霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!   作:みけさんわーきゃっと

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体調不良なので最後の回想から戻ってきたところがちょっと雑。
これでは川遊びではなく食糧調達に行った話になってしまう

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誤字脱字報告者のKYOUJI様、ゴトイ様、so-tak様、ゆゆっき様、tmtdk様、クオーレっと様、kure様、SIGSEGV様、SERIO様、すかたず様、monkey様、64b様。
いつもいつもたくさんの修正ありがとうございます。

霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!のチラ見せ
というネタバレ、小ネタ用の投稿もしております。
パンチラが見たいとご連絡ください(羞恥プレイ)
河童がスマホをパクった話からレンタルした話へ設定変更です


霊夢ちゃんと川遊びした話

「魚が食べたいわね」

 

と、朝のこまごました仕事を終えた俺を待ち構えていた霊夢ちゃんがそう告げた。

まあ、たしかに近頃は葉っぱばっかり食ってる気がするな。

たんぱく質は……豆腐ぐらいか。

 

豆腐と言えば魔理沙が豆腐小僧の差し出した豆腐をためらいもなく口にするという暴挙をかましたことがあった。

……正直全身にカビが生えることを期待したんだが、普通においしかったらしい。

いい子の豆腐小僧なんだが、なんというか、もっと、こう、笑いを取りに来ないと幻想郷ではキャラ立ちしないぞ?

 

さておき川に行きたいというなら行こうではないか、霊夢ちゃんとともに!

 

「よしきた!じゃあ一緒に川行くか!」

 

「えらい勢――言っておくけどアンタがよこした水着着ないわよ?」

 

「なんですとっ!?」

 

「あんなもん紐じゃないの!?肝心なところは隠れてるけど、逆に言えばそこしか隠れてない!」

 

「問題が?」

 

「問題しかないわよっ!あんなのは魔理沙にでも着せておきなさい!」

 

ちなみに×のような形がからだの前面にくるタイプのクロスストリングスという水着だ。

魔理沙にスリングショット(Vの形の水着)をきせたので霊夢ちゃんはXな水着にしてみた。

俺の股間のマイクロウェーブを受信していただきたい。

 

「魔理沙おっぱいないからあれ着ると割と悲惨なことなるから、やめて差し上げろ」

 

「私だって悲惨なことになるわよっ!?」

 

「ならないよ?」

 

おっぱいのふくらみで全体的に締まってしっかりと装着できるのでスリングショットと違ってずれたりぽろりしたりはしにくい。

あくまで素の露出が高いだけである。

ただし貧乳だとポロリどころがずり落ちて股間が……(首には引っかかってる)

きっと魔理沙は少し動いただけで脱げると思う。

だが、結構大きい霊夢ちゃんなら問題なく着れるはずだ、横乳がちょっとえぐいがな!

 

「何よりもお尻の方が嫌すぎるの!割れ目見えてるじゃない!」

 

「霊夢ちゃんのお尻なら綺麗だよ?」

 

「そういう問題じゃないでしょう!」

 

何故霊夢ちゃんがここまで嫌がるのかわからない。

冬場以外は(冬場は俺が微妙にカロリー多めにしてあえて肥えさせる。くっつくとふわふわするので)引き締まった体をしていて、実に健康的だというのに、解せぬ。

 

「じゃあ、ちょっとまってて」

 

と、俺は部屋に行ってストックしておいた「霊夢ちゃんにいつか着せよう衣装箱」から(一応まともな服も多い)ビキニを取ってくる。

 

マイクロと言うことも無く普通のビキニだが縁にギャザーのようなフリルがついている分露出も小さく見えるやつだ。

色は霊夢ちゃんカラーの赤地に白の水玉模様でビキニだけど可愛いという感じに仕上がっている。

 

「これならどう?」

 

「んー、なかなかかわいいじゃない。これなら着てもいいわよ」

 

手を出す霊夢ちゃんに水着を手渡す。

 

「アンタの事だからサイズピッタリなんでしょうね、どうせ」

 

「勿論だ!、じゃあ準備したら川行こうぜ、霊夢ちゃんは飲み物とかの用意頼むわ、俺は一応……きゅうりでも持っていくか山ほど成ってるし」

 

夏はキュウリの季節だからな、もう嫌って程なってる。

 

「わかったわ、水筒二本もあればいいかしらね。」

 

「そうだな、あと帽子も忘れずにな」

 

「了解」

 

霊夢ちゃんが自室に戻っていったのを確認して俺はほくそ笑んだ。

 

 

 

 

計画通り

 

 

 

 

霊夢ちゃんは水着を安心して着ることを了承したが、よく考えてほしい。

実は露出はほとんど変わっていないんだぜ?

