ワンパン聖女〜追放されたのでとりあえず世界旅行します〜 作:ちゃんエビ
まさかレックスさんが変態だったとは!あのイケメンオーラでまんまと騙されてましたがもう見誤りませんよ‼︎確かにサンちゃんのスカートはとても短いですし頭上から現れるのでその際に見えてしまうのは致し方ないのでしょう。だからといって泣きながら喜ぶのはどうかと思いますよ?
「サンちゃんがこうして人前に現れる事なんて滅多にありませんからねぇ〜!イケメンも生で天使の姿を拝む事が出来て幸運だ‼︎って泣いて喜んでるんですね♪」
「そうですね!ええ!その通りですね」
サンちゃん気付いてないみたいですがレックスさんが泣いて喜んでるのは生で天使の下着を拝見した事なんですけど、まぁ言わない方が良さそうですね!
「シスプリ‼︎アーちゃんが困ってるので困らせないで下さい‼︎アーちゃん推しの限界オタクというのはサンちゃんも分かります。サンちゃんも同じくアーちゃん推しの美少女オタクだからです‼︎だからこそ‼︎アーちゃんが大好きならそのアーちゃんを困らせるような事は絶対には駄目なんです‼︎厄介オタクと狂信者はアーちゃん推しにはいらないのです‼︎」
サンちゃん・・・・貴方がそれを言っちゃいます⁈いえ!私の為にこうしてシスプリを諭してくれてるのは本当に嬉しいですよ!嬉しいのですが一番私を困らせてるのはサンちゃんなんですよ?えぇぇと!なんでしたっけ?自分が言った事がそのまま自分に返ってくる事・・・確か・・・ブーメラン発言?だったような?とにかく‼︎サンちゃんもそのあたりは自覚してほしいものです‼︎
「は、はいぃぃぃぃ‼︎偉大なる天使様の有り難いお言葉、プリムラ改めシスプリは深く深く心に刻みアリシア様を困らせる様な事は一切しない事を唯一神アリシアに誓います‼︎」
流石サンちゃん!天使なだけありますね‼︎あの狂気の信徒シスプリを改心させ・・・てないですよぉぉぉ‼︎誰ですか⁈唯一神アリシアって誰ですか⁈私達が敬う神は創造神ですよ‼︎
「唯一神アリシア・・良いですね♪サンちゃんもお爺ちゃんは尊敬してるけど推しはアーちゃんだもん♪アーちゃんは神格を得てるしある意味で唯一神と言っても過言じゃない人外だしね♪」
サンちゃんまで何言ってるんですか⁈私は神ではありませんよ‼︎過言です‼︎過言‼︎私は至って普通の聖女‼︎普通の聖女なんです‼︎大事な所なので2回言いました‼︎
「サンちゃん‼︎いきなり何を言ってるんですか⁈私は至って普通の聖女‼︎唯一神とか言われても困ります‼︎それにですよ?私が神格を得ているってどうゆう事ですか?初耳なんですが?そして大事な事ですが‼︎とても大事な事ですが‼︎私達が敬うのは創造神であり唯一神ではありません‼︎というかそもそも唯一神なんていませんから‼︎」
「はわわ〜‼︎お爺ちゃんが毎日一生懸命探し回ってようやくGETした唯一神を否定されたぁぁぁぁ‼︎炎タイプなのに何故か高い攻撃力‼︎あれ?炎タイプ使うならコイツいらないよね?って言われる唯一神を否定されたぁぁぁぁ‼︎鬼‼︎アーちゃんの鬼‼︎鬼畜‼︎鬼畜神‼︎」
「あれ?これ私が悪いんです?まぁそれはさておき・・その唯一神って崇拝の対象というより侮蔑の対象ですよね?つまり私も侮蔑してると
そう解釈していいんですよね?」
「ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ⁈ち、違うの違うの話を聞いて‼︎
アーちゃん聖女!例えるなら炎タイプなのに無駄に・・というか異常に・・いや理不尽なほど攻撃力高いから・・ね?唯一神にそっくり・・・ね?・・・ごめんなさい」
「はい、サンちゃんがちゃんとごめんなさい出来たので許してあげます
