霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して! 作:みけさんわーきゃっと
対決!紅魔館の主!
「私の負けよ……」
レミリアさんが宣言する。
「だけど――」
柳眉を釣り上げて珍しく声を荒げる。
「ちょっとこれはひどくない!?」
「うん、俺もそう思う」
周囲を濁流とミニ太陽に囲まれたレミリアさんを石壁の物陰から見ながら、俺は素直に認めた。
戦闘開始と同時に、レミリアさんの周囲に精霊魔法で水流を展開、精霊魔法は自然のもの由来なので、これもながれる水扱いなわけだ。
上空を超えたりもできず、霧になって移動も周囲を囲まれているので不可能、術者である俺を射撃攻撃で倒すしかないが、俺は金剛身を張ったうえで無数の土壁で防御。
時間を稼いでいるうちに七曜で日属性魔法を大量に展開(といっても1分で1個程度しか俺の魔力では無理だ)水流を止められないようにそれも強化。
ミニ太陽が20個を超えたところで、レミリアさんの敗北宣言が入ったというわけだ。
「まったく、お前、もう少しエレガントに戦いなさいな」
で、今俺はいつもの部屋でお茶会というか反省会というか、文句を言われている。
「いや、そういわれても全力で戦えって言ったのレミリアさんだし……」
天子とのバトルを見たレミリアさんが、「お前なら私とどう戦う?勝てる自信あるかしら?」といったので、「多分、勝てるかな?」
と言ったら、戦う羽目になったんだ。
一応レミリアさん超強いから、「かなり酷い戦い方になるけどいい?」っては聞いたんだぜ?
「だってレミリアさん「人間ごときが真祖たる私をやれるものならやってみなさいな、手段は問わないわ」って言ったじゃないか」
「確かに言ったけど……もっと天人との戦いみたいに真正面から来ると思っていたのよ、それをお前は……」
「そういわれてもなあ」
天子は弱点らしい弱点がねえんだよ、いや、あれ以来結構話したり、軽いじゃれあい(といっても下手すると地面爆裂する程度の組手)するようになったからハメ技みたいなパターン化する攻撃に弱いのはわかったんだが(弱いだけで倒せるとは言っていない、防御力と体力が高すぎる)どちらにせよ、これで決まるって様な明確な弱点がない。
だが、昔パチュリーちゃんと話したことあった気がしたが、吸血鬼は弱点が多すぎる。
特に太陽と流れる水に弱いのは致命的だ。
最初の作戦破られても複合術「狐の嫁入り」で何とかなると思ってたしな。
「吸血鬼は、明確な弱点があってそれをメタったからなあ」
「かといって、これじゃあ私が天人よりも弱いみたいじゃない」
「それこそ、相性の問題なんだよなあ」
俺が一番苦手とするのが無属性、弱点なし、高火力、高耐久、高速。だからな。
天子はまさにそれだったんだよな。
天子は実質あなたの勝ちですよって言ってくれたがそれこそ大きな間違いだ。
戦闘の部分では完敗してるからな。術でハメたのはたまたまうまくいっただけだ。
「相性ねえ……私と天人が戦ったらどっちが強いと思う?」
レミリアさんと天子かあ……
頭の中で考える……レミリアさんのほうが強い……が、レミリアさんじゃ勝てないかなあ?
