霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して! 作:みけさんわーきゃっと
この作品にお時間を割いて感想を書いていただきありがとうございます。
感想返しも短いながらさせていただいております。
また一言感想付きの評価をしてくれたsake223様。Elona冒険者 兼 重婚アズレン指揮官様。暇の子様。クオーレっと様もありがとうございました。
これからも皆様の感想などを励みに頑張ります。
今回はショートストーリーのような感じです。
本編も間もなく出来上がりますのでお待ちください、現在読み返しと校正中です
「ふんふんふーん」
上機嫌で鼻歌を歌いながら俺は料理に勤しむ。
パチュリーちゃんから程度能力を借りてみたんだが、めっちゃ快適でご機嫌である。
魔理沙から借りたときは出力調整がガバで料理に使うとか絶対に不可能だったんだが、ローストから蒸し料理、なんなら「空中に浮かせた油で揚げ物」だってできてしまう、同じ魔法使いなのにこの違いよ。
ま、おかげで「借りた能力の各種最大値(威力、精密性、範囲等)は借りた相手のレベルに依存する」ことが分かったから無駄ではなかったけども、あと俺の素のステータスが低いと最大まで発揮できないのは実証済みだ。
俗にいう最大MPというやつが人間の俺はそこまで高くないらしいが、料理に使う程度の低出力なら結構使えるようだ。
ちなみにレンタル料は魔理沙から魔導書の回収というミッションだったので、表紙の複製作って中身全部官能小説にしたもの(小悪魔ちゃんセレクション、親友から彼氏を寝取る話中心)とすり替えておいた(非道)
部屋が片付いてないから侵入も発覚しづらく実にイージーだったぜ。
今日は霊夢ちゃんは数名と一緒に遠出しているので、この際に常備菜を大量生産中である。
っと、昆布とかが少なくなってきたな……
意外に南国の物とかは幽香ちゃんに頼み込めば育ててもらえて手に入るんだけど(それなりの対価は要求される、主に戦闘)
海のものは紫さんに頼まないと幻想郷では手に入らない、ちょっとご機嫌伺に行くか。
そうと決まれば手土産を持っていこうか。
まず豆腐を水切りして……
漬物壷からあれを取り出して水につけておく……
豆腐の水が切れたら豆腐を薄切りにしてごま油で揚げていく。
この時切れない包丁だと台無しになることがあるから注意だ。
普通に揚げると爆発するのでぬるいうちから入れて弱火でじっくりと水分を抜いていく。
この作業結構時間も手間もかかるんだけど今は魔法で調整できる、便利!
ごま油は結構癖があるんだが、俺はあえてこれを使う。
その間にお湯を沸かしておく。
十分水分が抜けたら、高温にして表面をカリカリに揚げる。
これでおなじみのきつね色の油揚げの完成だ。
そしてわいたお湯で油揚げを湯通しして、切り開く。
うむ、中までいい感じだ。
俺は開いてから煮ふくめる方が味が染みる気がして好きだ。
いつもならだし汁仕立てにするのだが、今回は味が特殊なので濃い目の甘醤油で煮ていく。
といっても沸騰させたら冷えるまで放置ぐらいでぐつぐつ煮る必要はない。
水につけていたあれも取り出して軽く包丁の腹でつぶして細かく刻む。
その間に梅干しの壷から紫蘇を取り出して……と。
「デハイドレイデッド……だっけ?」
魔力を込めると綺麗に乾燥する。
「おおう、これは結構疲れるな」
基準がわからんがMPがぐっと減った気がする、まあこれだけあれば問題ないけど。
パリパリに渇いているので手でもみほぐした後ミルで粉状にしていく。
その最中に炊いた米をおひつにあけて果実のしぼり汁で作った甘酢をまぶして良く混ぜる。
本来ならうちわであおぐ作業も魔法で簡単楽々である。
魔理沙なんていらなかったな!(酷)
十分にご飯に照りが出てきたら赤しその粉末をまぶしてまんべんなく混ぜていく、あれもこの段階で混ぜて・・・っと。
「うし、最後だな」
煮ふくめていた油揚げにご飯を詰めていく。
あんまりいっぱい詰めると時間とともに締まって美味しくなくなるので、心持少なめに入れるのが弁当として持ち運ぶときのコツだ。
ちまちまちまちまと作業に没頭する。
うん、ちょっと作りすぎたぐらいか。
稲荷寿司の完成だ!