・・・それで?シスプリはどうするのですか?今のところサンちゃんが現れた意味ってないんですよね?敢えて言えばレックスさんの目の保養になっただけなんですよね今のサンちゃん」
「はわわわ⁈もしかしてプリティーなサンちゃんのプリティーなプリティーが露わに⁈・・・むぅぅ、あのイケメンはラッキーボーイですね‼︎
不本意ですが‼︎」
あら?私とした事が、サンちゃんが可哀想だから言わないでおこうと思ってましたがついうっかり喋っちゃいました。顔を赤くして恥ずかしがってるサンちゃんを見るのは少し心がスッとします。
「まぁそれは仕方ないとして、【
これでシスプリも大人しくなりますよ!最初から使えば良かったです」
「え、えぇ・・そうですね」
大人しくなるというか喋る事を封じられてますが、まぁそれは仕方ないかもしれませんね
とにかくこれで漸く司祭様とお話しが出来そうです
「聖女様、私達の教会のシスターがご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありません‼︎プリムラは信仰深い真面目なシスターではあるのですが幼い頃から聖女様に憧れる一面もありまして」
「な、なるほど」
にしては暴走してましたけど・・・実のところ信仰深い真面目な一面もある聖女狂信者が素ではないのかと思ってるんですよね私
となるとですよ?教会に泊まるのは実は危ないのでは?旅の資金を節約と言いましたが身の安全には変えられません・・野営ですね‼︎
「レックスさん、とりあえず私の用事は終わりました。ひとまずエリシアと合流して野営の準備をしようと思います」
「や、野営ですか⁈え?教会に泊まるという話では?」
「教会が安全とでも?」
「あぁ・・・そう・・ですね、確かに危ないかもしれません。でも野営も野営で危険かと」
シスプリの狂気を目の当たりにしてレックスさんも一理あると考えたようです
まぁ確かに野営は危険な一面もあるのは否めません
時折耳に届く不快な羽音、無防備な就寝時に襲ってくる卑怯な作戦
蚊は確かに野営時において危険な存在です
「確かにレックスさんの仰る通り野営は蚊の危険はありますね」
「はい⁈・・いや!何でそこで蚊が出てくるんです⁈ほら!野盗とかモンスターとかもっと危険な存在いるじゃないですか‼︎」
そうなんですか?私聖都周辺で野営の経験ありますがモンスターの襲撃なんて一度も無かったですし、野盗・・盗賊さん達は危険がないように周りの見張りと警備をしてくれてとても優しかったんですが?
まぁ蚊は駄目でしたが‼︎
「それにですよ‼︎貴方達は一度奴等に目をつけられたんです‼︎再度襲撃する可能性もあるんです‼︎」
あぁ!そうでした!確かにその可能性は否定出来ませんし格上のCランク相手だと歯が立ちそうにないですね
「ではどうしましょう?今から宿屋を探すとしても空きがあるのか分かりませんし」
「私達騎士団の宿舎・・は聖女様が寝泊りするには質素過ぎますし・・領主様の館・・・お誘いされてましたがアレは臭いがキツいので論外ですし」
あ!やっぱりレックスさんもシュールストレミング男爵の臭いがキツいって思ってたんですね!
「アーちゃん‼︎あのヒキガエルみたいな領主は気を付けた方がいいです!アレは典型的な裏で悪事を働く悪徳領主の顔をしてます‼︎世間知らずのアーちゃんはあの手の輩にコロッと騙されてしまいます」
失礼ですね‼︎私もあんな悪臭を放つ人に近付きたくありませんよ‼︎
「いや私もシュールストレミングみたいな臭いを撒き散らす異臭災害に理由があろうとも近付きたくないです‼︎」
「ふぉっ⁈アーちゃんも意外にお口が悪いですねぇ!ちょっと口が悪い聖女キャラとか狙ってたりしますぅ?」
「狙ってません!というか聖女キャラってなんですか⁈」
いやホントに聖女キャラってなんですか?
