うちの父親は変態企業の社長です   作:ダルマ

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対決、ジ・エンペラー

 劇的な逆転劇となった第一試合に続き、準決勝第二試合の開始が告げられる。

 バン達の声援に見送られ、ステージ上へと足を運ぶ凛空。

 そして、Dキューブを挟み対峙する凛空とジン。

 

「ジン君、このバトル、勝たせてもらうよ!」

「……」

 

 凛空の言葉に特に反応を示すことなく、凛空の顔を見据えるジン。

 だが、凛空はふと気がつく、言葉に出すことなく、訴えるような目つきをするジンに。

 

(ドムを使っているのがご不満なようだ。多分、ジンはペイルライダー・キャバルリーを使ってきてほしかったんだろうな)

 

 エンジェルスターでのバトルと同じ条件で決着をつける、それが、ジンが希望していた事。

 だが、それが叶わず、ジンはその不満を視線に込めていた。

 

「Ready……」

「ドム、発進!」

「ジ・エンペラー!」

 

 当事者である二人にしか分からぬ事情を他所に、第二試合の進行は行われ、互いのLBXがDキューブ内の草原のフィールドに降り立つ。

 

「バトルスタート!」

 

 そして、合図と共に、戦いの幕が切って落とされる。

 

(正面からまともに戦って勝てる相手じゃない。なら、アングラビシダスのルールを利用して戦う!)

 

 合図と同時に動いたのはドム。

 複数のスモークグレネードを束ねた収束スモークグレネードを取り出し、間髪入れずに投げると、周囲一帯に煙幕を張る。

 

 刹那、視界を遮った所で、ドムはジ・エンペラー目掛けて突撃を仕掛けた。

 

「何だ、何も見えねぇぞ!」

「音は聞こえるけど……、一体、何が起こってるの?」

 

 モニターに映し出されるのは一帯に張られた煙幕。

 しかし、その煙幕の中からは、銃声や爆発音等、激しい戦いが繰り広げられている事を彷彿とさせる音が響き渡っていた。

 

「っ! あれは」

「嘘!?」

「ドムが、三機……」

 

 やがて、煙幕が晴れ、モニターに映し出されたのは、バン達も目を見開く光景。

 ジ・エンペラーと対峙しているのは、何と"三機"のドム。カズとの二回戦で見せた二機に、更にジャイアント・バズを装備したもう一機を追加した光景であった。

 

「凛空の奴も、仙道同様に三機同時に操作できたのかよ!?」

 

 リュウをはじめとしたギャラリー達が驚くのを他所に、暫し、互いに睨み合い膠着状態が続いた、次の瞬間。

 MMP-80の銃声が鳴り響くと、再び戦闘が再開される。

 

 MMP-80の銃撃、更にはジャイアント・バズによる砲撃。

 三機のドムによる三方からの攻撃を、ジ・エンペラーは俊敏な動きで躱していく。

 

(やっぱり、数で押し切れる程甘くはないか……。なら!)

 

 刹那、三機のドムは一旦集結し火力を集中させると、ジ・エンペラーを引き離す。

 すると、MMP-80を装備したドムがヒートサーベルType 2に装備を変更し、それを合図に、残りの二機のドムが同機を先頭にして縦一列に並ぶ。

 

 そして、次の瞬間、単縦陣を形成した三機のドムは、ジ・エンペラーに再び突撃を仕掛けた。

 

 迫りくる三機のドム、ジ・エンペラー側から見ると、先頭のドムにより後続のドムが隠れている為、相手との距離感が掴みづらく、また後続機の様子も分からぬ為対応が難しい。

 しかし、ジ・エンペラーは逃げる素振りを見せる事無く、正面から迎え撃った。

 

「あ! 先頭のドムを踏み台にしたぁ!?」

 

 先頭のドムによるヒートサーベルType 2の一撃を躱したジ・エンペラーは、そのまま先頭のドムに飛び乗ると、ティターニアによる一撃をお見舞いし、先頭のドムを撃破する。

