霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!   作:みけさんわーきゃっと

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ストックしてその間にエロ書くつもりだったけど……投稿しちゃえ!

たくさんの皆様。
感想どうもありがとうございます。

パンチラ登録者数が800人を越えました
ありがとうございます。


誤字脱字報告者のクオーレっと様、SIGSEGV様、ブータニアス様、SERIO様、すかたず様、monkey様、64b様。
いつもいつもたくさんの修正ありがとうございます。

霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!のチラ見せ
というネタバレ、小ネタ用の投稿もしております。
パンチラが見たいとご連絡ください(羞恥プレイ)
今回のお話は正月特番のつもりでお読みください。
いちおう番外ではなく過去話です

また、今回の裏話はぱんちらにのせてありますが9000文字超えの大ボリュームです……どうしてこうなった。
登録されていない方はぜひこの機会にどうぞ。


幽香ちゃんとバトルした話

「今日こそ負けねえぞ!」

 

「来なさい、大地の味を教えてあげるわ……ああ、もうなんども味わったかしらね?」

 

悔しいが幽香ちゃんの言うとおりである。

かれこれ50回ほど戦ったのではなかろうか、いつもいいところまで行ったように思えて、その瞬間に幽香ちゃんが一段ギアをあげて、ボコられる感じだ。

 

いちおう一回だけ勝ったこともあるが、あまりにもあまりな勝ち方だったので謝罪してなかったことにした。

 

薬を作る能力で風と共に除草剤ぶちまけたのは幽香ちゃんにも、周囲の畑にもダメージが大きすぎた。

目に染みるのか幽香ちゃんがちょっと涙目になってたのにはすごく庇護欲を感じたが……

 

そもそも人間の俺が妖と戦うこと自体何の得もないんだが、幽香ちゃんの戦闘意欲が妙に高く、まさに絡まれるといった表現がぴったりなぐらい定期的に戦闘することになる。

勇儀ちゃんも戦闘狂ではあるが、勇儀ちゃんは拒否が通じるんだが(ただし、あまり断り続けると捨てられた子犬のような目をするのでたまに付き合う)幽香ちゃんは「で?」とか言って拒否する、というか取り付く島もない。明確な理由がないとそのまま襲い掛かってくるんだ。

 

……一応とどめは刺されないし、動けなかったら回復するまで世話を焼いてくれる(デフォルトで膝枕は少し嬉しい、だが、口を切ったときに幽香ちゃんが咀嚼した果物を食わせてこようとしたときは焦った、ラルバが覗いていてうやむやになったが)ので、無情というわけではねえけど、とにかく苛烈なんだよな。

 

とりあえず、細い身体(でも柔らかくて良い肉だ)のどこにそんなパワーがあるのかわからんが、接近戦はなるべく避けたい感じだ。

 

だが、術などで攻撃したくても、悲しいかな一般人の(たぶんそろそろ道士とか格闘家ぐらいは名乗ってもいいと思うが)俺では出力が足りない。

手数だけは多いので畳みかけるしかないんだが防御力1の敵に攻撃力10で100回攻撃すれば900ダメージだが、防御力10の敵には何回攻撃しようと0なわけだ……

 

なので俺は中妖以上にはかなりの苦戦を強いられることになる。

まあ、借りた程度能力次第で補正は入るけども。

 

さて、まずは……「日向が丘のパック!」

妖精使役術(ウイッカ)で妖精を呼び出す、幻想郷にいる可愛い奴じゃないし、これ自体にはほとんど戦闘力がないが、後々の布石だ。

ちなみに今日のテーマは連鎖である。

 

幽香ちゃんはこちらを睥睨して佇んでいる、基本最初の攻撃が来るまでは行動してこない。

手加減なのもあるだろうけど、意外に幽香ちゃんは対応タイプなのだ。

こちらの行動に合わせて反応してくる。

 

「プロテクション」「ファイア・ウェポン」

 

魔術から微妙にダメージを軽減してくれる呪文と武器を火炎に包み込む呪文をチョイス。魔術は魔法とは違い、持続性の長いものが多く、またリソースもあまり要求されない省エネ系統だ。

 

武器は三節棍を連結したもの(俺の得意武器)をチョイス。

 

さあさ、上手くいったらお慰みっと

 

以火行為炎礫(かぎょうをもってほのおのつぶてとなす)! (はぜろ)!」

 

きったカードは仙術、今回初お披露目なので意表はつけたはず……!