胸の/のところが△になったぐらいで、乳肉などは普通に目の当たりにできるのだ。

お尻の方も少しウエストの方に伸びただけで、足側の方はほどんど変わっていない、いつもの霊夢ちゃんであったら間違いなく着ない水着である。

サテライトキャノンクラスの破壊力のある水着には変わりないのだ。

 

だが、先に強烈なインパクトのXを渡して置いたせいで相対的にこれならまともだからいいか、という評価になってしまったのである。

 

 

ドア・インザフェイスという交渉術だぜ。

 

うまくいったことにうっきうきで俺は準備を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで川までやってきたのである。

 

「なに見てんのよ」

 

「いや、脱ぐ姿ってのはそれだけで趣深いんだよ」

 

霊夢ちゃんは下に水着を着てきたらしく、岩場に風呂敷を敷いて、服を脱いで片付けていく(こういうところが霊夢ちゃんだ、魔理沙なら脱ぎ散らかす)

服を脱ぐ瞬間はさすがの俺もレアな状況なので、ついガン見してたら、霊夢ちゃんに咎められた。

 

でも、普通見るよね?

とくに上を脱いで左右に襟を開いて袖を抜くとき肩が前に出るのでめっちゃめちゃおっぱいが強調されていて、俺が幽霊ならその光景だけで成仏してしまいそうなぐらい神々しい。

さらに袖から手を抜いた直後に「たゆん」とゆれる、たわわに育った姿もまたいいものである。

 

そして下半身。

長距離移動は飛んで移動するせいか霊夢ちゃんの脚は筋肉があまりついておらずかなりむっちりしている。

太っているのではないがとにかく柔らかいある意味極上の脚なのだ。

それが惜しげもなくさらされている状況では見るなという方が無理であろう。

 

「こんなのの何が面白いんだか」

 

「動画でとっていいなら撮るぞ。そして間違いなく使うぞ」

 

「やめなさい ぶっ壊すわよ そのすまふぉ」

 

「なんで川柳!?まあ、正直使い道はマジでないんだけどな」

 

霊夢ちゃんはカメラを向けると真顔になるからな、油断しきった寝顔とかは撮ってあるけど(もちろん隠しフォルダに入れてある)いまいち使い道がない。

 

うっかり変な写真を撮るとはたてちゃんに抜かれるのも問題だしな。

そもそもスマホって人にもよるけどその時間の9割ぐらいネット(ゲーム含む)に使ってると思うんだよ。

電波のない幻想郷では本気で使い道ねえんだよな。

 

「じゃあ霊夢ちゃん下流に網目の結界はって」

 

脱いで準備した(ちらりと見えたが下着はちゃんと持ってきていた、くそっ、忘れるとかいうの期待してたのに)霊夢ちゃんを下流に配置して網目状の結界を張ってもらう。

物理的な結界が張れる博麗の巫女の能力の無駄遣いだぜ。

 

「もう、なんどもやって今更だけど、結界の能力ってこういう風に使うもんじゃないと思うんだけど」

 

「一匹一匹手づかみしても俺は一向にかまわんぞ?」

 

前かがみになるのでおっぱいがすごいことになるからな!

 

「面倒だからこれでいいわよ、今まで何度もやってて今更だしね」

 

ちっ。

 

「じゃあ、行くぞーそーりゃ!…………ってあぶねえ!」

 

と、岩に向かって岩を思いっきり振りかぶって投げつけた、が――

 

「やあ、盟――うわあああっ!」

 

川から浮上してあいさつをしようとしたにとりに当たるところだった!にとりは慌てて再び潜ったが……

 

 

 

 

ガゴォン!!

