霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!   作:みけさんわーきゃっと

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いつもいつもたくさんの修正ありがとうございます。
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霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!のチラ見せ
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仙人が俗だった話

「あっちゃー……」

 

マヨヒガの付近で途方に暮れた。

いつもはこのあたりまでくれば橙が出迎えてくれるんだが、今日は全く何も起こらない。

たまに橙がいないことがありますって藍ちゃんが言ってたけど、ついに不在にぶち当たってしまった。

 

一応先に人里で藍ちゃんもいないか見てみたんだが(藍ちゃんは目立つのですぐ見つかる)見つからなかったんだよな。

 

電話とかねえから、こういう時はすげえこまるよな。

人里に掲示板でも設置してもらおうかな?俺に依頼の時はXYZあたりでどうよ?。

 

まあ、チープなスリルに身を任せるつもりはさらさらないがな!

ただでさえ幽香ちゃんに目をつけられててホットなスリル満点(回し蹴りで「水平」に吹っ飛ばされるとか物理的におかしい、清楚系のレースのパンツは嬉しいが)なんだし、できる限り安全第一で過ごしたい。

 

「場所はここであってるんだよなあ……」

 

ただ、結界なのか位相が違うのか、いわゆる不思議な力で現実と隔離されているんだよなあ、マヨヒガ。

隔離されてる幻想郷でさらに隔離されてるってどんなんだよって気もするけど、まあ、そういう不思議空間はわりと妖怪連中にはつきもんだし、しょうがない。

 

華扇ちゃんでも入れたはずだけど……たしか禹歩?だっけな。変な動きすると入れるというか、境界すり抜けれるんだよな。

でも華扇ちゃんなかなか捕まらねえんだよな。いつもふらふらと出歩いているイメージだ……俺も人のこと言えないけど。

 

「うーん」

 

稲荷寿司+またたびクッキーなのですぐ腐るようなものではないし、そも思い付きで発作的に作ったものなので約束とかしてあったわけでないし、持ち帰って喰っちゃってもいいんだが……

 

「ここはあれだな?次に備えるべきかな?」

 

いないものはしょうがないが、また今度訪ねたとき不在でも困るからな、ここは――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで……来ちゃった!」

 

「いきなり現れて何を訳の分からないことを!?」

 

というわけで神霊廟である。

丁度いい具合に屠自古ちゃんがいたのでテヘペロ系の軽い挨拶をしたらいきなり怒鳴られた、解せぬ。

 

屠自古ちゃんとはわりとよく会うんだが(結構人里に出没する、というかお使いは屠自古ちゃんがいつもしてる気がする)いつも怒ってる気がするなあ?

 

「ほら屠自古ちゃんそんなに怒ってたら早死にするぞ?」

 

「とっくの昔に死んでるわ!」

 

うーん、打てば響く突っ込み、相変わらずノリがいいなあ(違)

屠自古ちゃんは何というか全力で空回りするところと苦労人なところが最高に可愛いと思うんだ(外道)

 

「まーまー、ちょーっとおーちつきなよ、とーじこちゃーん」

 

「なんかその言い方嫌だから止めろと前も言ったよな!?」

 

大泥棒三世風に言いやすいんだよな、屠自古ちゃん。

もちろん少しキレたような返事も可愛い。

ついつい弄ってしまうんだよな。

 

だって、魔理沙とは別ベクトルですっげえ弄りやすいんだよ……

ちなみに魔理沙と違ってエロ知識は割とあるのでそっち方面でもいじれるのが一粒で二度おいしい感じだ(非道)

 

「というわけで、屠自古ちゃん、禹歩教えてくれなさい、迅速に」

 

「訳が分からないうえに、妙に偉そうだなお前!?」

 

「だって屠自古ちゃん「困ったことがあればいつでも神霊廟にくるとよい」っていったじゃん?」

 

「あれは太子様の手前の社交辞令だ!」

 

