霊夢ちゃん!今はいてるパンツ貸して!   作:みけさんわーきゃっと

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移植


もこもこ妹紅・魔理沙ナンバーワン

 

「うーっす、妹紅さんちゃんとしてるかー?」

 

妙な声をかけながら妹紅さんの家の戸を開ける。

あ、いちおうちゃんといつでも入っていい許可は貰っているぞ?

 

「ああ、貴方か。もう怒られたくはないからちゃんとしてる」

 

確かに囲炉裏には火が入っていて……なんだろう、妹紅さんがモコモコしてる。

 

「いや、めっちゃ着ぶくれしてないか?どうしたんだ、その服?外套?」

 

妹紅さんの現在のいでたちは毛皮のコートらしきものを屋内なのに羽織っている、よく見ると服も何枚か重ね着しているようだ。

 

昔俺と知り合った頃は「別に死んでも生き返るし」って感じでちゃんとした生活送ってなかったんだよなあ。

それで俺がやめろって言ってもやめなかったから根競べになって、それで先に妹紅さんが折れた形になったんだよな。

それからなんか妹紅さんが俺を気にいったみたいで――

 

「慧音に貰った。あと、意外に私は寒がりだったようだ。だが、貴方が脱げというなら全部脱ぐとするが」

 

「脱ぐ必要性はねえが、さすがに着ぶくれが過ぎねえか?」

 

ことあるごとに俺を誘惑?というかもうぶっちゃけヤリに来てる超肉食系だった……

幸い無理強いはしてこないのでまだセーフだが(限りなくアウトに近いセーフ)

 

でも妹紅さんそこまで寒がりだったか?

突然体質が変わるもんじゃないだろうに、風邪でも引いてるのかな?

 

「妹紅さん風邪とか引いた?」

 

「それはない、私の程度能力は怪我や病気にめっぽう強い」

 

「そういやそうだったな」

 

妹紅さんは怪我や病気といったものに対する回復能力が異常に高い。

これは蓬莱人のものではなくて妹紅さんの独自の能力だ。

永琳ちゃんや輝夜ちゃんは普通に風邪をひくし、逆に毒などは永琳ちゃんには全く効かない。

……蓬莱人の中で輝夜ちゃん弱くね?(暴言)

まあ、弾幕ごっこの実力は別だろうが。

 

「まあ、なんだ。貴方が暖めてくれるというなら、嬉しいとは思う」

 

「術で?」

 

そう茶化すと軽く抓られた、本当に軽くなのでなんかかわいく感じる。

 

「人肌でだ、わかってるだろうに、何なら熱い精を注ぎ込んでくれても構わない」

 

「すぐそっちに持っていくのさえなければなあ……」

 

まあ、とはいっても別に妹紅さんが嫌いなわけじゃねえしな、ちょっとぐいぐい来過ぎて逆に冷めるというか、ヒくだけなんだよな。

 

「自分でも少し、いやかなりこじらせていると自覚はしている。でもこういう表現しか知らないから」

 

「投げやり人生長かったみたいだしなあ、でも近頃だいぶん可愛い表情見せるようになってきたと思うぞ?」

 

「それは、前は可愛くなかったということか……仏頂面だったし仕方ないか」

 

「いや、前は美人系というかきりっとしてて奇麗だって感じかな。俺的には甲乙つけがたいが笑顔のほうがいいとは思うな、こう甘やかしたくなる感じだ」

 

妹紅さんは輝夜ちゃんが絡まなければ割とクール系なんだが、やはり女の子の笑顔は格別だと思う。

その上妹紅さんの笑顔は儚さも併せ持っていてこう、庇護したくなるんだよな。

 

あと、本人は否定するかもだが輝夜ちゃんとやりあってるときの顔は特にいい顔してると思う。

なんだかんだ言っていいコンビだと思うんだよな。

 

「くうっ……どうしてくれる」

 

妹紅さんがお腹に手をやって半眼でこちらをにらんでくる。

 

「ん?どうした?」

 

「貴方にそういうことを言われて私の子袋が汲々と、貴方の精を欲しがってしまっている」

 

「そもそも産めるのかという疑問もあるんだけどな……」

 

蓬莱人は成長しないからな……新しい生命を育めるのかって謎がある。

身体も未成熟というか霊夢ちゃんたちが成長したのと違って妹紅さんは今となっては少し幼さを感じてしまう、まあほかにも容姿の変わらない妖精や仙人や幽霊や……意外に多いな!?