 

 

 

 

ガッチン漁の犠牲になって気絶し(なお現代社会では違法)大量の魚とともに下流の霊夢ちゃんのところに流れていくはめになった。

 

 

これぞ河童の川流れだな!(非道)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー、もう、酷い目にあったよ」

 

ぼりぼりときゅうりをかじりながら(詫びとして納めた、まあもともとやるつもりだったが)にとりはぶつくさと文句を垂れる。

 

「悪かったと思うがいきなり出てくるな、危ないだろうが」

 

「何言ってんだいめいゆー、わたしは河童だぞ?川から出てきて人間を驚かせてなんぼじゃん?」

 

「にとりに河童要素ほとんどねえ気がするがな」

 

外見だけなら正直可愛い少女以外の何物でもない。さりげなく通臂なとこは少しビビった(金髪河童にズームパンチ食らったことがある)が、にとりはロボットアームみたいなのを使っているので可愛らしい。

いや、威力は可愛くないんだけどな。

 

「大体悪戯なら霊夢ちゃんの水着を脱がせ――頭が割れるように痛いっ!?」

 

「あんたしか喜ばないでしょうが!」

 

うめぼし(こめかみを拳でぐりぐりするやつ)を俺に食らわせながら…‥生臭っ!?

 

「霊夢ちゃん生臭いっ!?」

 

「魚の内臓出してたからね」

 

「手を洗ってから……」

 

「アンタがアホなこと言いださなきゃそうしてたわよっ!」

 

俺のせいか!?

俺のせいかもしれない、反省せねば。

だけどポロリに期待できるなら言うよね?(反省の念が見えない)

 

「相変わらず盟友たちは仲良しだなあ」

 

「仲良しなの?」

 

「霊夢ちゃん辛辣ぅ!?俺はそう思ってるよ!?」

 

「盟友が辛辣なのは今に始まったことじゃないじゃん。あ、めいゆー、あれ、持ってないかなー?」

 

と、上目遣いで俺にねだるにとり。

妖精たちや赤蛮奇ちゃんやパルスィちゃんと違ってにとりはわかったうえでやってるのであざとい。

 

「イエローチェリーだな?あるぞ」

 

キャップ式の瓶に移し替えた河童用の酒である。一旦水中に持ち込むので水気が入らないようにしてあるのだ。

居住区には普通に空気あるんだから、陸から入れるようにしとけばいいと思うんだが、にとりいわくそういう河童は「岡河童(おかっぱ)」という怠け者の意味の蔑称が付けられるらしい。

 

「そいつをくれたら、うちのきれいどころをしばらく自由にしていいよ!」

 

「いつものことだが簡単に仲間を売るな」

 

にとりは自分を差し出さず、仲間の河童を差し出す幻想郷では珍しい人物(妖怪)だ。

力関係がどうなってるかが結構付き合いの長い今でもよくわからんのだが、それなりにえらい立場なのだろうということは推測できる。

 

「そも、無理やりは好きじゃないからな」

 

え?セクハラは無理やりじゃないのかって?初期のころはともかく、今では見極めてるので大丈夫(大丈夫ではない)

 

「それなら、大丈夫だよ、めいゆーは人気あるから!」

 

「おっ?なんで?あんまり河童とは絡んでねえぞ、俺」

 

カッパーランド(川から行く居住区)より地獄の方が行ってるからな俺。……自分でもおかしいと思ったわ、今。

 

「「めっちゃ責任取ってくれそう」「何でも言うこと聞いてくれそう」「甘やかしてくれそう」「絶倫っぽい」「大事にしてくれそう」ってかんじで、一つ変なの合ったけどめいゆーの評価はざっくりまとめると「チョロそう」かな?」

 

「台無しなまとめ方だな!?まあ絶倫かどうかはわからんけど霊夢ちゃんのパンツで――頭が割れるように痛いっ!?」

 

思わず俺が心の中で禁止している二度ネタが出てしまった。なお、天丼はOKだぜ。

 

「なんでアンタいつもそれを引き合いに出すの?」

 

「つめたっっ!?霊夢ちゃん手が濡れてるっ!?」

 

「魚の血合い洗ってたからねっ!さっきから私ばっかり作業してるじゃないの!」

 

「マジすまん」

 

でも、霊夢ちゃん普段は俺の方が圧倒的にやって――っといかんいかん、こういうことを口に出すと夫婦の溝が深まるって雑貨屋のおばちゃんが言ってたな。

 

