霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!   作:みけさんわーきゃっと

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移植


みけさんはなんだかんだいって魔理沙とチルノが大好きです。


魔理沙が来た

「おーい、なんか食いもんないかー?」

 

「魔理沙か、挨拶もなしになんだよ」

 

朝の十時ごろか?開口一番食い物をねだってきたのは霊夢ちゃんの相棒とでも言おうか、異変解決には役に立つ白黒魔女の霧雨魔理沙だった。

 

「いやー、ちかごろ採集活動がうまくいってなくてなー、ろくなもの食ってないんだぜ。だからなんかないかなーって」

 

「魔理沙の採集って盗むことだろうが?うまくいっていなくてなによりだわ。そもそも魔理沙は性能自体は悪くないんだから、なんか仕事見つけて働けよ」

 

そこそこ可愛い……というか美人系かな?なうえに魔法使いとしての実力も高く異変が起きたときは霊夢ちゃんと並んで率先して異変を解決して回るエースでもある。

ゲームに出てくるようなポーションも作れるっぽいので、相場はわからんが正直月にいくつかでも作って売れば普通に生活できそうな気はする。

 

がらっぱちというか、雑というか。独特の喋り方をするので綺麗系なのに残念な雰囲気を持っているのが実に惜しい子である。

あとズボラ。汚ぱんつこそは履かなくなったものの、キノコ生える迄洗濯物ためたりするのは健在だ。

ちなみにドロワーズ愛用者だったが汚ぱんつ事件以来、洗いやすい紐パン(霊夢ちゃんの履いているのと同じ奴だ、というか明らかに霊夢ちゃんのをパクっていってる、そして汚れたら交換してる気もする、ときどき洗濯籠に明らかに臭いの違うパンツがあるので、おかげで俺が疑われた)を履いていることもそこそこある。

ドロワーズか否かの判別方法は俺がいるときに箒に乗るかどうかで判別できる。魔理沙はそういうことは妙に恥ずかしがる乙女っぽい一面も持ち合わせている。あとエロ系の耐性はない。

 

「働くのは、まあ私もやぶさかじゃないんだぜ?ただ人に使われるのが嫌だから働かないんだぜ」

 

「なら、妖怪退治でもすればいいだろ、結構依頼転がってるぞ?」

 

まあ、おれもたまに頼まれるんだが、どうにも悪戯程度の相手をシバき倒すのは気が進まないんだよな。その点魔理沙なら容赦なくブッ倒すだろうからな。

 

「ああ、あの手のはなー。場所わかってる相手ならいいんだけど、そうじゃないと結構時間かかるのよ。私もそこまで暇じゃないんだぜ?」

 

「……魔理沙は一日中暇してる気がするのは俺だけか?」

 

泥棒をしているとき以外は、本気でフラフラしてるだけの気がするんだが……

 

「失礼だな!?基本的にお店で魔法の研究や魔法薬作ってることが多いんだぜ!」

 

「そういや店持ってたな!?だが収入につながってないなら、それは暇つぶし以外の何物でもない気がするんだけどな……?」

 

まあ、正直魔理沙が額に汗して働いている姿なんぞ、これっぽっちも思い浮かべられないんだけどな?

しかし、魔法薬、材料は採集(盗難含む)してるとして……

 

「魔法薬の完成品はどうしてるんだ?店で売ればそれなりの金にならんのか?よく知らんけど」

 

「私の作る魔法薬はほとんど攻撃系だからな、危なくて世に出せないんだぜ」

 

「……魔理沙がそんな理性的な判断できるとは思わなかったぞ?」

 

「あのな、私だってやっていいことと悪いことの区別位つくんだよ!」

 

「泥棒はやって悪いことだが?」

 

「あれは永久に借りているだけだから盗んでないんだぜ?」

 

本当に当然のごとく言う。魔理沙はいつもこういう風に盗みを認めないんだが、逆を言えば泥棒が悪いことだとわかってるので泥棒はしてないって言ってるんだろうなあ……

 

「じゃあ、なんだ?そんな危険物あの部屋に散乱してるのか?」

 

「ちゃんと片づけてあるよ!……いっぺん部屋半壊してからはだけどな」

 

すでに一回やらかした後か……まあ、汚ぱんつ事件で魔理沙の家が心配で見に行ったが多少雑然としているけどゴミ屋敷ってことはなかったからな。

 

「それに大抵異変で使い切るから、そこまでたまってないんだぜ?」

 

「ああ、そっか。持ち出しか」

 

異変解決は(たまに紫さんやさとりちゃんなどから出ることもあるが)基本的に無報酬なのですべてボランティアだ。

まあ、霊夢ちゃんみたいに義務感っぽいもので動くのもいるけど、基本的には「自由参加のお祭り」なわけだ。

……お祭りにしては実害がえぐいこともあるけどな。博麗神社もぶっ壊れたことあるみたいだし。

 

「前俺が大怪我したときに使ってくれた魔法薬はどうよ?いざというときのために金持ってる奴とか。まあ、阿求ちゃんとかに売れるんじゃね?」

 

「あれは、材料が希少な上に作成難易度がえぐいからなあ、さすがの私も失敗せずに量産は難しいんだぜ。そもそも材料もまた手に入るかわからないし(パチュリーまだ持ってるかな?)