うん、知ってる。

でも言ったんだから容赦なく乗っからせてもらうぜ。

 

「えー、じゃあ神子ちゃんに言いつけちゃおうかなー?」

 

と、たぶん霊夢ちゃんにやったら容赦なくグーパンされそうな感じの煽り顔で(素人がやるような猪木の物まねのように顎を突き出した上に目を剥いた状態……霊夢ちゃん曰くお釈迦様でも殴ると思うわとのこと)屠自古ちゃんを煽る。

 

「おのれは……太子様、あるいは神子様だ!あとそのむかつく顔をやめろ!」

 

ぶっとい青筋を立てながら軽く放電まで始めた屠自古ちゃん。これ以上煽ると物理的に雷を落とされるのでここぐらいでおちょくるのはいったんやめた方がいいな。

まあ、少し落ち着いたらまたやるんだけどもな!(クズ)

 

「んー?なにを騒いでおるのじゃ?っとなんじゃお前か」

 

ぎゃーぎゃーさわがしくしていると、現れたのは布都だった。というか基本的に屠自古ちゃんを弄ってたら、大抵出てくる(酷)

 

「お、布都か、屠自古ちゃんに禹歩教わろうとしてたんだけど、門前払いされそうでさ」

 

ちなみに布都にはエロスを感じない。

外見も幼いし背もかなりちっこい、あと結構暴走する上に発言が馬鹿っぽいので俺的にはチルノと同列にあつかっている。

 

「……またぞろお主が屠自古をからかったのであろ?……いいぞ、もっとやるがよい!」

 

「貴様というやつはーっ!」

 

「あんぎゃーっ!?」

 

俺のおちょくりですでに臨界点に達していた屠自古ちゃん。

布都の言に即落雷で激しいツッコミを入れる。いやあ、いい避雷針があって助かったな!(ド外道)

 

「うう、我が何をしたと……」

 

ぷすぷすと煙をあげながら――布都もチルノと同じでわりとギャグ枠だよな、ダメージの受け方が……口から煙だすとか芸も細かいな!……布都がぼやく。

 

「そこに存在している。それが罪だ!」

 

「我そこまで言われるほどかの!?」

 

……でも聞いた話によれば屠自古ちゃんが肉体なくしたのって布都のせいだっていうから、その扱いもさもありなんって感じなんだけどな。むしろ屠自古ちゃんはかなり優しい応対だと思うぞ?

 

屠自古ちゃんは見ての通り幽霊で下半身はないが乙女?の矜持なのかパンツは履いていた。ただ、色気のないデカパンだったので、チョイスしたセクシーパンツ(見えるものがないので全体的に薄手のレース編みで網みたいにスカスカの奴)を渡したらめっちゃキレられた。解せぬ。

 

ちなみに屠自古ちゃんの霊体は、ちゃんと触ることができるし、結構ぬくやわこい。たしかに多少体温?は低めでひんやりとした冷たさは感じるが、チルノみたいに際限なく体温を奪われるほどではない。

霊体部分に強めに力を入れると「つぷん」と中にめり込む(妙な感覚がするらしく屠自古ちゃんにしては珍しくかわいらしい嬌声を上げていた。もちろん即しばかれた)謎の多い身体?だ。

めり込んだ指先がぐにぐにと締め付けられるような感覚が気持ちよく、これ、疑似的に挿入できるんじゃね?とか言ったら……

 

 

 

 

 

掴まれたまま電撃流された。

 

 

 

 

 

 

鬼型宇宙人に毎度これやられてあいつよく生きてるな……と薄れ行く意識の中で思ったぜ。

でも絶対入れてみたいって思うよね?(反省の念が見えない)

 

「とりあえず、おいなりさんと、クッキーで教えてくれよ。えっと……ふとじこちゃん」

 

「「混ぜるな!」」

 

「息ピッタリだな、あいかわらず」

 

このふたり仲が悪いように見えて……仲が悪いんだが(酷)なぜかシンクロ率は高い。

仲は悪いが相性はいいという奴だと思うな。

あ、屠自古ちゃんのナカはイイとおもいます!(下品)

 

「……禹歩なら私には足がないから布都に教わるといい、だが……次回でよいので酒も欲しいな」

 

「あ、我は羊羹を所望するぞ!」

 

「それでは私は三段重箱のおはぎを」

 

「「太子様!?」」

 

神子ちゃんがしれっと混ざってきた、しかもさりげなくかなりの量のおはぎを要求してきたな?

