【コトブキ】荒野ニ赤蠍隊《アンタレス》出撃ス! 作:KASUMI丸提督
今回こそは完成させたいです。
子供の頃から空が好きだった
何処までも続く青い空が
空を飛べたら自由でどこでも行けると思っていた
「ひいおじいちゃん、あの飛行機なに?」
「あれか?あれは一式戦闘機隼じゃ」
「ひいおじいちゃんがのってたの?」
「そうじゃ」
「じぶんもおとなになったらせんとうきのパイロットになる!」
「そうかそうかお前なら優秀なのパイロットになれるよ」
「本当?」
「本当じゃ、なんせわしの血をひいとるからな」
「んっ…」
深い眠りから目が覚める
懐かしい記憶を見た気がする
「もう5時か…」
自室のベットから起きクローゼットへ行く
そこからいつもの会社から支給される作業服を着る
いつも通りの日常だ
一通り身の周りの用意を済ませ
会社の食堂へと向かう
俺が務めている会社はいわゆるPMC
民間軍事会社というやつだ
その名もマーティネズ・セキュリティー社
一年前に起こった"テロ組織ヴァラヒア"による戦争と
保険会社が仕組んだ"ゴールデンアクス計画"を終結させたとして有名な会社だ
ここの食堂は朝早くから開く
理由は簡単だ
多くの人々が働いており
しかも整備士に管制官そしてパイロット多種多様な職種のの人間が働いているからだ
「今日の朝食は鮭の塩焼き定食にするか」
民間軍事会社であるため様々な国、人種の人々がいる為
それに合わせて食堂も和洋中それ以上に種類が豊富である
すぐに朝食が食べ終わり一度自室へ戻りテレビをつけ
集合時間まで暇を潰す
「本日の朝のニュースです。アフガニスタンで反政府組織タリバンが首都を占領し…」
中東で起きている紛争を放送する
「はぁ…」
大きなため息を漏らす
一年前にあんな事が起きたばかりなのに
世界各地では争いはなくならない
何ならあの戦争で大国の力が減り争いが増えてさえいる
いつ平和な世の中になるのだろうか
ふとそんな事を考えてしまう
その後は最近の若者の流行りなどの他愛ないニュースが流れる
そして集合時間が来る
ブリーフィングルームへ行く
「諸君全員集まったな。本日我がM42に飛行中隊は日米英大合同軍事演習に参加する為日本へ出発する」
我がM42飛行中隊の指揮官であるバーフォード中佐が話す
「久しぶりの日本か…楽しみだな」
ふと物思いにふける
久しぶり言っても時間でいえば半年前にも行っているのだが
その時は作戦で行っており超大型機である"スピリダス"を撃退したり同じく超大型機の"オルゴイ"と戦い撃破したりなど
のんびりできる時間もなくすぐ移動だった
そんな様子から心を見透かしたように
バーフォードからからかい半分に注意される
「アンタレス!観光じゃないからな」
「そっそんな事言われなくてもわかってるわ」
心を見透かされ少しテンパりながら返す
周りの他の隊員達が笑う
もはや日常である
それから数時間後
出発の時間になり
パイロットスーツへ着換え
愛機である
"
に乗り込む
機体には灰色のデジタル迷彩と"
コックピットに座り
慣れた手付きで離陸の手順を済ませる
そして滑走路へ機体を移動させる
「アンタレス離陸を許可します」
管制官から離陸許可が出る
スロットレバーを倒し滑走を始める
二機の"
機体は一気に加速し地面から浮かび上がる
あっと言う間に機体は高度を上げる
さっきまで居たミッドウェー基地が見える
「高度制限を解除します」
管制官から報告が入る
そして先に離陸していた
バーフォードから連絡が入る
「離陸したか。合流後日本の厚木を目指す」
「了解」
指示通り合流のために機体を動かす
だがその直後機体が激しく揺れる
「クソっどうした」
機体を安定させようとするがいくら操縦桿を引いても
機体が動かない
まるで何かに引っ張られるように
「どうしたアンタレス!」
「機体が何かに引っ張られる!」
「大丈……か……応答…ろ…ア…タレス……アン…タ…レス!」
「こちらアンタレス。カノープス応答してくれ」
そのまま空に開いた"穴"のようなものに引き込まれ