仙術は集中力が必要だが、万象をもとにして行使するので疲労はほとんどしない、チートな術式だ。

欠点は失敗すると自爆するってことだが、俺も十分それはわかっているので低級の術しか使わない。

低レベルの術と言うことであまり無茶な術は使えないんだがまあいくつか隠し玉はある。

 

「また新しい技!だからお前は面白いわ!」

 

傘ぁ……

 

幽香ちゃんがよくやる基本の防御である傘なんだけど、むっちゃ耐久力高い。

こんかいも結構気合い入れた術(着弾点で爆発する炎の弾丸)にもかかわらず、傘で防がれてしまう。

 

まあ、それは計算に入っているけども。っつ!

 

「あぶねえっ!?」

 

伸びてきたツタをかわす。

幽香ちゃんの遠距離攻撃はツタを伸ばしてくる攻撃だ。ツタって言っても一本が大人の腕ぐらいあるので、こんなのにしばかれたら、たやすく吹き飛ばされる……でも今突いてきてたよね?穴開くぞ!?

あと、気を付けなければならないのが地面から生やしてそこを起点にも攻撃できるということ、油断してると背後から殴られる。

 

以火行為火弾(かぎょうをもってひのだんがんとなす)! (つらぬけ)!」

 

貫通力を高めた代わりに威力と範囲はそれほどでもない術をばらまいて、牽制する。

相変わらず傘で防がれるもののノーコストで打てるため時間稼ぎには向いている。

正面からだと簡単に防がれるので移動しつつばらまく、ツタでの攻撃は基本大ぶりなので中距離ぐらいまで近づかなければそうそう当たらなし、当たりそうでも手持ちの棒で逸らすことができる(間違えても受け止めてはいけない、もろとも弾き飛ばされるのがおちだ)

 

……ときどきドリル状に回転しながら突いてくるの殺意高くね?

 

物品召喚(アポート)!」

 

あらかじめ魔術刻印を入れて準備してあった弓を手元に引き寄せて素早く矢をつがえて打つ。矢は破魔矢だ(霊夢ちゃんお手製)

四つがけ(指四本で引く全力射撃)での弓返りはまだ無理(綺麗に弓を放つと弓はきゅるんと回転する、これを弓返りという)なので三つがけで放つ、勢いの足りない分は……

 

「シルフ!頼んだ!!」

 

風の精霊に運んでもらう。幽香ちゃんがいつも通り傘で防ごうとするのを……

 

禁傘則(かさをきんずればすなわち)不能開(ひらくことあたわず)!」

 

「きゃっ!?」

 

よし、命中!

道士の使う禁術で一瞬傘が開くのを禁じた。

 

追撃で火の玉も放っておく、数発当たったが残りは防がれた。俺の出力だと禁じれるのも短い間だけだな……

 

パワーのある道士や陰陽師は「禁!」だけでダメージ迄与えたりするが、当然俺にはそんなことはできない。

省エネ、省エネ。

 

「遠距離では埒があかないわね……」

 

「埒なら昨日あけてきたぜ!」

 

幽香ちゃんが距離を詰めてくる。いつもはここから近距離戦に移行するのだが……

 

「ロビン・グッドフェロー!」

 

その前に妖精使役術(ウイッカ)で先ほど召喚したパックをロビン・グッドフェローにすり替える。

これでいったん妖精使役術(ウイッカ)は打ち止めだ。最終段階まではまだ時間がかかるな。

 

「おん・がるだや・そわか!」

 

さらに迦楼羅のマントラで素早さを上昇させて……

 

「えっ!?逃げっ!?」

 

「ないよっ!」

 

背を向けて逃げると思わせての後ろ回し蹴り!

 

「柔らかいのに硬い!」

 

おっぱいに命中!でもダメージはあんまりない、相変わらずの耐久力だ!

