お兄様を名乗る不審者2人に追われてます、助けて 作:霧熊(アカヌコ
書きました
ウマ娘系は初めてなので初ウマぴょいです
ではよろしくお願いします
ウマ娘・・・・。
彼女たちは、走るために生まれてきた。
時に数奇で、時に輝かしい歴史を持つ
別世界の名前と共に生まれ、その魂を受け継いで走る・・・・それが、彼女たちの運命
そして....とある世界ではゲームとなり、人々を熱狂させる。
そして今、別世界の男の魂とウマ娘の姿を受け継いだ一人のウマ娘が今、生まれようとしていた......
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目が覚めるとそこは謎のポットの中。口には溺死しない様に酸素補給用のマスクが付いている
そして目の前に現れたのは冷酷非道な目と鴉の様な黒い服の男、
ブルブルと震えていると近くにいた白衣の女性に体に付いた緑色のドロっとした液体を拭かれて、どこかで見た様な服を着せられる。
そして黒い服の男の前に連れて行かれ、
何を言われるかと身構えたが......
「俺はジン、お前、ライスシャワーの兄だ、お兄様と呼べ」
お兄様ね......お兄様
ん?
今なんと?
お兄様?この不審者、そう言ったのか?
やっぱこいつ頭おかしいんじゃないか?
あと自分の事を「お兄様と呼べ」。そう言われた時、不審者の後ろではこいつ狂ってんじゃないか?と言う様な失望したような顔をした美しい女性と
ドン引きするガタイの良い男性がいた。
その気持ちわかります。
あとあんたらこの不審者の部下かなんかですか?
不審がられるといけないので
「ライス....シャワー....?」(あんた誰よ、そして此処何処だよ)
そう掠れる声でそう言うとジンと名乗る男はニヤけた顔でこう言った。
「そうだ、お前はライスシャワーだ。意味は結婚式のライスシャワーのように、お前に触れる全ての人々に幸福が訪れるようにと願っての意味だ」
いい意味じゃん気に入った、お前を殺すのは最後にしてやる。
ん?
ライスシャワー?
お兄様?.....まさか
「かっ鏡ください...」
「わかった、おいウォッカ、鏡を持ってこい」
「へい、すぐに」
そう言ってガタイの良いサングラスの男が出て行って2分。
持ってきた鏡を見ると......そこにはザッ普通の男性....ではなく。
黒い髪に馬の耳を生やした大人しめの女の子が写っていた
「これが....ライスシャワー.....」(あれっ...これって.....)
これ...ウマ娘やんけ!
それも漆黒のスレイヤーと名高いライスシャワーにそっくりではありませんか。
ライスシャワーは前世ですんごい人気だったゲームに出てくるウマ娘で
トレーナー(主人公)をお兄様と呼んでくるキャラクターである
その影響で量産型ライスシャワーやら某呪術に出てくる脹相と言うキャラクターが元ネタの脹相(ウマ娘)とか言う謎単語が生まれたりした。
そして目の前に居るこの男は......
「さぁ、お兄様と言え!」
「ひっ‼︎」(やっぱこいつヤバイやつだ⁉︎)
こう言ってくる
.....殺すのは最後にしてやるといったな....あれは嘘だ
...........でもまぁ、今は逃げねば(確信)
そう決断しドアを開けて全速力で逃げ出す。
後ろからニヤニヤした顔で追いかける自称お兄様のジンだが流石に走ることに特化したウマ娘には追いつけない....と思われた......が
意外にも少しずつだが距離が縮まっていく。(どうして...)
その様子に恐怖を覚えた吾輩、ライスシャワーは前方にいた何処か優しそうな目をしたベージュ寄りの金髪の
「助けてください‼︎変な人に追われてるんです!」
こう言えば大丈夫だろうと思ったその時!
瞬間
安室の脳内に溢れ出した
・・・・・
存在しない記憶
「ライスね....みんなを笑顔にできる様なウマ娘になりたいんだ... 」
「お兄様もそう思うよね?」
その声を聞いた時、安室はこう思った
あぁ、僕はこの子の兄になるために生まれてきたんだなと
そして安室は......
妹を自分の後ろに回し庇う様に手を広げる
「バーボン、そこをどけ!」
「お前こそ.....」
「?」
「どけ!!!僕はお兄様だぞ!!!」
お前もか⁉︎
「全力でお兄様を遂行する!!」
つづく
見てくださってありがとうございました
次回はジンが何故お兄様を名乗るかとライスシャワーが生まれた経緯の話です
よろしくお願いします
心の声は() セリフは「」で区別します
次回の展開
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ライスシャワー(オリ主)誕生の経緯
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コナンドン引き
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量産型ライスシャワー計画
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大したハッピーセットだ