りなりー視点
愛さんが色葉ちゃんに取られる、由々しき事態の発生。私はすぐさま仲間を集めて相談することにした。
りなりー「みんな聞いて。」
しずかす「「?」」
栞子「あの件ですね。」
りなりー「うん。」
しずかす「「あの件?」」
もちろん話題は決まってる。
りなりー「愛さんが色葉ちゃんに寝取られた。」
しずかす「「帰っていいかな?」」
集めた人を間違えたかもしれない。
りなりー「そんな………2人は友達だと思ってたのに。」
しずく「寝取られたも何も、そもそも寝てないでしょ。」
りなりー「寝ようとしたさ。でも誰かさん達に邪魔された。」
しずかすしお「「「それは可哀想に………」」」
りなりー「お前らだよお前ら。」
この人たちに優しさは無いのだろうか?
りなりー「とにかく、私は愛さんを取り戻したい。そのために協力して。」
かすみ「なんか嫌だなぁ………」
しずく「見返りが欲しいよね。」
なるほど、見返りが欲しいのか。それならこれだ!
りなりー「2人には私が開発した新アダルトグッズをあげるよ。」
しずかす「「そ、それなら………///」」
ちょっろ。でもまあ、助かるよ。
栞子「私はそんな反社会的なことはしません。」
どの口が言うんだ。まあ、そんな童貞ヤクザには………
りなりー「せつ菜さんの大好きなアニメ映画のペアチケット、あるんだけどな。」
栞子「私はヤクザの鏡です。」
りなりー「話がわかるようで助かる。」
こうすればヨシッ!
りなりー「さて皆、時は熟した。愛さんの貞操奪還大作戦、スタート。」
さぁ、いよいよ戦の時……………
??「話は聞かせてもらったわ。」
と思ってたら、知らない人が現れた。
しずかすりなしお「「「「誰?」」」」
美里「私は川本美里、愛ちゃんのお姉さんよ。」
しずかすりなしお「「「「誰?」」」」
マジで知らない。誰だよこの人。
美里「言うなれば、彼女の幼馴染ね。歳は10個くらい離れてるけど。」
幼馴染………だとっ⁉︎
りなりー「幼馴染………この世界では絶対的な力を誇る。りなちゃんボード『ゆうぽむ!』。」
しずく「片方浮気しまくってるけどね。」
かすみ「それじゃあダメじゃん‼︎」
栞子「私とランジュが違うので違いますね。」
かすみ「ダ○ソーみたいな言い方するな!」
美里「私を養ってくれる約束までしてくれたのよ⁉︎」
かすみ「ただのヒモ希望じゃないですか⁉︎」
これは強烈な味方であり、ライバル!しかも結婚の約束までしてるなんて………っ!此奴、侮れぬ………‼︎
美里「とにかく、愛ちゃんが私と結婚してくれなかったら困るの。」
りなりー「いや、私と結婚するから。」
美里「私が働く羽目になっちゃう‼︎」
かすみ「クソニートじゃないですか‼︎」
美里「仕方ないでしょ。私重い病気だもの………病名は仮病で………」
しずく「わぁ〜。これは思った以上にカスカスだ〜!」
かすみ「カスを繰り返すな!私になっちゃうでしょ!」
しずく「じゃあカスカスって呼んでいいんだね?」
かすみ「それは違う‼︎」
この人がクズすぎるのはさておき、とりあえず本題に入らないと。なんとかして色葉ちゃんを愛さんから引き剥がす。そして私がそこに入るんだ‼︎
ということで、私は作戦会議を始めることにした。
りなりー「りなちゃんボード『それはさておきʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ』、」
かすみ「顔文字おかしくない?」
りなりー「なんとかして色葉ちゃんを愛さんから引き剥がす。まずは奴らの居場所なんだけど………りなちゃんボード『GPS(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)』。」
しずく「まさか愛さんに付けてるの⁉︎」
りなりー「もちろん。愛さんの居場所を常に把握しておくのは当たり前。」