ガチの戦いになったらは性格も出るからな、一応レミリアさんに聞いてみよう。
「レミリアさんのほうが強いよ」
「ふふ、お世辞?じゃあないわね、お前は嘘を――」
「でも天子が勝つ」
「……なぜ?」
一気に不機嫌になるレミリアさん、でも事実だからしょうがない。
俺は説明をすることにする。
「レミリアさんがいい女だからかな?」
「ふん、ごまかしてないでちゃんと言いなさい」
「いや、だってレミリアさん正々堂々真正面から戦うだろ?それだったら天子が勝つよ」
「……ではどう戦えと?」
「飛行しながら遠距離からひたすらグングニル、詰められたら逃げる」
これでまず勝てる、要石は多少喰らってもレミリアさんの再生のほうが早い。
飛行して距離を取ることで地震も緋想の剣も当たらない。
天子がいくら強くても貫通系のグングニルは当たれば出血を伴うので回復力の差でレミリアさんが勝てる。
グングニルが当たらない可能性もあるが「当たるまで投げればいい」ので問題ない。
レミリアさんはそこまで弱くも鈍くもないからな。これこそ持久戦だ。
「私にそのような無様な戦い方をしろと?」
威圧をかけてくるが、俺は気にしない。
こういう威圧は「わかっているけど納得できない」ときだ。
つまりわがままで威圧をかけてきてることがわかるくらいにはレミリアさんとの時間を過ごしたからな。
「それができないいい女だから負けるって言ってるんだよ」
「――ふん、お前の口はよく回るわね。でも、お前の言うことだから、許すわ」
機嫌を直したのか微笑んで紅茶を口に運ぶ。
「興味本位で聞くのだけれど、お前紅魔館ではだれに勝てるかしら?できれば理由も知りたいわ」
「それは手段をえらばず?」
「ええ」
「フランも吸血鬼なら同じ感じで勝てるな、逆に人間形態の時は……余裕だな。魔力とか減ってるからだけど、でも、あの状態で修業したら危ういかもな」
「……私も人間形態で特訓するべきかしら?」
「ご自由に、協力はするぞ。で、パチュリーちゃんだけど、シルフで完封できちゃうんで……」
呪文となえる系の魔法使いって、音出ないようにすると無力なんだよなあ……
魔封じの呪文とかで対応するのと違って、純粋に空気の振動止めるのでもともとぜんそくもちで(だいぶん改善したが)肺の力の弱いパチュリーちゃんだと呪文自体が唱えられなかったりする。
魔理沙とかだと多少弱まるものの使って来るし、何より危ない薬品投げてくるからな。
封じても油断できねえ。
「パチェも多少運動させないとね」
「やめとけ20m走っただけでダウンしたぞ」
「ええ……」
2分ぐらい動けなくなってたから歩いたほうが総合的に早くなるんだよな……
「美鈴ちゃんはデバフもりもりバフもりもりで」
「バフ?デバフ?」
「弱体魔法と強化魔法だな」
美鈴ちゃんはノーマル属性で強いは強いんだけど、魔法抵抗力が低いんでデバフもってバフもっとけばなんとかなると思う
「あともしかしたら眠りの精霊の砂袋で寝るかもしれん」
この魔法は戦闘時みたいな気を張ってるときはあんまり効かないんだが、美鈴ちゃんだしなあ……
「美鈴ならありそうね……」
「で、咲夜ちゃんだけど」
ちなみに会話に参加してないがいつも通り給仕として控えている。
「勝てるわけねえだろ」
「「えっ!?」」
なんか咲夜ちゃんまでえっって言ったな?
「いや、時間止めるって相当やばい能力だからな?」
「でも咲夜ってそんなに強くないわよ?」
レミリアさんがそういうがそれは咲夜ちゃんのせいではなく相手のせいだ。
「俺と闘うならってことだ。そりゃあ妖怪や魔物相手にはナイフじゃ攻撃力低すぎるだろうが、俺なら心臓にでも刺せば余裕で殺せるぞ?」
時間止める能力って普通はラスボスか最強系主人公が持つような能力だからな?
「なるほどね……でもお前――何か打開策ぐらい考えてるのでしょう?」
「うん、まあいまんとこ不確実だけどな」
「興味があるわ。聞かせなさい」
あくまでも戦闘に入る前の小細工だが――と前置きして(戦闘に入る=時間停止なので詰む)
「さっきの戦いのような状態にして、レミリアさんを人質に取って、時間を止める能力を全部借りてしまう。ただずっと時間を止められて本体の俺を発見されたり、レミリアさん救出されたりしたら終わりなんで不確実だ」
「いいの?対処法を教えても?いつか使うかもよ?」
「これぐらい咲夜ちゃんなら思いつくだろ、そもそも対処法がある時点で思いつく人は思いつくんだよ」
そういって咲夜ちゃんを見る。
こくんとうなづいたところを見ると思いついていたようだな。
「2つ目は隙を見て時計を取り上げる、これもなかなか難しいが不可能じゃないうえに、取り上げてしまえば取り返すのは容易じゃない、収納術あるしな」
「それはなかなか大変そうね、咲夜、気を付けておきなさいね」
「いや、用がなければ持ってかねえよ……」