 直後、後続を務める二機目のドムがジャイアント・バズを発射するも、ジ・エンペラーは機体を屈ませ放たれた弾頭をギリギリのところで躱すと、先頭のドムから奪い取ったヒートサーベルType 2を二機目のドムに突き立てて撃破する。

 そして、最後のドムも、構えたジャイアント・バズの砲身ごと、ティターニアによる一撃で上半身を粉砕し、撃破してみせる。

 

 それはまさに、一瞬の出来事であった。

 

「バトル終了。Winner、海道 ジン」

「マジかよ……」

「あの連携攻撃を躱すなんて、なんて強さなの……」

 

 勝利が宣言されても、特に沸き立つこともなく淡々とした様子でステージを後にするジン。

 一方、観戦していたバン達は、ジンの強さを改めて目の当たりにし、戦慄を覚えるのであった。

 

 

 

 

 準決勝を終えてバン達のもとへと戻ってきた凛空。

 

「ごめん、負けちゃった」

「仕方ないわ。あんなに強い相手じゃね」

「そうそう、多分、俺とハンターでも結果は同じだったと思うぜ」

 

 そんな凛空に励ましの言葉をかけるアミとカズ。

 

「凛空」

「ん?」

「よく頑張った」

「ありがとう、ミカ……」

 

 不意にミカが手招きしたので、凛空が近づいてみると、ミカが凛空の頭を優しく撫で始める。

 その居心地の良さに、凛空は心が癒されるのであった。

 

 

 そんな一幕を経て、小休止を挟み、いよいよアングラビシダス決勝戦開始を告げるアナウンスが流れる。

 

「いよいよ決勝戦ね」

「相手は、海道 ジン」

「楽に勝たせてくれる相手じゃねぇな」

「油断しないで、バン。彼と戦って、はっきりと分かった、彼は小手先の小細工が通用するような相手じゃないよ」

「分かった。なら、真正面からぶつかるだけだ!」

 

 決勝戦に臨む直前、凛空達、更にはハンゾウ達の声援を受けて気合を入れ直すバン。

 そして、決勝戦のステージである、中央に設置されたDキューブへと向かうバン。そんなバンを見送っていたアミが、ふと、言葉を漏らした。

 

「ねぇ」

「どうした、アミ?」

「これまでの戦いの中で、イノベーターの刺客らしきプレイヤーはいなかったわ。という事は……」

「アイツが、海道 ジンが、刺客!?」

 

 ガトーやキヨラ等、怪しいプレイヤーは数多かったが、何れもイノベーターの刺客ではなかった。

 つまり、最後に残った海道 ジンが、イノベーターの刺客である可能性が濃厚と言う事になる。

 

 そして、その可能性を確信に変えるかの如く、ステージ上のジンが、不意にとある言葉を呟き始めた。

 

「バン君、知りたいかい? 父親の居場所?」

「っ! まさか、お前がイノベーターの刺客!?」

 

 レックスによる決勝戦の開始宣言、更に司会進行役によるバンとジンの紹介により熱気が上昇する地下闘技場内。

 ギャラリー達の声援が響き渡る中、ジンは淡々と言葉を続けた。

 

「僕はこのバトルでアキレスを破壊し、プラチナカプセルを回収する。だがもし、君が勝ったら……、君が求める情報を教えよう。本当さ」

 

 自らがイノベーターの刺客であると明かし、更には、勝利の暁には山野博士の居場所に関する情報も提供すると確約するジン。

 自信があるが故のこの行動に、バンは緊張感を高めるのであった。

 

「それでは、アングラビシダス決勝戦! Ready……」

 

 Dキューブの前に立ち、ジ・エンペラーとアキレス、互いのLBXをDキューブ内に投下する。

 小高い草原に佇む巨大な城をモチーフにした、城砦のフィールドに降り立つ両機。

 

「バトルスタート!」

 

 開始と同時に先に仕掛けたのはアキレス。

 ジ・エンペラー目掛けて一気に距離を詰めると、アキレスランスによる突き攻撃を次々と繰り出す。

 だが、ジ・エンペラーはそれを俊敏な動きで躱すと、隙を見てティターニアによる反撃を試みる。

 

