くないと、この能力は逆に重荷になっちゃうんだろうな。

 

「そうですね……ええ、そうなんでしょうね」

 

お?初めてなんか言いよどんだな、詳しく聞くのは野暮かな?

 

「ええ、まだそこまで親しくないでしょう?あなただって読まれたくないこととかあるでしょう?霊夢の事とか」

 

「ほう、それがなにか?」

 

ほう、それが何かあるのかね?というか地底の人間霊夢ちゃん引き合いに出しすぎじゃね?

 

「あなたは自分でもわかっているのでしょう?あなたのその思いは――」

 

黙れ

 

「黙れ」

 

「人間はいつもそう、恐怖し、恫喝し、そして――」

 

「いいから黙れ……っと熱くなったな」

 

クールになれ俺。

彼女が読めるのは思考ではない、さっきイメージが読めなかった。つまり読めるのは()()()()()()()()()()()()()だ。

だったら。

 

「へえ、人間にしてはするど……!?」

 

どうしたさとりちゃん?何を焦っている(What are you impatient with, lady Satori?)

 

()()()()()()()()()()()()()……!

 

さてさとりちゃん。俺はとても怒っている。( Well, lady Satori. I'm very angry.)霊夢ちゃんのことは一番言って(I don't want you to talk about )ほしくねえんだよ(lady Reimu the most.)

 

「え、な、なに?なんなのですその言葉!?」

 

この幻想郷では。( Everyone in this Gensokyo)

紅魔館の人間でさえ( Even humans in Scarlet's Devil's House)日本語を話す( speak Japanese)

それなら。( If it)

さとりちゃんはこの考えを読めない( lady Satori won't be able to read this mind)

 

どんな気分だ?(How are you feeling)有利ではなくなるってのは( no longer advantageous)

 

「それで勝ったつもり?確かにいままでの人間とは――」

 

いいや、せいぜい五分五分だよ。( No, it ’s fifty-fifty.)なんで勝負しようぜ(So let's play game)

 

「勝負?弾幕ごっこかしら?」

 

いや、俺は弾幕ごっこは下手だ。( I'm not good at it)なに、とても簡単だ(It ’s very easy.)俺の考えを読んで(Read my thoughts)情景をイメージしろ( Please image)<ruby><rb>最後に問題を出すから答えろ</rb><rp>(</rp><rt> Answer the question at the end</rt><rp>)</rp></ruby><ruby><rb>答えられなければ負けだ</rb><rp>(</rp><rt>If you can't answer, you lose</rt><rp>)</rp></ruby>」

 

「……なるほど、どうせ卑猥な事でも言わせるつもりでしょうけど、いいでしょう。ただし、妖怪に勝負を挑んだからには――負けた場合は無事で済むと思わないことですね」

 

ああ、いいぜ( I understand.)負けるのはさとりちゃんだけどな(But lady Satori lose)

 

「……命だけはと思いましたが、死を持って償わせた方がいいようですね。これは契約による勝負ですから紫も文句は言えない」

 

じゃあはじめようぜ(Let's get started)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地霊殿の奥の部屋、さとりちゃんの部屋だろうか。

ベットに横になって目を閉じたさとりちゃんに俺は心で語りかけている。

しっかり聞いて……いや、思考を読んでイメージさせる。

 

 

――のような山間の地だ。

そこに川が流れている、さらさら、さらさらと流れる澄んだ川だ。

さとりちゃんはその音を聞くと、なんだかとても幸せで気持ちいい気分になる。

 

さらさら、さらさら

 

さとりちゃんはその川に溶け込むように、しずむように、一緒に流れていくようにすうっ……と意識も川と同化していく

 

さらさら さらさら

 

水に揺蕩うと気持ちいいよね。川遊びで流れに身を任せると、気持ちいいよね。

それらが一体化したような心地よさだ。

 

木漏れ日が優しく照らす。川のせせらぎと森の香り

思わず深呼吸したくなるね。

深呼吸してみようか。

 

すってー

はいてー

 

