二体のアンデッドは銃弾をうけ音をたてて崩れ堕ちる
軍服の女性の足元には先程までアンデッドだったものの残骸が転がっていた。
「・・・」
ノッブの表情は暗い、
(確かに他のやつよりは格段に強かったが、知性を感じられなかったのう)
二体のアンデッドは強さにおいてほ大将と言っても差し支えない、だが、その戦闘は、野性的で、暴力的、理性など全く感じられないものだった
「あのアンデッドたちは何かしらの目的をもってるようだしのぅ・・・」
「こいつらも他の有象無象同様に使役された存在ということか・・・面倒じゃのぉ」
これよりも強いやつがいるとなると本当に面倒なことだ
というより柴田や茶々はなにやっとるん?
「やるでありんすね」
不意に女性の声が響く
「何者じゃ?」
この元をみる
それは突然現れた、
なにもない空間が突如揺らぎ始め、紫の異空間から
「お前が司令官のようでありんすね、私はシャルティア・ブラッドフォールン、残酷で冷血な化け物でありんす、」
「そうかなら死ね」
まるで興味ないかのように信長は銃口を向け、引き金を引く、
放たれた弾丸は一直線にシャルティアに向かい、
不自然に逸れた
「・・・ッ?!」
まるで弾が自ら避けたかのように、シャルティアの横を通過していったのだ
信長は自身の火縄銃をみる、異常はない、そもそもこの武器は信長の宝具だ、メンテナンスが必要な銃とは違い、異常などあるはずがない
(だとすれば何かの能力かの・・・)
「いきなり攻撃とは無礼な人間でありんすね、まぁ話が早いのは好きでありんす、では始めんしょうか」
化け物が嘲笑うかのように、小馬鹿にするかのように、歩いて此方に向かってくる
完全に舐めている
「・・・まさかお主、それでわしに勝ったつもりか?」
ノッブが先程までとは、ふざけていたノッブとは比較にならないほどの濃密な殺気をぶつける
シャルティアはそれを意に介することはない
「やれやれ・・・人間というのは実力差もわからないでありんすか?」
銃口を向け、引き金を引く、
火薬のはぜる音ともに放たれる弾丸
シャルティアは先程とは変わらない弾丸だと認識
そのまま歩き続ける
弾丸が接触、それは障壁を破り、シャルティアに直撃する
鎧を纏ってはいるため弾が貫通することはなかったが、直撃の衝撃から数メートル後退する
「舐めすぎなんじゃよわしら人間を」
6丁の火縄銃が信長の背後に何もない空間から出現
銃口がシャルティアに向く
「あ?」
シャルティアのドスの聞いた声が響く
「攻撃が当たった程度であまり調子にのりゃあせんことよ?」
シャルティアはスポイトランスを構え
臨戦態勢へと移行する
その顔には先程までの油断はない
その言葉が開戦の火蓋になったのか、シャルティアが踏み込み、信長が引き金を引く
燃え盛る城下町を背景に、魔王と真祖が交錯した
なんかわしカッコよくない?
信長はちょっと思っていた