自宅へと戻った凛空は、一足先に帰宅して支度を整えていた蔵土に遅れぬ様に、手早く支度を整える。
こうして支度を終えた二人は、衣咲に見送られながら、車に乗り一路エンジェルスターを目指した。
今頃、バン達はリュウの助言も相まって、山野博士の軟禁されているエンジェルスターへ電車を使って向かっている頃だろうか。
等と、車窓から流れる景色を見つめながら考えに耽る凛空。
「さぁ、着いたぞ凛空」
しかし、やがて蔵土の言葉に我に返ると、既に二人を乗せた車はエンジェルスターの駐車場に駐車していた。
急いで車を降り、蔵土の後ろをついていくと、入り口で体格がよく鋭い視線を持つ警備員達に一旦止められる。
「これは失礼いたしました! 西原 蔵土様と西原 凛空様ですね。ご案内いたします、どうぞこちらへ」
だが、招待状を提示し直ぐに確認が取れると、警備員達は警戒を緩め、丁寧に二人を施設内に通し案内を始める。
清掃が行き届いた通路を暫く歩くと、やがて、二人は巨大なホール、発表会場に到着した。
会場となるホール内には、既に同じく招待を受けたLBX業界では先発となる企業の人々の他、取材陣の姿も多く見られた。
「これは西原さん、ご無沙汰しております」
「あぁ、これはどうも。……凛空、父さんは少しこの人達と話があるから、凛空は何処かで待っててくれないか」
「うん、分かった」
すると、高級スーツを身にまとった数人の人物に声をかけられ、大人同士の小難しい話を始める蔵土。
一方、会場内に同年代の子供の姿は当然ながら見当たらず、気さくに話しかけられる相手のいない凛空は、近くにいたホールスタッフに頼んでジュースを貰うと、空いている椅子に腰を掛け、会場内の様子を何気なく観察し始めた。
(ん? あの人は……)
会場の一角、数人の大人が談笑を行っているのだが、その中の一人に、見覚えのある顔がある事に気がつく凛空。
見覚えと言っても、相手との面識はなく、凛空が一方的。それも、原作内に登場した登場人物の一人という関係なのだが。
大きな鼻に、負けず劣らずの大きな腹、タイニーオービット社の役員の一人であるその人物の名は、
(タイニーオービット社から招待を受けてきたのか……)
沢村を見つめるその視線が、少々鋭くなる凛空。
実は沢村、とある人物の側近的な立ち位置として原作で描かれている他、イノベーターとも通じており、自身の立場を利用して内通者として活動を行っていた。
それを知る凛空は、沢村に対して内心敵意を抱いているものの、流石に、この場で沢村を糾弾など出来る筈もなく。
今は、沢村に対して厳しい視線を向けるにとどめるのであった。
それから暫く、何気なく会場内の様子を観察し続けていた凛空のもとへ大人の話を終えた蔵土が戻ってくる。
すると、タイミングを見計らったかのように、発表会の開始を告げるアナウンスが流れ始めた。
そして、招待者や取材陣が各々の定位置についた所で、用意された壇上に、一人の男性が姿を現した。
見事な七三分けに整えられた口髭、仕立てられた紺のスーツを着込んだ中年男性。
その男性こそ、神谷重工の現社長、
「会場内の皆様。本日は、我が神谷重工の発表会にご足労いただき、ありがとうございます」
(あの人が名呉社長か……)
壇上で、本題へ入る前の挨拶を行う名呉社長の姿を目にし、凛空は、以前ネット上で目にした名呉社長の印象通りの人物だと感じていた。
ネット上の印象、それは、日本を代表する大企業の社長ながらも覇気がない、というものであった。
更には、神谷重工を含めた企業グループである神谷グループ、そのトップに君臨する
(神谷グループの中核をなす企業の社長。イノベーターと無関係であるとは考えにくいよな)
しかし、凛空にとってはネット上の印象通りであろうがなかろうが、それはあまり重要な事ではなかった。
凛空にとって重要なのは、名呉社長がイノベーターと関係を持っているか否か。そして、関係を持っていた場合、どの程度の立ち位置にいるのか、という事であった。
(原作では会長である神谷 藤吾郎以外、特に神谷グループ上層部の人物は登場しなかったからな。神谷会長がイノベーター内でも重要な立ち位置にいた事を鑑みると、名呉社長もそれなりの立ち位置にいるのか……)