三段重箱に20個ずつぎっしりと詰めていく。余った分はラップして(幻想郷にもあった、聞いたことない商品名だが)霊夢ちゃんが食べるだろうとおいておく。普通の寿司と違って簡単に腐らないので安心だ。
「さてと……」
パチュリーちゃんの魔法で飛ぶのは風に乗る感じだが、霊夢ちゃんの直感的に動ける飛び方になれていると結構難しい、今必要なのは戦闘機動じゃないので横方向に飛ぶのではなく上空まで上がって滑空していくことにする、これならわりと動かしやすい。
まずは人里へ、ここで橙、藍ちゃん、紫さんのだれかを見つけられないときは妖怪の山のマヨヒガに行く必要があるため結構面倒くさい。
マヨヒガは場所を知っていても招かれるか特定の歩法で結界をすりぬけるかしないと入れない。
もちろん、俺はそういうことができないのでその場合は、神霊廟にいくかさまよってる華扇ちゃんを探すか……そういった人たちを探さないと入れないという、たらいまわしが始まってしまう。
不安になりながら人里に向かうと背後からでもわかる
藍ちゃんを発見することができた。
ちなみに誰もが気になってるだろうパンツだが尻の部分がかなり大胆にくりぬかれているタイプだった、しかも前は透けたレースでみえ……みえ……みえたかも!?というような感じのデザインだ、色は紫色だった。
「おーい、藍ちゃーん!」
声をかけると、藍ちゃんは振り返って俺に微笑んでこういった。
「
前にふざけて「あれれー?なにかおかしいよらんねえちゃん」と呼んだところツボにはまったのかそれ以降俺の事は弟君と呼ぶ。
街中では藍ちゃんでも返答があるが屋敷などでは藍姉ちゃんと呼ばないとだんだん不機嫌になっていく。うん、やらかした俺が悪いな。
「稲荷――「本当か!?ありがとう!」あ、うん」
しょっちゅう差し入れてるので食いつきがすごい。これで「稲荷寿司って美味しいですよね」とかフェイント掛けたらどうなるのか試してみたい気もするが、なんというか妖精たちとは別ベクトルで可愛い人なのであんまりいじれない。
「結構あるので、皆でどうですか?」
と三段重をかかげる…………………………………
あれ?反応がない。
「そ……うだな。うん、皆で食べようか」
もしかして独り占めしたかったのだろうか、こういうところがかわいいんだよな。
全部あげたくなってしまうな。
だが今回は紫さんに頼みがあるので俺も断腸の思いで紫さんを呼んでもらう。
それにせっかくの特別製だからな。
紫さんと通信らしきものを始めた。
「はい、はい、彼です。はい……弟君、今スキマを開いてくれるそうだから」
そういってる最中にスキマがって、往来でひらくなよ、みんなぎょっ!っとしてるぞ!?
俺は慌てて飛び込んだ、気味悪くないかって?もう慣れたよ!
「はいいらっしゃーい」
「あ、どうも紫さん。お久しぶりです」
軽いノリであいさつされる。この人は異変が起きてなければ普通に綺麗なお姉さんなんだよな。
異変起きてるときのうさん臭さが半端ないけど。
神様にも気を遣わない俺ですら一応気を遣うレベルの妖怪であるからある意味神様以上かもしれないが。
続いて藍ちゃんと橙も現れる。
「あっ、兄ちゃんだ!わーい!」
「こら、橙!ごめんなさいね弟君」
橙はなぜか俺にいつもよじ登ろうとする、新手のキャットタワーだとでも思ってるのだろうか?
もちろん丸見えだが小さい赤いリボンのワンポイントの付いたパンツ、王道のお子様パンツなので全く楽しくない。
エロスは感じなくても突っ込みがいの(エロい意味ではない)あるパンツだと楽しいのだが。
クラウンピースの星条旗パンツとか、妹紅さんのふんどしとかだ。特にふんどしは妹紅さんがキレるまで弄ってしまった。反省。
でも普通弄るよね?(反省の念が見えない)
さておきまずは紫さんに頼みごとをしないとな、橙が乗ったままだが、まあ気にしない人だしいいか。
「紫さん、いつもの事で恐縮ですが……」
「海産物ね、かかったお金は後で請求するわ」
「ありがとうございます」
話が早いな!?まあ紫さんはいつ見ててもおかしくないから今更だけど。
「で、藍がそわそわしてるのだけど、稲荷寿司でも持ってきたの?」
「ええ、まあスペシャルな奴を」
と、重箱を紫さんに渡す。
「ふうん……?見たところ普通のようだけど……?藍、お茶」
「は、はい!今すぐに!」
重箱開ける瞬間から一挙一動を見つめていた藍ちゃんに、紫さんがお茶を要求する。
まあ、さすがにあれだけ見られていたら食べづらいわな。
「はくっ……ふうん、普通のより……はむっ、ちょっと酸っぱいわね、あとなにかカリっとしたものが……、まずくはないわね」
食べ方エロイな!? 噛み千切った後ゆっくり口元からはなしたり、最後の一口人差し指で押し込むところとか……そういうところやぞ!(興奮)
藍ちゃんの入れたお茶を一口すすって説明をという風に流し目をくれる。
いちいちエロいのやめてくれませんかねえ?子供(橙)も見てるんですよ!(混乱)
「単純な話です、赤しそ入りの稲荷寿司ですが、この赤しそまぶしたご飯を「ゆかりごはん」って呼ぶんです」
「ふふ、面白いわね」
「んで、酢の代わりに
「ふふ、橙ね、で藍は稲荷の部分かしら?」
「私は油揚げですか……」
ちょっと残念そうな藍ちゃん、甘い、俺に抜かりなし!