栞子「犯罪じゃないですか………」
りなりー「暴力団員には言われたくない。」
美里「あっ、それ私も付けてるわ!」
かすみ「なんで2人もいるんですか⁉︎」
まずは愛さんの居場所なんだけど、これは常に把握している。そして、今は………誰かの家にいるな。確か色葉ちゃんの家がこの辺だったような………
りなりー「あのアバズレ、もう家に連れ込んだか。」
かすみ「自分もやってたでしょ。」
しずく「あの、2人って友達なんだよね?」
りなりー「だったよ………この間までは。」
栞子「脆い友情ですね。」
美里「それより私は、りなちゃんが愛ちゃんを家に連れ込んだ事を聞きたいんだけど………」
りなりー「そんなどうでもいい事、今聞かないで。」
美里「良くない‼︎」
とりあえず、今すぐにでも向かわなきゃ‼︎幸いここには大人がいるから………
りなりー「で、愛さんの居場所はここ。美里さん、車出して。」
美里「私免許無いから無理よ。愛ちゃんに運転してもらう計画だし。」
はぁ⁉︎お前何が出来るんだよ⁉︎
りなりー「使えな。じゃあバスか電車は………」
栞子「黒塗りの高級車なら用意できますよ。」
しすぐ「流石ヤクザだね。」
とりあえず、栞子ちゃんがいて良かった。流石は指定暴力団三船財閥の若頭。格が違うね。
しばらく待ってると、例の黒塗りの高級車が到着した。
栞子の手下1「若、迎えにあがりました。」
美里「若⁉︎お嬢じゃなくて⁉︎」
栞子「おおきに。忙しいとこすまんな。」
美里「関西弁⁉︎この人何者なの⁉︎」
しずく「世の中には、知らない方がいいこともありますよ。」
美里「ヤバすぎない、それ⁉︎」
中にはこの間ハルカスで見たような、怖いお兄さんたちがいっぱいいた。思わずチビってしまいそうだった。
それとは裏腹に、この車………めちゃくちゃ快適‼︎ふかふかのソファーがあるし、飲み物だって出てくる。更にはスイスイ進む。誰も煽ってこないし、前の車もすぐに曲がってくれるから。そのおかげで、予定より早く到着することができた。
色葉ちゃんのアパートは、いたって普通のアパートだった。さて、奴の部屋は………表札からするに、今おじさんが入っていったところの隣かな?とりあえず、インターフォンを鳴らしにいくか………
栞子「おい、鎌田。あのおっさん、債務者の佐伯や。確か5ヶ月滞納しとるやろ?」
と思ってたら、栞子ちゃんがとんでもない事を言い始めた。
栞子の手下1「そ、そうですね………っ!若の発言は、パソコンのデータベースと一致しております………住所以外は。」
栞子「アタシは債務者の情報を全部覚えとるからな。あの野郎、黙ってトンヅラしとったんか‼︎」
栞子の手下1「これは………取り立てる必要がありますね。」
なんとまさかの急なお仕事。強力な味方がいなくなってしまった。これは仕方ないが、なんとかしないと………おっ、閃いた!
りなりー「それじゃあ、私たちはこう言いながらインターフォンを鳴らそう。りなちゃんボード『助けて(;´д`)』」
しずく「それ、いいですね!」
かすみ「警戒されたりしない?」
美里「愛ちゃんはお人よしだからね。絶対に助けてくれるわ。」
かすみ「人の善意を悪用しちゃダメでしょう⁉︎」
りなりー「かすみちゃん、今はそんなことにこだわってる暇はない。」
かすみ「あるから‼︎」
とりあえず、これでいこう。愛さんは人がいいから開けてくれるはず。あとは警戒されないように………私がインターフォンを鳴らすか。
家に近づくと、早速栞子ちゃん達が隣の部屋のドアをどつき始めた。
栞子の手下1「おい佐伯‼︎」
栞子の手下2・3・4「「「はよ開けろ‼︎」」」
栞子「三船や‼︎はよ開けんかいゴラァ‼︎」
流石に怖すぎる。なんかチェーンソーも持ってきてるし。絶対ドアぶち壊す気だ。とても普段、森羅万象に欲情している変態とは思えない。まあいいや。とりあえず、私たちも作戦開始だ!