 しかし、その反撃もアキレスシールドに防がれ、逆に、繰り出し続けたアキレスランスの穂先が、ジ・エンペラーの頭部をかすめた。

 

「逃がすか! ジャンプだ、アキレス!」

 

 すると、ジ・エンペラーは態勢の立て直しを図るべく大きく跳躍する。それを見て、アキレスも逃すまいと跳躍し、両機は空中で激しい攻防を繰り広げる。

 やがて、城の中庭に降り立った両機は、激しい鍔競り合いを繰り広げた後、再び場外へと移動を開始した。

 

「すげぇぜ、バン」

「今の所は互角ね」

「元々の実力はジン君の方が上、だけど、バンはバトルの中でも成長を続けている。この勝負、最後まで分からないね」

「目が、離せない」

 

 バンとジンのバトルを観戦し、各々の感想を零す凛空達。

 一方のバンは、勝負を決めるべくアキレスランスを突き出すが、ジ・エンペラーはそれを軽々と躱してみせる。

 

「どうした、その程度かい?」

「く、全く隙が無い……。だったら! 必殺ファンクション!」

〈アタックファンクション、ライトニングランス〉

 

 機械音声が流れると共に、アキレスランスの穂先にエネルギーが集約する。

 そして次の瞬間、放たれたエネルギーは青白く輝く光のランスとなり、ジ・エンペラー目掛けて飛来する。

 

 しかし、ジ・エンペラーはライトニングランスの軌道を読んだかの如く、命中する寸前で大きく跳躍し、回避してみせた。

 

「それを待ってたんだ! Vモード、起動!」

〈アドバンスドVモード〉

 

 次の瞬間、バンは待っていましたと言わんばかりに、自身のCCMを操作すると、準決勝で制御可能となったVモード、アドバンスドVモードを起動する。

 刹那、CCMが変形すると共に、アキレスの機体も金色(こんじき)に光り輝き始めた。

 

「うぉぉぉっ!」

 

 Vモードとなったアキレスは、空中のジ・エンペラー目掛けて素早く跳躍すると、空中故に躱す事が困難な状況を利用し、アキレスランスの一撃をジ・エンペラーにお見舞いする。

 寸前でティターニアにより防がれ、致命傷を与えられなかったものの、その威力により、ジ・エンペラーは地面に勢いよく叩き落とされる。

 

 ライトニングランスを囮とし、ジ・エンペラーへ確実に攻撃を当てるという自身の作戦が見事に的中し、勢いに乗ったバンは、更に追撃を行う。

 Vモードとなり性能が向上したアキレスは、ジ・エンペラーに対して次々と攻撃を当てていく。

 それこそ、緒戦の工房が嘘のように、ジ・エンペラーはアキレスの猛攻を前に、一方的にLPを減少させ、やがて膝をつくのであった。

 

「山野 バンとアキレス……。ここまでやるとはね」

 

 だが、そんな状況であっても、ジンは追い込まれているどころか余裕綽々。

 そんなジンの様子に、バンが冷や汗を流した、次の瞬間。

 

「なら、見せてあげよう。僕の本当の力を!!」

「っ! 何!?」

 

 ジンの宣言と共に、ジ・エンペラーが立ち上がった、刹那。

 ジンの雰囲気が変わると共に、彼のCCMを操作する動きが人並外れた速度になると、それに呼応するように、ジ・エンペラーの動きも、先ほどまで同じ機体とは思えぬ程変化する。

 まるで瞬間移動の如く動きでアキレスの懐に飛び込んだジ・エンペラーは、ティターニアを振るいアキレスを弾き飛ばす。

 更に、空中に弾き飛ばされたアキレスに追撃を行い、先ほどの意趣返しと言わんばかりに、アキレスを地面に叩き落とす。

 

 更に更に、起き上がろうとするアキレスに対して、ジ・エンペラーは容赦なくティターニアを振るい、追撃の手を緩めない。

 

「始まったぁ!」

「ジ・エンペラーの超高速攻撃だぁ!!」

「いいぞ! そのまま派手にぶっ壊せ!!」

 