「3つめは時間停止能力を借りておくことだな、そうすると止まった状態でも俺も動ける、スタープラチナと一緒だな」
「スタープラチナが何かわからないけど、お前がよく咲夜と一緒に時間止めて乳繰り合ってるのは知ってるわ」
「お嬢様!?」
「乳繰り合ってはいねえが……大抵料理だな……それで思いついたが4つ目だ。咲夜ちゃんを俺に惚れさせてしまえば敵対しなくなるんでありだな!」
「良かったわね咲夜、口説いてくれるそうよ」
「ええっ!?ちょっと、あのですね、その……」
「ああ、でも咲夜ちゃんならそういうこと関係なしに仲良くはなりたいけど、っていうか仲良しだよな?一応?」
咲夜ちゃんとはラッキースケベ以上のことはないが少なくとも嫌われてはないはずだ。
「仲良しといえばそうです。ええはい」
「あら、咲夜、残念そうね?」
「違っ!?お、お嬢様、それ以上のお戯れは」
「ねえ、お前は咲夜のこと好きかしら?」
「え?好きだぞ」
「――!?」
咲夜ちゃんが一瞬ぶれたと思ったら消失した。
どうやら時間を止めてどこかへ行ったらしい。
「女性としてかしら?」
「うーん、まあな。付き合いたいかって言われると、そこまで接点もないから考えが及ばねえけどな。でも彼女にしたら自慢できるぐらいのいい子だとは思うな」
「ふーん」
半眼でこちらを見てくるレミリアさん。
「お、どうしたんだ?」
「いえ、私にはそういうこと言わないのになと思っただけよ」
「ああ、なんだ」
「なんだとは何よ」
「前から言ってると思うが、レミリアさんはいい女だぞ?」
「それで?」
もう一声ほしいってか?
「あれだ、見た目が幼いレミリアさんに言うことじゃねえが、ヤりたいって思うことはたぶん幻想郷来てから一番多く思ったぞ」
そうなんだよ、恥ずかしながら数々の女の子がいるにもかかわらず、性欲はレミリアさんに一番強く感じている。(抜いた数は霊夢ちゃんのほうが多いはずだが)
まあ、モロインパクトもあるが、接してる時間も比較的長いうえに裸を見る機会も多いからな、これがお子様じみてるなら問題は(俺としては)ないんだが、大人の女性感じる瞬間が多いからどうしても昂っちまうんだよなあ。
「ふふ、そう。一番なのね」
と、嬉しそうに笑うその姿も、やはりそこはかとなくエロスを感じる。
「そうね、お前は曲がりなりにも私を倒したのだし――」
こんどは少し怖さを、狂気を感じる笑みを浮かべてこういった。
「お前が「こちら側」に来るなら。私を抱いてもよくってよ」
「――気がむいたらな」
俺はなぜか完全な拒否の言葉を言うことはできなかった。
ホワイトデー
「あ、いたいた早苗ちゃん」
守矢神社の境内で掃除をしている早苗ちゃんを発見して声をかける。
……早苗ちゃん巫女なのか神なのか謎なんだけど、一応巫女なのかな?
いや、家の掃除と考えたら家事か?
「誰?あ、すけさん、どうしました?ははーん、さては……」
そう、やはりお返しはしなくちゃなあと思って――
「性欲を持て余して守矢神社に来たんですか!」
「ちがうわ!?守矢は風俗かなんかかよ!?」
まあ、三人ともそれぞれジャンルは異なれど割とエロいことに抵抗なさそうだから困るんだよなあ(暴言)
「すけさんが望むなら営業しましょうか?お代は死ぬまで面倒見てください、三人とも」
「代金が法外すぎる……!」
俺の人生棒に振るじゃねえかよ……そもそも現人神って死ぬのか?二柱の諏訪神奈コンビは確実に死なないと思うし。
「まあ、その話は後日詰めるとして「詰めなくていいわっ!?」ホワイトなやつですか?」
「ああ、ホワイトな奴だぜ。まずはオーソドックスにマシュマロ」
「マシュマロって作れるんですか!?」
「作れなかったら、そもそも売ってねえだろ……」
ゼラチンと卵白と片栗粉があれば割と簡単に作れたりするぜ。
「いや、工業的な感じじゃないと作れないと思ってたんですよ」
「結構簡単な部類だぞ?次にマカロン」
「これは作ったことありますけど……めっちゃつやつやして奇麗なんですが腕前が違いすぎます」
「慣れかなー、あとは定番の飴だな、あといつも作ってるやつで悪いけど金平糖もだ」
それらすべてが入った大きめの(スーパーの篭ぐらい)入れ物ごと早苗ちゃんに渡す。
「あいかわらずすけさんは分量が異常ですね……」
「でも早苗ちゃんなら食いきれるだろ?どれも日持ちするし」
「なんか、私が大食いみたいに聞こえるんですが……」
「実際結構食うじゃん?」
ナポリタンを三人前ぐらい食ったのを俺は目撃してるしな、というか作ったの俺だし。
「それはすけさんが琴線に触れるものだすからですよ!普段は一膳で十分なんですからね」
「どんぶり?」
「茶碗です!」
ぷんぷんおこって軽くぺちぺち叩いてくるが――
「衝撃が強すぎる!?」
神力流してきてるな?軽いぺち音にたいして、布団たたきで叩かれたレベルの衝撃がある!
