side しずく
今日はスクールアイドル同好会のPV撮影。といっても今回は演劇、『シンデレラ』だ。演劇部分をやった後に、曲とダンス、みたいな構成だよ。
そして私は、座長(監督)になりました‼︎演劇歴4年の実力、見せてやる‼︎
さてと、まずはシンデレラが家で過ごしてるシーン。
しずく「よ〜い、アクション‼︎」
りなさん演じる、貧しい身なりのシンデレラが………
りなりー「今日も王子様で致そう。」
王子様で自慰行為を………って‼︎
しずく「カットカット‼︎」
りなりー「いきなり?」
そんなわけあるかぁ‼︎
しずく「そう‼︎ここはシンデレラが汗水垂らして働くところでしょ‼︎汗水垂らして慰めるな‼︎」
りなりー「でも、シンデレラだって年頃だよ?」
しずく「シンデレラは純粋なの‼︎キャラを壊さないで‼︎」
りなりー「はーい。」
全く、いきなりこれとは………先が思いやられる…………
しずく「それじゃあもう一回、よ〜い、アクション‼︎」
今度はちゃんとやってね?
りなりー「あー、掃除に洗濯、頑張らないと。りなちゃんボード『ファイト٩( ᐛ )و』」
よしよし、いい感じ‼︎次はここに意地悪な姉2人が来るシーン‼︎最初はかすみさん演じる次女‼︎
かすみ「ねえ………」チラッ
かすみ「シンデレラ……」チラッ
かすみ「そこにいると………」チラッ
かすみ「邪魔なんだけどぉ‼︎」チラッ
って…………‼︎チラチラこっち見んな‼︎
しずく「カット‼︎」
りなりー「えっ?」
しずく「りなさんはOK。」
かすみ「まさかかすみんなわけ………」
しずく「かすみさんだよ。」
かすみ「そんなぁぁぁぁあ‼︎」
ちなみにかすみさんは、カンペを見てたわけじゃない。
しずく「私のお尻はカンペじゃないよ?」
私のお尻を見てたのだ。
かすみ「ししし、しず子のお尻を見てたわけじゃないからぁぁぁあ‼︎///」
りなりー「ムラムラするなら一発抜いてきたら?」
かすみ「大丈夫、大丈夫だからぁ‼︎///」
正直この調子じゃ心配だ。私、隠れたところから見ようかな?
しずく「それじゃあもう一回、アクション‼︎」
とにかく、次に期待だ‼︎
かすみ「ねえ、りな子?」
しずく「カット‼︎」
間違えるの早すぎ。
かすみ「ごめん、間違えた。」
しずく「ちゃんと集中して。」
かすみ「はい。」
りなりー「かすみちゃんが珍しく静かだ。」
かすみ「いつもは変態共のせいで、ツッコミに忙しいだけだから!」
しずく「とりあえず、もっかい行くよ‼︎」
かすみ「うん!」
今度こそ、間違いないようにしてね。
しずく「アクション‼︎」
頼むよ‼︎
かすみ「ねぇ、シンデレラ?そこに居ると邪魔なんだけどぉ‼︎どいてくれない?」
りなりー「ご、ごめんなさい……りなちゃんボード『ショボンT_T』」
かすみ「分かったら早くどいてぇ!」
おっ、いい感じいい感じ‼︎嫌味な次女感出てて最高だ‼︎
さて、次は長女の番。次女と一緒に、同じく嫌味を言う姉キャラだ‼︎
栞子「おいカス、はよ金寄越せや‼︎いつまで滞納しとんねん‼︎」
いや待て。
しずく「カット‼︎」
栞子「えっ、どうしてです?嫌味を言いましたよね?」
しずく「アレは脅迫!これじゃあガラの悪い関西人じゃん‼︎」
栞子「そ、そうですか………」
これだとシンデレラがヤクザ物の映画になっちゃうからね。ガラスの靴で人殺すシンデレラはいらない。
しずく「とにかく、皆ちゃんとやって。行くよ‼︎」
りなりー・かすみ・栞子「「「は〜い。」」」
とにかく、次!
しずく「アクション‼︎」
頼んだよ‼︎
栞子「シンデレラ、貴女には掃除の適性すら無いようですね。」
りなりー「ごめんなさい………りなちゃんボード『ハッピー(๑˃̵ᴗ˂̵)』。」
しずく「カット‼︎」
最低だよ…………
しずく「りなさん、ボード間違えないで。それじゃあただのドMだよ。」
りなりー「ごめんごめん。りなちゃんボード『ハッピー(๑˃̵ᴗ˂̵)』。」
しずく「ブチ殺すぞ。」
りなりー「しずくちゃん、怖い。」
誰のせいだと思ってるの。
しずく「とにかく、もう一回‼︎アクション‼︎」
とりあえず、じゃんじゃん進めないと終わらないから‼︎頼んだよ‼︎
かすみ「そういえば姉様、今度王宮で舞踏会があるらしいよぉ〜!」
栞子「それはいいですね!今度一緒に行きましょう!」
かすみ「うん‼︎」
りなりー「………」
栞子「シンデレラ、貴女は適性が無いので来ないで下さい。」
かすみ「一家の恥だからね。」
りなりー「はい。りなちゃんボード『ショボン(´・_・`)』」
おっ、ここまではいい感じ‼︎
さあ、次はシンデレラが1人で庭の掃除をしてると、街の人に声をかけてもらえるシーン!ここで特別に舞踏会に招待させるんだよね!