 その様子に、観戦しているギャラリー達の熱気も更に上昇し、声援が一層熱を帯びる。

 そして、それに応えるかの如く、ジ・エンペラーの容赦のない連続攻撃により、アキレスのLPは四割近くも削られるのであった。

 

「くそ! ……あ!」

 

 形勢が逆転され、焦り始めたバン。

 だが、そんなバンに、更に追い打ちをかけるかの如く、Vモードの制限時間に達したのか、アキレスを纏っていた金色(こんじき)の輝きが失われると、同時に、CCMも元の形に戻ってしまった。

 

「しまった! Vモードが!」

 

 だが、ジ・エンペラーはアキレスのVモードが切れた事などお構いなく、攻撃を続ける。

 アキレスも、隙を見て何とか反撃に出るものの、全く掠る事無く躱されてしまう。

 

 そして、膝をつく事すら許してもらえないかの如く、次々と繰り出されるジ・エンペラーの攻撃を前に、アキレスは手も足も出ず一方的に打ちのめされる。

 

「海道 ジン……、何て恐ろしい奴だ」

 

 観戦するハンゾウが、ジンの脅威的な操作技術と、それに応えるジ・エンペラーの性能に戦慄するのを他所に、他のギャラリー達は、異口同音に壊せコールを行う。

 

「トドメだ……。必殺ファンクション!」

 

 そんな声に応えるかのように、ジ・エンペラーが必殺ファンクションの準備を始める。

 刹那、Dキューブが突如として小刻みに振動し始めた。

 

「何!?」

「あれは!?」

「揺れてる?」

「ジ・エンペラーが、凄まじいエネルギーを放ってるんだ」

 

 この事態に動揺するアミ・カズ・ミカの三人。一方、凛空は冷静に状況を分析する。

 そして、次の瞬間。

 

〈アタックファンクション、インパクトカイザー〉

「地獄の業火で灰となれ!」

 

 ジ・エンペラーが高らかにティターニアを掲げると、それを勢いよく地面に叩きつける。

 刹那、地割れを引き起こす程の凄まじいエネルギーが、アキレス目掛けて襲い掛かる。

 

 そして、逃げる間もなく、紅蓮の炎と化したエネルギーが直撃したアキレスの姿は、巨大な爆発の中へと消えた。

 

「アキレス!!」

 

 程なく、爆煙が晴れ、そこに広がっていたのは、地割れによりできた巨大なクレーター。そして、その中にぽつんと残った、すす汚れたアキレスシールドの光景であった。

 

「嘘!?」

「アキレスが消えた!?」

「……、消し飛んだか」

 

 その光景を目にし、誰もがアキレスの敗北を確信した。

 しかし、そんな中、凛空は不敵な笑みを浮かべていた。

 

 そして、バンの表情にも、諦めの二文字は微塵も感じさせなかった。

 

「まだ、まだ終わっちゃいない!」

 

 バンが自身のCCMを操作した、刹那。

 巨大なクレーターの中から、勢いよく何かが飛び出した。

 それは、赤いマントこそ擦り切れているものの、白を基調としたその姿は、紛れもなくアキレスであった。

 

 インパクトカイザーを凌ぎ、再び戦線に復帰を果たしたアキレスの姿に、ハンゾウやアミ達、更にはギャラリー達も沸き立つ。

 

「父さんを助け出すまで、俺は絶対に負けない!!」

「ふ……。ならば、次こそトドメだ!」

 

 再起不能にするべく、アキレスに迫るジ・エンペラー。

 そして、ティターニアを振るった、次の瞬間。アキレスは、ティターニアの重く鋭い一撃を、アキレスランスを使って受け止めてみせた。

 

「何!?」

 

 これには、表情を崩さなかったジンも、驚きの表情を浮かべる。

 

「この右腕は郷田に!」

「バカな!? アキレスの何処にそんな力が……」

 

 ただの偶然かと思われたが、アキレスは再びジ・エンペラーの攻撃を受け止める。

 