……それともクッションになったのだろうか、たしかに十分弾力がある。

 

「毎回毎回、良くも驚かせてくれるものね……さあ、楽しみましょう!」

 

「おっぱいの感触なら喜んで楽しむよ!」

 

近距離の幽香ちゃんは殴る蹴るに加えて、足もとから根っこのようなもので攻撃してくるため気が抜けない。

ただ、人間形態である以上、根っこに気を付ければ一方的にボコられることは一度被弾するまではない(被弾してからがまずい)

 

「とりあえず、金剛身だ!なあさまんだば・さらなん・とりだりせい・まかろしゃなきゃなせさるばだたあぎゃたねん・くろそわか!」

 

そして借りた程度能力での怪力乱神・気を使う程度の能力も足してとりあえず全力で殴られても死ぬことはないと信じる!

 

「シチューにカツと 言うけれど 馬鹿言えカツにゃ カレーだろ!」

 

ふざけてるようだが、これも呪文である。

魔力と韻とメロディーを付けて吟じれば立派な呪歌(まじないうた)の一種で今回のは恐怖を薄れさせる効果がある。

流石の俺も怖いもんは怖いのだ。そして怖いと折角の鍛えた体も十全に生かせない。

だから恐怖を薄くするのは意外に重要なんだ。

 

「おまえ、そろそろ人間やめてないかしら?」

 

「一応まだ人間のつもりっ!」

 

足もとに気を付けつつ幽香ちゃんと打ち合う。

リーチのある棒を使っている分小回りは効かないがそこはいろんな小技でカバーする。

例えば――

 

急々如律令(とくおこなえ)!」

 

懐から出した呪符をバラまくとかだ。

 

書いてある効果はシンプル「火剣」。五行霊剣符といって握りしめると炎の剣がでるんだが、このように投げて使うと、炎の剣が飛んでいく。符は作る時にものすごい疲れるが使うときはほとんどエネルギーを使わなくて済むため手間暇金に糸目をつけなければ飽和攻撃に使えたりする。

 

「くっ!今日はえらいからめ手で来る――」

 

「天津風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ!」

 

「動かなっ!?くうっ!」

 

和歌も言霊と、韻による立派な呪文だ。

念さえ込めてやればちゃんと効果を発揮するぜ。

ちなみにこの歌の場合動きを少し止める効果があるが、まあ幽香ちゃんには一瞬ぐらいしか効果はないな。

 

さらに棒で滅多打ちにするが……腕で受け止められた。

ここまで俺が優位に進めてるように見えるが、幽香ちゃんはいまだ糸目状態である。

そして今その目が――

 

「ぬおおおおおおっ!?いきなり早いいいいいいっ!」

 

「ほらほらほらほらほら、どうしたの!ここからが始まりでしょう!」

 

開いた。

 

釣り目の三白眼、最初はもう絶望の象徴だったが、近頃は見慣れたせいか一周回ってかわいく思えてきた趣すらある(混乱)

 

ほらほらと左右のパンチでラッシュをかけながら(オラオラじゃなくてよかった)

足もとから根っこ、たまに斜め上からツタの鞭、そしてキック(ただしパンツが見えるため俺的にはバッチこい)、あとは妖術なのか花弁がカッターのようになって襲い掛かってくる。

 

小細工をかけようにも長いマントラなどは唱えてる余裕はない。

 

しかし花弁は処理しておかないと小さいわりに殺傷力が高そうで不味いな。

 

以金行克木妖(きんぎょうをもってきのあやかしをこくす)! (ちれ)!」

 

「花弁だけをっ!?また器用な真似をするわね!」

 

器用なんじゃなくて全体まで回す出力がないからなんだが、教えてやる必要はないしな。

 

「オン・アロリキヤ・ソワカ!」

 

マントラのいいところは唱えるだけでも効果が出るところ!体力回復しながら戦えるのってそれだけで有利だ。

 

「ほらほらほらほっ!?」

 

「幽香ちゃん流石に舐めすぎぃ!」

 

単調なラッシュに割り込んでスカートをめくる……あれ、なんで俺今攻撃しなかったんだろ!?(素でやった、後悔はしていない)

まあでもうっすらと毛が透けて見えるようなレースがついた薄手の白パンツ(パンティと言うべきかもしれない)をみれたんだから問題ないな!

