スケベ過ぎる天王寺璃奈   作:スピリタス3世

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第十七話 りなちゃんボード『いくもうっ』‼︎

  side りなりー

 

 私は今猛烈に悩んでいた…………

 

りなりー「どうしよう………」

かすみ「りな子、どうしたの?」

栞子「悩み事ですか?」

しずく「私たちでよければ相談に乗るよ!」

りなりー「ありがとう、皆。」

 

 こんな時に、悩みを聞いてくれる友達が居てよかった‼︎

 

りなりー「陰毛にぴったりの育毛剤って無い?」

かすしずしお「「「知らないよ(知りませんよ)。」」」

 

 こんな時、悩みをガン無視する友達が居てもしょうもない………

 

りなりー「私は真剣に悩んでる。りなちゃんボード『ムダ毛が欲しい(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)』。」

かすみ「普通要らないでしょ。」

しずく「毛の処理の悩みなら分かるのに………」

りなりー「何、皆?ムダ毛の価値が分かってないの?」

しずかす「「知るか、そんなの!」」

栞子「私はあっても無くても興奮します。」

りなりー「変態の意見は要らない。」

 

 君たちと私とでは物事の価値基準が違うようだ。私は如何なる理由があろうとも、毛は剃らない。というかそもそも生えてない。

 

栞子「愛さんのあれ、気にしてるんですね。」

りなりー「当たり前。愛さんの性癖を知るために、猥談波発生装置作ったし。」

 

 結果苦しんでるけど。

 

かすみ「アレのせいで散々だったよ………」

しずく「かすみさんが如何にムッツリか分かったね。」

かすみ「うるさい‼︎///」

 

 ちなみに、かすみちゃんはあの後浅希ちゃんたちから、『尻好き系スクールアイドル』ってずっと呼ばれている。

 

りなりー「とにかく、私は早くフサフサになりたい。」

栞子「それならいい案があります。」

しずかすりな「「「いい案?」」」

 

 おっ?性徒会副会長は何か思い付いたのか?

 

栞子「街を歩いてるおじさんに、育毛剤を借りましょう‼︎」

りなりー「キッショ。」

栞子「しばいたろか?」

 

 何食ったらこんな気持ち悪い案を思いつくんだよ。

 

しずく「そういえば、おじさんに『育毛剤貸してっ♪』って言って、それを借りて、おじさんの目の前で自分の股に塗るシーンから始まるAVあったな〜。観る?」

りなりー「観ないよ。」

 

 何食ったらそんな作品を観ようと思うんだよ。

 

かすみ「………」もぐもぐ

 

 コッペパン食うなよ。

 

しずく「まあ栞子さんの案は確かにちょっと過激だね。」

りなりー「ちょっと………?」

 

 どうやら君たちと私とでは価値基準が以下略。

 

しずく「その代わり、私の提案‼︎」

栞子「おっ?自信があるのですか?」

 

 さて、しずくちゃんが何か思いついたようだ。

 

しずく「カツラの股間版をつければいいんだよ!」

りなりー「キッショ。」

栞子「私と大差無いじゃないですか。」

 

 それな。

 

しずく「おじさんとの接触無いから、こっちのがいいでしょ。」

栞子「おじさんのカツラ、借りれますよ。」

 

 借りるな。

 

しずく「そんなAVあったな〜。」

 

 絶対需要無いでしょ、それ。

 

栞子「私、そっちなら観たことあります。」

 

 あるのかよ。

 

かすみ「………」もぐもぐ

 

 コイツいつまで食ってんだよ。

 

しずく「とにかく、カツラおすすめだよ。」

りなりー「しないから。」

栞子「つまり璃奈さんはハゲ………」

りなりー「下だけね。」

しずしお「「下半身ハゲ。」」

りなりー「りなちゃんボード『頼むから死んでくれ。』」

 

 全く、この2人に相談したのが間違いだった………現に今いいこと思いついたし‼︎

 

りなりー「ひらめいた。」

しずしお「「何?」」

りなりー「愛さんはやらしいの天才。」

しずく「やらしいの変態では?」

栞子「楽しいの天才ですよ………」

りなりー「つまりあの状況を瞬時に理解して………自分の大好きなフェチを隠すために、ちょっと好きくらいのフェチを言ったはず。」

 

 これに賭けるしか無い。

 

しずく「恥ずかしいからって、別の恥ずかしいこと言う必要ある?」

栞子「無いですね。そもそも喋らなければいいことですし。」

しずく「確かに。」

 

 あえなく潰されてしまった。りなちゃんボード『ショック( ;∀;)』。

 

しずく「そうなったら、もう案は無いね。」

栞子「大人しく下半身ハゲを受け入れるしかありません。」

 

 くそっ、コイツらが勝手に話を解決させようとする。でも、まだ打開策が………っ!

 

りなりー「かすみちゃん、かすみちゃんなら‼︎」

 

 変態かつ常識人の彼女なら、イケるはず………っ‼︎

 

しずく「あれ、かすみさんが居ない?」

栞子「ホントだ、どこに行ったのでしょう?」

 

 あれっ?いつの間に消えたんだ?

 

 

 

 

 

 

  side かすみ

 

 もう猥談には付き合ってられない‼︎かすみんは帰らせてもらいます‼︎今ならバレてない‼︎

 

愛「あ、かすかす!」

かすみ「って愛先輩⁉︎」

 

 まさか廊下で会うとは………

 

愛「かすかすじゃなくてかすみんです!」

かすみ「ってちょっとぉぉぉ!人のセリフ盗らないで下さいよぉ‼︎」

愛「いや〜、ごめんね〜。」

 

 こんなに純粋そうな人。なのに意外と変態。でも本人は絶対口に出さないから、かすみんと同じムッツリタイプだ。

 

愛「そ、それより………///」

かすみ「何です?」

愛「この前りなりーが暴れてた時のやつ………のっ………愛さんが言ったこと、忘れて欲しくて………///」

 

 そしてめちゃくちゃ恥ずかしがってる。こんな人が居ただろうか。同級生3人はここぞとばかりに本気で性癖を出しまくってるから、なんか新鮮だ。

 

かすみ「いいですよ、全然‼︎」

愛「やった〜、ありがとう!」

かすみ「その代わり、かすみんの話も忘れて下さいね!」

愛「もちろん‼︎」

 

 久しぶりのまともな会話に、なんだか泣きそうになった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しずく「あっ、ムッツリ2人、みっけ!」

栞子「猥談中に帰るとは………かすみさん、それでも変態ですか?」

りなりー「ムダ毛の件、心ゆくまで話してもらうよ。」

かすあい「「ひぃぃぃぃぃぃ‼︎」」

 

 そしてまともじゃない会話に、なんだか泣きそうになった。

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