第一話 試験開始
A.P.236/4/6 10:00
『これより、アークス認定試験を開始する!各自回収ポイントへ向かえ。』
A.P.236/4/6 9:00
俺はアークス認定試験という最終関門への挑戦をする為に試験会場と言われた場所へ向かっていた・・・
「す、すみませぇぇぇん!そこを退いて下さいぃぃぃッ!!」
突然、女の子の慌てたような声が聞こえた、退いて下さい・・・?
声の聞こえた方へ視線を動かすと、フォトンスクーターで此方に勢いよく突っ込んで来る紅色のアークスブレザーを着た少女が見えた。
気づいた時にはもう距離など無く・・・
「ちょっ!?」
見事に衝突していた。
「・・・ハッ、何がどうなって?」
フォトンスクーターが突っ込んできた事は理解出来ていたが・・・
「うぅ、痛た・・・」
少女がスクーターから乗り出していた。
「おい、大丈夫か?」
「はぃ、何とか・・・」
どうやら双方無事みたいだ、俺は安心して立ち上がろうとすると、ある事に気づいた。
「す、すみません!急いでいたのでフルスピード出してて・・・」
「双方無事みたいだし気にして無いから顔上げてくれ、それと・・・できれば立ち上がってくれないか?」
「ふぇ?・・・!?」
どうやら彼女はこの状況に気づいたらしい
「すすす、スミマセン!今退きますっ!」
「落ち着くんだ、状況が悪化してる!」
「ふぇぇぇぇぇッ!?」
「落ち着けぇッ!!」
A.P.236/4/6 9:10
「先程はすみません、試験会場への集合に遅れそうでして」
「あ、やっぱ君研修生だったのか」
紅いアークスブレザーは今日試験を受ける研修生に支給された新しい研修学園制服で正式にアークス入りしてから一年間は例外の無い限り着用する戦闘服でもある。
「はい、ところで貴方も会場に向かっているんですか?」
少女が疑問を浮かべながら聞いてくる
「あぁ、俺も試験会場へ向かっていたところだ」
「でも、貴方の制服は黒色ですよね?」
そう、彼女の言う通り俺には何故か黒色のアークスブレザーが支給された
学園長曰く
『私にも詳しくは伝えられてないけど、マリアが『アイツ、筋あるからこれを渡しておきな』って言っていたわ・・・それじゃ、試験当日会場で会いましょう!』
との事だった・・・
「俺も詳しくは聞かされて無いけど、とりあえず会場へ向かおうか」
「そうでした、急がないとですねっ!あ、あの私 ミーシャっていいます」
「俺はアカネっていう者だ、よろしくな、ミーシャ」
「はい、アカネさん!」
俺達は壊れたフォトンスクーターを修理屋に預け、試験会場へと向かった。
A.P.236/4/6 9:40
「ーーー研修生の諸君、六芒の一 レギアスだ」
ギリギリ間に合ったか?
確かこの演説が終わってからシップに乗り込み惑星ナベリウスへ向かうって流れの筈だ・・・
「あ、アカネ君とミーシャさん遅刻だよ?」
小声で後ろから声を掛けられた
「どうしたんですか?学園長、確か貴女もあの台に居るハズですが?」
「あら、私がアカネ君に会いに来たのはこれを渡す為でもあるのよ?」
そう言われ差し出されたのはシンボルの刻まれたタッチパネル搭載の端末だった。
「これは・・・?」
「そこに黒いブレザーの理由とマリアからのビデオレター入ってるらしいから、実地で確認してね?」
あの六芒の二 マリアがたかが研修生の俺にコンタクト取ってくるなんてな・・・謎すぎる。
「ーーー以上で私からの諸君への演説を終了する、アークスにようこそ!研修生の諸君!」
・・・レギアスさん、すみません貴方の話全く耳に入らなかったです。
「じゃ、行ってくるね~実地では間違いなくハプニングあるけど頑張ってね~!」
「は、ハプニング!?」
ミーシャが隣で驚いた声を上げる
「そりゃ、危険な事ないと試験にならないからな」
「流石アカネ君ね、理解が早くて助かるわ」
これくらい、マニュアル見れば予想付くんだがな
「まぁ、8年前の戦いの時に色々学んでますから」
「貴方、今17歳よね?」
「はい、9歳の頃には剣を学んでいたので前線である程度のダーカーを抑えていました」
8年前、ダークファルス・【若人】らの襲撃により多くの犠牲者が出た・・・
そう、俺は奴等に復讐する為にアークスを目指している。
「アカネさん!キャンプシップに乗らないと!」
「あ、あぁごめん考え込んでたっぽいな」
「学園長さん心配そうな顔しながら演説ステージに向かって行ったので謝っておいた方がいいかもしれませんよ?」
「試験終わったら茶菓子でも持って行くか、あああ~!?早く乗り込むぞッ!」
A.P.236/4/6 9:55
あれが、惑星ナベリウスか
森林 凍土 遺跡の3つのエリアがある惑星・・・だが、ダーカーが沸かない為一番安全な惑星でもある。
「シップに乗り逢わせた人と組んで最奥の遺跡へ到達するのが目標らしいですけど・・・」
ミーシャが不安そうに言う、そりゃ俺達以外に何故か人居ないからな~
「大丈夫だ」
「そうですよね!まだ無理と決まった訳じゃ」
「最悪、逃走しながら回収ポイントまで到達すればいい」
「あ、はいその手がありましたね」
「冗談だ、障害は排除しつつ回収ポイントを目指す・・・いいな?」
「私もそれなりに弓の腕はあるので問題無いですが、危ない時はしっかり護って下さいね♪」
「任せてくれ、危険な時は奥の手使うから」
「奥の手?」
A.P.236/4/6 10:00
『これより、アークス認定試験を開始する!各自回収ポイントへ向かえ。』
第二話に続きます
前作は未完となっておりますが、流石に展開が可笑しいので永久に未完となります。
これを投稿しているのはship2の遠夢針と言う者です、かなり投稿が遅れた場合はそちらでメールとかしてくだされば多分大至急で投稿します。