 

でも、あの魔理沙ですら背が少し伸びてますます(悔しいがもとから美少女だ)美人になってるからな。おっぱいは相変わらず無きに等しいが。

成長するグループはそれなりに育った感はあるな。

 

「試してみればいいかも?」

 

「まだ早い、まあ、ちゃんと考えてはいるから」

 

「……うん」

 

なんだろうなあ、俺どんどん外堀埋められてる感すげえ……

 

いや責任は取るよ、まだ手を出していないのに責任とるんだよなあ……といっても俺のけじめでもあるからな

逆に幻想郷で本当によかったと思うことがこれだな、たぶん俺現代社会だと誰か選びきれなくて袋小路にはまったかもしれんし、甲斐性さえあれば普通に重婚できる幻想郷最高!(最低の思考)

 

まあ、今はこうやって肩を抱いて……着ぶくれしてて感触がねえ!?が、とりあえずはこんな感じでまったりするのもいいんじゃないかなって思ってる。

 

「でもお預けは辛いな、貴方が帰ったあと自分で慰めることになりそうだ」

 

「それを俺に聞かせてどうするつもりですかねえ!?」

 

「今度貴方の魔羅を型どりしていいか?」

 

「なんに使うつもりですかねえ!?」

 

「大丈夫だ、ちゃんと純潔も再生できるから」

 

「いらない知識を増やさないでくれませんかねえ!?」

 

怒涛のツッコミを入れざるを得ないぐらいに妹紅さんが畳みかけてくるんだが……

割といつものことだったりする(諦め)

実際妹紅さんエロに抵抗がなくて、慧音ちゃん家で飲んでてちょっとうつらうつらした隙に、普通にこっちを脱がせに来るからな……男女逆だろ!?

 

なんだかんだ言ってヤル気で俺のを握ったことあるのは妹紅さんぐらいだぞ……(チルノが立ちション時に普通にどこからともなく現れてつかんできたことがある、もちろん折檻した。あとお風呂でたまにフランにつかまれる。気持ちよくなりそうなので止めてほしい)

 

「いや、でもそれにしても寒い……やはり暖めてもらうしか……」

 

そういって、何かをねだる様に俺を見上げ、甘い吐息を吐く妹紅さ――

 

臭い。

 

「妹紅さん……」

 

「どうした?抱いてくれるのか?」

 

「息臭い」

 

「なっ!?さ、さすがに酷い!?」

 

慄いて身を固くする妹紅さん、話すときにもれでる吐息が……うん、やっぱり臭い。

 

「えっと……」

 

「は、離して……離してくれっ!口をゆすいで――むウッ!?」

 

顔を背けて息を嗅がせないようにする妹紅さんの顎をつかんでこちらを向かせ――

 

 

 

俺は唇を奪った

 

 

 

 

「むううううううっ!?むっ!?」

 

暴れる妹紅さんを押さえつけて妹紅さんの口内を蹂躙する、むさぼるように激しく吸い――

 

 

いた!

 

 

妹紅さんの中にいるそれの気配を吸い上げながら妹紅さんを突き飛ばすように突き放す――

 

と、「ずるるるるるるっ!」

 

と、左手で書いたような線の歪んだようなフォルムの幽霊っぽいものが妹紅さんの口から引き出される。

ぷっ、と咥えて引きずり出していた幽霊っぽいものを口から離して――

 

「八百萬の神等共に聞食せと恐み恐み申す!加具土!」

 

祝詞を唱える

 

ぼっ!