 

「ふざけてっ!」

 

「いや大真面目ええええええっ!?モロ見――ぐえっ!?」

 

「それっ!ちっ、よけたわね」

 

パンツ丸出しでかかと落としはダメだろ!全力でガン見して食らっちまったじゃねえか!食い込んでて、ちょっと目が離せなかった、不可抗力だよな?

 

追撃は転がってよけたが、下手するとそのまま叩きのめされるとこだった、あぶねえ。地味にプロテクションが効いてるな。

いつも追撃してくる華扇ちゃんで慣れてなきゃまずかったぜ。

 

「破邪!」

 

起き上がりながら自分の四方に破魔矢を突き立てて簡易な結界を作る。本当は柏手を打った方が強固になるんだがそんな時間はねえ!

 

「結界?でも脆そうね!」

 

「数秒もちゃいいんだよ!星ちゃんお願い!のうまく・さまんだぼだなん・べいしらまんだや・そわか!」

 

結界はものの数発で壊れてしまったが消費高めの毘沙門天真言を唱えるには十分だ。

そして結構強めの加護がもらえたみたいだ、明らかに身体が軽い。

 

これでなんとか攻撃は通るし、一撃で倒されない程度には防ぐぐらいはできる、流石武将たちの信仰を集めた毘沙門天!さすが星ちゃん!あとは倒しきるまで削っていくだけだ!

 

以金行為鋼斧(きんぎょうをもってはがねのおのとなす)! (きれ)!」

 

宙を舞う斧でツタを攻撃しつつ、俺は――

 

以火行木行生(かぎょうともくぎょうをもって)虚宝貝(いつわりのほうぐとなす)! 火尖鎗!」

 

炎の槍を生み出す。といってもこいつは特殊な武器で、手にもって振り回そうもんならあっという間に俺の体力が尽きる。ので……

 

「貫け!サラマンダーぁぁっ!!」

 

精霊魔法でサラマンダーを呼び出し、一緒に特攻させる。

 

俺本体は手裏剣を投げ、すこしでもよけにくいように妨害する。

よし、これは直撃コース!

こいつがきまればさすがの幽香ちゃんだって……

 

「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ!があぁっ!!」

 

「うっそだろ!?」

 

光の翼出しそうなぐらい完璧なうっそだろ!?が出た。

いつもきれいな声の(凄んでる時ですら綺麗なのはすごいと思う)幽香ちゃんにしては珍しく濁ったような野太い声を出しながら、刺さった槍を途中で止めて引き抜いてしまった。

精霊魔法は基本的に高命中率(精霊が自分の判断で自在に動くため)なんだが「当たってから致命傷になる前に吹っ飛ばす」とか、対処としてはどーよ……?

 

「さすがに、痛かったわ……痛かったわよっ!」

 

「ごっ!?」

 

ノーモーションのツタ!かろうじて防いだが……

 

「ほらほらほらほらほら!踊りなさい!逃げ回りなさい!ぶたれて!はいつくばって!みじめに許しを請いなさい!」

 

「うおっ!ちょっ!やばいって!」

 

半ば四つん這いになるような低い姿勢で転がるようによけていく。

 

「運んでウンディーネ!」

 

水の流れに乗りサーフィンするかのように一気に距離を取る。

幽香ちゃんはダメージを与えるとちょっと乱暴になるんだよな。

発狂モードとこっそりよんでいるこのモードは隙が大きいんだが攻撃力がやばい。

 

幽香ちゃん本体が離れていて攻撃を当てにくいうえに幽香ちゃんからはちかよらず、手足の代わりに複数本のツタを使うため非常に戦いづらい。ぶんぶん振り回されるだけで近づけねえんだよ。

 

以土行為石壁(どぎょうをもっていしのかべとなす)! (ふせげ)!」

 

とりあえず布石と時間を……あっ――

 

「しまっ!?」

 

幽香ちゃんは二本より合わせたツタを錐揉みさせながら伸ばし石の壁をやすやすと粉砕して、更にツタで俺を打ち据えようとする。

 

悪手だった!激しく打ち据えられ金剛身が剥げるのを感じる。

……致命傷を無効化する金剛身を一撃で消し飛ばすって、下手したら死んでないですかねえ!?