 

「おーう、神子ちゃんもか、まあたいした手間じゃないからいいけど」

 

そもそもさわりとはいえ仙術教わるんだから安いもんだわな……華扇ちゃんの食う量からしたら誤差だし……

 

「ええい、貴様いつも――太子様、あるいは「よいのだ、一欲の君へは私は過去に許可しただろう」……はい、太子様」

 

「おっけー、そんぐらいの要求なら余裕だ」

 

ちなみに神子ちゃんは俺のことを一欲の君と呼ぶ。

色欲の声しか聞こえないとか酷いこと言われたんだよな。

神子ちゃんが言うには「本来ならもっとたくさんの欲があるものだが……ある意味君は純粋なのだと思う」ってフォローは一応されたけどな。

 

「ほう!余裕か!では私はもう一つ君に要求しよう」

 

「お?まあいいけど、なんにするよ?」

 

「下着……パンツをな、可愛らしいのを5枚ほど貰おうか」

 

「なんですと?」

 

ぱーどぅん?

 

「「たっ、太子様!?」」

 

「おどろくほどでもない。私とて女子(おなご)ぞ。屠自古はいつも同じものしか調達してこぬしな」

 

「もっ、申し訳ありま――」

 

「いや、責めてはない。しかし、心躍らぬのも事実。私もすこし洒落てみたいとは思うのでな。ならば一欲の君に頼めばいいものを持ってきてくれそうではないか?何でも数名の女子に見立てたことはあるらしいぞ」

 

あーミスティアちゃんとか、優曇華ちゃんとか、なぜかリグルとか魔理沙にも選んだなあ……

 

「別に構わんけど、いっぺん今はいてるところ見ないと見立てようがないぞ?太ももと尻肉、あとお腹周り見ないとな」

 

役得的なものももちろん期待はしているが、ガチで言っているんだぜ、これ。

特に締め付けるタイプで保持なのか紐で結ぶのか、あるいは腰骨で履くのかで大きく見立ても変わってくる。

 

腰骨で履く場合はふくよかや幼児体型では履けないし(幸い太ってるというぐらいのウエストは今まで見たことはな……油断したときのパチュリーちゃんギリ?)締め付けるタイプは生地が高級なものが多い。ゴムがないせいかシルクとかになっちまうからな。

紐は状況を選ばないタイプだがちゃんとフィットしたものをあつらえないと布地が余って皺が寄って非常にだらしなく見える。

あとは尻の大きさで大き目のお尻に小さいものを履かせると、これまた食い込んでみっともない、セクシーさよりだらしなく見えるんだ。

太ももが細い体型だと大き目のタイプのパンツは浮いてしまうし……そういえばなんでか天子はボクサータイプ履いてたよな……?

 

「ん?見たことなかったか?こんなのだが」

 

「「太子様!?」」

 

と、俺の問いに御開帳してくれる神子ちゃん。

思い切りいいなあ!?