「じゃあ、かわるから、お酒と交換でにとりから何かせしめといてくれ」

 

「了解、さあにとり。楽しいお話の時間よ」

 

「ちょっ!?めーゆーっ!盟友相手だとめっちゃ厳しいこと言われるんだけど!」

 

半ば悲鳴を上げるにとりを見やりながら作業に入る。

そういえば最初に出会った頃も同じようなことがあったなあと作業をしながら思いをはせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「綺麗なとこだな」

 

「そう?幻想郷はどこもこんな感じよ?」

 

霊夢ちゃんに連れられて玄武の沢とか言われる場所までやってきた。

 

リハビリ(まだ多少ふらつくが)を終えた俺が恥を忍んで当座の資金を霊夢ちゃんに借りようとしたところ「博麗神社に現金あると思う?」と至極まっとうな質問で返された。

うん、正直言ってないな。参拝客とか見たことないし。

大体俺が食ってるもんだって霊夢ちゃんの持ち出しだ、博麗の巫女がなんなのかはよくわからないけど、裕福ではなさそうだしな。

 

で、困ってたら霊夢ちゃんが「アンタの荷物持って川に行きましょう。なんとかなるかもしれないわ」

などと言ったのでノコノコとついてきたのである。

 

ここでは魚が貴重品みたいだから漁でもするのかな?

まさか始末されるとか……ないよな?

霊夢ちゃんは冷徹な雰囲気があるけど(実際冷徹だ。可愛い妖精を容赦なく殺してた)そこまで非道ではないと信じたい。

 

「いつもなら、この辺に……いないわね」

 

「ん?誰かさがしてんの?」

 

「ええ、にとりって――」

 

 

 

 

 

ザバァ!

 

 

 

 

「やあ、盟友!呼んだかい?」

 

「うわあああああああっっっ!?」

 

霊夢ちゃんの方を向いていて完全に気を抜いていた俺の真横から謎の――可愛い少女?が飛び出してきた。

勢いと大声にビビったものの、害意があるようには思えないな。

 

「あ、にとり丁度良かったわ」

 

「何の用だい?盟友!それと……に……人間!?」

 

「攻撃してくるような奴じゃないわよ、コイツは」

 

「そ、そうなのかい盟友?えっと新しい盟友になるかもしれない人間は妖怪をどう思うんだい?」

 

えらいおどおどしながらにとりちゃんが霊夢ちゃんと俺に確認を取る。

 

「盟友?」

 

「ああ、河童は付き合いのある人間の事をそう呼ぶのよ」

 

「なるほど、えっとにとりちゃん?」

 

「ん、な、なんだい新しい盟友になるかもしれない人間」

 

えらいびくびくしていてちょっと可愛い。

まあ幻想郷だと可愛くても戦闘力がえげつないのがいるから注意はしないとだけど

 

「えっと外来人?ってやつで博麗神――」

 

「新しい盟友は外来人なのかい!?な、なにか、こう、珍しいものを持ってたりしないかな?」

 

食いつきと圧がすごいな!?あとかもしれないが取れたぞ、ちょっとチョロくないか?

 

「えっと霊夢ちゃん?」

 

「河童は機械?とかてくのろじー?とかにすごい執着するのよ、売れそうなものあったら出してみなさい」

 

なるほど、霖之助みたいなものか?

 

「えっと、そういわれてもスマホとモバイルバッテリーぐらいしか……」

 

「スマホ?スマホってなんだい?」

 

「電話……いや電波ねえか、調べ物やゲームも出来ねえだろうし、アレ?スマホってもしかして幻想郷じゃゴミ?」

 

「いやいやいやいや、未知の技術が使われてるんならそれはお宝だよ!私にちょっと見せておくれよ!」

 

「えっと、じゃあちょっとまってな」

 

と久しぶりにスマホの電源を入れる。電池残量は42%……縁起悪いな!?50%以上はあったきがするが、やはり放電されてくんだな?