 

「なまさまんだば・さらなん・けいあびもきゃ・まかはらせんだきゃなやきんじらや・さませ・さませ・まなさんっ!!」

 

追撃のツタをかわしながら超早口で金剛身を張りなおす、これでもう使えねえぞ……

 

ツタでの攻撃だったので追撃までラグがあったので助かったが、今回のは完全に俺のミスだったな。

 

時間は……まだ足りねえか!

 

以水行為癒水(すいぎょうをもっていやしのみずとなす)! (なおせ)!」

 

水を生み出して口を湿らせる。

この術は癒しの水のように見えて実際は少し体力回復するぐらいの水でしかない。

まあ一息つくのと布石に必要だったから今のうちに使っておいただけだ。

これで五行が一巡した。

 

くっそ、遁術も練習しておくべきだった。ぶっつけ本番は上空に出たり、いしのなかにいる!になったりする恐れがあるのでさすがにやりたくない。

 

だいぶ距離が離れたことにより、幽香ちゃんもゆっくり近づきながらツタで攻撃してくるがそこまで脅威ではない。

もう慣れたというべきか。

 

火弾と弓で逃げ打ちしつつ時々禁呪で足をもつれさせたり防御を崩したりしてちまちまと削る……致命傷には程遠いよなあ……

種族のスペック差どうにかなりませんかねえ?

 

「今日はえらい無様に逃げ回るのね?でも飽きてきたわ。そろそろ終わりにしてあげるわ」

 

「あーっ……それがここで来るかー」

 

幽香ちゃんを象徴する花ともいえる向日葵。

もし、それが巨大で、しかもあの大量の種をすごい速度で射出してきたらどうなると思う?

 

――こうなる。

 

「だあああああああああっ!多い多い多い多い多いっ!?」

 

こけつまろびつしつつ遮蔽物を駆使して逃げ回る。

ちょっとした木とかは数秒で砕け散ってしまうほどの機関銃の斉射もかくやというぐらいの弾幕である。

ごっこの弾幕と違って物理的に刺さるのですげえヤバイ。

しかも向日葵複数本でるんだよ……幽香ちゃんが焦れるとこのモードになる。

 

ちなみに俺はクソゲーの権化と呼んでいる。

その心は?クリアさせる気がない。

 

「守れノーム!」

 

土壁を適度にばらまきつつ……もう一分切ったぞ!

四属性もそろったし、ここは勝負に出る!

 

「幽香ちゃんとっておきだ!」

 

幽香ちゃんを指さして宣言する。

 

「精霊たちよ!荒れ狂え!」

 

精霊が次々とエネルギー状の球体になって幽香ちゃんに体当たりしていく。

こいつは一回限りの大技だがここで使わないでいつ使うってんだ。

 

連続で幽香ちゃんに着弾する、これはひょっとすると……

 

「やったか!?」

 

そう叫んだ瞬間俺の体は宙を舞っていた。

 

 

 

 

 

 

「っつ……」

 

何が起きた!?

宙に飛ばされて一瞬意識が飛んだのだろうか?地面に激突する瞬間に意識が戻った。

 

「あっぶ!」

 

慌てて受け身を取りごろごろ転がって衝撃を殺す。

神奈子ちゃんに死ぬほど訓練させられたせいで3,4mぐらいまでなら普通に受け身をとれるようになってるんだ。

最終的には5間(9m)ぐらいまで余裕になるとか言ってたけど、何度も言いますが俺、肉体は普通の人間なんですよ神奈子ちゃん……

 

視界の端に幽香ちゃんを捕らえ……けっこうダメージはいってる気がする!

服が大分よれてるし、目の端切れてるな!