「悪徳領主ですか・・悪事を働き裏で隠蔽をしていると・・・言われてみると確かにキナ臭い所があるような」
「イケメン‼︎ここは騎士団で領主邸を捜索すべきです‼︎案外隠し通路とか地下室があって悪事の証拠が揃ってるかもです!」
「はっ‼︎天使様直々の御言葉‼︎不肖レックス必ずやこの偉大なる任務達成してみせます」
いや、サンちゃんは貴方の上官ではありませんよ?
まずは騎士団長に報告して正式な任務として認めて貰わなければ!
でもどのような理由で?
領主がキナ臭いから領主邸を捜索するって普通に名誉毀損で訴えられそうですし騎士団もそれなりに正当性のある理由が必要になってくるのですが
「あの?・・いくら何でも正当な理由も無しに領主邸を捜索となると名誉毀損・・いえ不敬罪も合わせて訴えられると思いますが?」
「アーちゃんの言う事は一理あります!確かに正当な理由が無ければそうなんでしょうが・・臭い‼︎あまりにも臭すぎる‼︎アーちゃんも言ってたじゃありませんか?異臭を撒き散らす異臭災害だと‼︎もうそれだけで正当な理由なんです‼︎」
あぁなるほど・・・・ちょっと強引過ぎません?
「微妙に納得してなさそうな顔ですねアーちゃん。大丈夫です‼︎このプリティーなサンちゃんがいれば大丈夫なんです‼︎なんたってサンちゃんはプリティーなんですから‼︎」
逆に大丈夫じゃない気がするのは私だけでしょうか?
「お姉ちゃん!愛しのエリシアが戻ってたよぉぉ」
あら?結果的にたいして進展もないような話をしているうちにエリシアが教会にやって来ましたね
デュークさんとのお話しは終わったようで・・・え?
「おかえりなさいエリシア!それと・・SSランクの冒険者さん、またお会いしましたね?」
冒険者さんもエリシアと一緒に来たみたいですが何か依頼の最中でしょうか?
SSランクなのだからあまり無茶な依頼は避けてほしいところですね
「ジェイクだ‼︎前にも名前教えただろ⁈それとSSランクは冒険者の中で最高ランクであって最低ランクじゃないんだよ‼︎」
あぁそういえば以前ジェイクと名乗ってたような気が
私は聖都で聖女としての務めがあったので面識はそこまで多くなかったかと
まぁそれはともかく見栄を張るのはあまりよくないですよ?
高ランクを夢見るのは低ランクの性かもしれませんがそうゆうのは駄目だと思います
「ジェイクさん‼︎頑張ってFランクに昇格しましょう‼︎そして俺は最高ランクの冒険者になったって自慢しましょう‼︎私応援してますね‼︎」
「駄目だ・・コイツ全く話が通じねぇ!そもそも何でこんな馬鹿みたいな勘違いしてるんだ?コイツ」
「そこにいるピンク色のサンちゃんが勘違いしたら面白そうって真逆の事をお姉ちゃんに吹き込んだからだよ?」
「そこのピンクが元凶か‼︎てかお前も分かってるなら止めろよ!」
「え?だって面白そうだったから」
「おい‼︎」
フフフ♪エリシアとジェイクさん仲が良いですね・・・エリシアに手を出したら殴り飛ばしますよ?
「ジェイクさん・・エリシアは駄目ですよ?」
「ん?・・・それってまさかお前‼︎俺の事が好きなのか?」
は?・・・は?・・・いや・・・え?・・・俺の事が好き?・・・え?
・・・いや別に好きではないですが?
「ジェイクさん・・・申し訳ありませんが私はジェイクさんの事を好きではありません‼︎」
だってそんなに面識あるわけでもないし私はジェイクさんの事をあまり知らないので好きという感情は湧かないと思います
こういうのは少しずつお互いを知りお互いに気持ちを通じ合っていくものでは?