 

「なるほど……」

 

体つきは割と肉付きがよくどちらかと言うと成熟した女性に近いものがあるな。

しかし色が白いな!といっても病的な白さではなく黄色人種としての白さでなかなか趣深い。

 

肝心のパンツだが……

 

「うーん、たしかにザ・普通だな」

 

中学生女子が履く白い奴(ただしウエスト部分は紐が入っているようだ)だな。

まあ個人的にはこういうのも刺さるんだが、たしかにすこし似合ってはない気がするな。

 

「太子様、さすがに思い切りよすぎると思うんですが……」

 

「そうですよ!このようなものに肌を晒すなど……!襲われたらどうするのです!」

 

「いや、それはないから見せても問題ない。一欲の君はあくまでも色欲。肉欲ではない」

 

「え?ちょっとどういう意味か俺も聞きたいんだが?」

 

なにそれ詳しく。

正直自分でも時々アウトかなって思う事結構してる気がするんだけど?

 

「スケベではある、だが襲ってはこない。せいぜい触るぐらいではないかな」

 

「「ああ……ヘタレということか」」

 

 

 

 

「異議あり!」

 

 

 

 

ちょっと待てーい!?

なんか俺貶められてね?

 

 

「異議を却下する、そもそも一欲の君は致そうと思えば股を開く女子などたくさんおろう、致そうとせん時点でヘタレだ」

 

手厳しいっ!?

あと、股を開くって……神子ちゃんって言い方が結構えぐいんだよな。

指導者的立場だから致し方ないのかも知らないけど。

 

「いや、たしかに藍ちゃんとかはたてちゃんとかできそうな気もするけど……あー、妖怪だし?」

 

「ふむ、ならば布都でも抱くか?」

 

「なぜに我っ!?」

 

「ん?別に布都はこやつに抱かれても気にはせんだろう?ついでに陽の気も分けてもらえばどうだ?」

 

「まあ、我は確かに構いはしませんが……そうじゃな、お主あとで閨に来てたも?」

 

「断る」

 

当然即答だ。

 

「やはりヘタレかっ!我に恥をかかせおっ――」

 

「なんというか……その……布都じゃ残念過ぎてその……勃たない」

 

「言うに事欠いて酷すぎんかの!?」

 

可愛いとは思うし、静かにしていれば美少女だとは思うけど……なんだろう、おっぱいもんでも「うんうん、順調にそだったなあ」ぐらいしか思わない気がする。

正直俺の中ではエロスレベルはチルノより下、ルーミアレベルだ(酷)

 

「むしろ屠自古ちゃんならバッチこい!あ、でも幽霊も妖の一種か」

 

「何故に私に飛び火するんだ!?そもそも、その、なんだ……私は……ないから」

 

もじもじする屠自古ちゃん超かわいい!それに――!

 

「大丈夫!霊体に指入るし、普通に――」

 

「何故霊体に入れたがるんだお前はーっ!」

 

 

 

 

「あばばばばば!?」

 

 

 

 

 

「まったく……」

 

「ふん、いい気味じゃの!」

 

落雷は結構耐えれるんだが、掴んでの電撃は効くなあ……

 

「あてててて……」

 

「一欲の君も大概丈夫だな?」

 

「まあ、そのあたりはいろいろとあるからな。正直一番ダメージでかいのって物理攻撃だと思うぞ?ところで神子ちゃんを選んでもいいの?」

 

と意趣返しをしてみる。

 

「ん?構わないよ一欲の君」

 

「マジか!?」

 

「「太子様!?」」

 

正直この三人で選ぶんなら断然神子ちゃんだ。

さっきのパンツ拝見の時も思ったが雰囲気が普通にエロいんだよ。

大人の魅力を持っているというかレミリアさんに通じるものがあるな。

 

「だが筋は通さなくてはなるまい。博麗の巫女にしっかりと説明してから――」

 

「やめてください、しんでしまいます」

 

なんて恐ろしいこと言うんだ神子ちゃんは!?

いや、別に俺と霊夢ちゃんは何でもない……とはちがうだろうが、まあ家族?みたいなもんだけどさすがに軽い気持ちで女抱いてこようもんなら間違いなくしばかれる。

 

「ほっほっほっ、私に言葉遊びで勝とうなど645年早いな、一欲の君?」

 

「「さすが太子様!」」

 

「くっ……」

 

なんでそんな中途半端な年数なんだ!?…‥大化の改新か!