思考を巡らせる凛空を他所に、名呉社長は挨拶を終えると、早速本題を切り出し始めた。
「皆様ご存知の通り、我が神谷重工は、日本でも有数の重機メーカーとして、国内外の建設機械業界を牽引する存在として今日にまで至っております」
名呉社長は一拍置くと、更に言葉を続ける。
「しかし、昨今の世界情勢の変化や、世界のトレンドの変化を読み解き。神谷重工は現在の地位に甘んじることなく、常に挑戦者として挑戦を続けるべきであると、そう結論付けました」
取材陣からカメラのフラッシュがたかれ、一通り写真を撮り終えた所で、名呉社長は更に言葉を続けた。
「そして、その挑戦の舞台として目をつけたのが、今や子供を中心として世界的に人気を誇る小型ホビーロボット、LBXであります」
LBXの単語が名呉社長の口から零れた刹那、招待者や取材陣の間から感嘆の声が漏れ聞こえる。
一方、名呉社長は一拍置いて息を整えると、やがてゆっくりと、しかし力強く語り始めた。
「我が神谷重工は、LBX業界へ参入する事を、ここに表明いたします」
刹那、先ほどの比ではないカメラのフラッシュがたかれると共に、取材陣から立て続けに質問が飛ぶ。
「本格参入はいつ頃になりますか!?」
「LBX業界には、タイニーオービットやサイバーランス等、強力な先発企業が存在していますが、後発企業である神谷重工は、それらライバルに対する秘策などはあるのでしょうか!?」
「やはり、建設機械製造で培ってきた技術を応用するのですか!?」
取材陣からの質問に、名呉社長は一旦手でそれを制すと、会場内が静寂さを取り戻した所で、ゆっくりと答え始める。
「現時点では、一年後を目処に、神谷重工製LBX第一弾の販売開始を計画しております。しかし、ご存知の通り、我が神谷重工は建設機械製造のノウハウは持っておりますが、ことLBXとなると、全くの素人同然」
そこで名呉社長は勿体ぶる様に間を作ると、ゆっくりと口を開く。
「そこで、LBX業界参入に当たり、強力な助っ人との業務提携を同時に発表したいと思います。それでは、ご紹介いたしましょう」
名呉社長の声と共に、壇上に新たな人影が現れる。
現れたのは、白髪混じりの髪に、鼻が高く彫の深い顔つき、灰色のスーツを身にまとった白人男性。
刹那、白人男性の顔を目にした招待者や取材陣の間から、ざわめきが起こり始める。
「といっても、既に皆様ご存知だとは思いますが。改めて、ご紹介いたしましょう。今回、LBX業界の参入に当たり我が社と業務提携を行っていただく"クリスターイングラム社"
「ご紹介にあずかりました、ローレンス・B・スミスです。今回、我が社は神谷重工のLBX開発に当たり、我が社の持つ技術を提供いたします。神谷重工が培ってきた建設機械製造の技術と、我が社が持つLBX製造の技術を組み合わせれば、他社製品に負けぬ、素晴らしいLBXが出来るものと信じております」
クリスターイングラム社、A国に本社を持ち、世界中に生産拠点を持つ、文字通り世界最大のLBXメーカーだ。
今やLBXメーカーとして名を馳せている同社は、元々A国でも有名なドローンの製造メーカーであり、ドローンで培った技術を用いて開発された同社独自のLBXは、何れも高い完成度を誇っている。
そんなクリスターイングラム社だが、原作でも所々でその名が登場している。
しかも、単なるLBXメーカーとしてではなく、きな臭い雰囲気を醸し出してだ。
だが、結局原作では匂わせだけで、同社が直接的に悪事を働く事は描かれていない。
そんなクリスターイングラム社が、この世界では、早くから表舞台に出る事になり、凛空は別の意味で、驚きを隠せなかった。
(まさか、クリスターイングラム社が神谷重工との関係を公表するなんて……。外伝作品では少し描かれていたけど、この時期に大々的に公表するなんて、くそ、予想外だったな)
これで神谷重工を通じてイノベーターの戦力は強化される。
今回の発表を受けて、凛空は原作にはなかった世界の動きに、内心苦虫を噛み潰したような顔を浮かべるのであった。
(これは、予定していた計画を幾つか前倒しにする必要があるか?)