「中に入ってるのはゆでた藍実の粕漬け、生薬だと生で使うんですけど、まあ藍の実ですね」
というか、永琳ちゃんのところで藍実を見つけたからこそ、いつか作ろうと思っていたんだよな。
「あら、よくもまあ見事にみつけたものね、そう、これは私たちってところかしら?そう思うと、一層美味しく感じるわね」
はくっ。はくっっと立て続けに食べていく紫さん。そして数が減っていくたびに「あ、あっ……」とか言ってる藍ちゃん。吐息がエロイ。
「何してるの?藍、橙、あなた達も食べなさい」
「わーい、ありがとうございますー」
「いっ!いただきます!」
のんきな橙と対照的に鬼気迫る藍ちゃん……狐って肉食獣だったね、ちょっと怖いわ。
「あなたは食べないのかしら?」
と紫さんが水を向けてくる、作りながらつまんでたし(どうしても破れたりはする)数を減らすのは気の毒なので
「あ、結構食べたので」
と断る。
「ふーん……じゃあ」
はくっっと半分噛み千切った稲荷寿司をこちらに向けて「はい、あーん」とかやってきたぞこのエロ妖……紫さん!?
「あ、どうもありがとうございます」
いや、このぐらい平気っすよ?的な雰囲気をだして食べさせてもらう。
それが不満だったのか、もう一つ「あーん」してくる。
俺もまたっすか?的な感じで食べさせてもらう。動揺は……大丈夫だ。
と、ここで人差し指が俺の口に入るぐらいまで押し込んでくるという攻撃をしてきやがった!?
舌先に触れる紫さんの指、そして取り出したその指を……舐めた!舐めたよ、ついてたご飯粒を「れろぉっ」って感じで!エッッッ!!(言葉にならない)
「主人にばかりもてなしさせていないで、藍、あなたももてなしてあげなさい」
「あっ!はい紫様!」
こっ……なんで畳みかけてくるんですかねえっ?
半眼で紫さんを見るがくすくす笑うだけだ。くっそ、絶対面白がってるな。
「はい、弟君、あーん」
「ら……藍ちゃん?」
「藍姉ちゃん……いえ、お姉ちゃんと呼んでほしいですね」
なんか変なスイッチはいってる!?
「はい、お姉ちゃんって言ってみてください」
「お……お姉ちゃん」
なんだ、この羞恥プレイ……
紫さんはにやにやみてるし、橙は……はぐはぐ食べてる、可愛い(癒され)
「じゃ改めて、あーん」
「あ、あーん」
食べさせてもらうとにっこり微笑んで藍ちゃんはこういった。
「お姉ちゃんに食べさせてもらってうれしいですって言ってみてください」
「え、な……なんで?」
スイッチどころかバグってるバグってるよ!?
ちょっと紫さん?あなたの式神バグってるんですけど!?
「あら、微笑ましい」
「マジで言ってますか紫さーん!?」
「ほら、いってみてください」
「お、お姉ちゃんに食べさせてもらってうれしいです……」
今、俺は大事なものをなくした気がした。
「じゃあ、次はお姉ちゃんに食べさせてくださいね」
「まだ続くの!?っていうか紫さ……いねえ!?」
いつの間に消えたの?一瞬前までいたよね!?
「はい、お姉ちゃん僕を食べてって言ってください」
「意味が変わってきてるよ藍ちゃーん!?」
「お姉ちゃんでしょ、はい言ってみて」
「誰か助けてくれーっ!」
しかし たすけは こなかった!
後日藍実と酒粕が妙な作用をしたせいでバグったようだということが判明した。
塩漬けなら大丈夫だったので、次からはそうしようと心に誓った。
あのあと何があったかって?
黙秘権を行使する!
お読みいただきありがとうございます。
未来の話と過去の話が入り混じって投稿されるのですこし読みづらいかもしれませんが、そういうところも味にしていきたいのでどうかよろしくお願いします。
また感想では返すときに簡単な質問などにもお答えしております、ぜひどうぞ
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