……いや意味わかんねえよ!?あとさっきからお前ら二人完全にふとじこになってんぞ?

 

「太子様が二つ頼むなら我も二つ頼んでいいかの?の?蘇を食べたいのじゃ!」

 

「蘇……?屠自古ちゃんを?つまり布都は屠自古ちゃんとエッチしたいと申すか!」

 

黄増の塔が建築されるのか!?

 

「違うわ阿呆!?」

 

まあ、当然のことながら否定されたが。

たしか蘇ってあれだろ、謎の食べ物(雑)

 

「さすがの俺も蘇の作り方とか知らねえよ、乳酸発酵飲料で我慢しろ」

 

「むう、おぬしでも作れぬのか」

 

「あれだ、無限の試作に付き合ってくれるならいつかできると思うぞ?ただ布都が太になると思うけどな」

 

河童スタイルで作ろう(成功するまでリトライしよう)と思えば、実際食ったことのある布都に味見してもらえばいつか作れるとは思うが、濃縮した乳製品のカロリーはたぶんやばい。間違いなく太ると思うぞ?

 

「さすがにそれはいやじゃな!?やむを得ん。我慢するか」

 

「屠自古ちゃんは?」

 

「えっ?あっ……いいのか?」

 

「まあ言うだけならただだし」

 

屠自古ちゃんは遠慮がないようで結構奥ゆかしい。さっきの酒の要求もどっちかと言うとおねだりに近い(俺の主観)感じだしな。

 

「ああ……その、なんだ、この前お前が作った弁当が食べたいな。高価なものだというのは理解しているが、あれはうまかった」

 

「この前って……海苔弁か。たしかに貴重品オンパレードだが、そこまで気に入ってくれたんなら頑張って作るぞ」

 

海苔、おかか、昆布、ちくわ天、本来なら白身魚フライなのだろうが俺はあえて鮭をのせる……天ぷらとフライを同時にするのが面倒だというのもある(し、フライすると油がめっちゃ汚れるので)

 

海のない幻想郷ではどれもこれもクッソ貴重品だが日本人には間違いなく刺さる弁当だな。

 

「そうか、ありがとう」

 

と柔らかく、そして少し斜め下を向いて視線をそらしながら礼を言う屠自古ちゃん。

すっげえ可愛い。

 

「すっげえ可愛い」

 

「かわっ!?可愛くなどない!」

 

おっと思わず口から洩れちまった、いや屠自古ちゃんは可愛いよ?

こう今も真っ赤になって撃沈してるとことか?

 

「我、それ食べてない」

 

「私も食べた記憶はありませんね」

 

と、二人から物言いがつく。たしか、あれは……

 

「ん?おお、町で出会ってしいたけ栽培手伝ってもらった時だからな。しってるか?榾木の近くに雷落とすとシイタケめっちゃ生えるんだぜ?」

 

あとはハンマーで何度かぶったたくとか言う方法もあるみたいだな。

 

「一欲の君、もちろん私にもご馳走してくれるのですよね?」

 

「我も我もー!」

 

「神子ちゃんはちょっと要求多くないですかねえぇ!?」

 

まあ、屠自古ちゃんだけ呼び出すならともかく、神霊廟に持ってくるなら人数分は持ってくるつもりだったけどな。

さすがに屠自古ちゃんも一人だけ食ってるとかできないだろうし、布都が分捕って行ったり神子ちゃんが献上せよとかいうの目に見えてるしな。

 

「さっき下着を見ただろう、その代金だ。私は安くないぞ、一欲の君よ?」

 

「いや、自分から見せたでしょ!え、なに?パンツ見せの押し売り!?」

 

「足りないのなら布都のも――「我売られた!?」」

 

「いや、布都のは別にいらん」

 