そして俺を吹っ飛ばしたものの正体もわかった。地面からタケノコのように生えてきたツタだ。

生やしてから攻撃ではなく、生やす動作がそのまま攻撃……下から思いっきりかちあげられたっぽいな。

 

そして――ついに妖精使役術(ウイッカ)の力が回復した。

 

「時間だ!開演!真夏の夜の夢!こい!オベロン!」

 

俺のウイッカの力が回復したので即座に再び取り替えの術式でロビングッドフェローからオベロンを召喚する。

格でいうなら幽香ちゃんにも負けていない!もっとも肉弾戦なんかさせたらあっという間に倒されてしまうだろうけど、自然を操る力ならオベロンも負けていない。幽香ちゃんの妖術系の攻撃を封じるのが目的だ。

 

「攻撃しなくてもいい!相手に術を使わせないでくれ!」

 

オベロンに指示を出す。さらに――

 

以五行生五行(ごぎょうをもってごぎょうをしょうず)以五行克五行(ごぎょうをもってごぎょうをこくす)(みだれよ)

 

空間の属性を無茶苦茶にする。

人間の俺には大したことはないが、妖怪である幽香ちゃんはものすごい不快になると思うぜ、とても術なんか使えねえだろうな。

これで幽香ちゃんはただのパワーファイター系美人に過ぎない。

ここまで長かった……この状況に持ち込めば勝率はかなり高いと踏んでいたんだが、どうやってこの状況に持ち込むかが一番の問題点だったからな。

大抵は先に俺のリソースが尽きるんだが、今回は省エネに徹したので何とかなった感じだ。

……準備に要した時間と手間と金がえぐかったけどな。

 

「さあ、幽香ちゃん、今日こそわからせてやんよ!」

 

「くっ……こざかしいわね。いいわ。術なんか使えなくてもお前ぐらいたやすく仕留めることはできるわ、来なさい」

 

棒もどっかに行ったので至近距離での殴り合い、幽香ちゃんはいつ妖術(ツタ含む)が飛んでくるかわからないというプレッシャーと妖怪のフィジカルを生かした攻撃でいつもアドバンテージを取ってきていたが、妖術が封じられている以上肉体攻撃にのみ気を付ければよく、そしてそのフィジカルの差を埋めるのが武術という技術である。

 

すくなくとも武術に関しては神奈子ちゃんから「強くはないが弱くもない」という評価をもらっているので(腐っても戦神なのでこの評価でも現代社会に戻ったらたぶんスターになれるレベルだと思うって早苗ちゃんが言ってた)対応さえ間違えなければ十分に勝機はあるし、何よりも幽香ちゃんは今絶不調である。

 

「不覚を取ったけども、まだよ!」

 

幽香ちゃんが殴りかかってくるが混沌属性がだいぶいい感じに仕事をしているのだろう、パワーこそあるが精彩に欠ける。

 

「人間なめんなぁ!」

 

パンチをさばいて体を泳がせたところに肘!人間形態の妖怪は人間と同じような弱点も持つ、側頭部に入れた肘は脳に衝撃を与えて動きを一瞬鈍らせる。

 

「くっ!こんな時でも盛ってるの!?」

 

「それもある!が、こいつはフィニッシュホールドだぜ!」

 

肘を撃った後の流れで幽香ちゃんの側面から後方に回り、幽香ちゃんの左足に自分の左足を絡めて反対側の足を抱きすくめるように絡める。

 

 

 

ぬくやわこくていいにおい(一瞬戦いを忘れかけた)

 

 

 

気を取り直して胸に引き付けるようにして後ろに倒れ込み――

 

「えっ!?お前何をっ!?きゃああああっ!」

 

そのまま地面を一緒に転がっていく(ローリングクレイドル)、自分を支点にして回転するので自分はそこまででもないが、幽香ちゃんは激しくシェイクされることになる。

そして、ちょっとえげつないが、幽香ちゃんの頭を地面やら石やらに叩きつけることも忘れない。

 

激しい回転で三半規管を揺さぶられ、脳震盪でも起こしたのか幽香ちゃんの抵抗が薄れる……いまだ!!