少し嫌だったのでモバイルバッテリーをつないで充電を開始する。モバイルバッテリーは大容量のらしく結構残っているっぽいな。

 

「こんなのだよ」

 

「うわ、なんだこれ板に絵がうつってる!はたてのカメラみたいだな!」

 

「カメラあんのか……っといちおうこれも写真取れるぞ」

 

とにとりを写真にとって、画面を見せる。

 

「うぉー!?これはすごい綺麗だよ!でもわたしもう少しかわいいと思うんだ」

 

「いや、写真だからありのままだからな?それに、十分にとりちゃんは可愛いと思うけど」

 

「そ、そうかい?いやー新しい盟友にそう言われると照れるなー」

 

「あとは……」

 

と、録音機能とデフォルトの着信音をいくつか鳴らしてみる。

 

「これは……小さいのに蓄音機の能力もあるんだ!すごいすごい!」

 

「に、にとりちゃん、近い近い近い!」

 

たまにプニっとした感触が俺の腕に当たるのは気のせいではないだろう。ぬくやわこい。

あと水から上がってきたはずなのに、すでに服が全く濡れていないという謎の衣類にも驚いた。

 

「ん?ああ、なるほど新しい盟友は童貞かー」

 

「どどどど童貞ちゃうわ!」

 

っていうか可愛い少女の口から童貞とか吐き出さないでほしい。

ちょっと期待するだろ。

 

「で、にとり、それいくらで買うの?」

 

霊夢ちゃんが交渉に入る。

そうだな、俺は相場がわからないしと人ごとで水筒の茶を――

 

「とりあえず三十万でどうかなー?」

 

 

 

 

ぶば!

 

 

 

 

 

 

吹いた。

とりあえずが三十万からっておかしいだろ!?

一番高いタイプでも十五万ぐらいだっけ?

お値段異常にとりってか!?

 

 

 

「却下、一品ものなのよ?しかも完動品で説明してくれる人間までいるのよ、桁が一つ足りないわね。

 

「ちょっ!?」

 

「アンタはちょっと黙ってなさい」

 

「アッハイ」

 

「さすがにそれはちょっと高くないかな……あ、新しい盟友はどう思うんだい?」

 

「えっと、俺としては十分だと思うんだけど」

 

そういう俺に対して。

 

「アンタ生きるって決めたんでしょう?」

 

突然、霊夢ちゃんが俺に問いかけてくる。

まあ、いろいろあったが俺は幻想郷で生きるって決めたのは確かだ。

 

「あ、ああ、まあな」

 

「なら、このお金はあんたの命だと思いなさい。生きるって決めたんなら命は惜しみなさい」

 

ときどき霊夢ちゃんは「ああ、巫女だなあ」と思わせる瞬間がある。

いまもそうだ、冷たい刃物のような言葉で温めてくる。

その瞬間の霊夢ちゃんは怖さよりも美しさが勝るのだ。

 

「ああ、ありがとう霊夢ちゃん」

 

「礼には及ばないわ。さて、にとり最低三百万からよ」

 

「ちょっ!?まだ上がるの!?うー、だけど……盟友たちも言うじゃん「無い袖は振れない」って」

 

たしかにそうだ。欲張って売れなければ一円にもならないからな。

 

「ところでにとりちゃん」

 

「なんだい?新しい盟友」

 

「買い取って何に使うの?正直、電波ってものがないとスマホは100%の機能が使えないんだよ」

 

「え、そりゃあもう、分解して構造調べて同じものを作るのさ!」

 

マジか!?半導体とか作れるのか?

 

「それなら、俺は当座の資金があれば何とかなるから貸し出すってのはどうだ?金額は……まあ常識の範囲で、で、もし壊しちゃったら買い取りってことで霊夢ちゃんの提示した金額を」

 

「アンタ甘いわよ、ま、そうね壊したら500万ってとこで」

 

「霊夢ちゃんどんどん金額増えてってない!?」

 

「いいのよ、こいつら遊郭とかも経営していて結構小金ため込んでるしね」

 

「遊郭って……」

 

にとりちゃんを眺める……犯罪臭しかしねえ!