「ちょっ!?さすがに我の扱い酷くないかのっ!?ほれほれ下着じゃぞっ!」

 

とばっさばっさとめくって見せる布都。

なんだろう、フランと同じことしてるのにフランより色気感じないのは……これが残念補正ってやつか。

 

つうても買い物は屠自古ちゃんがしてるみたいだし中学生パンツなんだろ――

 

「なんだそれ」

 

「ふふ、せくしぃじゃろ?じゃろ?」

 

意外なことに布都が履いていたのは霊夢ちゃんが履いているのと同じ小さめの紐パンだ。まあ、確かに中学生パンツよりはいいものだろうけど……

 

「な、なんじゃ、その目は!?仏像みたいなっ!?」

 

うん、なんというか霊夢ちゃんの足元にも及ばない。ピクリとも来ないというか……なまじ霊夢ちゃんと同じの履いているせいで完全に下位互換というか……

 

「うん、布都にしては背伸びしたなあ」

 

「その父性にあふれた笑みを止めろぉ!あと撫でるなっ!我流石にちょっと傷つくぞっ!?」

 

布都がちっこいせいもあって完全に「姉の大人パンツをはいてみた妹」みたいな感じになってしまってるな。

可愛さはあるがエロスは微塵もないな!

 

「うむ、一欲の君から色欲が消えておる」

 

「た……太子様ぁ……?」

 

神子ちゃんの言葉がとどめになったのか布都はそのまま崩れ落ち、うなだれた。

魔理沙もそうだけど残念系ってエロスを超越するんだよな……妖精たちの方がまだエロス感じるってある意味すごいと思う。

 

「まあ、一人分も三人分も手間は一緒……じゃねえけどまあ宴会規模じゃなければ許容範囲だな、他に要求はないか?」

 

よく一人分作るのも二人分作るのも手間は一緒とか言うが、それは冷凍食品とかある現代の話だ。

特に揚げ物、焼き物は「人数増えたらその分手間が増える」これは純然たる事実だ。

 

煮物、汁もの、炒め物は純粋に具を増やせばいいので(炒め物は腕力が必要になってくるが)まあ、間違いではないけど、材料切ったりする分はちゃんと手間増えてるからな?

一人分も三人分も手間は一緒とか言っていいのは作る側であって、他人に言う人間(魔理沙)は材料の下ごしらえぐらい手伝え。

 

「ん?まだ要求してもいいのか?一欲の君。私たちの下着にそこまでの価値を見出してくれるとは……」

 

「価値はないわ!?あ、いや神子ちゃん()()、まあそれなりに「うぐっ!?」というか禹歩だって秘伝とかじゃないのか?」

 

布都にさらにダメージが入った気がするが、まあ布都だし放置でいい(非道)

そもそもめっちゃ話それまくってたが本来は禹歩教わりに来ただけなんだよな。

 

「秘術と言えば秘術ではあるが、そもそも道教に入門するとき、修行用の山に入る時に最初に使うからなんというか基礎というのすらおこがましいものだ。完全なる一般人はさすがに無理だろうが少し霊感がある程度でも行使できるからな?」

 

「あー俺一般人だしなー」

 

と嘯いてみるが、神子ちゃんに鼻で笑われた。

 

「はっ。一欲の君のような一般人がいるか。……まあ、つまり教えるのも会得するのも大して手間ではないということだ、布都」

 

「あっ、はい太子様」

 

「禹歩図を持ってくるように」

 

「わかりました、すぐお持ちします!」

 

「禹歩図?」

 

「運足を書いた布だよ。地面に敷いてその上に乗って数字の順に足を運ぶだけでいい。簡単だろう?」

 

「おお、便利なものあるんだな?」

 

「逆を言えば慣れるまではそれがないとわけがわからんということでもある。説明しづらいのだ」

 

「持ってきました!」

 

と、布都が禹歩図とやらを神子ちゃんに手渡す。

 

「これだ、一欲の君に下賜してやろう」

 

と、俺に手渡してくれる。

広げてみてみると…‥確かに面倒だなこの動き。

 

「私たちは中で待っている、試してみるといい……屠自古!いつまでもだえている!戻るぞ!」

 

「はっ!はい!太子様!」

 

「ではな」

 

そう言って三人は神霊廟から消えた。

ん?あれ?神霊廟に住んでるんじゃねえの?