まぁ今後私とジェイクさんがどうなるかは分かりませんが今のところそのような気持ちはないですね
「SSランク冒険者さん見事に振られましたぁ!今のお気持ちを一言お願いしますです‼︎」
「ジェイクさんお姉ちゃんに振られたねぇ!ぶふぅ!ねぇ?今どんな気持ち?どんな気持ち?」
「・・・・・エリシア・・・それとピンク色のガキ・・・俺が今どんな気持ちかって?教えて欲しいか?なら教えてやるよ!お前らの身に直接なぁ‼︎」
「わぁ‼︎この人オコです‼︎」
「振られた腹いせで八つ当たりなんてジェイクさんサイテー‼︎」
えぇと・・この一連の流れは所謂コントってやつでしょうか?
「あの・・お取り込み中の中大変申し訳ありませんが宿はどうします?諸事情で教会にアリシア様を泊める訳にはいかなくて・・申し訳ありません」
あっ!そうなんですよ!今夜の宿をどうするか話していたんです‼︎
「えっ⁈諸事情って何?教会には泊まれないって事?」
エリシア、申し訳ないけど教会は危ないんです‼︎
シスプリはホントに危ないんです‼︎
「エリーちゃん‼︎そこで沈黙しているシスターは聖女限界オタクの狂信者なんです‼︎教会に泊まるとアーちゃんの貞操の危機なんです」
「えっ?なにそれ!怖っ!」
「あのっ‼︎話が脱線して本題の話が全く進まないので‼︎早く宿決めないと野営になってしまいますよ‼︎」
レックスさんの言う通り話が脱線してますね
「「「「じゃあ野営で」」」」
「なんで⁈」
おぉ!エリシアもサンちゃんもジェイクさんも私と意見が一致しましたね‼︎
レックスさん申し訳ありませんが・・いいツッコミです‼︎
あとジェイクさん・・サンちゃんの言葉を借りるならただしテメーは駄目だ‼︎ってやつですよ?
いや流石に男性と一緒に野営というのは聖女的にどうなんですかね?
私が聖女ではなく冒険者ならもしかしたら気にしないのかもしれませんが
「アリシアは固いんすよ?ぶっちゃけ聖女も勇者も冒険者もたいして変わらねぇっす!だって皆んなモンスターブン殴るじゃないっすか!え?聖女は後方で支援や回復がメイン?そんな事する暇あるならモンスター殴った方が効率的っすよ?いや、回復も大事?ならポーション飲みながら殴れば解決っすね」
・・・・どこぞの爆裂脳筋聖女が言っていた事思い出しました
いや、そんな脳筋仕様のパーティーは貴方のパーティーだけだと思いますよ?
まぁポーション飲みながら殴るという点は認めますが!
つまり脳筋ではない普通の聖女たる私は男女一緒の野営は認可出来そうにありません
「ジェイクさん、申し訳ありませんが男女一緒に野営するのは私はちょっと」
「アーちゃんならそう言うと思ってました」
「でも私ジェイクさんと一緒に野営したことあるよ?」
・・・はい⁈
「あの?エリシア今なんと?」
「私!ジェイクさんと!一緒に!野営!した事あるよ!」
・・・・・・なるほど・・・そうですか・・・なるほど
「ジェイクさん?ちょっと・・いや本気で殴るので避けないで下さいね?」
「ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ⁈」
「お姉ちゃん、私を想って怒ってくれてる」
「いや!エリーちゃん!そんな事言ってる場合じゃないです!」
「待てアリシア‼︎なんかよく分からんが俺が悪かった‼︎だから殴るのだけは勘弁してくれ‼︎頼む!この通りだ‼︎」
よく分からない?・・え?よく分からないのに謝ってるのですか?
じゃあその謝罪って意味ないですよね?だって何が悪いのか分かってないんですから?
「サンちゃん‼︎全力で殴る時、何か技名ありましたよね?あれなんだったか教えてくれます?」
「ぴぃぃぃぃ⁈無い‼︎技名とか無いよ!アーちゃん」
「え?アブソリュートブレイクってサンちゃん言ってなかった?」
「黙るです‼︎この腹黒勇者‼︎」
この一連の流れを見てレックスは思った
さっさと話決めてくれないかなぁと。