さらさら さらさら

 

すってー

はいてー

 

さらさら さらさら

 

さとりちゃんの体は完全に川の流れと一体化したみたいに水に揺蕩ってるのか、水に溶けてるのか

 

すってー

はいてー

 

さらさら さらさら

 

でも、水に溶けているようなこの感覚。気持ちいいよね。

気持ちいいから、細かいことなんか気にならないよね。

 

水に溶けると気持ちいい。水と一体化してると気持ちいい。

後で質問に出るかもしれないからよく覚えておいてね。

 

深呼吸は続けたままで話の続きを聞いてね。

 

おや、川の途中に堰があるね。

そこで水が止まっている。

水が止まっていると、すこしそわそわするね、いらいらするね。

 

でも大丈夫、もうすこし、もうすこしで堰を超えるよ。

水がどんどん溜まっていく、あふれそうになっていく。

 

溜まっていくの見てるとなんだか気持ちいいね。

だってあふれてざばーってなると、きっと爽快だからね。

たまった水が一気に流れていくのを見ると楽しいよね。

 

ほら、そう言っている間にも溜まっていくよ あふれちゃうよ。

あふれると楽しいよ。あふれると壮快だよ。

 

あふれるまで分かりやすくしてあげようか

 

じゃあ数を数えてあげるね

 

10

9

8

 

もうじき水位が限界に達するよ

 

7

6

5

 

しぶきが少し超えちゃうぐらいになってきたよ

 

4

3

2

 

ほらほら、もう超えちゃうよ

 

1

超えるととっても壮快だよ気持ちいいよ

 

0!

 

ついに堰が切れる。たまった水はすごい勢いで下流に流れ出す。

すごいスピード感。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

水が溢れてすごい勢いで流れ出すのとっても気持ちいいよね。

 

「ン……」

 

水はまだ流れていく、少し先に滝が見える。

大丈夫。いまのさとりちゃんは水だからね。

水と一緒にすとーんって落ちるんだよ。

水と一緒になってすとーんってふかい、ふかいところに身も心も落ちていくんだよ。

 

ほら、もうつくよ、滝につくよ

滝についたらもう一段深いところにすとーんって身も心も落ちるんだよ

そうしたら水のようになった体は動かなくなっちゃうけどいいよね?

かわりにとってもきもちいんだから、しょうがないよね

 

ほら

3

2

1

 

すとーん

 

さとりちゃんのいしきはもっともっと深く水とまじわったよ。

揺蕩うような気持がもっともっとつよくなって

もっともっときもちいいね

さとりちゃんはきもちよくなってるね

身体は動かなくなっちゃったけどね

でもしかたないよね。

水に身を任せるのはとても気持ちいいことだからね。

 

 

「ンぅ……」

 

 

 

 

 

森を、滝を抜けると小道が横にある川だ。

そこを水……さとりちゃんが流れていく。

流れていくのは気持ちいいね。

今さとりちゃんは気持ちいいね。

 

 

流れていくと川がせき止められている。

魚を捕る仕掛けだろうか?

 

いや、そんなことは良い。

今大事なのはせき止められているのを乗り越えることだ。

 

覚えているかな。水がたまると気持ちいい。

堰を超えると溜まった分が一気に流れて壮快……いや気持ちいいよね

 

だから……こえちゃおうね

それはとても気持ちのいいことだから遠慮しなくていいんだよ。

 

「はっはっはっ……」

 

さとりちゃんがせき止められているところまでやってきたよ

さっきよりも堰は高いようだから……

さっきよりも水がたまるよ?

 

()()()()()()()()()()()()

 

「ひっ!」

 

 

ほら、じわじわ溜まってきたよ

 

10

9

8

明らかにさっきより溜まる水量が多いね

 

7

6

5

 

二倍ぐらい溜まりそうだね

 

4

 

3

2

 

つまり二倍気持ちいいよね?

 

1

ほら、あふれる、もうあふれるあふれちゃう、これをこえたらどうなるんだろう……()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

ゼロ!