りなりー「私には舞踏会なんて無理。それより庭の掃除をしないと。りなちゃんボード『がんばるっ!٩( 'ω' )و』。」
そう、その感じ!本当は行きたいんだけど、その気持ちを誤魔化す感じ‼︎イイぞ〜‼︎」
りなりー「でもやっぱり行きたかったな。」
そう、誤魔化しきれない感じもイイ‼︎
りなりー「王子様犯せるし。」
そこは誤魔化して。
しずく「カットー‼︎」
りなりー「どうしたの?」
しずく「それじゃあ本当に、舞踏会への適性が無い人だよ‼︎」
りなりー「どこが?」
しずく「王子様犯すような人が入れるわけないでしょ‼︎」
りなりー「そうかなぁ?」
りなさんは演劇以前に常識を学んで欲しい。
しずく「それじゃあ続きから行くよ‼︎よーい、アクション‼︎」
とりあえず、皆にはちゃんとやってほしいな‼︎
その後は、色々あった。村人が話しかけるシーンでは、村人役の侑さんがりなさんに声かけてキャバクラ連れてこうとするし、馬車で城に向かうシーンでは、運転手の果林さんが道に迷うし、城に入ったシーンでは、ランジュさんが勝手にビュッフェを開催するし…………
ランジュ「
しずく「モーマンタイじゃないよ、大問題だよ。」
それと、彼方さんは演劇中に寝るし、エマさんはご飯を食べるし、歩夢さんは侑さんを寝て食べようとするし………
ただ、それでもなんとかあのシーンまで行った。12時の鐘が鳴って、シンデレラと王子様がお別れするシーンだ。
せつ菜「ごぉぉぉん‼︎ごぉぉぉん‼︎12時の鐘ですよぉぉぉぉ‼︎」
りなりー「ごめんなさい、王子様。私そろそろ行かなきゃ。」
愛「えっ、もうお別れなの?寂しいな〜。」
シンデレラの寂しい別れ。ここってやっぱり泣けるよねぇ〜‼︎魔法で姿を変えてるから、もう2度と会えない‼︎くぅ〜、良いシーンだ〜‼︎
りなりー「すみれちゃんと予定あるし。」
おい。シンデレラをビッチにするな。とにかく止めて、もう一回やり直さないと…………
ミア「シンデレラ‼︎ボクとは遊びだったの⁉︎」
ちょ、ミアさん⁉︎何言ってるの⁉︎
りなりー「えっ、まさか本気にしてたの?そんなつもり無かったのに。りなちゃんボード『ごめん(๑˃̵ᴗ˂̵)♪』。」
おいりなさん。更にビッチになってどうする。
愛「待ちなよ、シンデレラ‼︎俺の純情を返せ‼︎」
愛さんも本気になっちゃったよ‼︎
りなりー「私は忙しいの。りなちゃんボード『バイバイ(^^)/~~~』……って痛っ!」トテッ
あっ、りなさんこけた。そしてガラスの靴が脱げたね。でもこれじゃあ、台本通りロマンチックな展開にはならないよ………
りなりー「すみれちゃん、待っててね。今から行くから。」
そしてガラスの靴を忘れて、すみれさんの元へ向かうりなさん。どうしよう、絵面だけなら原作通りなのに、展開が全然違い過ぎる。
ミア「F○ck you very bitch‼︎*1」
そしてミアさんが落ちたガラスの靴をシンデレラに向かって投げた………
りなりー「うっ………!」バタン
そしてシンデレラに当たったよ‼︎しかもシンデレラ死んじゃったし‼︎
かすみ「シンデレラ、小さい頃は可愛い妹だったのに………私の恋人を寝取るとは、思ってなかったよ………」
栞子「私もです。やはり彼女は、舞踏会への適性がありませんでしたね。」
しかも姉2人まで⁉︎そりゃあの冷たい態度になるわ‼︎舞踏会への適性が無い云々も伏線だったんかい‼︎
それにしてもこれは………アドリブでいいものが出来た気がする‼︎題名は………
愛「シンデレラが死んでら………」
侑「ぶひょひょひょひょw」
よしっ、これにしよう‼︎
そうしてアップロードした、『シンデレラが死んでら 〜ぶひょひょひょひょw〜』は一部の層に話題になったのだった。
次回から、『大阪しずく 天王寺区編』が始まります。舞台は天王寺区に限りませんが。お楽しみに!