 

「パンツ……!とったどぉーっ!!」

 

さらりと変態行為をしている気もするが、これが幽香ちゃんと定めた勝利条件なので仕方がない。ほかにも降参も勝利条件だが、幽香ちゃんの性格上降参なんか絶対にしないだろうしな。

 

なお、パンツを脱がせるときに見えてしまったのは不可抗力だ。

なんか、すげえ清楚なものをお持ちでした。未使用?(下品)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んう……」

 

「お、大丈夫か?幽香ちゃん」

 

一分にも満たない間に幽香ちゃんは覚醒した。

さすがにやりすぎた気もしたので顔の血と泥を濡らしたハンカチで拭っていたところだ。

 

「……酷い人」

 

「あー、いや、その、うん、すまんかった」

 

女の子の顔面や頭を狙い、大股開きのまま大回転するという外道以外の何物でもない所業である。最後パンツはぎ取ってるし……

非難はもっともな話だ。

 

「いいのよ、お前……いえ、あなた様……しっくりこないわね……ぬし様がそれだけ研鑽されたということですよ」

 

「ゆ、幽香ちゃん!?」

 

あれ?頭ぶつけすぎてバグった!?

 

「何か?」

 

「いや、なんか喋り方変じゃない?こう、いつもはもっと……」

 

「それは仕方ありませんわ。わたくし主様に「わからせられた」のですもの」

 

本格的にやばい!永琳ちゃん呼んで直せるかな!?

 

「ところでわたくしの花園……ご覧になられたでしょう?」

 

「は、花園?」

 

「下着を脱がせたときです」

 

「あ、ああ、あれはその」

 

「いいのですのよ、ぬし様、いまだ誰も足を踏み入れたことのない禁断の花園でございますが」

 

そういうと軽く俺に抱き着いて耳元に唇を寄せて幽香ちゃんは囁いた。

 

「主様ならどうぞ、奥まで入ってもよろしいのですよ」

 

「うえええっ!?ちょ!?なんかいきなり話が飛びすぎっ!?」

 

「ふふふ、わたくしの花園に種をまいてくださいましね」

 

「あー……」

 

この幽香ちゃんエロ可愛くていいんだけど……

完全にバグってるわ……

 

 

俺は天を仰いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

オベロンが「帰っていいすか?」的な雰囲気を出していて、少し気の毒だった。(効果時間30分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっとアンタあああああああああっ!!」

 

 

 

「ぬおおおおおおっ!?れ、霊夢ちゃんどうしたの!?いきなりローキックかましてっ!?」

 

お菓子作りをひと段落させて縁側で座って茶を飲んでいると、霊夢ちゃんが絶叫しつつ、ローキックで背中をけってきた。

 

「アンタ結局幽香に手を出したの!?」

 

「い、いや!出してない!出してないぞ!」

 

流石の俺もバグった幽香ちゃんをこれ幸いと「いただきます」するわけにはいかない。

しばらく様子を見て直らなかったらその時はその時でまた考えるが現状は様子見である。

ヘタレではない、様子見である(大事なことだから二回言う)

 

「じゃあこれはいったい何なのよ!」

 

と、手渡されたのは文々。新聞。

すごい嫌な予感を感じつつ開くと――

 

 

 

 

ついに一線を越えた | か?

外来人と花妖が行為 | ?

 

 

 

「悪意があるにも程があるだろおおおおっ!?」

 

見開き記事なのだが左ページだけ読むと断言してあるようにも見える

そしていつ写真を撮られたのか「パンツとったどー」の瞬間の写真も掲載されている。

 

 

「とりあえず辞世の句ぐらいは聞いてあげるわよ」

 

「言い訳じゃなくてっ!?」

 

 

 

 

 

金剛身使い切って、やっと説明する時間が取れたよ……

 

あと文はそろそろお仕置きタイムだな。

 

 

 

 

 

ちなみに幽香ちゃんに存分にお仕置きされたみたいだ、だが安心するなよ、俺の分はまだだぜ?

 




今回もパンチラと合わせると一層楽しめるタイプになっております。




お気に入り、ご意見、ご感想、評価などお待ちしています。
とくに感想を返したり、感想に合わせて、ちょろっとづつ作品の事を語るのは好きです。
あとここすき機能も見てると結構楽しいです。

お気に入りや評価は増えてるの見てるとエモいです。エロいじゃなくてエモいです。
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