 

ついに堰が切れた!溜まっている水が一気にあふれ出す、怒涛の流れだ、激しい流れは水になっているさとりちゃんをもみくちゃにする。

それはとても気持ちいい!

体中を激しく嘗め回されているような、とても気持ちいい感覚に襲われる

 

「ひあっ!?」

 

さとりちゃんの体がビクンと大きく痙攣する。それを横目に見ながら俺は一切の思考をせずに情景を語っていく。

 

切れた積に水流が殺到する。

渦巻く水流にもまれるようにさらされたさとりちゃんはとても気持ちいい。

おや?堰全体が崩壊しそうだ。

もし崩壊したらどうなるんだろう。

そうぞうしてみて、さとりちゃん。

今の水量でも気持ちいのに、もっともっと大量の水に、もみくちゃにされることを。

 

「ひっ!?」

 

でも今のさとりちゃんは水だから、問題ないよね。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

といってるあいだに、壊れそうになっているよ

 

3

ほら、もうすぐ壊れるよ 「あっ」

2

水が行ってしまうよ「あっあっ」

1

さとりちゃんがそれにまきこまれたらどうなるんだろね「ひうっ」

 

水の奔流が堰を壊して流れて行ってしまう

水が行ってしまうんだから水のさとりちゃんもいってしまうんだ

 

ゼロ!

 

「んっく!あああああっ!?」

 

先ほどより大きく痙攣するさとりちゃん。

だがここで終わらない

 

まだまだつづけて崩壊していくよ。もちろん崩壊するたびに大きな奔流が行ってしまうよ。

さとりちゃんもどうなるかはさとりちゃんがよくわかっているよね?

 

ゼロ!

 

「ひいっ!」

 

ゼロ!

 

「あっく!はああっ!」

 

ゼロ

 

「だ、だめえぇぇっ!」

 

さとりちゃんが激しく跳ねそしてブリッジをして、力尽きたようにベッドに腰を落とす。

ベットの上で荒い息をしながら軽く体を痙攣させているさとりちゃんを無念無想で眺めながら俺は語りを続ける。

 

 

 

激しい奔流も流れていくうちに緩やかになりどこにでもある普通の川になったようだ。

そこはのどかな農業地帯だ。

水田や畑がいっぱいある。

その横を流れる川を水が……さとりちゃんが流れていくよ。

のどかな風景と、暖かな日差しが気持ちいいね。

さとりちゃんは今気持ちいいね。

 

そうして気持ちよさに身をゆだねてながれていると、ため池がある。ため池から下流には堰が作られている。

さとりちゃん覚えてる?

 

水がたまると気持ちよかったよね。

大量に流れるともっと気持ちよかったよね

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ひいっ!」

 

俺の言葉を理解した瞬間さとりちゃんは喉から引き攣ったような悲鳴を上げ、動かない体でわずかに左右に首をいやいやするように振る

 

 

 

 

もう、さとりちゃんはため池のところまで流れてしまったよ。

どんどん、どんどん水が溜まっていくよ

 

水が溜まっていくと、気持ちよさも増えていくよ。

 

「はあっ……はあっ……」

 

すでに体がぴくんぴくんと痙攣しだす。

だが俺は許さずさらに追い詰めていく。

 

どのくらいたまるだろうか……

二倍?三倍?

 

「あっ……やぁ……いやぁ……」

 

 

ため池がそんなに小さいわけないよね?

 

 

 

 

きっと8倍?もしかしたらそれ以上かもしれないね。

 

だからわかりやすいように数えてあげるね?