と火が付いたような音がして、一瞬後にはそれは完全に消滅していた。

 

「よし!」

 

「……何今の?」

 

喉に手を当て違和感がないのが逆に違和感を感じるのか呆然とつぶやく妹紅さん。

まああれだけでけえものが自分の口から引っ張り出されたら呆然ともするわな……

 

「ぞぞ神……震々(ぶるぶる)とか言われてるやつだな、取りつかれると寒気を感じる、鳥肌立ったりもこいつの仕業とか言われてたりするな」

 

「……なんで私に取り付いてたの?」

 

「俺にもわからん、というか妖怪なんてそんなもんだし」

 

霊夢ちゃんが寝肥に憑りつかれたこともあったしな「巫女なのに……!」ってめっちゃ愕然としてた。

「太ってても可愛かったよ」って素直にほめたのに「記憶が消えるまで殴るわ」とめちゃめちゃしばかれたんだよな……

 

「で、どうだ?寒気は引いたか?」

 

多分震々が悪さしてたと思うんだよな。

 

「ん……確かに寒くなくなった、むしろ熱い」

 

そう言って自身の体を確かめるようにポンポン叩き――

 

「なので脱ぐ」

 

外套を脱ぎ去り帯を解いて一気に服を脱ぎ捨てた!?

 

「極端に走りすぎだろ……」

 

「望むならこれも脱ぐけど……?」

 

「いや、さすがにな……」

 

現在の妹紅さんは肌襦袢一枚と下が――

 

「相変わらずふんどしなんだな……」

 

「普段もんぺだからな、裾除けはもんぺと干渉するから……」

 

「パンツも持ってたよな?」

 

というか俺が与えた。

いや、押し付けたんじゃなくて妹紅さんが欲しがったからだぞ?選んだのは俺だが(変態)

 

「燃えたら嫌だから、あまりはかない、特別なときかな」

 

「ある意味勝負パンツなのか……」

 

「それに今はパンツでなくてよかったと思う」

 

「あー流石に恥ずかしいか?」

 

「いや、接吻されて汁がすごいことになって――」

 

「みなまで言わなくていいぞー?」

 

だから普通にぶっこんで来るのやめようぜ!?

油断できねえんだよ!?

 

もっと、こう平穏に会話しようぜ!

 

「あー、でもいきなり悪かったな、唇奪って」

 

でも追い出し方思いつかなかったからな……

 

「いや、あなたが寝てる間に体液の交換ぐらいは何度もしてるから問題ない」

 

「聞きたくなかったそんなこと!?」

 

いや時々口回りべたべたしてるからうすうすは感づいてたけどな……

 

「慧音も強引に誘ったらしてたぞ」

 

「本人のいないところで暴露するのやめて差し上げろ!?」

 

慧音ちゃん妹紅さんに甘いうえに結構流されるからな……

 

「ふふ、で貴方よ?」

 

「ん?」

 

「据え膳、食べていくか?」

 

「俺は自分で料理したい派かな」

 

そういって俺は博麗神社に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう……」

 

俺はすっきりしてきた。

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙ナンバーワン

 

 

 

「こいつで……しまいだっ!恋符!マスタァァァァスパァァァァァクッ!!」

 

「ぐぎゃああああああっ!!」

 

「おー」

 

思わず感嘆の声が出る、魔理沙がとった行動はマシンガンスパークで敵を誘導し、奇麗にマスタースパークを直撃させて勝負を決めた。

言うだけなら簡単だが地上戦とは違い立体機動のできる弾幕ごっこではなかなかに難易度の高い芸当だ。

 

「ほいっと、封縛っと」

 

で、マスタースパークの直撃を受けて落下してきた野生化した(?)チルノを捕縛して今回の異変は終了だ。

 

「よし、今回は霊夢より速かったんだぜ!」

 

「というか霊夢ちゃん今回やる気なかったからなあ……」

 

異変いかないの?って聞いたらちょっとお腹が痛いからパスって言われて「ああ、そういえば月のものそろそろだったな」っと言ったらかなり強めにしばかれた。

いやデリカシーに欠けてるのはわかってるが、さすがにこう長いこと同居してたら周期もわかっちまうわけで……つまり、安全日もわかるぜ?(変態的発言)

 

とりあえず体を冷やさないようにいろいろセッティングしてきたし、薬湯も準備したし、まあ大丈夫だろ。

 

そういうわけで魔理沙かチルノか文という誰と組んでも疲れそうな三択を吟味した結果、今回は魔理沙についていったわけだ

え?俺弾幕ごっこしないのに必要なのかって?