 

「お、なんだ新しい盟友。私はお店に出てないから駄目だぞ?でも興味あるなら案内してやるよ、一晩一万円ぽっきりだぞ」

 

「やっす!?お金あったら毎晩でも――ぎゃああああっ!?頭が割れるように痛い!」

 

霊夢ちゃんのアイアンクローを食らって悶絶する。

いや、だって幻想郷の女性に外れはいなかったし、しかも時間じゃなくて一晩とか破格すぎる。

 

「無駄遣いは稼げるようになってからしなさい」

 

「あ、ああすまん。――話を戻すけど、当座の資金がいるから最初はちょっと多めで後は月ごとにいくらかっていうのはどうだ?」

 

「うーん……じゃあ新しい盟友を二、三日かりれるかい?いろいろと説明ききたいからね。ご飯とかは出すよ」

 

「えっと、霊夢ちゃん大丈夫?」

 

送り迎えはしてもらう必要があるので霊夢ちゃんにお伺いを立てる。

 

「そうね、異変が起きなければ問題ないわよ」

 

「異変?」

 

「アンタにはまだ早いわ。ま、じきにわかるわよ、にとり、私の分も食事出るのよね?」

 

「まあ、べつにいいけど、相変わらずがめついなあ、盟友は」

 

「なら話は決まりね、でいくら出すの?」

 

「まず30万で、毎月5万づつってのはどうだい?あと壊した時もう少しお手柔らかにしてほしんだけど」

 

「俺は構わないけど……」

 

霊夢ちゃんの様子を窺う。

 

「アンタがいいならそれでいいんじゃない?壊す可能性もあるし」

 

「じゃあ、にとりちゃん。充電しないとこのスマホはじきに動かなくなるんだ。だから充電器の開発もしてくれるなら、その金額でもいいぞ」

 

「充電?まあ説明してくれるならいけると思うよ」

 

「そういえば河童って水の中に住んでるの?これ一応防水だけど水の中で分解はまずいかな」

 

「あ、いや私たちだって料理に火を使いたいし、ちゃんと空気はあるところに住んでるからね。大丈夫だよ」

 

「なら、いいか」

 

「よっし、商談成立だね!じゃあこれどうぞ、新しい盟友」

 

と、懐から札束を取り出して俺に渡してくれるにとりちゃん。

 

「おう、ありがと。はい霊夢ちゃん」

 

「なによ?……アンタが持ってなさい」

 

「でも……」

 

「いいから」

 

貰ったお金の半分を霊夢ちゃんに渡そうとすると、眉をしかめて突っ返された。

いままで大分霊夢ちゃんの持ち出しがあると思うんだけど……

あとで賽銭箱にでも入れておくか。

 

「あーじゃあ、持っておく」

 

「で、わたしはこれを借りて……うん説明聞いたほうがいいね」

 

「ああ、結構ややこしいから先に説明したほうがいいな」

 

「なら、にとりせっかくだから食事用意して、食べながら話しましょう」

 

「盟友がおなかすいただけだよね!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと説明にものすごい苦労したんだよな。

おじいちゃんおばあちゃんにスマホの使い方説明する孫みたいな感じだったぜ。

 

あらかた魚の処理が終わって(鮭がいた!これはありがたい。超食べ応えがあるのだ……海ないのに何でいるんだろうな?ウナギもだけど)川を見やると霊夢ちゃんが温泉にでも入るような格好でのんびりしていた。

涼を取っているんだろうけども、身体がそっているのでおっぱいが非常に強調されていて実に素晴らしい。

 

にとりはにとりで平泳ぎしながら霊夢ちゃんの周りを周回している。多分話でもしてんだろうな。

しかし着衣で泳げるの本当に謎だよな、河童なんだから素っ裸でいいじゃないか。

まあ、にとりはなんというか持たざるものだからあんまり楽しくはなさそうだが(そもそもにとりにエロスは感じない。眼鏡の河童はものすごいエロいのに)

 

よし、このまま軽く魚は陰干ししておいて……猫とかいねえだろな?(橙はともかくお燐には注意が必要だ。あと魔理沙)俺も霊夢ちゃんの近くに行って目に焼き付けておくか。

にとりからなにせしめたかも気になるしな。

 

結局キャッキャウフフと遊ぶことはなかったが、川に浸かりながら、駄弁ってるのも楽しいもんだったぜ。

あと川から上がる時のおしりとかも最高だったぜ(なお着替えるときは全力で拘束された。のぞかないよ、堂々と見るだけって言ったのに、解せぬ)

 

 

 

 

 




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ねくすと

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