りなりー「色葉ちゃん。」
色葉「えっ、璃奈⁉︎ちょっ、何があったの⁉︎なんかヤクザの声がするけど⁉︎」
りなりー「たまたま通りかかったら、こんな感じで………りなちゃんボード『助けて(;´д`)』」
色葉「わ、分かった!すぐ開ける!」
とりあえず、第一関門突破。家の中は至って普通。色葉ちゃんも服を着ているから、ツナガルコネクトはまだみたいだね。
さてと、部屋の中に入れた。次は私たちの演技だ!
りなりー「あれっ、愛さん?なんでここに……?」
愛「あっ、カスカスにしずくじゃん………って、美里お姉ちゃんまで⁉︎なんで⁉︎」
しずく「カスカスじゃなくてカスです!」
かすみ「違うしず子‼︎それじゃあただの性格悪い人‼︎」
美里「愛ちゃん、久しぶり!こちらの家の方は………お友達?」
色葉「いいえ!私は愛の恋人です!」
しずかすりなみさ「「「「えっ?(すっとぼけ)」」」」
コイツ、いきなり勝利宣言かよ‼︎逆にそう来るなら、話は早いけど‼︎
りなりー「私、愛さんと付き合ってるんだけど。」
愛「りなりー⁉︎愛さんそんな事一言も言ってないよ⁉︎」
美里「お姉ちゃんを養ってくれるって、言ったよね?」
愛「そっちも言ってないからね⁉︎」
しずく「私、かすみさんと付き合ってるんですけど。」
愛「それは知ってる。」
かすみ「私、かすみんですけれど。」
愛「カスカスじゃなくて?」
栞子「臓器の1つや2つくらい売って金作らんかい、ボケェ‼︎」
愛「隣の部屋からしおってぃの声しない⁉︎大丈夫なの⁉︎」
色葉「……………」
とりあえず、色葉ちゃんか頭にはてなマークを浮かべてる。チャンスだ‼︎ここで一気に畳み掛けるぞ‼︎
りなりー「ちなみに、これがハメ撮り*1。」
愛「いや、こんなのした覚えないから!変な写真作らないで‼︎///」
美里「これが愛ちゃんが私を養うって言ってくれた手紙。」
愛「これ美里お姉ちゃんの字だよね?」
しずかす「「これが私たちの写真です。」」
愛「ただの2人のデート写真だよね。愛さん関係なくない?」
栞子「金返さん奴はベーリング海に飛ばす。これがウチらのやり方や‼︎」
愛「しおってぃーは何してるの⁉︎」
色葉「……………」
さぁさぁ、別れろ‼︎そして寄越せ‼︎私が愛さんの、真の恋人だぁぁぁぁぁぁ‼︎
色葉「もしもし警察ですか?ストーカー2人とリア充2人とヤクザ数人が家の近所で暴れてまして………」
嘘でしょ⁉︎この女、まさか警察を呼んだの⁉︎
りなりー「何してんの?」
色葉「愛はそんな事しないから。邪魔するならパトカーだけど、いい?」
りなりー「りなちゃんボード『私たち、友達だよね。゚(゚´ω`゚)゚。?』」
色葉「デート邪魔するなら、友達辞めるよ。」
美里「私は友達じゃないから平気よ!」
色葉「未成年への猥褻未遂でアウトです。」
しずく「かすみさん、デート行く?」
かすみ「そうだね。」
色葉「私の家来る必要あった?」
栞子「コイツの身柄は捕えた。テメェら、マル暴*2来る前にトンヅラすっぞ‼︎」
色葉「あっちは本当に警察が必要そうだね。」
愛「色葉、その…………///」
色葉「大丈夫、分かってるから。ということで帰って。以上。」
りなみさ「「そんな…………」」
最悪だ………。捕まってしまっては意味がない。ということで、私は泣く泣く色葉ちゃんの家を出ることにしたのだった…………