そして同時に、計画していた新型機の開発計画を前倒しにするべきか否か、その舵取りに頭を悩ませるのであった。
その後、発表会は滞りなく進み、終了のアナウンスが流れると共に、会場内のスタッフに誘導され取材陣が会場を後にしていく。
しかしその一方で、凛空達を含めた招待者達は退場する事無く、その場に残ったままであった。
「それでは、会場内にお残りいただきました皆様には。これより、我が神谷重工が開発試作いたしましたLBXによる、エキシビションバトルをご覧いただきたいと思います」
そんな招待者達に対し、名呉社長自らがアナウンスを務めると、程なく、壇上のバックパネルや長机等がスタッフの手により撤去され。代わりに、LBXバトル用のDキューブが設置される。
「それではご紹介いたしましょう! 我が神谷重工が作り上げた試作LBX、その名を、ジ・エンペラー! そしてそれを操る、我が社のテストプレイヤー、マスクJ!」
名呉社長のアナウンスと共に壇上に姿を現したのは、背丈からして凛空と同年代と思しき少年。しかし、その素顔は白い仮面を被っている事により拝むことは叶わない。
(おいおい、あれって……、
しかし、凛空はマスクJと呼ばれたテストプレイヤーの姿を目にし、それが海道 ジンその人であると看破する。
仮面を被っている以外、原作でも目にした装いのジンことマスクJ。その手にジ・エンペラーを持った姿は、原作でも描かれた海道 ジンそのものであった。
(マスクJのJって、ジンのJ、だよな。……あ、まさか、あの人がアルテミスで名乗ったあの名前って、これが由来なのか!?)
凛空が頭の中に思い浮かべていた人物の名前にもJのイニシャルが入っているので、凛空の考えは的外れなのだが、参考にした可能性は否定できない。
と、そんな事に思考を巡らせていた凛空を他所に、名呉社長はマスクJの対戦相手を紹介し始める。
「対しますは、ストリートで名の知れた五名のプレイヤー達! 彼らが操るのは、何れも各社を代表するLBXです」
壇上に姿を現したのは、二十歳前後と思しき五人の青年達。
生憎と凛空は知らなかったが、この様なイベントに呼ばれるという事は、それなりの腕前を持っているという事なのだろう。
そんな五人が手に持っていたのは、ウォーリアー、ブルド、そしてザクⅡ。
何れも業界参入を表明した神谷重工にとってはライバル企業であり、今や、日本のLBX業界を代表する三企業の代表機種といっても過言ではない機体ばかりであった。
(成程。確かにジ・エンペラーの性能と海道 ジンの腕前をもってすれば、五対一のバトルでも勝算は高い。そして、招いた各社の関係者の前で、ジ・エンペラーが見事に勝利を収める。エキシビションとは言え、これほど鮮烈なデビュー戦はないな)
凛空は、今回のエキシビションバトルを神谷重工が用意した意図を汲み取ると、バトルの行く末を見守り始める。
「は! マスクJだか何だか知らねぇが、俺達五人相手に一人で戦おうなんて無謀もいいとこだぜ。ギャラリーの前で、大恥をかかせてやるよ!」
五人のリーダー格の青年の挑発に対して、マスクJは特に反応する事無く無言を貫く。
「そのスカした顔、グチャグチャにしてやるよ!」
すると、リーダー格の青年は苛立ちを隠せぬ声で宣言すると、自らのザクⅡをDキューブ内に投下する。
それに続くように、他の四人も各々の機体をDキューブ内に投下していく。