 

 

 

 

だいたい数を数える毎に、気持ちよさが増えていくよ

じゃあ、始めようか

 

「やぁ……」

 

5

 

「はぁっ」

 

数字が少ないことに安堵したのだろうか、さとりちゃんが脱力したのがわかる

 

4

 

3

 

2

 

数字のカウントダウンが進むたびにさとりちゃんの身じろぎが大きくなっていく。

動けないはずなのにそれでも動くというのは、そうとう気持ちよさがたまっていっているんだろうな。

 

1

 

「ああっ……」

 

さとりちゃんの吐息に甘いものが混じる。

解放への期待が見て取れる。

 

1

 

「えっ……!?」

 

一が続くことに肩透かしを食らったようなさとりちゃん。腰が浮きかけて不自然に止まる。

 

ため池ってすり鉢みたいになってるからね、思ったより溜まるみたいだよ

でも、いいよね?溜まれば溜まるほど気持ちよくなるもんね?

だいじょうぶちゃんとゼロになったらあふれるからね

ゼロになったら気持ちいいからね?

 

「そんな……!」

 

1

まだまだたまりそう

1

うん、もっともっと

1

これじゃあきりがないな

1

まとめていこうか

1

1

1

1

1

1

1

1!

1!!

1!!!

 

「あっ!あっ!ああっ!そんな……まだ?ねえまだなの!?」

 

1

1

1

1

1

1

1!!

1!!!

 

「やああああっ!だめ、だめ!怖い絶対ダメなの来るっ!」

 

身体をガクガクさせて腰をかくかくさせて切なげに息を吐くさとりちゃん

 

1

1

1

 

ぜろおおおおおっ!!!

 

「あああああああっ!?」

 

ぜろ!ぜろ!ゼロ!0!0!零!ZERO!ぜろ!ぜろおおおおおっ!!!

 

不意打ちのゼロで痙攣しているさとりちゃんに怒涛のごとくのゼロの嵐。

 

「――!――!――!!――!!――!?」

 

さとりちゃんはもう言葉も出ずに打ち上げられた魚のようにビクンビクン痙攣していのたうつだけの存在になっていた。

 

「あっ……いやあああっ!もうだめえええっ!!」

 

そして最後にひときわ大きく痙攣しまさに弓なりという表現がぴったりなぐらい身体を反り返らせた後脱力してベッドで跳ね返るほどの強さで倒れ伏した。

 

いまだ小刻みにけいれんしているさとりちゃんからはなぜか磯の香りがして「まるで人魚みたいだな」と益体のないことを俺は思っていた。

 

「では問題です。水が止められている場所は何か所あったでしょうか?」

 

 

 

答え(いらえ)はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すんませんでしたーーーっ!!」

 

俺、超土下座中。

酒が残っていたのと痛いとこ突かれたせいでちょっと(かなり)やりすぎてしまった。

あと、正直に言おう。

俺、英語出来たんだな(さっき初めて自覚した)

 

「いえ、その……まあ、お互いさまと言うことでしょうね、ただ、ほかの人にしてはダメですよ」

 

「はい、それはもう、というかあんなこと普通しませんから」

 

お互い丁寧に話す謎の緊張感。

しょうがないよね?

 

「とりあえずですね、私を負かしたということで、営業許可はお墨付きのを出します。最初に言った通り、なくても勝手に店を出してもいいのですけど、これは私が認めたという証ですから、信用は最初から手に入ると思います」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「ふふ、だめですね、最初のように話せませんか?」

 

「いやー、さすがにやりすぎた気がして遠慮がちになっちゃったんだな、ま、最初のほうがいいっていうんなら、何とかしてみる」

 

というか、心読んでないのかな?

 

「いえ、読んでますけど失礼なことを言わないようにと、負けましたので」

 

負けたってほぼ不意打ちのような勝ち方だったんだがな……

 

「ん、でもまあそういうところは好感が持てるな、さとりちゃん可愛いし俺もさとりちゃんはもっと砕けた話し方してくれても嬉しいかな?」

 

「可愛いとか言われたことないですよ、お世辞……ではないみたいですね」

 

あたぼうよ。

たぶんほとんどの人間はさとりちゃんのその半眼とちょっと高圧的な雰囲気、そして口に出す前に帰ってくる返事で気おされてるだけで、ちゃんと見てないんだと思うんだ。

 

「こうやってちゃんと話すればかわいいのにな」

 

可愛いと言えばさとりちゃんのパンツは結局どんなんだろうな?