早苗ちゃんが軽く怒ってると制御がきかないのかいつもこんな感じだ。
まあ今となっては耐えれるからいいんだが。
もうすこしパルスィちゃんを見習って可愛く叩いてもらいたいところである。
「神罰です!」
ふんす!と鼻息荒く宣言する早苗ちゃん。
まあ、霊夢ちゃんの言う神罰(物理)よりかは、本人が現人神なぶん正しく神罰なんだろうが……
「やんちゃな神様だなあ、でも少食だって言い張るならこれはいらんかな?」
と、早苗ちゃんに呪符を見せる。
「なんですか、これ?御札みたいですけど……?」
「俺に料理がリクエストできるチケット、ただし作り方が不明なもんはダメだ」
「え、なんで御札なんですか?」
「偽造防止用だ、かつてばらまいた分、結構偽造されたからな」
首謀者たるにとりはちょっとだけ酷い目にあってもらった。
まさかコピー機みたいなもんが存在してるとは思わなかったぜ……
御札にしたのは俺が呪符楽に作れるかなーってコピーしてもだめだったからだ。
これなら少し霊力を流せば真贋がわかるぜ。
「料理のためにそこまでするか?とも思ったけど、たしかに助さんの料理ならその可能性も高いですね」
「まあ、念のためな」
「というわけでください」
と、にっこり笑って手を出す早苗ちゃん。
……物おじしない通り越して割と図太いよな、早苗ちゃん(暴言)
ここで「ちゅーしてくれたらあげる」とか言うと慧音ちゃんとかはうろたえてくれて実に楽しいのだが、早苗ちゃんはたぶんためらいなくやるので逆に言えない。
くそっ、これが狙いか!(違)
「高く掲げて「はい、あーげた」とか言ったらどうする?」
「私の右手を見てからもう一度言えますか?」
「シャイニングフィンガーっ!?」
霊力纏って光って唸ってるんだが、さすがにこれ喰らったらただじゃ済まんだろ……
「まったく、早苗ちゃんはやんちゃだなあ、まあ、そういうところが早苗ちゃんの魅力の気もするけどな、ほい、どうぞ」
と、お札を手渡す。
「やんちゃって、男の子みたいに言わないでくださいよ。でも、魅力的って言ってくれたのは少し……うれしいですけど」
ちょっとはにかむ早苗ちゃん、これはこれでいいものだな。
「100万ドルの夜景でオーシャンビューのロイヤルスイートじゃないのがちょっと残念ですけど、これで我慢してあげますね」
「先月よりハードルすげえ上がってる!?」
来年あたり貸し切りになりそうな感じだな、おい。
「私そんなに安い女じゃないですよ?あはははは」
「ポテトチップス作ってみたんだが……」
「特別にそれでもちゅーぐらいならしてあげますよ!」
「安っ!?」
ひとしきり二人で笑いあった後早苗ちゃんが
「すけさんちょっとこれを見てください」
と、掌を差し出してきた。
「え?なんもねえぞ?」
早苗ちゃんの胸の上ぐらいに手を差し出してるのでよく見えないんだが、何もないような気がするんだが……?
「ありますよぉ、よく見てください」
「えー?なんもねえようにみえるんだがなあ」
「もっと顔近づけて、目を細めてみればみえますよ」
「えー、俺老眼じゃねえぞ、うーん、やっぱ――」
ちゅっ
「えっ?」
手をよく見ようと頭を下げた俺にいきなり早苗ちゃんがキスをしてきた。
ちょっとまって、いったいどういうことだ!?え、早苗ちゃん俺に惚れてるの!?冗談じゃなくて!?
混乱する俺に向かって早苗ちゃんはいつものやんちゃ顔で宣言した。
「ポテトチップスくださいね!」
近頃ペースが遅くてごめんね
youtube収益化ぐらいまでは動画を優先する感じです
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