 

「まあいいやとりあえず……」

 

と禹歩図を敷いてその上に乗る……数字書いてあってもあらかじめしっかり確認しないと間違いそうだなこれ?

 

「よっほっほっっとえっとほい、ほいほい……よっと……うおっ!?」

 

最後の一歩を踏んだら、何もなかった神霊廟の奥に通路が見えるようになった、なるほど、こういうことか。

 

「お邪魔しまーす」

 

「邪魔をするなら帰るがよい!」

 

「神子ちゃん、屠自古ちゃんお招きありがとう」

 

布都を完全に黙殺して二人に声をかける。

 

「ああ、ようこそ道場に。ここは修行場でもあり、我らの生活空間でもある、こっちへ来い」

 

と促されるままに歩を進めると、居間みたいなところに通された。

 

「おう、ここで生活してるのか……あれ?それなら神霊廟って?」

 

「古巣みたいなものだ。あとは立派なので客を迎えるのにはよい」

 

「ふーん……結構広いな?」

 

「ここもマヨヒガみたいなものだ。隠れ里系の術であるな」

 

と神子ちゃんが説明してくれる。

そういえばここが生活空間っていうなら……

 

「ところで屠自古ちゃんの部屋ってどこ?」

 

「それを聞いて何をするつもりだ貴様!?」

 

「え?あさるつもりだけど?」

 

「なんでそんなこと聞くの?ってさも当然の顔で言うなあ!」

 

なんでそんなこと聞くの?ってさも当然の顔で言ったところ屠自古ちゃんが絶叫した。解せぬ。

 

「我の部屋はあっちだぞ」

 

「興味ない」

 

「いい加減我も泣くぞっ!?」

 

流石に女の子を泣かすのは俺基準でNGだな。

 

「あー、わかったわかった。布都が可愛いから意地悪したくなっただけだ」

 

といってわしわしと烏帽子越しに撫でる。

可愛いのは確かなので嘘は言っていないぞ。

 

「ふ、ふふーん。そうじゃろそうじゃろ。我可愛いからなあ。まあ、その気持ちを汲んで許してやらんでもないぞ、ほれ、もっとなでるがよい」

 

うっぜえ……

すぐ調子に乗るところまでチルノと同レベルか!

 

「神子ちゃんの部屋は?」

 

布都を撫でながら問いかける。

 

「今のやり取り見て答えるとでも思っているのかな?一欲の君」

 

「まあほぼ確実に一番奥だろうけど」

 

「さあての、ほっほっほっ」

 

確定だな。めっちゃ目が泳いでるぞ!?

だいたいにおいて偉い人って奥にいるよな?

 

「とりあえず、稲荷食っちまおうぜ?藍ちゃんにはまた作るからいいだろ」

 

と背負い袋から重箱を取り出して開く。

 

「お、さすがに寄ってるな」

 

電撃食らったりして悶絶したからしょうがないが、多少不格好になっている。

 

「おう、美味そうじゃの……神子様まずは我が毒見――おぶっ!?」

 

失礼なことを言った布都に軽い地獄突きをかまして――

 

「布都はいらんそうだから三人で食うか」

 

と宣言する。

 

屠自古ちゃんが入れてくれたお茶を飲みつつ稲荷。

最初の予定とは違ったが、ま、今日はなかなか有意義な日になったんじゃないかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我にも、我にも食わせてたもれーっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 




なんとか魔理沙でもマミゾウ倒せました。
ランダム性が強い弾幕と横から来る弾幕が苦手です。

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