一応時々弾幕ごっこに賛同しない奴が黒幕のときあるからな(そういう時は異変ではなく事件という)念のためだ。

 

で、今回雪が全く降らなかったので冬妖精やら、冬妖怪やらがおかしくなった異変だった。

異変の核はお空。

俺が来てから半年ぶり3度目の異変の核だぜ……いや、ただ単に制御忘れてただけみたいだが。温度低下は注意するのに上昇になんで無頓着なんだ……

 

で狂ったのを例によって手あたり次第シバいて回って、お空もシバいて解決だなって思ったら、同じく異変解決に出たはずのチルノが暑さにやられて野生化してた……

 

というわけでEXなチルノをぶちのめして、今度こそ異変解決ってわけだな。

 

「まあチルノは氷室にでもぶち込んどけば復活するだろ」

 

「一回休みにした方が楽だぜ?」

 

「異変中にやむなくならまだしも、勝負ついたんだからわざわざやる必要ねえだろ、それにこんなんでも親分だしな」

 

「今絶対お前のほうが強いだろ……」

 

魔理沙がぼやくが俺はそうは思わない、確かに普通に戦えば負けることなどないと思うが吹雪の山中とかだったらまず負ける。

そしてバカなので気付いてないがチルノは自力で吹雪の山中ぐらいには天候操作できる

 

「言っとくがチルノは環境依存にはなるけどレミリアさんに勝てるぞ?」

 

まあバカなのでたぶん無理だが、氷って水と互換性あるからな。気づきさえすれば吸血鬼であるレミリアさんには有利が取れるのだ。

 

「うっそだろ!?」

 

「いや、マジで。それに俺が強化するから本末転倒だけど俺が強化したチルノには俺はまず勝てねえな」

 

「なんでお前が強化するんだよ……」

 

いや、まあ修行だし、大人チルノは割と眼福だしな。

 

「とりあえず異変終わったし宴会だろ、つってもさすがに一回休みになったの多いし明日以降かな」

 

今回妖精系そこそこいたしな……俺がそういうと魔理沙が不平を口にする。

 

「えー、私もうお腹がすきすぎてお腹と背中がくっつきそうなんだぜ……」

 

「どれどれ」

 

「ぎゃああああっ!?何すんだお前!?」

 

「ごふっ!?」

 

覗き込むようにして魔理沙のお腹に手を当てたところぐーで殴られた。

さすがの俺も気が緩んでると結構衝撃があるんだぜ……?

 

「あいたたた……別にスカートめくったわけでもなし、気にすんなよ」

 

「お前とお前の周りの距離感がおかしいだけで、普通男に腹触られたら恥ずかしいからな!?」

 

「まあ、パチュリーちゃんも確かに恥ずかしがりはするよな」

 

「いや、あれは肉付き気にしてるだけで絶対恥じらってないんだぜ……」

 

「そうか……いや、それにしても……」

 

と魔理沙を見やる

 

「な、なんなんだぜ……?」

 

「いや、魔理沙ってほっそいなー、というか別の意味でスタイルいいな」

 

「なあ゛っ!?」

 

出会った頃の魔理沙は、まあ微妙に子供っぽかったし、魔理沙といえばこれ!と言う感じの白黒のエプロンドレスも普通にダボっとした感じで着ていた。

でも今の魔理沙は、腰の部分をサッシュで絞ってくびれを作り、胸こそないものの十分に女性的なフォルムに仕上がっている

コルセットのような不自然な絞り方でなく、健康的に……悔しいが多少エロスを感じるくびれだ。

ワンピーススタイル以外にもベストやショールと組み合わせるようになったり、多分俺が生足を褒めるせいだがニーソックスやタイツ履いたりと、まあなかなかにおしゃれさんになった。

汚ぱんつをはいてた魔理沙の面影はもうねえな……(なお、ずぼらなのは変わらない模様)

 

「お前、そういうところだぞ?私じゃなかったらまた誑し込まれてるんだぜ」

 

「……!?ま……魔理沙に恋愛ごとで諭されただと……!?」

 

「ちょっとひどいんだぜ!?」

 

「いや、だって魔理沙って浮いた話ねえもん、こんなに美女なのにさ」

 

「うっつ……っく、だーかーらー……まあ、いいや、お前のそういうところに反応してても疲れるだけだしな。……そうだな、確かにあんまり興味はないな、家庭環境があんまりよろしくなかったからな、男にはあんまり良いイメージがないんだぜ」