 

「魔法薬が得意な魔理沙にしては珍しいな、っていうかそんな貴重なもの良かったのか?」

 

「作ってみたかったからエリクサー作ったけど、使い道なかったから丁度良かったんだぜ、気にすることないんだぜ」

 

……いまなんかラスボス迄取っておいて、結局使わずにクリアするような薬の名前聞こえたんだが!?

 

「なんかそれってすごい希少な薬の気がするんだが!?」

 

「希少は希少かもだけど、なんというか、作り方わかってたら作りたくなるだろ?で、作ったら作ったで使いたくなるだろ?だからちょうどよく使うことができて私は満足なんだぜ?‥‥‥まあ、あと流石に治せるのに大怪我してるお前を放置はどうかとおもうし」

 

意外に優しいな!?(失礼)

それに、まず、普通は作ろうと思って作れるようなもんじゃない気がするんだけどな!?

なんだかんだいって魔理沙も霊夢ちゃんと同じ天才……いや、ああ、そうか。

 

「なるほど、魔理沙は努力家なんだな」

 

「な、なん、いきなり何を言うんだぜ!?」

 

「いや、魔理沙って勉強して努力してるんだなあって理解した」

 

教本や、素材の手に入れ方に問題がありまくる気はするものの「作ってみて、試してみる」ってのは立派な勉強であるだろうし、作れるようになるにはやっぱりそれなりの練度が必要になってくるだろう。

つまり、あれだ。

魔理沙って実は偉い奴だったんだな。

 

「な、なんだよそれ!べ、別に私は努力とかしなくたってすごいんだぜ!」

 

「そうだな、魔理沙はすごいな」

 

俺自体「出来ることは何でもやってみる」スタンスだから努力する人間はそれだけで好感度爆上がりである。

‥‥‥まあそれでも二度と魔理沙が魔理沙ちゃんになることはないと思うがな!(酷)

あれだ、エロスとリスペクトは別もんなんだよ。好感度どれだけ上がっても魔理沙が残念なのは変わらんと思うしな!

 

「まあとりあえずエリクサーの代金変わりだ。飯の準備するからちょっと待ってろ‥‥‥肉と魚「肉!」――了解」

 

とんかつ(肉はイノシシのだが)でいいだろう。残念ながらとんかつソースの再現には至ってない(ウスターソースはできた)のでおろしポン酢で食うことになるが、幻想郷にいる人間は普段の食事が基本的に薄味のせいかむしろこっちの方が(比較対象がウスターではあるが)あっているみたいだ(俺と早苗ちゃんだけがとんかつソースを求めている)

 

比較的キャベツは年中あるんだが、たまたま切らしていたし、そもそも生野菜自体幻想郷の人間はあまり食わないので副菜と箸休めを兼ねて漬物を盛り合わせておく。

 

みそ汁は‥‥‥うん、地獄汁でいいか。

 

味噌を水で溶いてカンカンに熱した中華鍋に薄くごま油を引いて‥‥‥

 

 

 

 

 

じゅわあああああああっ!!バチバチバチバチ!!

 

 

 

 

 

一気に味噌水を投入する、一部蒸発することによって出る焼き味噌の風味、そしてごま油の香りがとてもよく出て香ばしくなるんだ。最後にネギを散らして完成だぜ。

豆腐も入れたかったが、今朝食っちまったからな。

 

 

「う、すごいいい香りなんだぜ‥‥‥」

 

「もう出来上がるから、すわってなー」

 

様子を見に来た魔理沙を牽制する。

俺は料理の邪魔をされるのが嫌いなのだ。

なので時にチルノへの折檻は熾烈を極める、と言ってもお預けしたりする程度(だがこれが一番効く)だがな。

 

「ほいっと」

 

虚空から揚げたてほやほやのとんかつを取り出して‥‥‥一応魔理沙は女の子だから小さめに切っとくか?‥‥‥いらん世話の気もするが、まあ一応な?皿に乗せれば完成だ。

 

え?とんかつの出所?これは俺がある意味一番重宝している術だ。

仙人の道服の袂から無尽蔵に呪符が出てくるのはこの術の応用なんだぜ。

技量によっても容量は変わるが今の俺で二キロちょいぐらい入る。(生意気にも布都は7キロほど入るらしい)

特筆すべきは、線がかすれたり、少しでも濡れたり、破れたりしただけで使い物にならない呪符をしまう術なだけあって、中に入れたものの状態が保たれるんだ。

もう、俺がどんな使い方するかわかるな?