「ジ・エンペラー」
そして、マスクJもジ・エンペラーをDキューブ内に投下し、互いにバトルの準備が整った所で、エキシビションバトルの幕が切って落とされた。
バトルの舞台となったのは草原のフィールド。
バトルの開始直後、先に仕掛けたのは五人組、ロケットランチャーを装備した二機のブルドと、バズーカのH&L-SB25Kを装備したザクⅡであった。
ジ・エンペラーに対して三機は砲撃を行うも、ジ・エンペラーは軽々と飛来する弾頭を躱していく。
砲撃では埒が明かないと踏んだのか、ブロードソードと斬馬刀をそれぞれ装備した二機のウォーリアーが接近戦を仕掛ける。
だが、ジ・エンペラーは俊敏な動きで二機のウォーリアーの斬撃を躱すと、お返しとばかりに、装備していた
そんな様子を目の当たりにし、残った三機は更に熾烈な砲撃を行うも、ジ・エンペラーは砲撃を掻い潜りながら残る三機のもとへと一気に接近。
そして、三機を間合いに捉えると、再びティターニアの重く鋭い一閃をくり出し、残る三機も瞬く間に葬り去った。
しかも驚くべきことに、このバトルの勝敗が決するまでにかかった時間は一分未満。
このあまりに早い決着に、観戦していた招待者達は、皆一様に唖然とした表情を浮かべていた。
(あれがジ・エンペラーの、そして海道 ジンの力……)
一方凛空も、その圧倒的な力を目の当たりにして、言葉を失っていたが。同時に、ある衝動に駆られ始めていた。
それは、ジ・エンペラーと海道 ジンに対して、今の自分が何処まで通用するのか確かめてみたい。そんな衝動であった。
勿論、それは軽率な事である事も承知しているが、今や凛空の心を突き動かしているのは、理性ではなく欲求であった。
「あの、すいません!」
次の瞬間、凛空は手を挙げながら、ジンことマスクJとバトルがしたいと名乗りを上げる。
「君は確か……、西原社長のご子息の凛空君、だったね」
突然の息子の行動に慌てる蔵土を他所に、凛空は今一度マスクJとバトルがしたいと懇願する。
すると、凛空の熱意が通じたのか、或いは蔵土や他の招待者達を前にして無下に断る事は出来なかったからか、名呉社長はマスクJと何やら相談を始めた。
程なく、相談が終わると、名呉社長は回答を口にした。
「分かりました。それでは、どうぞ壇上へ」
待ち望んだ回答が返ってきた所で、凛空は壇上へと足を運びDキューブの前に立つと、自身のバッグからペイルライダー・キャバルリーを取り出す。
「それでは、準備はよろしいですね?」
「ジ・エンペラー」
「ペイルライダー・キャバルリー、発進!」
そして、Dキューブの草原に互いの機体を投下し終えた所で、名呉社長の合図と共に、エキシビションバトル第二幕が始まった。
先ず仕掛けたのは、遠距離攻撃可能なペイルライダー・キャバルリー。
シェキナーのジャイアント・ガトリングが唸りをあげて火を噴くと、弾丸の嵐がジ・エンペラーを襲う。
見た事もないシェキナーに一瞬反応が遅れたジ・エンペラーだったが、ティターニアを使い反応が遅れた分飛来した弾丸を防ぐと、その後は弾丸の嵐を躱し続ける。
(接近戦は不利、なら遠距離戦で一気に畳みかける!)
刹那、ハッチ開放と共に放たれたマイクロ・ミサイルが、弾丸の嵐を躱し続けるジ・エンペラーに襲い掛かる。
だが、ジ・エンペラーはその素早い動きでマイクロ・ミサイルを回避すると、弾丸の嵐を掻い潜り一気に間合いを詰め始める。
(早い!)