「Vモードはパンドラに!」

「く!」

「シグマDX9は店長に!」

「っ!」

「そして、諦めない心は凛空達から! 今のアキレスには、支えてくれる皆の力が宿ってるんだ!!」

「成程、……面白い!」

 

 ジ・エンペラーの攻撃を受けて城壁に弾き飛ばされるアキレス。しかし、すぐさま体勢を立て直すと、再びジ・エンペラーに挑み始める。

 そして、再び激しい攻防を繰り広げ始める両機。

 

「何処まで耐えられるかな?」

 

 激しいバトルを繰り広げるバンとジン。

 多くのギャラリー達が二人のバトルに視線を向ける中、ジンの付き人として同行していた執事を務める老年男性は、ふと、ジンの様子を目にして静かに驚いた。

 

「おぉ、初めて見る。あんなに楽しそうなお坊ちゃまの姿は……」

 

 そして、独り言ちた執事の言葉は、熱狂するギャラリー達の声援にかき消された。

 

「「ジン! ジン!! ジンッ!!!」」

「「バン! バン!! バンッ!!!」」

 

 ギャラリー達の声援に比例するように、激しさを増すアキレスとジ・エンペラーの攻防。

 

「やるな、山野 バン。……だが!」

 

 刹那、アキレスから一旦距離を取ったジ・エンペラーは、不意にティターニアを構え直す。すると、再びDキューブが小刻みに振動し始める。

 それが、インパクトカイザーを繰り出す前兆であると気づいたバンは、目には目をと、アキレスもライトニングランスを繰り出すべく操作を始める。

 

「この一撃で終わらせる! 必殺ファンクション!」

「負けるか! 必殺ファンクション!」

 

 互いの必殺ファンクションが繰り出され、いよいよバトルも佳境に入る。

 かと思われた、次の瞬間。

 

 不意に、ジ・エンペラーが高らかにティターニアを掲げたまま、ピクリとも動かなくなる。

 

「何!? どうした、何故動かない!?」

 

 慌ててジンが自身のCCMを操作するも、ジ・エンペラーは全く反応を示さない。

 原因は一体何かと調べ始めた矢先、CCMの画面に"システムエラー"の文字が表示され、ジンは眉をひそめた。

 

「ジ・エンペラー、機能停止。バトル続行不能とみなします。よって、Winner、山野 バン!」

 

 あまりに突然の、そして呆気ないバトルの幕切れに、地下闘技場内の喧騒が一変、静寂に包まれる。

 ハンゾウやアミ達、更には当事者であるバン自身も、これには呆気に取られてしまう。

 

 しかし、レックスがバンの勝利宣言を行った事で、地下闘技場内は我に返ったかの如く熱気が最高潮に達し、大きな歓声に包まれる。

 

「ポイント、579-934」

「え?」

「約束通り、君が欲しがっていた情報だ」

 

 そんな中、Dキューブ内からジ・エンペラーを回収したジンは、バンにそう告げるとステージを後にし、執事を引き連れ地下闘技場から去っていく。

 その途中、ふとジンは凛空の方に視線を向けるも、直ぐに視線を戻すと、淡々と足を進めるのであった。

 

 

 一方、そんなジンの背中を見送るバンのもとに、凛空達やハンゾウ達が勝利を祝うべく駆け寄る。

 

「やったわね、バン!」

「あの海道 ジンを倒すなんて、スゲーな!」

「少し、見直した」

「バン! スゲーバトルだったぜ!」

「倒れても倒れても、諦める事無く何度も立ち上がる姿! シビレたよ!」

「本当に、凄かったぜ!」

「本当、凄いでごわす!」

 

 各々から祝福の言葉が投げかけられる中、新たに、二つの影がバンのもとへと近づく。

 

「バン! 優勝おめでとう」

「リストを渡した甲斐があったってものだな。お前には、こんな所で負けてもらっては困るからな」

 

 それは、拓也とレックスの二人であった。

 

「ありがとうございます! 二人のお陰で、優勝出来ました!」

 

 拓也とレックスの二人に感謝の言葉を述べたバンは、次いで、ジンから教えてもらった、山野博士の居場所を示している位置情報を二人に話すのであった。




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