 

今みたいに準備が面倒な揚げ物を多めに作ったときにストックして置いたり、肉や魚を(魚は可食部が少ないうえに水分多いので切り身に軽く塩した状態推奨)保存しておいたり。あいすくりんキープして置いたり、生菓子持ち運んだりに使う。

‥‥‥洗濯籠からパンツ失敬しようとしたが、どこで判断しているのか俺のモノじゃないと入らない謎仕様はどうしたものか‥‥‥?

 

最後におひつにあるまだほんのり温い(ここで魔理沙に全部食わせて、夜はまた炊こうかな?麦飯もいいな)ご飯をよそって‥‥‥

 

「ほれ、魔理沙、おかわりもいいぞ!」

 

と、とんかつとみそ汁、漬物盛り合わせという雑ではあるが、十分な食事を魔理沙に提供する。

ただし食う時に「うめ」とかいうのは無しな!

 

「いただくんだぜ!‥‥‥うめー!」

 

だから言うなってば。

 

「相変わらずお前の作る料理はうまいぜ!‥‥‥すこしばかり霊夢が羨ましいんだぜ」

 

「夜はさすがに追加で米炊きたくないが、昼間でよければ、まあありもんなら食わせてやるよ、ほい、茶だ」

 

「ん、ありがと‥‥‥うめーうめー」

 

「どんだけがっついてんだよ‥‥‥お代わりはい‥‥‥聞くまでもなかったな」

 

欠食児童のように(多分実際丸一日ぐらい食ってない気もする)食事をかき込む魔理沙にお代わりの是非を‥‥‥聞ききる前に茶碗だされたので残った飯を「日本昔話盛り」にして出してやる。

ツッコミはいるかな?と思ったがちらっとみたあと、山の攻略にかかったようだ‥‥‥お代わり分だけで二合ちょいぐらい盛ったんだけど食うのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー満腹だー」

 

「よくぞ食いきったなおい!?」

 

白米が多いのでかつも一枚追加で出してやったが、それも含めて全部食いきってしまったぞ!?

流石にちょっとおなかがぽっこりしてる気もするな。

 

満足げな魔理沙を横目で見ながら追加でお茶を出してやる。

緩い顔をしている魔理沙は確かに美少女で可愛いな。

‥‥‥残念じゃなけりゃあなあ。

いや、別に手を出したりはせんけどさ。

 

「こうしてみてると、確かに魔理沙って美少女だよな」

 

「なっ!?おまっ、おおおおおまっ!?急に何言ってるんだぜ!?」

 

おっといつものごとく素の感想が出ちまったが、嘘は言ってない。

残念なのと、見慣れているせいであまり気にしてはなかったが間違いなく最高クラスの美少女なんだよな、魔理沙って。

 

「そ、そんなことを言って私にいやらしいことしようとしても無駄だぜ!」

 

「いや、しねえよ!?魔理沙の中ではどれだけ俺が飢えてんだよ、素直な感想だっての」

 

「そ、それはそれで、その‥‥‥恥ずかしいんだぜ」

 

照れてる魔理沙も普通に可愛いな‥‥‥でもエロスは感じない‥‥‥ある意味希少な存在なのかもしれんな!(酷)

 

「まあ、いいや。魔理沙が残念だってのは俺の中ではすでに不変の事実だしな。土産も渡すから夜はそれで食いつないでろ」

 

酷いんだぜ!とかいう魔理沙に干し芋をどっさり渡す‥‥‥うん、作りすぎたんだよ、芋も、干し芋も‥‥‥

 

「あ、ありがと」

 

「なに、ガチで大豊作だったからなあまりまくってるんだわ。むしろ足りなければ取りに来いレベルであるぞ」

 

「なんでそんなにあるんだよ‥‥‥」

 

「愛情かなあ‥‥‥」

 

遠い目をしてぼやく。

 

「よくわからないけど、何かあったってのはわかったんだぜ」

 

「おう、突っ込まないでくれるとありがたいな」

 

幽香さんのせいではあるな‥‥‥

 

しばし、まったりとしたあと魔理沙が暇を告げた。

 

「じゃあ、帰るんだぜ、ありがとう、うまかったぜ」

 

「おう、エリクサーの代金変わりだ、昼間に俺がいるときならいつでも来い」

 

「わかったぜ!じゃあな」

 

「おう、あんまり人に迷惑かけるなよー」

 

 

 

 

魔理沙が飛び去って行ったあと「どうせしょっちゅう来るんだろうな」と、魔理沙に渡すように保存食の生産に勤しむのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「毎日か!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

後日俺の突っ込みが博麗神社に響き渡った。

 

 

ねくすと

  • 魔理沙とデートした話
  • 決戦!星海恐怖異変
  • 因幡の白兎した話
  • 屋台で駄弁るだけの話
  • 人里で遊んだ話
  • 新聞記者に振り回された話
  • 白蓮ちゃんと愉快な仲間たち
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  • 邪仙が甘やかしてきた話
  • 本編
  • 二刀流の剣士とやりあった話
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