っと、こういうのも筒抜けになるのは――

 

「その……漏らしてしまったので履き替えましたけど今はこんなのですよ」

 

と、スカートをまくって見せてくれた。

 

「いい、じつにグッドだ」

 

ストライプ柄の紐パンで布面積は少し大きめで野暮ったい感じもするがそのぶん柄の面積が大きく華やかだ。

そして紐パンなのでサイドは太もものあたりがしっかりと見える。……さとりちゃんはすこしむっちりとしているが、その駄肉がまた素晴らしいエロさを醸し出している。つまみたい。

 

「すごい細やかに感想出るんですね……」

 

「パンツソムリエだからな」

 

「えっと、じゃあ商売はパンツソムリエなんですか?」

 

「さすがに違うわ!?」

 

どんな商売だよ!?来た女の人に似あうパンツでも選ぶのかよ!

……なんか出来そうな気はするけども!(客が来るかは別だが)

 

「一応何でも屋というか、お助けやというか便利屋だな。大体の依頼は受けるし、大体の依頼はこなす。人里だけじゃ稼ぎに限界あるからな、紫さんに相談したら旧都でも仕事したら?って言ったんで来たんだ。ちなみに妖怪の山で仕事受けてるぞ」

 

妖怪の山に設置したポスト(妖怪ポストではない、あれは人間が妖怪に頼むものだ)に依頼を入れておけば文がついでに届けてくれるようになっている。

文は変わりに俺に依頼を頼むことができる。

 

「では酒場……勇儀とは会いましたか?」

 

「おう、そのせいで酔ってたと言っても過言じゃない」

 

口移しで飲ませるのは反則だろ、ついお代わりしちまったじゃねーか。

 

「なんでそんなことに……」

 

「いや、ちょっと勝負して勝ったら、なんか気に入られた」

 

と頭の中で「勇儀ちゃんとステゴロした話」を思い浮かべる。

 

「ええ……」

 

なんかさとりちゃんドン引きしてない?

 

「鬼と殴り合いして戦って勝つ人間とかあり得ないんですが……弾幕ごっこならともかく」

 

いやあ、それをさとりちゃんがいったらあかんよ。

 

「油断してたんだろ、さとりちゃんだってそれで負けたでしょ?」

 

「そう言われればそうかもしれませんけど」

 

「で、勇儀ちゃんが何か?」

 

「いえ、あそこの酒場を受け付けにしましょう。知り合いなら勇儀が取り仕切ってくれるはずですが、一応一筆したためておきますね」

 

と、営業許可証と、勇儀ちゃんへと酒場の主人へとの手紙を書いてくれた。

 

「ところでどんな依頼でも受けてくれるんですか?」

 

「まあ、大抵はな、妖怪退治は基本的に受け付けてないけどあとはまあできるかぎりな」

 

「それじゃあ」

 

とさとりちゃんが近づいてきて耳元でささやく

 

「こんどまた数を数えてくださいね」

 

そういってさとりちゃんは艶っぽく笑ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やらかした。

 

 

 

 




いやーれいぱんって本当にエモいですね。

今回はわかる人にはわかるお話です。
わからない人はなんかさとりがひどいめにあったとおもっていただければ……
お気に入り、ご意見、ご感想、評価などお待ちしています。
とくに感想を返したり、感想に合わせて、ちょろっとづつ作品の事を語るのは好きです。

ちなみにさとりは原作の絵だと結構ぶさいく目つきが悪くて威圧感があります。

総合評価5000いきました!ありがとうございます!
次は10000ですか!(きつい)

お気に入りや評価は増えてるの見てるとエモいです。エロいじゃなくてエモいです。
モチベーションアップにご協力ください。
感想、評価、お気に入り増加等で少し早くなります。

さっくりよめるショートショート始めました。
奥様は魔王です。よろしく。

ねくすと(次は呪いとか祟りとかなんとかしてみた話)

  • 魔理沙とデートした話
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