 

「おう、なんかすまん」

 

魔理沙の家族については、さすがにこれだけつきあいが長いと知る機会もあった。

典型的な古い権力者の家長って感じだなって思ったな、普通の娘だったら問題はないんだろうが、魔理沙は普通じゃねえからな。

 

「のすけ……霖之助とかは?」

 

「あー、たしかにアレは嫌悪感がないけどな……逆に男も感じないからな」

 

「そういうもんなのか?俺はのすけに男を感じるけどな」

 

「お前やっぱり両刀――」

 

「違うわ阿呆!?文のせいでとんだ迷惑だわ!?」

 

少なくともあいつに友情以上のものを感じたことはねえ、だが義に厚く困ってるときは無言で助けてくれるいい男だ……あれ?俺ときめいてね?

 

「と、ともかく」

 

アタマによぎった嫌な考えをかぶりを振って振り払いつつ魔理沙に言う。

 

「たぶん魔理沙ならだれでも……ごめん誰でもは嘘になるわ」

 

「うぉい!?」

 

いや、魔理沙もかなりエキセントリックだからな……?

他が癖が強すぎるだけでお転婆では済まないレベルの暴挙かますの日常だしな。

 

「誰でもは言いすぎだが、魔理沙のこと多少なりとも理解してくれる相手なら魔理沙ほどの美女なら選び放題だと思うぞ?」

 

「んーそうだなー……いや、私の性格的にそいつとは無理なんだぜ」

 

「そいつって魔理沙も恋する相手いるんだ!?」

 

自分で振っておいてなんだが、正直驚愕の一言に尽きる。

なにせ一番恋愛と無縁そうだったからな(なお恋愛小説は読む模様)

 

「恋するとは違うかもな……悪くないなとは思うけどドキドキはしないから。だがそいつとなら、まあ、できなくもないかなって思う」

 

「エッチを?」

 

「なっ!?お前本当にアホだな!?」

 

「いやあ」

 

「褒めてないんだぜ!?……そうじゃなくて一人じゃなくて二人で歩むってことをだぜ」

 

「あー……茶化してすまん」

 

魔理沙は孤独を、一人で生きていくことを「選んだ」ことは知ってるからな。

流石に茶化すのは良くない。

 

「しょうがないんだぜ、それがお前なんだからな」

 

「じゃ、じゃあせめて、なんか協力しようか?」

 

そういうと、魔理沙は困ったように笑って言った。

 

「なあ、スペルカードって本人の本質が出るって知ってるよな?」

 

「え、ああ、知ってるぞ」

 

まあそのせいで俺のスペルカードは混沌の極みみたいなもんばっかりなんだが……俺の本質ぅ!?

 

「私のマスタースパークは「恋符」なんだぜ」

 

「それは正直ずっと謎だった」

 

明らかに「恋」ってカテゴリじゃねえもんな、あの威力。

 

「謎なんかじゃないんだぜ、私の恋はまっすぐで一直線に全力でぶつけるんだ……それを受け止めてくれる人が理想なんだぜ」

 

「それは、すっごい情熱だな……」

 

ある意味「重い」んだな。いや、これも家庭環境のせいなのかな?

分からなくもねえな。

 

「だけど――」

 

と魔理沙が続ける。

 

「そのせいで私は割と強欲でな、私を、私だけを見ていてくれなくちゃいやなんだぜ。そう、そいつの心を永久に借りておく感じでな」

 

と、少し暗い目をして語る。

愛情に飢えてる感じはするよな……

 

「だから、私を、私だけを受け止めてくれない奴は……お呼びじゃないんだぜ」

 

「……そうか」

 

少し寂しそうに笑う魔理沙を見て、俺はそれしか言葉に出せなかった。

 

 

 

 

 

ねくすと

  • 魔理沙とデートした話
  • 決戦!星海恐怖異変
  • 因幡の白兎した話
  • 屋台で駄弁るだけの話
  • 人里で遊んだ話
  • 新聞記者に振り回された話
  • 白蓮ちゃんと愉快な仲間たち
  • かわいいクソガキに子分にされた話
  • 神奈子ちゃんにシゴかれた話
  • 邪仙が甘やかしてきた話
  • 本編
  • 二刀流の剣士とやりあった話
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