最早、後退して距離を取る隙がないと判断した凛空は、シールドでティターニアを受け止め、攻撃後に生じた隙をつき、一気に後退する事にした。
だが、ジ・エンペラーが間合いに入り込み、ペイルライダー・キャバルリーがシールドを構えた次の瞬間、目の前にいたはずのジ・エンペラーの姿が一瞬の内に視界から消える。
「後ろか!?」
「っ!」
咄嗟に死角から攻撃してくると直感した凛空は、ジ・エンペラーが攻撃してくるであろう方向にシェキナーを振るう。
刹那、シェキナーとティターニアがぶつかり、シェキナーから悲鳴にも似た破壊音が響く。
次の瞬間、ペイルライダー・キャバルリーはスラスターを使って一気に前進すると、一旦距離を取る事に成功する。
「シェキナーは、もう駄目か……」
シェキナーの状態を確認すると、中央上部が大きくひしゃげており、最早使い物にならない事は一目瞭然であった。
そこで、ペイルライダー・キャバルリーはシェキナーをパージすると、バックパックから円筒形の物を掴み取る。
刹那、円筒形の物が光の刃を発生させた。
「ほぉ……」
光の刃ことビームサーベルを目の当たりにし、マスクJが小さく声を零す。
だが、それも一瞬の事。直ぐに仮面の奥の目を細めると、目にも留まらぬ速さで自身のCCMを操作する。
刹那、まるで滑るかのようにジ・エンペラーが一気に間合いを詰めると、ティターニアを振るう。
だが、ティターニアはシールドに阻まれ、ペイルライダー・キャバルリーを打ち叩く事は叶わなかった。
一方、ペイルライダー・キャバルリーは、右手のビームサーベルでジ・エンペラーを狙うも、ジ・エンペラーの俊敏な動きにより装甲を切り裂く事は叶わず、マントを切り裂く事しかできなかった。
「なら!」
「っ!」
しかし、ペイルライダー・キャバルリーの攻撃はそれで終わる事はなかった。
スラスターを噴かせると、ジ・エンペラーにタックルをお見舞いする。
これにはジ・エンペラーも躱す事が出来ず、その
不意のタックルを食らったジ・エンペラーだが、直ぐに距離を取ると、体勢を立て直す。
そして、再び対峙するペイルライダー・キャバルリーとジ・エンペラーの両機。
互いにビームサーベルとティターニアを構え、次の一撃で勝負を決めるべく、相手の出方を窺う。
壇上はおろか、バトルの行く末を見守っていた招待者達の間にも緊張感が漂う。
そして、緊張が最高潮に達し、いよいよ決着の時が訪れると予感した、次の瞬間。
「そこまで!」
名呉社長の発した一言に、凛空やマスクJはおろか、固唾を呑んで見守っていた招待者達も、呆気に取られた表情を浮かべる。
「申し訳ございません。ですが、地下のエリアにおいて少々トラブルが発生いたしまして。皆様の安全を確保するべく、避難誘導を開始したいと思いますので、バトルはここで中断させていただきます」
(地下でのトラブル、もしかして、バン達か?)
名呉社長が説明した事情を聞き、凛空はこのエンジェルスター最深部で侵入したバン達が、性能よりもお値段の方が通常の三倍はするであろう重機と戦った事が原因になったのだと察知する。
「皆さま、スタッフの指示に従い、速やかに移動をお願いいたします」
スタッフに誘導され会場を後にしていく招待者達。
凛空も、バトルのこの結果には心残りがあるものの、Dキューブ内からペイルライダー・キャバルリーを回収すると、蔵土と共にスタッフに誘導されて会場を後にする。
その際、ふとマスクJと目が合ったような気がしたが、仮面で目元が隠れていた事もあって、凛空は気に留める事はなかった。
こうして、エンジェルスターでの発表会は、最後にちょっとしたハプニングを起こしつつも、終わりを迎えた。
やぁ皆、店長だ!
今日は、作中に登場したザクⅡについての豆知識だ。
今回紹介するのはF型と呼ばれる形式番号の機体で、ザクⅡ、或いは単にザクと呼ばれる機体の多くは本形式の機体を指す事が多いぞ。
本機は耐核装備が施されていたC型から不必要な耐核装備を廃して軽量化がなされており、また、大気圏内外で運用可能な高い汎用性から、エースパイロット専用など、多くの派生型が生まれる事となる。
アニメ機動戦士ガンダム、更には漫画にOVA等々、ジオン公国軍を代表するモビルスーツとして、様々な活躍が描かれているぞ。
では! また。