もしも音ゲーマーがスクールアイドル同好会に入ったら 作:良麺
ゲーセン出て学校に着いた頃にはもうとっくに登校時間が過ぎていた。つまり遅刻である。
「で、二人はまた遅刻か?一応言い訳は聞く」
「世界救ってました」
「利根川は?」
「ご報告を作る旅に出てました」
「はぁ、もういい、席に着け」
もはや遅刻の理由が大喜利になっている。先生もそれで許してくれるから優しいね!
4限まで終わり、昼休みになった。
「童夢飯いくか」
「あー今日は」
愛さんと食べる約束してたと言おうとしたら、教室に誰か入ってきた。
「童夢〜!!」
「うがぁ」
誰かが悪質タックルしてきた。愛さんだ。
「いってぇ」
「あ!ごめん!大丈夫?」
愛さんが腹をさすってきた。大丈夫じゃないけど。
「普通に死ぬから突進はやめちくり」
「ご、ごめん。結構会えなかったから寂しくて、でももうしないから、死なないで、お願いだから...」
なぜ涙目!?!?つか透いつのまにか消えてる!!
「いや俺は死なないから安心しろ」
「ほんとにぃ?」
「俺は他のやつらとは違う」
「ならよかった!」
笑ってくれた。愛さんってこんなキャラだったっけ。
「飯くうんでしょ?」
「あ!そうそう、童夢今日お弁当ある?」
「ない」
「じゃあさ、愛さんの作ったお弁当、食べる?」
よく見たら弁当が二つある。あれ?もしかして?
「それ俺の?」
「そうだよ!なんだと思ったの?」
「早弁用と今用かと」
「愛さんそんなに食いしん坊じゃないし!」
まじか、まさか俺にも女子からの弁当が食える時が来るとは...
「ありがたくいただきます」
「うん!愛さん飯を召し上がれ!!飯だけに!!」
さて、ラインナップはこちら!!なんと、全部俺の大好きなおかずがたっぷり入ってる!これはポイント高いゾォ〜。まずは濃厚な味付けがなされた焼きそばを啜るぅ!!
「どう?美味しい?」
「愛さん飯とかけまして、愛さんのダジャレとときます」
「その心は?」
「どちらも、うまいでしょう」
すると愛さんは思いっきり抱きついてきた。
「よかった!愛さん感激!!童夢の好きなおかずわからなかったから、まずいって言われたらどうしようってなってた」
「全部好きだけど」
「ほんとに?よかった!!愛さん大勝利!!」
俺㊙️羅か。続いてはこのとろっとろの卵焼きを...
「ねぇ童夢」
「はい?」
「あ、あーん」
なんとなんとなんと!!愛さんが持っているのは!!今食べようとした卵焼きを箸で掴んでる!!そして俺の口元へ!!ちょっと待てぃ!!
「流石に恥ずかしい」
「え〜なんで〜!!恋人といったらこれじゃん!!」
「そうなの?」
「そうなの!!ほら、あーん」
仕方なく食べる。んんんぅ!!なんときめ細やかに焼き上げた卵焼きの中には、トロっとろのチーズが入っており!流石の童夢も
「うまーい!!」
叫んでしまいました!!
「もう!童夢ったら!!でもそんな童夢も好き!」
愛さんはひたすら褒めてくる。普通ならドン引きもんだが愛さんはなんでも受け入れてくれる。最高なのか??
それから色々レビューしながら食べてゆき、
「ごちそうさまでした」
「おそまつさま!!」
完食。ちなみにあまりに美味すぎて童夢がブレイクダンス(できてない)を踊っているシーンはサブチャンネル(ない)ご覧くださーい!!
「そういえばライン見た?」
「へ?見てない」
ラインを開くと、通知がなんと100を超えていた。全部愛さんだった。
『ねぇもう学校いる?』
『愛さん校門で待ってる!』
『遅刻?』
『休みじゃないよね?』
『会いたいよぉ』
『寂しい、早く来て』
なにこれ、バケモンすぎる。
「結構送ってきたのですね」
「だって寂しかったし」
「悪い、次からはちゃんと返すわ」
「うん、それでさ、ゆうゆが童夢のライン欲しいって言うんだけど、あげてもいい?」
あ、ラインにもそんなこと書いてあった。俺のラインいつからそんなに出回るようになったの?
「いいよ」
「うん、じゃあ送るね」
するとすぐにメッセージが来た。
『童夢くん!よろしくね!!』
うーんなんて送るか、とりあえずよろしくってことでひらがなの『よ』でも送っとくか。
『よ』
『なにそれ笑』
『よろしくの略』
『ワロタ笑笑。それで今日の同好会だけど来るよね?』
『気分次第』
『じゃあ絶対来て!!作曲の事についても話し合いたいし、せっかくだから練習も見ていって欲しいんだ!』
『まぁいいよ』
『やった!じゃあまた放課後ね!待ってるよ!!」』
すると可愛らしいスタンプが来た。スマホのロックを掛けると、さっきから俺の腕を抱いてくる愛さんがいた。
「ねぇ、ゆうゆにラインばっかしてないで、愛さんに構ってよぉ」
すっかり愛さんの存在を忘れてた。
「ごめんて」
頭を撫でてみた。
「もーう!愛さんだってそんなに子どもじゃないんだぞ!でも気持ちいい...」
愛さんの表情がやわらかくなったところで、昼休み終了5分前になった。
「あ、もうこんな時間。もっと一緒にいたいよぉ」
「しょうがない。それが時間ってやつだ」
「ねぇ、今日同好会くる?」
「行く」
「ならいいや!!愛さんの練習姿、たっくさん見てほしい!!」
そうして愛さんは席を立った。
「じゃあ童夢!また放課後ね!!」
愛さんは教室を去っていった。そういえばさっきから視線がやばい。
「ね、ねぇ利根川くん。宮下さんとはどんな関係なの?」
なんとクラスメイトの女子が俺に話しかけてきた!!またまたイベント発生!!
「え?えっと、なんていうか」
「付き合ってるんだろ」
そこに透がきた。
「え!ほんとなの!?」
「ちょ、透」
「昨日言ってたやん」
「え?、やば、あの宮下さんがついに彼氏...これはヤバイ!!」
女子は興奮気味にどっかいった。
「つかお前、まじで宮下愛と付き合ってたんだな」
「そうだけど、つか愛さんって結構有名な感じ?」
「知らないの?宮下愛って言ったら部室棟のヒーローって言われてて、いろんな運動部の助っ人任されてるんだぞ」
は、そんなん知るわけないやん、部活入ってねぇし。つかそんな有名人と付き合ってるって、俺まじで明日死ぬんじゃね。
「にしても宮下愛初めてみたけど、結構ギャルっぽいな。少なくともお前と全然釣り合ってない」
「それな!」
「自分で言って悲しくならないのか。つか放課後どうする?またあの同好会行くの?」
「てことになってる」
「じゃあまた遅くなる感じ?」
「ワン」
「おけ、まぁくるならラインしてや。もしかしたら帰ってるかもしれないし」
「おけ。まぁお前いなくても行くと思う」
「そか」
こうして、昼休みが終わり、午後の授業が始まった。
練習場面書くの大変そー