その直後キャノピーの目の前がブラックアウトする
「何が起きた!?」
そして暗闇が明け見えたのは太平洋ではなく
果てしなく広がる荒野だった
「こちらアンタレス誰か聞こえたら応答してくれ」
この荒野にきてから何度も無線で呼びかけるが
いっこうに応答がこない
おまけにGPSやデータリンクシステムにアクセスできない
不安感だけがつのる
改めて周囲を見渡し風景を見てみる
アメリカのカリフォルニアのような荒野が
地平線の彼方まで広がる
さっきまで太平洋上にいたのが嘘みたいに
この直後レーダーに複数の反応が映る
もしかしたら何かわかるかもしれないと微かな望みをかけ
機体を動かす
「うそだろ」
目標に近づくとそこには
双発のプロペラ機とそれを襲う多数の単発のプロペラ機の姿が見えた
「なんで零戦と一式陸攻が?」
ただその機体がどちらも昔の大戦で失われた航空機であり
頭の中に疑問が浮かぶ
金持ちの戦闘機マニアが飛ばしているとも思ったが
目の前で実弾を使い
双発の機体が今にも撃墜されそうになっている
双発機を助けようと思うがいくら傭兵といえども軍隊
すぐには戦闘には移れない
様々な言語で警告を行う
「こちらはマーティネズ・セキュリティ社M42飛行中隊。警告する空域に居る航空機は直ちに戦闘行動を停止せよ!従わない場合は武力を持って阻止する!繰り返す 」
「ねえーまだ見えないのー」
チカが少しイライラしたように愚痴る
「チカうるさいですわよ」
エンマがチカを注意する
「あともう少しで見えるはずだ」
コトブキ飛行隊は今
空賊に襲われたという救難信号があった場所へ向かっていた
「もう落とされてるんじゃない?」
わざわざ離れている場所に行かないといけずイライラしていたキリエが言う
「キリエそんな事を言うな!まだ生きているかもしれないじゃないか!」
コトブキの隊長であるレオナが注意する
「だってもう20分も経ってるんだよ?遅い輸送機一機じゃもう落とされててもおかしくないじゃん」
キリエが言っている事はあながち間違いでもない
護衛無しの輸送機が生き残るのは厳しい
「見えて来ましたわ!」
その時目の前に一式陸上輸送機と多数の零戦二二型が見えてきた
幸い一式陸攻を改造した輸送機は丈夫で多数の敵戦闘機に囲まれながらもしぶとく生き残っていた
「行くぞ!コトブキ「ちょっと待って」
ケイトがレオナの言葉を遮る
「どうしたケイト?」
「見たことがない航空機がいる」
ケイトが淡々と伝える
「あら〜あの機体は何かしら?ジェット機みたいね?」
ザラがそう答える
イジツで今も研究中のジェット機が目の前を飛んでいる
コトブキ達が知っているジェット機はイサオが作った震電改と
イジツに迷い混んできた銀色の犬のような鼻を持った機体くらいだ
「オープンチャンネルで何か呼びかけてる!しかもユーハング語で!」
キリエがオープンチャンネルの呼びかけに気づく
「ケイト翻訳してくれ」
レオナがすぐにユーハングがわかるケイトへ指示する」
「了解」
ケイトがすぐに翻訳する
「何て言っているかわかったか?」
「わからない部分もあるが要訳すると空域に居る航空機は戦闘をやめないと落とすと言っている」
「はぁ〜輸送機を助けれないじゃん!」
キリエが文句を言う
それにつられチカも言う
「なんでよ!戦えないじゃん!」
ケイトが答える
「あの戦闘機は零戦から輸送機を守る様に飛んでいる」
「コトブキ飛行隊一時攻撃中止だ。一度様子を見る。ケイトあの航空機に我々が敵じゃないと伝えてくれ」
レオナが指示を出す
だがその時
「一機輸送機に!」
ザラが気づく
謎のジェット機が離れたすきに一機の零戦が輸送機を落とそうと接近し
「えっ嘘でしょ!」
次の瞬間目の前で信じられない事が起こる
うp主は荒野のコトブキはアニメとOVA、小説を読んだくらいで
ゲームはほとんどやっていません。なのでところどころおかしなところがありますが許してくださると嬉しいです。
できれば沢山のキャラを登場させたい(エースコンバットx2の管制官達も)
ちなみにアンタレスの愛機の迷彩はウクライナ空軍の迷彩モチーフです